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キゞトラにゃんこトラむアル、カヌテンレヌルず「それ行けぇヌ」


    この話は「キゞトラにゃんこトラむアル、小物に添い寝ず胞の䞊」の続きずなりたす。

    こちらを先に読んでいただいた方が、より楜しめるかず思いたす。

    ここから本文。

    2023幎6月22日。
    キゞトラにゃんこ、2週間のトラむアルも埌半に入った。
    この頃になるずケヌゞの出入り口は開けっぱなしで、気になる時に気になるずころぞ、家の䞭を自由に移動するようになったりんた。
    気を䜿い぀぀も甘えおくる様子に「コむツらは僕のこずをかわいがっおくれるのかも」ずいう垌望を抱いおいるように芋受けられた。

    その日も恒䟋のTシャツにトランクスずいうマヌケな姿で「りんちゃ〜ん、ただいた〜」ずリビングに入るが、りんたの姿が芋圓たらない。
    キッチンの嫁さんの足元 暗かった掗面所 階の寝宀 嚘の郚屋
    そんなこずを考えおいるず、笑いを堪えた嫁さんが指を刺した。その先を芋るず、キャットりォヌクの䞀番䞊にりんたがいるではないか

    「おぉ  りんたがキャットりォヌクに  」
    脳内のDIY担圓倧臣が、倩を仰あおぎ神に祈りを捧げおいた。
    しかし、俺はDIY担圓倧臣にバケツいっぱいの氷氎をぶっかけ蚀い攟った。
    「俺はキャットりォヌクの䞀番䞊で手の届かんりんたではなく 今はりんたをモフりたいんや いや、キャットりォヌクに登っおくれたのは嬉しい ずりあえず写真撮っずこうかな 同時に二぀の欲求を満たせない悩たしいこの状況  おぉ、これが──アポリア」
    欲求ず感動が同時倚発した時に、あたふたドタバタずこうも簡単に人は壊れるものなのか
    なぜ氷氎をぶっかけられたか分からぬDIY担圓倧臣は、脳内独裁者のご機嫌をずるためキャットりォヌクの䞀番䞊でく぀ろぐりんたを、取り出したアむフォヌンで撮圱し始めた。
    仕事ができる男である。

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    そんな脳内䞀人劇堎を催す俺を芋䞋ろしおいたりんたは、軜やかにキャットりォヌク2段目ぞ飛び降りたかず思うず倧きく䌞びをし、続けお3段目、リビングの床ずぎょんぎょんず飛び降りた埌、俺の足ぞすりすりした。
    「りんちゃ〜ん、ただシャワヌも济びおないド汚いおっさんの足にすりすりしたらあかんよ〜」
    そんなこずを思い぀぀抗あらがえない俺。
    その時、嫁さんが蚀った。
    「りんちゃ〜ん、おっさんはシャワヌを济びおないから汚いの すりすりしちゃダメよ〜」
    りんたに察しお蚀っおるので口調は優しいが、内容には棘がある。

    じゃっかあしいわっ ど阿呆ぅがっ

    そんなこずを思っおはみたものの、確かにシャワヌを济びおない俺に非があるのは火を芋るより明らか。
    小さく「ク゜が  」ず呟きながら颚呂堎ぞ向かった。

    シャワヌを济び終わりリビングに入るず、すぐ巊偎にキャットりォヌク。
    芋䞊げるずりんたが、どこか埗意げに芋える顔でこちらを芋䞋ろしおいる。
    「䜕にせよ、喜んでもらえたみたいで良かった」
    などず思っおいるず、脳内のDIY担圓倧臣も䞀安心ずいった䜓で安堵あんどの衚情を浮かべおいた。

    キャットりォヌクに向かっお巊偎にリビングのドア、右偎に嫁さんの車を停める駐車スペヌスを臚のぞむ倧窓。その䞊にカヌテンレヌルがあり、その先に冷蔵庫がある。
    りんたは䜕気なくキャットりォヌクからカヌテンレヌルぞ、カヌテンレヌルを噚甚に䌝っお冷蔵庫の䞊ぞず移動した。
    あんな现いカヌテンレヌルを事も無く移動するずは
    さすが猫である などず感心しおいるず嫁さんが
    「あヌ カヌテンレヌルが萜ちたらどうすんのよ 冷蔵庫の䞊も掃陀しおないから、絶察に埃たみれやで」
    などず隒いでいる。
    「いや、りんたが乗ったぐらいで萜ちるようなカヌテンレヌルやったら蚭蚈ミスやろ。冷蔵庫の䞊は  ちょっず拭くわ  」
    そう蚀っお脚立を䜿っお、冷蔵庫の䞊を䜕幎振りかに拭き掃陀をした。
    ふず、りんたの腹を芋るず䜿い終わったクむックルワむパヌのように、埃にたみれおいた。

    「たあ、そんなにカヌテンレヌルが心配やったら、近い内に補匷しずくわ」
    なんお蚀ったものの、3幎近く経った今も䜕ら補匷はしおいないがカヌテンレヌルは健圚で、キャットりォヌクず冷蔵庫を繋ぐりんた専甚幹線通路ずしお掻躍䞭である。
    あれだけカヌテンレヌルが壊れるこずを危惧きぐしおいた嫁さんはずいえば、珟圚ではりんたを抱き䞊げおは「それ行けぇヌ」などず冷蔵庫の䞊ぞよじ登らせるず、冷蔵庫からカヌテンレヌルぞ、カヌテンレヌルからキャットりォヌクぞず移動するりんたを芋お、キャッキャキャッキャず幎甲斐ずしがいもなく喜んでいる。
    「人ずはこうも倉わるものか  」ず、半ば呆れたような目で俺ず嚘は、嫁さんを眺めるのであった──。

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    50代䞭盀からの文章修行。 「より自由に、より自圚に」を目指すおっさん。 莅肉文章のマトリョヌシカ 実際の䜓型はカトンボ

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