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Photo byma_r1_ko

【お題SS#片想いのロゞック】四季違い季語ずは違う季節の話

    月は東に

    玄2,000字

    「花火を芋に行ったこずがあっお。向こうに、倧きな自然公園があるじゃないですか」
    「え、あそこお祭りやっおるんだ」

     湯気の向こうで銙山さんが目を芋開く。

     䞀番奥が銙山さん。そしお朚戞さん、わたし。
     なぜこの䞊びなのか。

    「いえ、行ったのはクリスマスです。むルミネヌションが綺麗だず聞いおたんですが、花火もあっお  」
    「クリスマス」
    「むルミネヌション」

     ふたりの思わぬ倧声に、こちらが驚いおしたった。

    「誰ず」
    「誰っお  同期の癜井さんですけど  」
    「たた癜井さん」
    「なんですかたたっお。倱瀌な」
    「いや、ほんずに仲良いから。プラむベヌトでも䌚うんだ」
    「そうですね、珍しいです」

     わたしず銙山さんの䌚話に、挟たれた朚戞さんが困ったようにおしがりを握りしめおいる。

    「垭順倉えたせんか。わたしず銙山さんが䞊んだほうが」
    「そしたら間宮さんず朚戞さんはしゃべらなそうじゃん」
    「ならわたしが真ん䞭に  」
    「  いや、女性を男ふたりで挟むのはなんかすごく抵抗感ある」
    「  意倖ず玳士的ですよね」
    「俺はい぀でも玳士的だし頌れる䞊叞のはずだけど」

     䜕を蚀う、悪い倧人のくせに。そう考えお睚むわたしに、朚戞さんがぷっず吹き出した。

    「おふたり、本圓に気が合うようですね」
    「ええ  」
    「埅っお、匕くずこ」
    「私の郚䞋だった頃より、衚情も蚀動も明るく芋えたす」
    「それは  䞊叞がワヌカホリックで、諌めるのもお支えするのも倧倉でしたから」

     この人の郚䞋だった頃。
     仕事に倢䞭な姿を、䞀番近くで、毎日芋おいた頃。
     この人が远い求めるものにはなれなくおも、せめお郚䞋ずしお、その背䞭を远っおいけたら。
     そう思っおいた頃。

    「それは、申し蚳なかったです」

     眉を䞋げられお心臓が跳ねる。
     そんな衚情は、ちょっず  

    「嫌だったわけでは。むしろ  」
    「むしろ」
    「  なんでも、ないです」

     もの問いたげに銖を傟げる朚戞さんの向こう。銙山さんが、ほんの少しだけ唇を匕き䞊げた。

     ズルい。
     こんな時に、やさしい衚情をするなんお。

    「ずりあえず、食べたしょうか。朚戞さん念願のおでん屋ですし」

     銙山さんが朗らかに蚀っお、我々はおでんに箞を぀けた。


    「矎味しかったですね。ごちそうさたでした」
    「そうですね、楜しかったです」
    「はは、原䟡蚈算もやけどもなくお䜕より」

     䞊んで歩くふたりの䞊垭者。
     こうしおふたりの背䞭を芋ながら歩く機䌚は、きっずもうない。
     そんなこずを、がんやり思う。

     長かった共同プロゞェクトは終わっお、埌は珟堎察応だけ。

     こんな時間は、終わっおしたう。

    「あ、あそこでしょ 間宮さんが蚀っおたの」

     銙山さんの声に思考が途切れる。指さすのは、確かにおでん屋さんで話題にした堎所だ。クリスマスに同期ず花火を芋た、自然公園。

    「そうです」

     矎しい光景を思い出しお、無意識に蚀葉がこがれた。

    「今幎もやるかな、むルミネヌション」
    「  芋に行きたいですか」
    「え」

     どういう意味だ。
     芖界の端で、銙山さんがやれやれず肩を竊める。

    「あ、俺ちょっず電車やばそう。お先に」
    「えっ、銙山さん」

     爜やかな笑顔を残しお、䞊叞はあっさり去っお行った。
     取り残されお、ふたりで呆然ず立ち尜くす。

    「  行っちゃいたしたね  」
    「ほんずに、自由なんだから」

     思わず恚みがたしい蚀葉が出た。意図がわかるだけになおさら。

     こんなの、困る。

    「  プロゞェクト、終わっちゃいたしたね」

     蚀っおから自分で呆れる。仕事のこずばかりで色気がないず、この人ずの䌚話にい぀もがっかりしおいたのに。
     結局わたしも、仕事以倖でどう振る舞えばいいかわからない。

    「実は、残念です」
    「  残念」
    「朚戞さんず仕事をする機䌚は、もうないかもしれたせんから」

     仕事に恋をしおいる瞳。
     それがキラキラず眩しくお、どうしようもなく目を惹かれお、远加怜蚌も、䌚議資料の修正も、他郚ずの喧嘩みたいな協議も厳しい郚内調敎も、どんなこずでも関わりたかった。

     この人の仕事を、䞀番傍で芋おいたかった。

    「楜しかった、ず蚀えるのかはわかりたせんが。朚戞さんに、぀いお行きたかったです。  だから、プロゞェクトが終わっお残念です」

     もう、この人の傍には  

    「  人間関係は、職堎だけではないず思いたす」
    「   え」

     困ったような、照れたような、無防備な笑顔。
     心臓が、倧きく跳ねる。

    「もし、私が螏み蟌み過ぎおいたら  それがご䞍快なら、遠慮なくおっしゃっおください。でも私は、間宮さんずこれたで以䞊の関係になれたら嬉しいです。  仕事でも、そうじゃなくおも」
    「仕事じゃ、なくおも」

     暎れ回る心臓がうるさい。
     党身が熱くお、息が苊しい。

     惹かれおやたない匷い瞳が、真っ盎ぐにわたしを映しおいる。

     これは。
     これは  


    「  むルミネヌションず花火。今幎も、芋に行きたいですか」


     どう、答えれば。


    ****************************************************
    こちらで募集したお題を䜿わせおいただきたした。
    Temppさん、玠敵なお題をありがずうございたした

    お題に沿えおいるのかどうか  
    自信ないうえに朚戞マネの思わぬ螏み蟌みに戞惑う䜜者。
    え 終わる 終わるの 終わりそうじゃない

    次回  限定埩掻䞭の本家で行くしかなくない  

    前回のこの人たち↓
    朚戞マネの頑匵り、掚し語りに倉換されお倱敗線

    おでん屋さんに行くこずになったいきさ぀はこれ↓

    これたでの話はこちらからどうぞ☆
    TALESでも公開しおたすこのシリヌズだけならそっちのほうが読みやすいかも。
    ぜひぜひ芗いおやっおください(*Ž∀*)

    note版はこちら↓
    ※他の䌁画参加䜜もありたす


     
     
     
    創䜜物を発衚しおみたくおはじめたした。珟圚は䞻に短歌、短線掌線を投皿しおいたす。詩や俳句も ず思い぀぀、そちらはただただ。いずれは仕事の知識を創䜜に取り入れお、楜しく圹立぀コンテンツを䜜りたい野望。奜きなものを、奜きなように曞いおいきたす。よろしければお付き合いください。

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