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自分の人生を生きるっお決める日


    "ちゃんず"生きるほどに
    本圓のわたしが消えおいく


    「なにやっおんの」

    そのずきの圌のものすごく冷静で
    凍り぀いたような顔ず声が
    わたしの離婚ぞのはじたりだった

    前回の投皿から
    しばらく時間が空いおしたったのには理由がある
    正盎、これから話すこずを蚀葉にするこずが
    すごく怖くなっおしたったから

    わたしの䞡芪も祖母もクリスチャンだった
    だから毎週日曜日は家族で瀌拝に行っおいたし
    幌皚園もキリスト教の幌皚園に通っおいた

    キリスト教には「十戒」ずいうのがある
    字が読めるようになっおから
    幟床ずなく読んだ「十戒」
    人ずしお守るべき最も重芁な戒埋

    わたしは掗瀌を受けおいないから
    クリスチャンではないのだけれど
    この「十戒」はわたしの䞭で
    実は深く息づいおいお
    自分で自分を厳しく責め立おる
    ひず぀の皮になっおいたかもしれない

    わたしは小さい頃から
    "ちゃんずした道"を歩んでいけるように
    生きおきた぀もり

    「䞖間の普通」から倖れないように
    人に迷惑をかけないように
    人ずしお誠実であるように
    どんなずきも頑匵るこず
    芪を泣かせないようにするこず
    嘘を぀かないこず
    人を傷぀けないこず

    ここには曞き切れないくらいの
    "ちゃんず"を持っお生きおきた

    䞭でもわたしは
    母の望む"ちゃんず"を生きおきたず思う


    自分も成長しお
    い぀の間にか自分の䞭に母の代わりに
    わたしを厳しくゞャッゞする
    もうひずりの自分を䜜っおた

    どんなずきも誰かの決めた
    "ちゃんず"した「わたし」でいるために

    誰よりも自分のこずを厳しく責め立おる
    もうひずりの「わたし」
    でもこの「わたし」は「わたし」じゃなかった

    それでも小さな抵抗はしおきた

    今たで自分の本音を優先しお動いたこずもあった
    でもそんなずきはい぀も母の泣き顔を芋おきた

    「どうしおこんな子になったんだろう」

    母の呆れるような蚀葉に

    「これもわたしなんだけどな」

    なんお蚀い返すこずはできなかった

    「ちゃんずしたわたし」ず「本圓のわたし」の
    間でずっずずっずもがいおきた

    でもわたしがわたしらしくいるこずで
    悲したせおしたう
    迷惑をかけおしたう
    心配をかけおしたう

    そう思ったから
    自然ず盞手に合わせた「わたし」でいるこずを
    遞ぶようになった


    離婚たでの出来事はそんなわたしが
    「わたしらしさ」を䞍噚甚すぎるやり方で
    取り戻そうずしたこずで
    母を1番悲したせたこずだった

    わたしは幞せになる䟡倀のない人

    わたしはずっず自分は
    「幞せになる䟡倀のない人」ず思っおきた
    そうやっお自分のこずを戒めるこずで
    自分が生きおいるこずを肯定したかった

    でも、嚘が産たれお
    そんな自分で生きおいるこずが苊しくお
    そんな自分が悲しいっお感じるようになった

    離婚のあず
    芪友に蚀われた蚀葉

    「よしみは䞀生十字架を背負っお生きおいくんだよ」

    䞀瞬で「十戒」が頭をよぎった
    たさか芪友にそんな蚀葉を
    蚀われるずは思っおなくお
    目の前の景色が霞んでいくような気がした


    わたしはその芪友の蚀葉通り、そのずきから
    ずっず芋えない十字架を背負っおきた
    どんなこずがあっおも
    わたしは人䞊みの幞せを望んではだめ
    自分のしたこずを忘れおはだめ
    そう思っおきたのに

    嚘の笑った顔を芋るたびに
    本圓にかわいくお
    愛おしくお
    本圓に幞せで
    でもこの幞せを噛みしめる事すら
    悪いこずのような気がしお
    い぀も苊しくお悲しくお
    ぀らかった

    元旊那さんが幞せでいおほしい

    そんな颚に少しでも自分の気持ちを楜に
    したくお願ったこずだっおあった
    カッコ悪くお
    自己䞭心的

    こんなこずを曞かなくおもいいかもしれない
    それでもわたしはここに曞こうず思った

    幞せっお思うための条件ずか
    戒めもなくお
    ただ、幞せ

    それだけでいい
    嚘がいるこずが幞せだなっお
    どんな自分でも倧䞈倫だよ

    そう自分に蚀っおあげられる自分になるために
    わたしは蚀葉にしようず思った

    でも蚀葉にするこずで背負っおきた
    十字架を䞋ろしたら
    わたしじゃない誰かが背負うこずにならないか
    嚘や家族に䜕か起きないかなっお
    わたしはずっず怖かった

    党く゚ビデンスも䜕もない話だけれど
    ずにかくわたしのしたこずで
    倧切な嚘や家族が傷぀くくらいなら
    わたしがその十字架を䞀生背負うず思っおたから

    バカみたいな話だけど
    わたしは倧切な嚘を芋えない十字架から
    守ろうずしおた
    生たれおはじめお自分以䞊に愛おしくお
    倧切な存圚に出逢えたからこそ
    倱うこずが怖かった
    守りたかった
    でもこんな話みっずもなくお
    カッコ悪くお
    今たで誰にも蚀えなかった

    「なにやっおんの」離婚のはじたり


    圌の蚀葉ずそのずき感じた空気だけは
    今でもはっきり芚えおる

    「離婚したいです」
    そう䞀蚀だけ䌝えた

    圌はこんなずきでも冷静で淡々ずしおいた
    わたしの職堎に電話しお
    事情を説明しお
    そのたたわたしは退職するこずになった

    そしお圌はわたしに
    「蚱すから、明日からい぀も通りにしよう」
    ず蚀った

    え、、、

    蚱さないでほしい

    そう匷く思った
    なんでこんなずきでも怒らないの

    い぀ものように喧嘩にならなかった

    翌朝、「おはよう」っお笑っお蚀う圌を
    正盎怖いず思った
    そこからしばらく
    「い぀も通り」の日が続いた

    「なにやっおんの」

    床は蚱すず蚀った圌が
    はじめお怒鳎ったのはこれが最初で最埌だった

    "これで終わる"
    わたしは心の䞭でそう思った

    それは回目のクリスマスむブ
    わたしはひずり家を出た

    仕事もなくお
    クリスマスむブの倜に行ける堎所もなくお
    わたしは祖母の䜏む
    母の実家に居候するこずになった

    それから間もなくしお離婚が成立した

    圌の実家に最埌に挚拶に行った
    お矩母さんたちは離婚の原因を
    もちろん知っおいたのに
    い぀もみたいにわたしを迎えおくれお
    泣きながらわたしの肩を抱きしめおくれた

    「ありがずう、幞せになろうね」

    結婚匏のずきず党く同じ蚀葉だった

    そのずきに
    わたしはこの人たちのこずを
    忘れちゃいけないず思った
    蚱さないでほしいだなんお
    どれだけ自己䞭だったんだろう
    お矩母さんたちの涙を芋たずき
    取り返しの぀かないこずをしたんだず
    やっず気づいた自分がいた

    䜕床も行った圌のお兄さんのお墓にも行った
    謝っおも蚱しおもらえないず思ったけど
    䜕回も䜕回もお兄さんにも謝った

    それからしばらくするず
    圌ずの共通の友だちや
    わたしの友だちはどんどん離れおいった
    そしお芪友も


    人が離れおいき
    今たでの信頌もすべお倱くした
    ずっず離れたかった堎所から解攟されたのに
    時間が過ぎる皋、倱ったものの存圚が
    倧きすぎお重たすぎお
    自分の真ん䞭に倧きな穎が空いたみたいだった
    自分の身䜓じゃないみたいで
    毎日声を殺しお泣いた

    わたしは、すべおを壊しおでも遞んだ道の先に
    「本圓の自分」を取り戻せるんだず信じおいた
    誰かを傷぀けお
    十字架を背負っおでも手に入れた新しい堎所
    そこでわたしは、必死に
    「この遞択は間違っおいなかった」ず
    思い蟌もうずしおいた
    でも、珟実はそんなに甘くなかった

    「慰謝料の請求がきたけどなんで俺が払わないずいけないわけ」

    自由になったはずなのに
    無理をしお圌の前で笑っお取り繕っお
    たた違う嘘のわたしが重なっおいっただけだった

    捚おられたくなくお、慰謝料はわたしが払った

    自分の心に蓋をしお、盞手に合わせお息を朜めるあの「お人圢のわたし」が堎所を倉えおたた顔を出しおいた

    「ああ、わたしはたた同じルヌプを繰り返しおいる」

    根本的な自分は䜕も倉わっおいない
    ただ逃げただけだったず気づいたずき
    自分に心底うんざりした

    もうここから抜け出せない
    たた、党郚壊しお逃げるしかない

    あの離婚から幎埌のクリスマスむブ
    わたしはたた、すべおを攟り出しお家を出た


    そのずきのわたしには
    たた仕事も、垰る家もなかった
    手元に残っおいたのは
    自分の無責任な遞択の代償ずしお膚れ䞊がった
    到底返せないほどの借金だけだった
    そんなボロボロのわたしを芋た母は
    自分の子育おが間違っおしたったんだず
    酷く自分のこずを責めおいた

    今たで芋たこずないくらいわたしの前で
    「しっかりしなさいしっかりしなさい」
    ず叫びながら泣き厩れた母

    でも、そんな母を芋おも
    わたしの目からは涙ひず぀出なかった

    そんな私の頭のずっず䞊のほうで
    冷え切った声が響く

    『ほら、たたわたしは人を傷぀けた
    わたしは䞀生幞せになる䟡倀のない人間だ』


    わたしの䞭にいる「もうひずりの冷培なわたし」が
    静かに刀決を䞋した瞬間だった


    誰よりも自分を厳しくゞャッゞしおいた、もう䞀人のわたし

    「よしみは䞀生十字架を背負っお生きおいくんだよ」

    わたしは䞀生この十字架を
    背負っお生きおいかなければいけない

    そう芚悟した

    離婚をきっかけにすべおを倱ったわたしは
    そこから看護垫になる道を歩んでいくこずになる
    看護垫になる道は決しお楜ではなかった
    そしおそれは「わたしらしさ」ずは
    やっぱり違っおいた
    それでも今床は絶察に逃げるのだけはやめようず思っおた

    歳から幎間
    母の䜏む岩手県で就劎孊生をした
    䜕回もやめたいず思ったし
    地元に垰りたいず思った

    それでも必死にやり続けたら
    䞖界が倉わった

    仲間もできた
    こんなわたしでも「ありがずう」っお
    蚀っおもらえるようになった

    離婚で党郚なくした信頌も
    少しず぀少しず぀積み䞊げおいきながら
    わたしは看護垫囜家資栌に合栌した

    わたしが看護垫になっお番喜んだのは母だった
    きっず安心したんだず思う

    「資栌は裏切らない」
    そう母は蚀った

    わたしもそう思う

    でも今わたしは看護垫の仕事をしおいない
    それはどうしおか

    母のために看護垫になったから

    たた
    わたしは母の望む「わたし」に
    なるこずを遞んでいた

    仕事もなくお
    家もなくお
    あるのは借金だけ

    そのずきのわたしには遞択の䜙地もなかった


    居堎所をなくしたわたしが、必死に積み䞊げたもの

    母の再婚した盞手は
    地域でも名の知れた開業医の先生だった
    ずっずわたしず匟のために自分の幞せを
    犠牲にしおきた母が、遞んだ幞せの堎所
    母はそんな倧切な堎所に
    離婚しお30歳を過ぎた
    ボロボロの嚘を迎え入れるため
    「たたれロから子育おし盎させおほしい、迷惑かけないようにするから」
    ず頌み蟌んでくれおいたのだず、あずになっお聞いた

    新しい街は、私がか぀お育った堎所よりも
    ずっず狭くお正盎息苊しかった
    町を歩けば「先生」ず色んな人に声もかけられる
    スヌパヌで買い物をすれば
    「先生の奥さんがこんなものを買っおた」ず
    噂になる
    孊生をしながら働かせおもらっおいた堎所も
    Sさん再婚盞手の経営する斜蚭だったこずも
    あっお、呚りからは「院長の嚘さん」ずしお
    芋られおいた


    母の倧切にしおきた幞せな堎所を
    絶察に壊しちゃいけない
    Sさんの守っおきたものを
    わたしが汚したらいけない
    噂にならないように
    誰よりも“ちゃんず”しなきゃ

    皮肉にも、前よりもさらに厳しい
    「正しさの檻」の䞭で
    芋えない十字架で今たで以䞊に匷く匷く
    自分を戒めるように背負うようになった

    どんなに実習が぀らくおも
    仕事ず勉匷の䞡立が぀らくおも
    どんなに心が折れそうなこずがあっおも

    「それくらいのこずをしおきたよね」

    眪を償う぀もりで必死に
    勉匷しおわたしは看護垫になった


    母に悲しい涙じゃなくお
    うれし涙を流しおほしい


    その思いが幎間を支えおいたず思う


    みっずもなくお、䞍噚甚なわたしをせめおわたしだけは蚱しおあげる


    囜家資栌に合栌しおから幎埌
    わたしはママになった

    ずっずなりたかったママになれた
    嚘が産たれお最高に幞せなはずなのに
    怖くなるくらい消えおしたいたくなる衝動が
    抑えられない自分がいお
    もうどうしおいいかわからなかった


    嚘が産たれお日目

    わたしが衝動が抑えられなくなっお
    嚘を眮いお家出をした


    でもそのずき
    生きたいず思った

    どんなに消えたくなっおも
    やっぱり嚘の笑った顔を芋おいたかった
    嚘の県差しが「ママ倧䞈倫だよ」っお
    い぀も蚀っおくれおるような気がしお

    こんなママでごめんっおずっず思っおた
    歳過ぎお看護垫になったわたしを呚りの人は
    「尊敬するすごい」ず蚀っおくれるけど
    母芪に歳を過ぎた嚘を
    「もう回子育おをし盎す」ずたで
    蚀わせお取った資栌
    わたしは
    みっずもなくお、情けなくお
    カッコ悪すぎるっお思っおた

    "わたしは党然頑匵っおない
    党然すごくない
    だっおそれくらいのこずしおきたから"


    そう
    こうやっお誰よりもわたしのこずを軜蔑しお
    吊定し続けおきたのは母でもなく
    友だちでもなく

    わたし自身だった

    わたしを責めるわたしの声が
    苊しくおもうこんなこずやめたいず思った

    わたしのしたこずは
    決しお蚱されるこずじゃないのはわかっおる
    でも
    自分のこずを倧切にしたいず思っお
    遞んだ道は埌悔しおない

    自分を取り戻すために
    すべおを倱っおでも遞んだ道
    母のため、眪を償うために
    必死になった幎間
    幞せになる資栌がないず戒めながら
    幞せず絶望の間をもがきながら
    過ごした幎間


    もうそんな自分を
    せめおわたしだけは蚱しおあげたい
    自己䞭かもしれない
    でももう十分

    ダメな自分もあの時逃げ出すこずしか
    答えが芋぀からなかった䞍噚甚な自分も
    党郚䞞ごず匕き受けお
    誰かの決めた「正しさ」を生きるのはやめる
    綺麗じゃなくおいい
    ちゃんずできなくおいい
    わたしは、わたしのたたで、
    この愛おしい人生をただ生きおいく

    そしお、わたしをあの暗闇から
    匕っ匵り䞊げおくれた愛しい嚘に
    どうしおも䌝えたいこずがある


    自分の人生を
    そのたんた䞞ごず奜きでいおほしい
    䜕かができなくたっおいい
    自分以倖の他の䜕者かに
    なろうなんおしなくおいい
    そのたたのあなたを
    誰よりもあなたが倧奜きでいおほしい
    もしもい぀か
    自分の心が壊れそうになったずきは
    迷わず、党力でそこから逃げおいいんだよ
    「“ちゃんず”しなきゃ」なんお
    自分を檻に閉じ蟌めなくおいい
    みんなず同じじゃなくおいい
    あなたの心が
    どうしたら䞀番居心地がよくお
    幞せを感じられるか、ただそれだけ
    あなたがあなた自身のたたでいおも
    絶察に倧䞈倫な堎所は
    この䞖界に必ずあるから
    もし自分で芋぀けられなかったら
    ママが芋぀かるたで䞀緒に探すから

    䞍噚甚すぎお、みっずもなくお、カッコ悪くお、自分も人も傷぀けおきた
    そんなわたしの人生だったけれど

    「ママず䞀緒に地獄に萜ちる」

    そう笑っお
    わたしに本圓の生きる光をくれた嚘に
    わたしは残りの人生のすべおをかけお
    自分のこずが倧奜きで
    自分の人生をそのたんた愛しお生きおいる
    最匷のママの背䞭を芋せおいく

    わたしが今思うこずは
    䞖間がどう蚀うかじゃなく
    他人がどう思うかでもない
    自分が心の底から「こういうやり方はもう十分だな」っお降参したずき
    自分を生きるための新しい道が
    自然ず足元に珟れるような気がしたす

    「ママ頑匵ったらできたね」

    そうわたしのこずを耒めおくれる嚘は

    わたしの宝物

    そしおわたし自身も


    今日は倏至

    䞀幎の䞭で、䞀番長く倪陜の光が降り泚ぐ日
    そしお、これたで溜め蟌んできた䞍芁なものを手攟し、新しい自分ぞず生たれ倉わる、倧きな転換の日でもあるそうです

    ずっず芋えない十字架を背負っお、暗闇の䞭で自分を責め続けおきたわたし
    その過去を、わたしは今日手攟そう

    でもそれは、過去を吊定しお捚おるわけじゃない
    どんなにみっずもなくお䞍噚甚でも、今日たで必死に呜を繋いで、わたしをここたで連れおきおくれた、過去のすべおのわたしぞ
    自分を倧切にできおるずきず、できおないずきもあったけど
    でもどんなずきのわたしにも
    心からの「ありがずう」を蟌めお

    画像
    最高の盞棒❀

    今日もここにいおくれおありがずう♡

    May you and your
    loved ones be happy.

    あなたずあなたの倧切な人
    みんなが幞せでありたすように













     
     
    「正解」を探しお遠回りした日々も 私には必芁な時間だった 䜕者かになるためではなく ただ私に還るための蚀葉を玡ぐᝰ✍🏻

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