
【座談会企画】Skoop On Somebody『Discotique Nite 2025』を語る・その2
Skoop On Somebodyが2025年10月3日から10月18日にかけて、ライブイベント『Discotique Nite2025』を開催した。「ディスコ」をテーマに、ほぼノンストップで踊れる楽曲を披露するライブイベントだ。
Groovin' Fileではaoi・hari両者がこのライブを観覧したので座談会を実施することに。別公演ではあったが、互いにライブで感じたことが鮮明に蘇り、2時間半も感想を語り合っていた。
今回はライブ本編開始前のDJプレイから語り合う部分となっている。
なお、『その1』はこちら。
『Discotique Nite 2025』を語る・その2
ダンスミュージックの原点
hari:DTNは開場後〜ライブ本編開始まで、Skoop On Somebodyの地元大阪で長年DJをしているDJ SAWADAが曲をかけてたけど、そのときの紹介したい曲ってある?
aoi:じゃあちょっと2つ紹介したい話があって。1つ目は、今回19:30開場で私は少し遅れてから入ったからShazamの記録が19:45からしかなくて。履歴見てたらKool & The Gangが2回かかってて。会場いるときに「めっちゃKool & The Gangやるやん」みたいなのは思ってた。あと、もう一つがBee Geesの「Stayin' Alive」のN-Tranceのバージョン。
hari:あー、こっちでも入ってたよ!
aoi:これが結構私的にダンスミュージック原体験みたいなのうちの一つで。これを知ったのは小学校3年か4年ぐらいで。
hari:え、すごい。早い!
aoi:私が通ってた小学校の放送室にあったCDに収録されていて。何のCDかと言うと、2000年ぐらいのディズニーランドで開催されていたショウで『Club Disney』というのがあって、そこで流れている曲のコンピレーションアルバムが当時3枚出てたのね(註1)。50~60年代のオールディーズ編と、70~80年代のディスコ編、そして90年代以降のユーロビート編。DTN的にはどっちかっていうとディスコ編の方が近いんやけど(笑)、このN-Trance版の「Stayin' Alive」は90年代以降だから、ユーロビート編のアルバムに入っていて。
hari:なるほど!
aoi:私は給食の時間とかにCDをかけたかったから、放送委員を何回かやってて。そのときに自分の家のCDも持って行ってたけど、このN-Trance版の「Stayin' Alive」が収録されていたCDも結構かけたりしてて。
hari:あー!いいな~!
aoi:結構、この3枚の『Club Disney』のアルバムっていうのが、私の洋楽原体験の1つになっていて。その洋楽原体験の「最初のダンスミュージック」として、その懐かしさとかもちょっとある。この曲自体はDTN時代の音楽よりも、もうちょっと後の時代の音楽ではあるけど、ある意味、自分の中ではダンスミュージックの原点みたいなところがある。
hari:そうだったんですね。その洋楽のコンピすら完全に初耳だなぁ。
aoi:私はこんな感じやけど、hariさんは?
hari:私は「Key of Love "live at BIG CAT Jul.11.2001"」かなぁ。
hari:大阪のDJは喋るってよく言うじゃん?
aoi:うん。
hari:あのライブ音源をかけながらDJ SAWADAがデビュー前のSkoop On Somebodyとの自身のエピソードを語ってるのがよかったなぁって。今は無きミナミにあったディスコ『SOUL FACTORY』でDJしてて、Skoop On SomebodyがSKOOPだった頃にそこで歌ったりもしたという話。ラジオ等で3人が語るエピソードをSAWADAさん視点で語るのは、やはりグッとくるものがあって。
aoi:おおー!
hari:しかも私が会場入ったあとにイントロが聴こえて話し始めるわけですよ。多分オープンから10分も経ってないと思う。当たり前っちゃ当たり前だけど「おお、繋がってる!」みたいなのが嬉しかったし、あの「Key of Love」の音源めちゃめちゃ感動するじゃん。
aoi:なるほどね、私冒頭から入れへんかったから今初めて知ったわ。
ベタベタ這うようなファンク
hari:ここからライブ本編の話へと進めるけど、2曲目に「A Streetcar Called Desire」がきたのはめっちゃびっくりしたよね。
aoi:うんうん。どれぐらいの期間やってなかったのかとかわからないけど。トークボックスっていうところで、やっぱり凄いファンクだし、こういうのをもっとやればいいのに……っていうのをずっと思ってる。
hari:うん。めっちゃわかる。
aoi:うん。あとは2023年のセトリに入った「ONE NITE DRIVIN'」とかもね。そんなの、年に1回と言わず、DTNに限らずやってくれよ……みたいな。
hari:そういうのくださいって話だよね。
aoi:うん。いやぁ……でもこの曲やっぱ凄いなあ。音圧も凄かったし。
hari:身体にダイレクトにくるよね。
aoi:そう。ここまでベタベタ這うようなファンクってなかなか聴けない。
hari:聴けないというか、国内でできる人いる?
aoi:うーん……そう多くは無いよね。そして、斉藤アリアさんですよね。ここのKO-ICHIROさんとのソロ回しがやっぱ凄い。
hari: いや、アリアさんガチで超かっこよかったよ。毎年参加してるGakushiさんが忙しくてサポートで入れなかったけど、彼女にはGakushiさんのエッセンスを感じた。この人すごい!めっちゃ熱!!ヤバい!!!ってなったもん。
aoi:ホンマにこれできる人にサポートをお願いしたんやろうなって。凄い人がサポートに来たんだな、という印象ですね。
hari:あとJぺいさんとまじくんの声。あの声を添えるだけでさぁ……Jぺいさんは声が高いからこの曲と相性抜群すぎるし、まじくんの声は溶けるし。
千秋楽やなぁ
hari:そろそろ次に進みましょうということで、「Through The Night」。
aoi:これもなんか意外っていうか「そういう曲きますか?」みたいな。もちろん好きな曲ではあるんだけど、私の中ではディスコっていうよりはAcid Jazzっぽいなって印象があったから「おお!おー!」みたいな。
hari:私は「Through The Night」は生コンガだな、生コンガ強すぎるよ~!って思った。コンガ入るだけでグルーヴが気持ちよくなるからさ。
aoi:あー!うんうん。
hari:でね、横浜ではサビの「ねえDJ!♪」の部分を「ねぇJぺい!♪」ってやってたけど、大阪ではどうだった?
aoi:いや、全然覚えてない。
hari:TAKEさんが「ねえJぺい!」って歌って「僕だけ見てほしい」のところは、Jぺいさんを目隠したりした。Jぺいさんはそれに対してノリノリ。2番にはまじくんの目隠しをしてて、まじくんはびっくりしてる感じで。
aoi:(笑)。千秋楽やなぁ。
◆『Discotique Nite 2025』とは?
Skoop On Somebodyが開催する、ディスコをテーマにした楽曲で構成されるライヴイベント。SOUL/R&Bをベースとした音楽を届ける彼らだが、自身の楽曲をディスコ仕様にアレンジしたり、往年のディスコクラシックスのカバーが披露されたりと、"踊れる"ナンバーに特化したライヴとなっている。
2003年に全国ツアー形式で開催された一度きりのイベントだったが、2023年、20年ぶりに復活。その後は毎年秋の恒例イベントとして定着しつつあり、今年は東横阪のBillboard Liveにて各日2回公演で開催された。
・10月3日(金) at Billboard Live 大阪
・10月10日(金) at Billboard Live 東京
・10月18日(土) at Billboard Live 横浜
Member
TAKE (Vocal)
KO-HEY (Drums)
KO-ICHIRO (Keyboard)
知念輝行 (Guitar) ※support
小松秀行 (Bass) ※support
斉藤アリア (Keyboard) ※support
Jぺい (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Vocal, Chorus) ※support
まじくん (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Sax, Chorus) ※support
翼 (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Percussion, Chorus) ※support
Set List
NOTHING EVER CHANGES (Skoop On Somebody 『GOOD NEWS』/ 2024年)
A Streetcar Called Desire (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年)
Through the Night (Skoop On Somebody 『HELLO MELLOW』 / 2004年)
Perfume Love (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年)
きみには弱い (Skoop On Somebody 『Nice'n Slow Jam -beyond-』 / 2023年) ※1stのみ
On the Red Carpet (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年) ※2ndのみ
みずいろの雨 (Skoop On Somebody 『アメウタep.』 / 2010年) ※cover
実家暮らしのバンドマン (ウルトラ寿司ファイヤー 『NEW鰓』 / 2025年)
AHO AHO メドレー ※cover
In The Stone (Earth, Wind & Fire 『I Am』 / 1979年)
Celebration (Kool & The Gang 『Celebrate!』 / 1980年)
Aint' No Stoppin' Us Now (McFadden & Whitehead 『McFadden & Whitehead』 / 1979年)
I Like It (DeBarge 『All This Love』 / 1982年)
Jungle Boogie (Kool & The Gang 『Wild And Peaceful』/ 1973年)
Super Freak (Rick James 『Street Songs』 / 1981年)
U Can't Touch This (MC Hammer 『Please Hammer Don't Hurt 'Em』 / 1990年)
Fantasy (Earth, Wind & Fire 『All 'N All』 / 1977年)Hooray Hooray (Skoop On Somebody 『1997』/ 2022年)
SPECIAL (Skoop On Somebody 『SPECIAL』/ 2025年)
※括弧内は収録アルバム
註1) 東京ディズニーランドで2000年に開催されていたイベント『Club Disney Super Dancin' Mania』のこと。同イベントで使用されたダンスナンバーを収めたコンピレーションアルバムとして、『American Oldies』(50~60年代楽曲)、『Disco Fever』(70~80年代楽曲)、『Mega Beat』(90年代楽曲)の3枚がリリースされ、「Stayin' Alive」は『Mega Beat』に収録されている。残念ながらサブスク配信は無いが、今回の記事連載のコンセプトからは『Disco Fever』がディスコ・クラシックス導入編としてもおすすめ。収録楽曲だけでも是非チェックしてほしい。
なお、このイベントを知らなくとも、hari、aoiと同じ1990年代前半生まれであれば、小学生時代に「ミッキーマウスマーチのパラパラバージョン」が流行ったことを覚えてはいないだろうか。この曲も『Mega Beat』に収録されている。