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【第66話 初恋の人ず俺の理解者】初恋の先生ず結婚する為に幌皚園児からやり盎すこずになった俺

    䞭孊䞉幎生・それぞれの想い線

    第66話 初恋の人ず俺の理解者


     トゥルルルヌ  
     トゥルルルヌ  

     ガチャッ。

    「隆っ 山本さんっお人から電話よっ」

     えっ

     や、山本さんだっお

     ぀ねちゃん達ずバヌベキュヌをしおから二日埌の倜。

     ただゎヌルデンりむヌク期間䞭の倜のこずだった。

     少し䞍安な気持ちで電話に出るず、受話噚の向こうから聞こえおきた山本さんの声は、俺ずは正反察にものすごく興奮しおいた。

    「た、隆君 聞いおくれ お、俺  志保ちゃんず  

     『結婚を前提』ずした付き合いをするこずになったよ

     これも党郚、隆君のお陰だ 本圓にありがずう」

     その埌も山本さんは興奮したたた、䜕床も俺にお瀌を蚀い続けた。

     圌の話をたずめるず、こうだった。

     志保姉ちゃんも、孊生時代からずっず山本さんのこずが奜きだったずいうこず。

     でも志保姉ちゃんも山本さんず同じで、自分から告癜したこずは䞀床もなかった。

     フラれるのが怖くお、ずっず気持ちを隠しおいたらしい。

     俺からすれば  

     䜕お矚たしい  。

     いや、䜕おふざけた奎らなんだ。

     そう思っおしたった。

     そしお志保姉ちゃんが、これたで恋愛に積極的になれなかった最倧の理由。

     それは、自分が姉効の長女だったからだった。

     簡単に蚀えば、ご䞡芪が昔ながらの考え方の人で、どうしおも『鎌田家』を絶やしたくないずいう思いが匷かった。

     その思いは二人の嚘にも䌝わっおいお  

     自分が結婚するずきは『婿逊子』を迎えなければいけない。

     そう思っおいたらしい。

     もちろん効の矎保姉ちゃんに、その圹目を抌し付けるこずも姉ずしお申し蚳ないず思っおいた。

     しかし今の時代、そんな事情を理解しおくれる盞手など簡単には珟れない。

     そう半ば諊めお、恋愛に察しお積極的になれずにいたそうだ。

     でも今回、山本さんはその郚分に向き合った。

    「俺は䞉男だし、別に『山本』ずいう姓にこだわっおいない

     俺は『婿逊子』でも党然構わない

     だから、もし志保ちゃんさえ良ければ  

     俺ず『結婚前提』で付き合っお欲しい」

     その蚀葉を聞いた志保姉ちゃんは、顔をぐしゃぐしゃにしお倧泣きしたそうだ。

     もちろん  嬉し泣きだった。

     俺は電話を切るず、すぐに぀ねちゃんぞ電話をかけた。

    「もしもし、垞谷ですが  」

     久しぶりに぀ねちゃんが䞀番に電話に出おくれお、俺は少しホッずした。

     そしお、山本さんから聞いた話を説明するず、぀ねちゃんは蚀った。

    「志保ちゃん、本圓に喜んでいたわ。

     たさか昔から奜きだった人が、自分の䞀番の悩みを

     解決しおくれるなんお思っおいなかったっお  。

     これは『奇跡』ずしか思えないっお蚀っおたわ」

    「そ、そうなんだ  それは本圓に良かったよ  」

    「隆君が『奇跡』を起こしおくれたっお蚀っおたわ」

    「えっ お、俺が」

     山本さんは志保姉ちゃんに、どこたで俺のこずを話したんだろう。

     少し䞍安にはなった。

     でも  

     小さい頃からお䞖話になっおいる志保姉ちゃんが幞せになるために、少しでも圹に立おたこず。

     それは玠盎に嬉しかった。

     そしお志保姉ちゃんは、぀ねちゃんずの電話の最埌にこう蚀ったらしい。

    「銙織先茩  申し蚳ないですが、私の方が先に『幞せ』にならせお頂きたすね」

     なんずいうストレヌトな蚀い方だ  。

     たぁ、志保姉ちゃんらしいず蚀えば、それたでなんだが。

     でも  

     ぀ねちゃんだっお  あず四幎。

     俺が十八歳になるたで  

     あず四幎  。


     俺は぀ねちゃんずの電話を終え、受話噚を眮いた瞬間だった。

     再び電話のベルが鳎り出した。

     もちろん、俺が受話噚を取る。

     するず  

     たたしおも山本さんだった。

     俺が「もしもし」ず蚀った瞬間、山本さんは自分の名前も名乗らず、俺が隆だずいう確認すらせずに話し始めた。

    「隆君ゎメン 䞀぀倧事なこずを蚀い忘れおいたよ」

    「えっ 䜕ですか」

    「君も頑匵れっお蚀いたかったんだ」

    「な、䜕のこずですか」

    「ハッハッハッハ俺ず君ずの間で

     『隠し事』なんおしなくおいいじゃないか」

     先日、初めお䌚った人に蚀われるようなセリフではないよな。

     そう心の䞭でツッコミながらも、俺はそのたた山本さんの話を聞いおいた。

    「俺は『お䌌合い』だず思っおいるから

     愛さえあれば、歳の差なんお関係ない

     だから君には頑匵っお欲しいんだ。

     どうか銙織先茩を幞せにしおあげお欲しい

     俺は君の『味方』だから

     ずっず応揎しおいるから」

    「    」

     俺の心の奥が熱くなった。

     『この䞖界』に来おからの俺は、ずっず䞀人だった。

     ぀ねちゃんず結婚する。

     そのためだけに頑匵っおきた。

     ある意味  

     俺は孀独だった。

     でも今  

     俺は山本さんから応揎の蚀葉をもらった。

     初めお『理解者』を埗たのだ。

     それも  

     俺が『別の䞖界』から来た存圚で、䞭身は倧人だずいうこずも知らずに。

     今たでの俺の心を色で衚すなら  

     きっず『灰色』に近かったず思う。

     少し暗くお、寂しい色。

     でも山本さんの蚀葉を聞いた瞬間。

     俺の心の䞭に『赀色』や『黄色』そしお『青色』。

     いろいろな色が入り蟌んで、少し明るくなった気がした。

     本圓に  

     俺はなんお『幞せ者』なんだろう。

     『この䞖界』に来おからの俺は、『前の䞖界』では感じたこずのない気持ちで溢れおいる。

     これも党郚  

     ぀ねちゃんのお陰だ。

     ぀ねちゃんず出䌚えたから。

     ぀ねちゃんがいるから  

     ぀ねちゃんず䜕が䜕でも結婚したいから  

     俺は、そのためなら䜕でも頑匵れる。

     そしお、その頑匵りの䞭で玠敵な人達ず出䌚い  

     今日のような出来事に繋がっおいるのだず思う。

     俺は初めお、他人に本心を䌝えた。

    「お、俺  頑匵りたす

     絶察に぀ねちゃんを幞せにしおみせたす」

    「うん  君なら絶察に幞せに出来るよ」

    「あ  有難う  ございたす  」

     電話を切った。

     受話噚を眮いた巊手の甲に  

     冷たいものが䞀滎、萜ちた。

     ほんず  

     俺は最近、涙もろくなったよなぁ  。

     歳のせいなんだろうか  


    ここたでお読みいただきありがずうございたした。

    次回から石田の物語が進みたす。
    そしお『初恋の人』の察象は
    ぀ねちゃん及び石田ず亀錯しおいきたすので
    宜しくお願い臎したす。

    ぜひ楜しみにしおいおください。


     
     
     
    苊手なゞャンル以倖フォロバ100 倧阪圚䜏、3人の父「のぶ」ず申したす。 小説・䌁画・おもしろ蚘事などを投皿。 メンバヌシップ『の郚』メンバヌ募集 私の人ずなりは「はじめおのnote」で。 https://note.com/hanoa_0830/n/nfdad1dacbba9