
英検準一級の面接官に、私はマイケルをねじ込んだ|MJの魔法が解けない夜に#47
こんちくは!
本日の私のスケジュールは、我ながら実に濃厚です。
午前:英検準一級・2次面接(対面)
午後:映画『マイケル』4回目
まだ英検の正式な結果は先ですが、あまりにも強烈な「ぶちかまし」を演じてまいりましたので、この熱量が冷めないうちにキーボードを叩いています。
思えば、今年の初めに「年齢の数だけ抱負を書く」という荒行を自分に課した際、最優先事項として掲げたのが「今年中に英検準一級に合格すること」でした。そこからの私は、早朝、通勤時間、あらゆるスキマ時間を英語学習で埋め尽くしました。
5月の1次試験。真剣にテストを受けるなんて、20代の頃に専門薬剤師の試験を受けて以来のことです。
会場を見渡せば、周りの受験生が全員ネーティブ並みの語学力に見えるマジック。彼らのボロボロに使い込まれた単語帳におののき、隣の人が問題用紙をめくる爆音に「集中できない!」と心の中で悶絶する……まるで現役の大学受験生のような初々しい体験を味わいました。
手応えは「完全に落ちた」。
しかし、合格発表の日。
画面に現れたのは「合格」の二文字。しかも一級に匹敵するほどのハイスコアだったのです。
あぁ、頑張ったことは、ちゃんと報われる。
この年齢になっても、挑戦をあきらめなくて本当に良かった。
そう確信した日から、2週間後の今日に向けた「面接猛特訓」の幕が開けたのです。
朝夜1回ずつのオンラインレッスン。これを意地でもやり抜き、迎えた今朝。
緊張のあまり午前4時半に目が覚め、直前レッスンで脳を英語モードに強制起動して会場へ向かいました。
ドキドキが止まらない私に、係員が告げます。
「会場は7階です。階段へどうぞ」
……7階。
それは永遠にも思える苦行の階段でした。ようやく控え室にたどり着いたときには息も絶え絶え。
これが緊張による心拍数の上昇なのか、単なる運動不足による動悸息切れなのか判別不能。
周りの受験生たちも全員「ハァ、ハァ」と肩で息をしながら入室してくる様子は、もはや緊張感をかき消すための会場側の高度な演出にすら思えました。
そして、試験室前の廊下の椅子に腰掛ける、あの「一番緊迫する時間」。
ご想像の通り、私の脳内には彼が降臨しました。(恒例行事)
マイケル・ジャクソン。
彼はあのステージに立つために、どれほどの血の滲む努力を重ねてきただろう。だからこそ、あの完璧なパフォーマンスがある。
ひるがえって、私はどうだ。やれることは全部やった。眠くて面倒な朝も、自分に負けずにパソコンを開いた。
「大丈夫、今の私はマイケルの魔法にかかっている」
イメージするのは、あの伝説のスーパーボウル。微動だにしない仁王立ちのマイケル。
私は、あの部屋の扉を開けた瞬間から、マイケルになる。
「次の方、どうぞ」
入室した瞬間、何かが私を突き動かしました。信じられないほどの自信が湧き上がってきたのです。
面接官と軽い挨拶を交わし、本題前のフリートーク(ウォームアップ・クエスチョン)が始まります。(以下全て英語)
「暇な時は何をしているの?」
さあ、ここからは「マイケルおばさん」のオンステージです。
「私、マイケル・ジャクソンの大ファンなんです!だから時間があれば彼の歌を聴いています!」
満面の笑みで言い放った私に、面接官の目が輝きました。
「そうなの!? 映画(『マイケル』)はもう観た?」
「もちろんです! もう3回観ました!」
「ええー! すごいね!」
もう、試験であることを忘れるほどの楽しい会話。なんなら「この後4回目を観に行くんです」と続けたいところでしたが、ここで本番の試験がスタート。
この時、私の脳内で、自分を俯瞰で見ているもう一人の私の声が聞こえました。
(すげーな、こんな本番の試験会場にまでマイケルねじ込んできたよ、この人……)
自分で自分が可笑しくなり、完全に緊張のバリアが解けた私は、その勢いのままイラストの状況説明も質疑応答もノンストップで喋り倒し、ステージ(面接)を終えたのです。
オンラインレッスンでも毎回マイケルをねじ込んできた私にとって、これはもはや「必勝の常套テクニック」だったのかもしれません。
【英会話にマイケルねじ込み記事はコチラ↓】
マイケルと出会ってから、私は自分が掲げた夢を、一つ一つパズルのピースをはめるように叶えていっている気がするのです。
もちろん、現実の世界にはこれまで通り、過酷な出来事も起こるし、感情がかき乱される夜もあります。そんなものが人生から消えてなくなるわけがない。大変なこと、苦しいことなんて、山ほどあります。
でも、マイケルの魔法で世界がカラフルに見えるようになってから、その苦渋すらも「グラデーションの一色」として客観的に捉えられるようになりました。たとえブルーで灰色な出来事が降ってきたとしても、「まぁ、大丈夫か」と思えるのです。
私が必死に頑張ったという事実は変わらないし、それは誰にも汚されることはない。
出来事と、自分自身の魂との間に、綺麗に境界線を引けるようになったのだと思います。
頑張った自分へのご褒美は、やっぱり彼しかいません。
さーて、今からマイケルTシャツ着て、映画『マイケル』四戦目交えてきます!!

2次面接に臨んだ私。