
【座談会企画】Skoop On Somebody『Discotique Nite 2025』を語る・その1
Skoop On Somebodyが2025年10月3日から10月18日にかけて、ライブイベント『Discotique Nite2025』を開催した。「ディスコ」をテーマに、ほぼノンストップで踊れる楽曲を披露するライブイベントだ。
今回、Groovin' Fileではこのライブイベントを観に行った感想を語り合う座談会を実施。10月3日の大阪公演を観覧したaoi、10月18日の横浜公演を観覧したhari、異なる公演で同じ熱狂を味わった二人の会話は大盛りあがりとなり、座談会は2時間半に及ぶ長丁場のものとなった。
その一部始終を数回に分けて紹介したい。
『Discotique Nite 2025』を語る・その1
『DTN2025』の勢い
hari:今回、Discotique Nite2025の座談会ということですが、まず10日3日に大阪公演があったけど、aoiさんどうでしたか?
aoi:それを話すために、今LINEのトークをずっと遡ってるんですけど……直後の感想としては、今回、あまりチークタイムっていうかスロージャムが全然無かったやん。だから、ぶっ通しでグーっと突っ走ったなぁみたいな。
hari:あー、たしかに。
aoi:ただ、私はそれが結構気持ちよかった。スロージャムに関しては「無くてもいい」とは言わないけど、「全然いいじゃん、むしろそういうライブやればいいのに」ってずっと思ってて。これはちょっとDTN2025に限った話ではないんやけど。
hari:うん。
aoi:ちょっと別のバンドの話になるけど、スタレビ(STARDUST REVUE)が2001年に『No Ballads』(註1)っていう、ライヴ収録のアルバムを出していて。サブスクでも聴けるんやけど、スタレビだけじゃなくてBIG HORNS BEEのホーンセクションも入ってて。で、そのアルバムはものすごく良くて。
hari:そうなんだ。そのアルバム初耳。
aoi:スタレビってもう当然すごいバラードとかいっぱいあるわけで。普通にライブしたらそういうのも多分いっぱいセトリに入ってくるし、フェスやイベントのセトリとかでも当然その辺りの代表曲は入ってくると思うんやけど。
hari:うんうん。
aoi:でも、いわゆるバラードを一切無くしたライヴアルバムを昔出してたんだなっていうのを『No Ballads』で知って。私はそのアルバム結構好きで聴くんやけど「そういうこと、Skoopもやればいいのにな」ってずっと思ってて。それが実現したのが割とDTNやなと思ってたのね。
hari:うん。
aoi:一応、座ってる時間はあったとはいえ、今回はスロージャムが無くて。ほぼ立ちっぱなしなのが今回はすごくよかったなと……というのが、大阪公演2ndを観た直後の私の感想。
hari:私が横浜公演2ndを観た直後の感想だけど……えっと、Skoopとスロージャムって切っても切り離せない感あるじゃん。普通のライブであれ、「Nice'n Slow」はやるみたいなのあるじゃん。ちょっとなんか、メロウでエロウな時間って絶対あるじゃん。
aoi:うんうん。
hari:今回なかったじゃん。だからそれが良かったと。
aoi:そうそう。まあディスコとしてそれが「アリ」か「ナシ」かって言われたら、いや、そういう時間も必要やろうとは思うんやけれども(※)、まあ別になくても全然……ではないかもしれないけど、割とぶっ飛ばした感じでよかったなっていうのが強いかな。
※ディスコを知らない世代のため、どうしてもイメージになってしまう。
hari:うん。去年はどっちかっていうとノンストップで熱かったけど、今年は去年よりは熱くはないけど、飲まれたじゃん。勢いに。
aoi:うんうん。
hari:だからその違いだよね。去年はThe Isley Brothersの「Between the Seats」みたいな蕩ける曲もやってたとはいえ、熱さでいえば2024の方が熱い。だけど流れに飲まれる感じは2025が大きかった。絶対。
aoi:うんうんうん。
hari:それはあると思うんだ。勢いとか波とか、もう一体感すごかったじゃん。
aoi:うん。
「メモ取る余裕ないと思うけど頑張って!」
hari:aoiさんが大阪公演を観終わったときに、このライブのことを全くなにも知らない状態で私が質問攻めするというね。LINEでめっちゃ色々聞いたじゃん。
aoi:うん。よくこれセトリ言わずに押し切ったなっていう。
hari:「めっちゃネタバレしたい」ってaoiさん言ってるのに「ネタバレ、ダメゼッタイ」って返してさ、なのに質問しまくるという。それでも絶妙に超えてはいけない一線は言わないからすごい。
aoi:うん。
hari:続けて「とりあえず期待していいです」ってメッセージがきていて。10分ぐらいやりとりしてたら突然「メモ取る余裕ないと思うけど頑張って!」返ってきて、ライブ開演5分前ぐらいまでずーっと引っかかってた。
aoi:ああ、そうそうそうそうそう。
hari:「は?メモ取る余裕がないってどういうこと……?別にメモは取れるでしょう?」と思ってたけど、
aoi:ないよ。
hari:メモ取るの諦めたもん。今回ほんとに。メモを取ることを諦めるライブっていうものが存在するんだってめっちゃ驚いたもん。
aoi:いや、This is live ですよこれが。でも、それでこそ客をそこまで追い込んでこそやっぱり、ね。ステージの人っていうのはね。
hari:ほんとそれ。これぞ This is live だよ。そういう空気に飲み込んでこそだよね。人を魅了するためにステージに立ってるんだし。
aoi:うんうん。
これがDISCOだ
hari:じゃあ横浜公演を観終わった直後の話をしちゃっていいですか?
aoi:どうぞ。
hari:まず、横浜公演行った時にびっくりしたのが2人とも座席の位置がほぼ同じ感じ(※)。そこシンクロする!?みたいな。
※大阪、横浜、それぞれのBillboard Liveの座席配置は異なるが、2人の座席位置はかなり似た場所だった。
aoi:ああ、そうそうそう。
hari:KO-HEYさんとTAKEさんとJぺいさんが目の前にいるってことでしょう?でもKO-HEYさんは見えなかったという。
aoi:あ、そうそうそうそう。私もね、あんまりKO-HEYさん見えてない。
hari:そこまで一緒だったの!?
aoi:うん。見えてなかった。
hari:え、すごい。で、横浜公演が終わった後は会場から出て即aoiさんに電話っていう。しかもお酒入ってるからいつもよりも饒舌でテンション高かったし、アホみたいなこと言ってたでしょう?
aoi:めっちゃ普通にご飯食べてたけど……みたいな。でもいいよって。あのときのhariさん「これがディスコや」ってひたすら言ってた記憶がある。
hari:言ってた言ってた!私の母がめちゃめちゃディスコ通いした人で、私がブラックミュージックを聴くようになってからは思い出話を色々語っていて。なんで今でも踊ろうとするんだろう?って思いつつも羨ましくて。「ああ、こういうことか!」って意味がわかって興奮していた。
◆『Discotique Nite 2025』とは?
Skoop On Somebodyが開催する、ディスコをテーマにした楽曲で構成されるライヴイベント。SOUL/R&Bをベースとした音楽を届ける彼らだが、自身の楽曲をディスコ仕様にアレンジしたり、往年のディスコクラシックスのカバーが披露されたりと、"踊れる"ナンバーに特化したライヴとなっている。
2003年に全国ツアー形式で開催された一度きりのイベントだったが、2023年、20年ぶりに復活。その後は毎年秋の恒例イベントとして定着しつつあり、今年は東横阪のBillboard Liveにて各日2回公演で開催された。
・10月3日(金) at Billboard Live 大阪
・10月10日(金) at Billboard Live 東京
・10月18日(土) at Billboard Live 横浜
Member
TAKE (Vocal)
KO-HEY (Drums)
KO-ICHIRO (Keyboard)
知念輝行 (Guitar) ※support
小松秀行 (Bass) ※support
斉藤アリア (Keyboard) ※support
Jぺい (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Vocal, Chorus) ※support
まじくん (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Sax, Chorus) ※support
翼 (ウルトラ寿司ふぁいやー) (Percussion, Chorus) ※support
Set List
NOTHING EVER CHANGES (Skoop On Somebody 『GOOD NEWS』/ 2024年)
A Streetcar Called Desire (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年)
Through the Night (Skoop On Somebody 『HELLO MELLOW』 / 2004年)
Perfume Love (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年)
きみには弱い (Skoop On Somebody 『Nice'n Slow Jam -beyond-』 / 2023年) ※1stのみ
On the Red Carpet (Skoop On Somebody 『Save Our Souls』 / 2002年) ※2ndのみ
みずいろの雨 (Skoop On Somebody 『アメウタep.』 / 2010年) ※cover
実家暮らしのバンドマン (ウルトラ寿司ファイヤー 『NEW鰓』 / 2025年)
AHO AHO メドレー ※cover
In The Stone (Earth, Wind & Fire 『I Am』 / 1979年)
Celebration (Kool & The Gang 『Celebrate!』 / 1980年)
Aint' No Stoppin' Us Now (McFadden & Whitehead 『McFadden & Whitehead』 / 1979年)
I Like It (DeBarge 『All This Love』 / 1982年)
Jungle Boogie (Kool & The Gang 『Wild And Peaceful』/ 1973年)
Super Freak (Rick James 『Street Songs』 / 1981年)
U Can't Touch This (MC Hammer 『Please Hammer Don't Hurt 'Em』 / 1990年)
Fantasy (Earth, Wind & Fire 『All 'N All』 / 1977年)Hooray Hooray (Skoop On Somebody 『1997』/ 2022年)
SPECIAL (Skoop On Somebody 『SPECIAL』/ 2025年)
※括弧内は収録アルバム
註1) STARDUST REVUE 『No Ballads』(2001/7/25 release)
2001年5月11日、赤坂ブリッツで開催した、BIG HORNS BEEを迎えたスペシャルセッションをライヴ収録したアルバム。STARDUST REVUEの大きな特徴の1つであるバラードは一切収録されず、「と・つ・ぜ・んFall In Love」や「Get Up My Soul」に代表されるような、アップテンポでファンキーなナンバーが並ぶ。ちなみにaoiのイチオシ曲は「Syncopation Love」。