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【第4.5章】召喚された異䞖界でラむタヌになりたした孊校の先生、今は育児ず原皿に远われおいたす。〜 #創䜜倧賞2025

    ▌前回のお話はこちらから


    第4.5章迷子の地図

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    「どこいったんだろ  」

     私は曞斎の匕き出しを必死で探しおいた。

     ヌヌ元の䞖界から持っおきた、家族アルバムがない。レオニスに頌み蟌んで、圌の「なけなしの魔力」で唯䞀運ぶこずができた思い出の品だったのに。

    「ママ、なに探しおるの」
     ハルトが䞍思議そうな顔で芗き蟌んでくる。
    「ねえハルト、アルバム芋なかった」
    「アルバム   ああ、あの写真がいっぱい入っおる本ね」

     ハルトの衚情が埮劙に倉わった。なにか知っおいるようだ。

    「芋た」
    「いや  」

     くちごもるハルトの芖線が、無意識に庭先を向いた。

     目線の先を远うず  さっきたで庭で遊んでいたミオの姿がない。
    「  ミオは」

    「  蚀えない  」

    珍しく頑固な様子のハルト。
    なにか事情がありそうな気配を感じ぀぀も、
    「ミオになにかあったら倧倉でしょう」
    ず、なんずか説埗する。

    「  ミオが持っおった」
    「なにを」
    「前䜏んでた䞖界の写真の、その  アルバム」
    「なんで。どこに」

     蚳がわからなくお、぀い問い詰めるように質問を投げかけおしたう。

    「ミオは悪くない」

     ハルトはむきになっお答えた。

    「ミオが、友達に『ミオにはパパがいない』っお蚀われたっお蚀うから  。いくら説明しおも誰も信じおくれないから、それで、がく、ミオに写真のこず教えた」 

    「えっ」
     頭が真っ癜になる。
    「そんなこず、ミオもハルトも、䞀蚀も」

    「  ママ、さみしい気持ちになるかなっお、思っお。倜、1人で写真芋おるこずあるでしょ  。だから、こっそり持っおった」

     なんおこずだ。確かに子どもたちの寝かし぀けがすんだあず、こっそり1人でアルバムを眺めおいた。それをたさかハルトたちが知っおいたなんお、思いもよらなかった。

     こんな小さな子どもたちに、気を遣わせおいたなんお  。

     いや、その前にずにかくミオの身の安党が最優先だ。ミオはただただ小さい。1人で出かけるなんお危険すぎる。

     でも  どこぞ向かったのか党く芋圓が぀かない。
     ハルトもその「友達」の名前たでは知らないずいうし  。

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     ず、そこぞ。
     興奮気味にやっおきたのはレオニスだった。

    「ちょりりヌすみんなげんきレオニスにヌちゃんだよ
    ねぇねぇちょっち聞いお街の北で『蚘憶の堎』が珟れたんだっおこれっおいわゆる【SSR】っおや぀じゃねどうする芋に行く」

    「ちょっず今それどころじゃ  」

    「なにその反応あ、ごめん『蚘憶の堎』のこず知らねヌか 『蚘憶の堎』っおヌのは、匷い感情・思い出をたずっおる品物から、ごくたれに生たれる空間のこず持ち䞻の蚘憶䞖界に迷い蟌んで出られなくなるから、『蚘憶の迷路』っお呌ぶ人もいるな どふしぎじゃね」

     匷い感情や思い出をたずった品物

     背筋が凍った。こんな郜合のいい話があるかずも思うが、今のずころこの話以倖の圓おもない。それに、もしアルバムがそこにあるなら、誰かが私の過去の蚘憶䞖界に迷い蟌む可胜性がある。

    「  堎所を教えお  」

    ***

     『蚘憶の堎』は、町倖れにあった。普段は䜕もない広堎だったはずが、こちらの䞖界にはない暹朚が生い茂り、霧がかかっおいる。

    「これは  日本の公園」

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     か぀お䜏んでいた家の近くの公園そっくりの颚景だった。蚘憶が実䜓化したのだろう。䞭にミオがいるの芗き蟌もうずした瞬間ヌヌ

    「ちょっず入っちゃダメ」
     埌ろからレオニスが駆け぀けおきた。

    「『蚘憶の堎』は、匷い想いを持぀人ほど危険なんだっおば」
    「でも、ミオが入っおしたっおたら  」

     その時、ミオの友だち——リナちゃんのママが慌おた様子で駆け寄っおきた。

    「ミオくんのママ 今呌びに行こうず思っおいたの。今、ミオくんずリナがこの䞭に  」

     心臓が止たりそうになった。

    「ヌヌ私が行きたす」

     レオニスが止めるのも聞かず、私は森に駆け蟌んだ。


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     䞭に入るず、景色が䞀倉した。そこは玛れもなく、日本の我が家だった。玄関、リビング、キッチン  党おが蚘憶通りに再珟されおいる。

    「ミオ リナちゃん」

     声を匵り䞊げながら探すず、2階の子ども郚屋からかすかな声が聞こえる。駆け䞊がるず、そこにはミオずリナちゃんが、半透明の「倫」の幻圱ず向き合っおいた。

    「マ、ママ  ごめんなさい  でも、リナちゃんに、ミオにもパパいるよっお教えたくお  」

     ミオの小さな手には、アルバム。

     胞が痛んだ。私が元の䞖界の話題を避けおいたせいで、䜙蚈に子どもたちを䞍安にさせおいたんだ。

    「ミオ、アルバムを貞しおくれる」

     アルバムを手に取るず、䞭の写真が茝き始めた。倫、䞡芪、友人たち、教え子たち 懐かしい顔々。

    「みんな、ごめんなさい。私、ずっず目を背けおいたした」

     心の䞭で、封印しおいた思いが溢れ出す。

    「こっちの䞖界に来お、みんな優しくお、だんだん環境にも慣れおきた  でも、それを認めるず、みんなを裏切ったような気がしお  もう垰れなくなるんじゃないかっお、怖くお  」

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     するず䞍思議なこずに、倫の幻圱が笑顔になった。

    「  ママ、パパ笑っおるね」
    ミオの䞀蚀が、心の氷を溶かした。
    「  そうだね」

     きっずみんなを䞍安にさせおるよね。心配させおるよね。ごめんなさい。垰れるのか、ずっずこのたたなのか、私にもわからないけれど。今私たちはこうしお、元気にやっおるよ  。

     アルバムを閉じるず、呚囲の景色が霞み始めた。急いでミオずリナの手を取り、出口ぞず走った。

     森を出るず、心配顔のレオニスずハルトが埅っおいた。

    「ママミオ」
    「3人ずも倧䞈倫」
    「うん、なんずか」

    「ママ〜」
     リナちゃんも、ママにワッず抱き぀いた。
     無事に再䌚できお、本圓に良かった。

    「リナちゃんママ、このたびはミオが本圓にすみたせんでした」
    「ちがうの、リナがミオくんにひどいこず蚀ったから  パパがいるなんおり゜だっお  ミオくんごめんね」
    「   倧䞈倫だよ ミオも、ちょっずだけど、パパに䌚えお、うれしかったし  」

     ハルトが、䞍安な衚情でこちらを芋る。
    「ミオ、いいな  がくもパパに䌚いたかったな  。  ママ、がくたち、い぀かたたパパに䌚えるよね」

     倫に䌚えるのか。元の䞖界に戻れるのか。正盎わからない。わからないけれど。

    「みんなにもう䞀床䌚える方法を、䞀緒に探そう。それに  」

     私は答えながら、アルバムの衚玙をゆっくりず撫でる。

    「  これからは、もう隠さない」

     その倜、家族で写真アルバムを芋た。私は䞀枚䞀枚の思い出を、子どもたちに語った。楜しかったこず、蟛かったこず、倧切な人たちのこず。

     それからは、アルバムはリビングの棚に眮いおいる。

     過去を閉じ蟌めるのではなく、今に生かす。
     そうしお、私たち家族は、新しく歩み始めた。

    続く

    次回第5章クラむアントはドラゎン様


    お楜しみに。

    召喚された異䞖界でラむタヌになりたした孊校の先生、今は育児ず原皿に远われおいたす。〜

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    曞くこず、育おるこず。教育珟堎の実践や、子ども・先生の想いを蚀葉にする仕事をしおいたす。合同䌚瀟ここらいず代衚元囜語教員蚘事執筆・取材・線集・教材制䜜3兄匟の母🍡手垳ず文房具が奜きい぀か玙の本を出したい📚 💌91428.hana@gmail.com

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