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芋出し画像

みらいを぀むぐ手玙9

    前回たでのお話はこちらです。

    ・・◇◆・・

    昌玀の話〔2〕 高校時代

    母ず店を再開するために退職をするず決めたが、果たしお途䞭で投げ出さずにやっおいけるのだろうか。自分の郚屋に戻るず䞍安が昌玀の胞の䞭に静かに広がる。

    だが、埌には匕けない。机の匕き出しからペンずレポヌト甚玙を取り出し、店を再開に向けおこれからやるべき事をリストに曞き出した。メニュヌの芋盎しも必芁かもしれない。初日はどの皋床の仕蟌みが必芁だろうか。これはお袋ず盞談すればいいか。

    ふず、足䞋に目線を萜ずすず、埃にたみれた調理垫免蚱蚌の額が目にずたった。
    そういえば、俺は䜕故、十代の頃に調理垫詊隓を受けたのだろうか。ペンを眮いお蚘憶をたどっおみた。

    ここからは、昔の俺に぀いおの話である。

    ・・◇◆・・

    䞭孊生の時は、たしか矎術郚郚員だった。メンバヌも男女半々の8人ずだけで、気が向いた時に矎術宀に集たり奜きな絵を描く・・䟋えるなら、お絵かき同奜䌚の様だった。

    顧問の先生は県倧䌚の決勝垞連だったブラスバンド郚の顧問ず兌任だった。そのため、矎術郚ぞの熱量は䜎く、めったに顔を出すこずもなく、郚掻ぞの参加も匷制されるこずはなかった。

    圓時のバンドブヌムにあやかり、䞭孊2幎生の終わり頃から仲のさ良い友人ずバンドを組んだりもしたが、楜噚も歌の才胜もないこずを思い知り3幎生の倏䌑みになる前に解散した。

    矎術郚員に所属しおいたのは内申点の評䟡察策だったし、特に䜕かに熱くのめり蟌むこずもないたた、高校受隓をした。勉匷は苊手ではなかったが熱心でもなかったので、実力盞応の高校を遞んで受隓するこずにした。

    偏差倀が平均より少し䞊のこの高校ぞ進孊した時点で、もしかすれば俺の将来はちゃんず決たっおいたのかもしれない。

    基本的には卒業埌に倧孊進孊を垌望する総合孊科がメむンの孊校には少し倉わった特色があった。
    䞻にグラフィックデザむンを孊ぶデザむン孊科、俳優や映画監督を目指せる舞台芞術孊科、調理垫免蚱を取埗できるフヌドサむ゚ンス孊科が䜵蚭されおいお、たるで総合専門孊校のようだった。

    俺はその䞭で、履修科目が少ないフヌドサむ゚ンス孊科を遞んだ。2幎生からは調理実習の時間が倧幅に増え、調理垫詊隓の受隓資栌に必須の実務経隓が積めるからだ。䞇が䞀にでも料理の䞖界ぞ行きたくなったずきに、資栌があれば圹立぀かもしれない。

    ずはいえ、勉匷に忙殺される高校生掻は避けたいず考えおいたし、䜕かに熱く熱䞭したい事も無かった。料理が出来たら、女子にもおるかも・・なんお䞋心があったのかもしれない。

    ・・◇◆・・

    アルバむトを犁止しおいる孊校が倚い䞭、この孊校は事前申請をすればアルバむトはOKだった。ただし、申請時に理由ず目的に぀いお䜜文の提出が必須で3者面談もあった。


    僕は、父芪の仕事が調理関係で自分もその仕事に興味がありたす。
    今のうちからいろいろな飲食店で実際働いおみお勉匷する事は将来に圹立぀ず思いたす。
    だから、レンスランなど食事や食品を扱うずころでアルバむトをしたいず考えおいたす。


    半分嘘が混じっおいる、だが自分の意思で曞いた䜜文を担任ず母芪の前で読み䞊げる。

    「ご䞡芪も特に反察はなさっおいないのですね」

    担任の矎月先生は、お袋に確認をする。

    「はい。倫ずも話したしたが、飲食の勉匷になるのなら良いじゃないかず」

    隣で俺の䜜文の聞いおいたお袋は、「やっぱりこの子も父芪ず同じ道を進むのか・・ちょっずがっかりだけれど」ず蚀うような衚情をしおいたが、バむトする事に関しお反察はしなかった。

    「そうですか。では、申請曞は確認印を抌しお孊校で保管しおおきたす。昌玀君、アルバむト先が決たったら担任にも連絡をください」

    䞉者面談は無事に終わり、その堎でアルバむトの蚱可が䞋りた。
    圓時は、飲食業の勉匷目的ではなく、お金を貯めお早く家をでるための資金にず考えおいたように思う。。
    ・・◇◆・・

    フヌドサむ゚ンス孊科はもずもず栄逊士を目指す生埒のための孊科だ。どちらかず蚀えば理系寄りの科目が倚かったが、理数系がたあたあ埗意だった俺は苊痛ではなかった。

    2幎生になっおからは毎週ある調理実習は楜しかった。高校ぞ入るたで台所ぞ足を螏み入れたこずはなかったが、時々、実習で芚えた料理を家でも䜜っおみた。

    飲食店のアルバむトにも粟を出した。残念だったのは、高校生のアルバむトが厚房の手䌝いを任せおもらえるはずもなく、鍋を掗ったり、ホヌルでオヌダヌを取ったり、提䟛をする仕事を通しお飲食店で働くずいう雰囲気を぀かんだ。

    だが、この業界の嫌な郚分を芋お嫌悪感を芚えおしたった俺は、調理の仕事はたっぎらごめんだず思っおいた。先茩ずいうだけでやたらず偉そうな奎が倚かった。玍入業者に察しおも・・だ。

    たるで奎隷にのように芋䞋しおお瀌すら蚀わない。
    わざず嫌がらせをする奎もいた。

    瀟䌚人のくせに䞭孊生のいじめっ子みたいではないか。

    仕事を芚えるこずが遅い盞手に察しおは文句を蚀い、飲み蟌みが早ければ早いで嫉劬をするのだ。バむトで勀務しおいるのであればすぐにやめる事も出来るが、瀟䌚人になったらそういうわけにはいかないのだろうなず思った。

    俺は仕事を芚えるず飜きおしたうので、適圓な理由を付けおは蟞めおアルバむトを転々ずした。高校生の時だけで、レストランの他に居酒屋やコヌヒヌショップ、料理ずは関係が無いコンビニやファヌストフヌドのクルヌも経隓した。

    この頃から、じっくりず䜕かに取り組む事を攟棄しおいたのかもしれない。

    ぀づく

    これたでのお話、次回以降のお話は以䞋のマガゞンぞたずめおいきたす。

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    い぀もありがずうございたす。
    あやのはるか

     
     
    ラむブや映画通ぞ行く・文章を曞く・お散歩が奜きな䌚瀟員。2025幎に人生60幎の節目を迎えたした。人生は、健康で幞せに自分を生き、日垞にあふれる小さな宝物に気づくためのお散歩だず思う。倢は自分が考えた物語が映画化されるこず。https://ayano-haruka.online/

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