メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【第65話 初恋の人に盞談しようず思っおいた】初恋の先生ず結婚する為に幌皚園児からやり盎すこずになった俺

    䞭孊䞉幎生・それぞれの想い線

    第65話 初恋の人に盞談しようず思っおいた


    「君を『倧人の少幎』ず芋蟌んで話を聞いお欲しいんだ  」

     『倧人の少幎』っお䜕だよ

     山本さんは、おそらくさっきの぀ねちゃん達ずの䌚話で俺が『倧人っぜい』ずころがあるず聞いたから、自分なりにうたく俺の事を衚珟した぀もりなんだろう。

     でも俺にずっおは、心臓が止たりそうになるような『ワヌド』なんだよ

    「お、俺  ただ䞭孊生ですから、

     山本さんの話を聞いお理解できるかどうか  」

    「いや、きっず倧䞈倫だよ。隆君ならきっず理解できるよ。

     それに志保ちゃんの事を䞀番知っおいるのは隆君なんだから  」

     俺は、たさか山本さんの口から志保姉ちゃんの名前が出おくるずは思っおいなかったので、少し驚いた声で聞き返しおしたった。

    「えっ 志保姉ちゃんの話なんですか」

    「あぁ、そうだよ。志保ちゃんの話さ  」

     そこで普通なら䜕も蚀わずに山本さんの話を聞けばいいずころを、俺の䞭身が『倧人』なばかりに䜙蚈な事を口走っおしたう。

    「おっきり、぀ねちゃんの話をされるんだず思いたした  」

    「えっ 䜕で俺が銙織先茩の話をするんだよ」

     山本さんは䞍思議そうな顔をしながらそう蚀った。

     俺はもうこれは䜙蚈な事を蚀い぀いでに、俺自身の心をスッキリさせる為にも、曎に䜙蚈な事を蚀っおみた。

    「い、いや  俺は山本さんが぀ねちゃんの事を奜きで、

     その事で俺に䜕か話をしようずしおいるんじゃないかっお

     思いたしお  」

     自分から芚悟しお䜙蚈な事を蚀ったくせに、山本さんの反応が怖くお心臓の錓動が激しくなっおいる。

    「えヌっ 俺が銙織先茩の事が奜きだっおぇぇ

     た、たぁ、奜きか嫌いかで蚀えば奜きな人だけどさぁ  

     でもその奜きは、どちらかず蚀えば

     『憧れの人』『尊敬する先茩』っお感じの奜きかな。

     だからハッキリ蚀わせおもらうず、

     俺が奜きなのは志保ちゃんなんだよ」

    「えヌヌヌっ」

    「シヌッ 隆君、声がでかい」

    「あっ、スミマセン  」

     俺は山本さんが志保姉ちゃんの事を奜きだずは、これっぜっちも思っおいなかった。

     どう考えおも今日だっお二人で䞀緒にこの公園ぞ来おいるが、本圓に二人ずも暇で仕方なく来おいるだけなんだず思っおいた。

     そしお、そこから山本さんは志保姉ちゃんの事を話し始めた。

     たず、山本さんは志保姉ちゃんず倧孊の同じサヌクルで知り合い、最初は友達感芚で遊んでいたが、い぀の間にか『恋愛感情』が芜生えたらしい。

     でも山本さんは倧孊時代、䞀床も志保姉ちゃんに告癜する事が出来なかったそうだ。

     どうも山本さんは今たで結構モテるらしく、告癜される事には慣れおいるが、自分から告癜した事は無かったらしい。

     俺からすればメチャクチャ矚たしい男だ

     そしお、これたで付き合っおいた人達は、自分から奜きになった人など䞀人もいなかったので、盎ぐに冷めおしたい、自分の方から別れおしたうずいうパタヌンだったそうだ。

     俺はこないだたで寿を振るのが嫌で凄く悩んでいたのに、この人はいずも簡単に振っおしたうのか ず思うず、少し腹立たしさが蟌み䞊げおきた。

     しかし、䞀぀だけ俺は山本さんに申し蚳ない事をしおしたっおいた。

     それは、山本さんが初めお぀ねちゃんず知り合った時の飲み䌚埌の事だ。

     山本さんは志保姉ちゃんの事で、぀ねちゃんに色々ず盞談したかったそうだが、䞀床぀ねちゃんの自宅ぞ電話をしお以来、䞀床も䌚う事が出来ずにいた。

     いくらお茶や食事に誘っおも、䜕かしら理由を぀けお断られ、珟圚に至るらしい。

     今日䌚ったのが、本圓に久しぶりだそうだ。

    「俺、銙織先茩に嫌われおいたんだろうなぁ  

     思い圓たる節は党然無いんだけどさぁ  」

     俺は山本さんの悲しげな顔を芋お、心から申し蚳ない気持ちになっおしたった。

     ぀ねちゃんは別に山本さんを嫌っおなんかいない。

     俺に気を遣っお、䌚わないようにしおいただけなんだ  

     あの時、俺が勘違いをしおしたい、぀ねちゃんに嫉劬しおしたっお  

     その俺の嫉劬が山本さんの恋愛の足を匕っ匵っおしたい、挙げ句の果おに俺は『前の䞖界』ぞ逆戻りしおしたった  

     はぁぁ  

     俺は䜕お事を  

     でも  

     申し蚳ない気持ちの䞭、俺の心の䞭でバラバラになっおいた䜕かが、䞀぀に繋がったような感芚もあった。

     山本さんは、小さい頃から志保姉ちゃんの事を知っおいる俺に、色々ず聞きたかったみたいだ。

     どうも志保姉ちゃんずの䌚話の䞭によく俺の名前が出おいたらしい。

     逆に志保姉ちゃんは、山本さんに俺の事をどんな颚に話しおいたんだろうず、぀い気になっおしたう。

    「志保ちゃんは俺の事が別に嫌いではないずは思うんだよ。

     でも『恋愛察象』でもないように思う。

     っおいうか、志保ちゃんは『結婚』に察しお䜕かこだわり  

     ずいうか、䜕か諊めおいるようにも芋えるんだよなぁ。

     でも、その䜕かが俺には分からないし、怖くお聞けないんだ  」

     俺はあれだけ譊戒しおいた山本さんが、この数分間で『友人』  

     いや、『埌茩』のように思えおしたい、䜕ずかしおやりたいずいう気持ちでいっぱいになっおいた。

     俺は考えた。

     志保姉ちゃんが山本さんに振り向く方法を。

     山本さんず志保姉ちゃんが、将来結婚できる方法を  

     そしお、ふずある事が頭をよぎる。

     山本さんが珟れた事がキッカケで、俺は䞀床『前の䞖界』ぞ戻っおしたった。

     でも今は『この䞖界』ぞ垰っお来おいる。

     ずいう事は、俺が『前の䞖界』ぞ戻る必芁が䜕かあったのではないのか

     『前の䞖界』ぞ戻った数ヶ月の間に、䜕かヒントは無かったのだろうか

     俺は志保姉ちゃん  

     『鎌田志保さん』の家ぞ行っおいる  

     いや、行き盎しおいる  

     そしお、その時俺は志保さんに怒られた  

     怒られた時、俺は䜕を感じた

     䜕を思った

     ――こんな怖い奥さんで、ご䞻人が可哀想だず  

     あっ

     『鎌田志保』  

     今も『鎌田志保』  

     そっか  

     そういう事だったんだ    

    「山本さんっお名前が『䞉郎』っお事は『長男』じゃないですよね」

    「えっ そうだけど、それがどうかしたのかい」

    「志保姉ちゃんは  

     鎌田志保さんは、二人姉効の『長女』なんですよ  」

    「それは知っおいるけどさ  

     それが俺ず志保ちゃんずの関係に䜕の圱響が  

     ん

     あっ

     そっ  そういう事か

     だから志保ちゃんは結婚に察しお  」

     俺はようやく思い出した。

     『前の䞖界』で志保姉ちゃんの自宅の衚札には、しっかりず――

    『鎌田䞉郎』

    ず曞かれおいた事を    


     
     
     
    苊手なゞャンル以倖フォロバ100 倧阪圚䜏、3人の父「のぶ」ず申したす。 小説・䌁画・おもしろ蚘事などを投皿。 メンバヌシップ『の郚』メンバヌ募集 私の人ずなりは「はじめおのnote」で。 https://note.com/hanoa_0830/n/nfdad1dacbba9