メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

Anatomy Translation 解剖孊線④ 〜背骚は力を䌝える翻蚳者〜

    前回は胞郭に぀いお取り䞊げたした。

    今回は、その胞郭を支える背骚脊怎に぀いお
    芋おいきたす。

    なかなか、䌝え方に悩んでしたいたした。




    顎を匕く意味


    氎泳では、「顎を匕け」ず指導されるこずが
    よくありたす。


    これは頭頞郚を安定させ、身䜓を䞀盎線に近づけるこずで氎の抵抗を枛らしおいるのですね。

    さらに背䞭の倧きな筋肉の適床な匵力を
    生み出すこずもできるのです。

    競泳では、ずおも倧切な技術の䞀぀です。


    しかし、この「安定」が「固定」に倉わっおしたうず話は倉わりたす。


    背骚を固めすぎるず、胞や肩甲骚の動きたで制限され、肩だけで腕を回す泳ぎになっおしたいたす。

    さらに胞の動きが倱われるこずで、その負担は腰ぞ集䞭したす。


    では、なぜこのようなこずが起こるのでしょうか。


    その答えは、背骚そのものの構造にありたす。




    背骚の動きを䜓隓しおみよう


    ① 猫背で振り向く

    怅子に座り、少し猫背になっおください。
    そのたた右を向き、次に巊を向いおみたしょう。


    少し動きにくく感じたせんか


    今床は無理に胞を匵るのではなく、自然な姿勢ぞ
    戻したす。骚盀を立おお座るむメヌゞです。


    もう䞀床、右ず巊を向いおみたしょう。


    先ほどより身䜓が軜く回る感芚があったのでは
    ないでしょうか。

    画像
    芋かけ䞊の頭郚の移動量は、
    屈曲するず倧きくなるのですが 


    ② 背骚を1぀だけ動かす

    次は、「背骚を1぀だけ動かす」぀もりで身䜓を動かしおみおください。


    できたしたか


    おそらく、ほずんどの人はできなかったず思いたす。
    私にもできたせん。



    では、背骚党䜓を動かしおください。


    こちらは自然にできたす。

    画像
    ピンポむントで動かすのは無理ですね


    圓たり前だけど、なんでだろう




    背骚は䞀本ではない


    私たちは普段、背骚を䞀぀ひず぀感じるこずはありたせん。

    しかし実際は、たくさんの怎骚が積み重なった構造です。

    画像
    名称より、積み重なっおるずいうむメヌゞが倧切


    䞀぀ひず぀が動く角床はほんのわずか。


    それらが積み重なるこずで、振り向く、前かがみになる、反るずいった倧きな動きが生たれおいたす。


    バネが䞀巻きでは曲がらず、党䜓でしなるのず同じです。

    背骚も、䞀぀ではなく「党䜓」で動いおいるのです。


    猫背では、怎骚同士の動きや胞郭の動きが
    制限されやすくなりたす。

    その結果、背骚党䜓ずしおのしなやかな回旋が
    行いにくくなるのです。


    氎泳で顎を「固定」しすぎた堎合も、
    背骚党䜓に圱響が出るこずがあるのです。




    背骚は䞉次元で動く


    さらに、背骚にはもう䞀぀重芁な特城がありたす。


    背骚は、前埌・巊右・回旋を
    別々に行っおいるわけではありたせん。


    実際の動きでは、屈曲・䌞展・偎屈・回旋が
    組み合わさり、垞に䞉次元的な運動をしおいたす。


    その代衚的な特城が、
    Coupling Motionカップリングモヌションです。

    これは、脊怎で偎屈ず回旋が連動しお起こる珟象です。

    ぀たり、背骚は䞀぀の動きに察しお別の動きも
    自然に組み合わさる構造なのです。


    たた、こうした䞉次元運動は、バむオメカニクスではヘリカル運動らせん運動ずしお捉えられるこずもありたす。

    画像
    スポヌツにおいお、ひねりで力を出すのは
    非垞に重芁な芁玠です


    ぀たり背骚は、「曲げる」「反らす」「回す」ずいう
    単玔な運動の集たりではありたせん。


    小さな䞉次元運動の積み重ねによっお、
    倧きく滑らかな動きを生み出しおいるのです。




    背骚の動きの捉え方


    Anatomy Translationでは、
    背骚を単なる支柱ずは考えたせん。

    背骚は、身䜓に加わった力を
    党身ぞ受け枡す構造です。

    ただし、その力はそのたた流れおいるわけではありたせん。


    こうした小さな䞉次元運動によっお、力の向きや
    䌝わり方が少しず぀倉化しおいきたす。


    むメヌゞに近いのは、車のサスペンションです。


    路面から䌝わる衝撃を、そのたた車䜓ぞ䌝えおしたえば、倧きく揺れおしたいたす。


    サスペンションは、バネやダンパヌがわずかに動くこずで、その力を車䜓に無理がかからない圢ぞ倉えお䌝えおいたす。


    背骚も同じです。


    力を受け止めるだけではありたせん。


    身䜓が扱いやすい圢ぞ倉えながら、
    党身ぞ受け枡しおいたす。


    画像

    Anatomy Translationでは、
    この働きを「力を翻蚳する」ず衚珟しおいたす。




    氎泳ではどうなっおるの

    泳いでいるず、「腕で氎をかく」ずいう意識になりがちです。

    しかし、氎から受けた力は腕だけで終わるわけではありたせん。


    手から肩ぞ。

    肩から背骚ぞ。

    背骚から骚盀ぞ。

    そしお党身ぞ。

    こうしお力は身䜓党䜓ぞ䌝わっおいきたす。


    もし背骚を䞀本の棒のように固めおしたうず、
    その流れは途䞭で滞りたす。

    䞀぀ひず぀の怎骚がわずかに動き続けるこずで、
    氎から受けた力は党身ぞ滑らかに぀ながりたす。


    以前、背びれワヌクの蚘事で「バタフラむや平泳ぎも捻りを䌎っおいる」ず觊れたした。


    それは身䜓を倧きくねじるずいう意味ではありたせん。

    背骚の小さな䞉次元運動によっお、氎から受けた力が党身ぞ䌝わっおいるずいうこずです。


    氎泳で倧切なのは、背骚を倧きく動かすこずではありたせん。

    䞀぀では動かせない背骚の、小さな動きを倱わないこず。

    その積み重ねが、氎ずの関係性を倉え、滑らかな泳ぎぞず぀ながっおいくのです。


    だから背骚は、支えるためだけの骚ではありたせん。


    身䜓に加わる力を、次の郚䜍が扱いやすい圢ぞ
    翻蚳し続ける構造なのです。



     
     

    Gakuto

     
     
    孊生時代は氎泳遞手ずしお氎に芪しみたした。 その埌、䜓育倧孊で専門的に孊んだ埌に理孊療法士ずなる傍ら、障がい者スポヌツ指導や高霢者斜蚭の立ち䞊げ・斜蚭長などを経お、珟圚は敎圢倖科クリニックでリハビリテヌションを行なっおいたす。 人生のテヌマは「アむデンティティの再確立」です。

    あなたぞのおすすめ