
信用と信頼。。。④🍀
さらなる追い打ちをかけるような出来事が来るなんて思ってもいませんでした。当時の私の心身は、ボロボロだったと思います。
それでも、子どもたちがいて、両親や兄弟、親戚が支えていてくれたことが何よりの原動力になりました。皆、どんな状況でも私のことを否定せず受け入れてくれました。「子どもたちに不安な思いを感じさせてはいけない」という一心で、必死に踏ん張っていました。周りのありがたさに気づき、人に頼ることを自分に許せたのは、今思えばご先祖様が気づかせてくれたのかもしれません。
そんな中、さらなる衝撃が走ります。
単身赴任中の夫の仕事も順調そうでようやく穏やかな生活と心身の落ち着きを取り戻しつつあると思っていた矢先のことでした。
一通の郵便物が届いたのです。
「退職に伴い、社会保険から国民健康保険へ切り替わる」という通知でした。
夫は、詳しい事情は話さず、ただ謝るばかり。単身赴任先からの引っ越しや子どもたちの保険証の切り替えも必要なのに退職したことすら家族に伝えていなかったのです。「怒るから言えなかった」では済まされない話でした。
この時、ついに彼への感情は「無」になりました。
何度も問い詰めましたし、即刻離婚とも伝えました。
しかし、彼が子どもたちの父親である事実に変わりはありません。
短時間触れ合うだけでも、父親からしか得られない愛情を受け取り、幸せそうに笑う子どもたちの姿を私は知っていました。
子どもたちは何も悪くない。
この子達の父親は、世界にこの人しかいないのです。
夫自身、人間としてやり直すべき課題があるのだと感じました。度重なる借金もやはり隠し続けてていました。もう額を聞いも驚きませんでした。
学生時代からギャンブル依存症だったという話もありましたが、真偽は不明です。ただ、利息が膨らみ、自転車操業のように借りては返す生活を繰り返していたのでしょう。
「今すぐ正すのは無理だ」と悟りました。これまでついてきた嘘は必ず膿となって出てきます。夫は「バレるまでなんとかなる」と思っていたのかもしれません。が、私たちには子供がいるのです。「その可愛い我が子に、そんな姿をさらす父親でいいのか」と問いかけました。「不器用なりに愛情を注いできたのなら、父親として頑張る姿を見せていきたいと思わないのか」と。
できれば離婚はしたくなかった。「夫が変わるチャンス」があるはずだと信じ、未来に何度も期待してきましたが、それは私の思い込みに過ぎませんでした。
私は、自分自身の人生を取り戻すために、離婚という選択を受け入れました。これまで自分にかけていた制限を手放したのです。
ずっと寄り添ってくれた母に相談すると、「ここまできたら、あとはあなたが決意するだけ。彼に全力であなたなりに向き合って支えていこうとしていた姿を私はそばでずっと見てきたから。決めた道は、今まで通り全力でサポートするから」と言ってくれました。その言葉に、背中を押されました。
私たちは皆、幸せになるために生まれてきます。決して不幸になるために生まれてきたわけではありません。誰もが、ありのままで幸せに生きることを許されている存在なのです。もともと幸せだったはずなのに、いつの間にか「結婚しているから」「子供がいるから」「お金があるから」といった、誰かが作り上げた定義に縛られていました。
私自身にも人間としての課題があり、私にしか乗り越えられない壁があるのだと感じています。今回のことは本当につらい出来事でしたが、決して不幸な経験ではありませんでした。 だからこそ、離婚という道を選んでも、彼には一人の人間として成長し、幸せに暮らしてほしい。そう心から願えるようになったとき、私は前を向いて歩き出すことができました。 私のこれまでの歩みや、この決断に至るまでの詳細な想いについては、[こちらの記事](https://note.com/gifted_seal1356/n/n40673503b7fa)にも綴っています。もし、同じような境遇で悩んでいる方がいれば、ぜひ一度読んでみてください。どんなに暗い夜でも、明けない夜はありません。あなたが心穏やかに過ごせる日が来ることを、心から願っています。