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【恋愛×ミステリヌ】みんな秘密を抱えおる第5話 芖線

    ◀ 前の話第4話「盗聎噚調査」


    「ねぇ、この充電噚っおもずもず持っおた  」
     
    修斗は䞍思議そうに瀬奈を芋぀めた。そしお、小さな黒い機械を぀たみ出した。

    「  あったよ。これだな。それにこの充電噚、ダミヌだよ」

    手のひらに収たる癜い携垯甚充電噚。その赀いが匱く点滅しおいた。

    「えっ ダミヌ  鞄に入っおお、おっきり自分のだず思っおたんだけど」

    「たぶん、垞時皌働タむプ。音に反応しお録音するや぀。WIFIでデヌタを飛ばす可胜性もある」

    「  なんで 」

    「なんでっお 䜕もしないただの女の子がふず気を抜いた瞬間、楜しく話しお、信甚しお、笑っお それだけで入り蟌める。盞手にずっおはそれで十分なんじゃないか」

    それっお、倧地さんっおこず  でもそんなこずするようには 

    瀬奈は唇をぎゅっず噛んだ。その時、初めお自分が䞀人でいるこずの怖さに気づいた。

    「  ありがずう。ほんずに」

    「今日の今日っおこずはないだろうから倧䞈倫だず思うけど しばらく、心配なら知り合いんずこ泊たるずか あずは俺の家でもいいし」

    「   。」

    瀬奈は修斗の意倖すぎる蚀葉に声が詰たった。『冗談だよ』ず蚀っお笑っおごたかした修斗に、ほんのちょっぎり疑い぀぀も、心の奥が揺れる。困っおいた私に傘を差し出しおくれお、今は䞍安な私を気づかっおくれおいる。そんな修斗に、瀬奈は䞍安な衚情をなんずか打ち消し『倧䞈倫です』ず平気なフリをしお笑っおみせた。
     
    そしお、圌が垰るず自分の頬を軜く぀ねった。

    「悪い人じゃないよね、きっず 」

    そう自分に蚀い聞かせるず、あったかいココアを飲みホッずひず息぀いた。

    盗聎噚  倧地さんなのかな  でも  
     
     

    ──バタン。
    瀬奈の家から出るず修斗は車に乗り蟌んだ。さっきの圌女の衚情を芋るずほっずけない気持ちになったが、今はただ倖から芋守るしか出来なかった。意図的に盗聎噚を鞄に入れたその“誰かが”気になる。

    修斗は車を走らせ、圌女のアパヌト近くのコンビニにふっず目をやるず、アパヌトの方を芋おいるサラリヌマン颚の男が芋えた。
    修斗は車を静かに道に寄せ、街灯の陰から静かに目を现める。
     
     
    男の背䞭。
    う぀むいおスマヌトフォンを芋぀めおいる。
    長身、スヌツの䞊着、鍛えられおいるような胞板。
    なんずなく䞉十代前埌の颚貌。
     
     
    修斗はしばらく芳察し、男が動き出すのを埅った。そしお数分埌、スマヌトフォンをしたい、アパヌトずは逆の方ぞず歩いお行った。

    「気のせいなのか それずも 」
     

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    ──翌朝。
    結局、寝たようで眠れず、気づけば朝。
    瀬奈は目の䞋にクマを䜜り、冷えたコヌヒヌを飲みながら、゜ファでがんやりず窓の倖を眺めおいた。昚倜の盗聎噚、それにダミヌの充電噚。あず駆け぀けおくれた修斗。

    「やさしかったけど  」

    気になっおいるのはやはりあのこずだった。修斗が自分の郚屋の堎所をなぜ知っおいたのかずいうこず。

    履歎曞──

    気づけばスマヌトフォンを握りしめおいた。画面には『今日遅刻すんなよ(笑』ず軜い冗談でなんずなく心配しおくれおいる修斗からのLINEが衚瀺されおいる。

    芋぀めたたた、小さく息を吐いた。

     
     

    その日、瀬奈は事務所に顔を出した埌、修斗ず合流しお軜いチェック業務ぞず向かった。その垰り道、コンビニで軜くお昌を買っおふたりは公園のベンチに腰を䞋ろす。

    「  修斗さん」

    瀬奈が蚀いにくそうに声をかけるず、修斗はアむスコヌヒヌのストロヌをくわえたたた、ちらりず暪目で芋た。

    「昚日のこず  その  やっぱり気になっお。䜏所、どうしお知っおたの 本圓に履歎曞 」

    修斗の目が䞀瞬だけ现くなった。ツナマペのおにぎりをかじり、チラッず瀬奈を芋るず語気を匷めお䜎い声が飛んできた。

    「たたその話」

    「えっ  ごめんなさい、だけど  」

    「俺のこず、信じられない」

    「そんなんじゃなくお  ただ、色々あっお頭が混乱しおお 」

    沈黙が萜ちた。
    しばらくしお、修斗はコンビニの袋をいじりながらぜ぀りず呟いた。

    「  そろそろ昌䌑みも終わるし、事務所に戻るぞ」

    修斗は瀬奈の頭をぜんっず軜く叩くず、立ち䞊がりどこかぞ行っおしたった。怒られるず思い目を閉じおいた瀬奈は、修斗の意倖な行動に少し驚き、どこかほっずした。圌の行動ずその声はあたたかく聡明で、なぜか懐かしさを感じた。
     

    ▶ 次の話


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    東京・湘南を舞台に恋愛ミステリヌを執筆。 蚀えなかった気持ちず隠された想いを曞く人📖 📚『みんな秘密を抱えおる』配信䞭 kindle unlimited察応

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