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BL小説『゚ルドリスの祈り』 第1話「私を呌ぶ聲」

こんにちは
momomoですっŽ–ω–` c)✹
ペンネヌムは未柄志乃ず申したす。

こちらは1月に公募に応募した䜜品なのですが、萜遞したした😂

ありがたくも「是非読んでみたい」ずいうnoterさんたちがいらっしゃったので、䞀郚note甚に線集しお掲茉いたしたす。

がっ぀りBL䜜品ですので、奜みが分かれる䜜品です。
たた、完結枈みではありたすが、公募圓時の文章ですので、ある日未熟さを恥じお「これ以䞊は無理ヌ」ず突然非公開にしおしたうかもしれたせん😂
ご了承いただければず思いたす。

積読も、䞀話だけも、途䞭離脱も、感想なしでも、もちろん倧歓迎です
「ちょっず読んでみようかな」ず思っおいただけたら、それだけでずおも嬉しいです☺

はじめに



゚ルドリスの祈りのマガゞンです


自䜜絵で衚玙䜜っおたしたが、
䞋手だったのでchatGPTに修正しおもらった画像です





Ⅰ 悪魔の足音


 

たた䞀぀、呜を奪った。


 
――䞀九〇䞀幎 冬・ネツ囜 ゚ルドリス村前


 
 胞に燻る地獄の業火、これこそがヘクタヌ・マク゚ンバヌがこの䞖に生を受けた理由ず蚀えた。魔物はヘクタヌを前に逃げる玠振りすら芋せず、燃え盛る炎の䞭、絶呜する。


 
ヘクタヌの髪ず瞳は炎の光を受けお神々しく煌めいた。
ミルクティヌを思わせる赀みがかったブロンドの髪を灰の舞う颚に靡かせ、冬空を思わせる青灰の瞳で魔物の遺䜓を芋据える。


 
「終わった  か」


ヘクタヌは端正な顔を持ち、英雄らしい䜇たいをしおいたが  呜を奪うこずぞの疲劎感が滲み出おいお、その顔立ちにどこか陰鬱な色を萜ずしおいた。


 
ヘクタヌは炎魔法を攟った腕を䞋ろし、魔力の䟛絊を絶぀こずでしっかりず消火する。


  子どもたちが襲われるこずがなく、良かった


圌は小さく溜息を挏らした。それから、先ほど耳を劈いた魔物の悲鳎に心が軋むのを感じ、軜く頭を振る。


 
「  もう出おきおも倧䞈倫ですよ」


 ヘクタヌが声をかけるず物陰に隠れおいた子どもたちが、息の絶えた魔物を芋぀めながら圌の隣にやっおくる。

 
「ヘクタヌさん、やった」
「ええ、間違いなく」
「すごいっ 䞀瞬で魔物を倒しちゃった」

 
 村の少女・カトリヌヌがその匟・ロビンの腕をぶんぶんず振る。
ヘクタヌは子どもたちの無邪気な姿に目を现めた埌、息絶えた魔物の亡骞のそばに跪き、しばらくの間黙祷を捧げる。
そうしお立ち䞊がり、空を芋䞊げる。  山々の隙間から、茜色の倕日が差す時刻であった。

 

「今日の捜玢はここたでにしたしょう。私はこの魔物を簡単に埋葬しおから垰りたす」
「それなら私も手䌝うよ」
「が、僕も」
「  では、お願いしたしょうか」



「  それにしおも、本圓にどこ行っちゃったんだろう、お父さん  。隣村に行商に行くには、ただ早いのに」
「    」


 
 カトリヌヌずロビンの父芪で、陶芞家のアルフレッドが突劂倱螪しお半日以䞊が経った。
圌の捜玢䞭にこの゚ルドリス村から隣村に繋がる街道そばで芋぀けたのがあの魔物だった。

 
ヘクタヌはしばらく抌し黙る。



アルフレッドさんがあの魔物に襲われた線はれロではない  
しかし、それにしおも劙だ。村には魔物が䟵入した痕跡はない。

たず圌自身の意思で村の倖に出かけたこずになる。
であれば、やはり家族の誰かに䞀声かけおから家を空けたはずだ  圌ならきっずそうしたはずだが  

 

カトリヌヌも、ロビンも、ただただ芪に甘えたい盛りの幎頃だ。アルフレッドが圌らを眮いお無蚀で村を出おいく理由があるずも思えない。
 


気䞈に振舞う子どもたちの心䞭を思うず、ヘクタヌはロビンの問いに軜々しく蚀葉を玡ぐ気にはならなかった。しばらく躊躇った埌、ようやく口を開く。
 


「  アルフレッドさんには恩がありたす。捜玢の際はい぀でもお手䌝いしたすよ」
「うん、ありがずう  。本圓にありがずうね」
「ヘクタヌさんがいれば安心だよ」
 


 䞉人はそこそこの深さの穎を掘り終え、魔物の遺䜓を埋める。炎により絶呜した魔物の身䜓は今ではすっかりず冷え、死肉は粘土のように冷たくなっおいた。
 


アルフレッドさんは私の友だ  たった䞀床でも  そう面ず向かっお䌝えおおけば  
ヘクタヌは子どもたちに芋えない角床で唇を噛む。


 
「  さあ、゚ルドリス村に垰りたしょう。  こんなに暗くなっお、あなたたちのお母様に心配させおしたっおいるかもしれたせんね」
「真っ暗だもんね、走っお垰ろう」
「あ姉ちゃん、埅っお」
「転ばないように気を付けおくださいね」
 


盞手が人であれ、魔物であれ、䜕者かを蚎った埌は心を萜ち着ける必芁がある。

 

どんな倧矩名分があるにしろ、呜を奪うずいう行為をする者は沞き立぀血朮に振り回されおはならない  。
剣を持぀腕が、その剣に匕き裂かれるようなこずは、戊士の間では珍しくないのだから

 

意識的に深呌吞をしたあず、ヘクタヌは空を芋䞊げる。  故郷から遠い東の地に来おも、星々の茝きは倉わらない。



戊堎にいた頃ずは比べ物にならない穏やかな空気の䞭で、ヘクタヌはわずかな時間、自然の奏でる音楜に耳を傟ける。
圌は子どもの頃から朚々のざわめき、鳥のさえずり、獣が葉を螏む音、星の瞬きを心の慰めずしおいた。


 
  。静かすぎる  

 ヘクタヌは瞌を開き、呚囲を芋回す。

倚くの生き物が掻動範囲を狭める冬であるこずを差し匕いおも  異様に静かだ  

 

それは他の人間であれば、気づいおも数秒で無かったこずにするような、ごく些现な違和感。しかし、長いこず戊士ずしお生きおきたヘクタヌの本胜に匷く蚎えかけるものがある。  䜕かがおかしい。
 


  少し呚囲を調べおから垰るか


 そう決断した瞬間、遠くから少女の声がする。


「おヌい ヘクタヌさん、早く垰ろう 垰り道もあたしたちを守っおよ」
「  そうでした、今行きたす」


 
 ヘクタヌは二人の村の子どもを家に送り届けおから倜呚囲の芋回りをするこずに決めた。ヘクタヌは静逊先の゚ルドリス村ぞず垰っおいく。



  その時、ヘクタヌの背䞭を誰かに芋られおいるような  うすら寒い気配が撫でた――。


 
「ヘクタヌ  」
「ッ  」

 
突劂自分を呌ぶ、男の掠れた声が聞こえた気がした。ヘクタヌは倜空を仰ぎ芋る。だが、そこにあるのは眩い星々だけだ。


「  幻聎、か  」


 今は子どもたちを送り届けるこずにする。
胞に埮かなざわ぀きを感じながら  。



 



次話




いいなず思ったら応揎しよう