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【北海道&東日本パスの旅⑥】(札幌~小樽~新日本海フェリー)北海道のJR線を乗り尽くし、フェリーで帰路に

北海道&東日本パスの旅6日目の記録です。前回の記事はこちら↓

(注:この旅行記は2021年7月のものになります。当時とは列車の時刻や車両、料金、サービス等現在と異なる場合がありますのであらかじめご了承ください)


6日目(2021年7月17日)

早朝の札幌を出でて

6日目はやや早い7時前にホテルを出る。この時期の北海道は日の出が4時前で既に日も高いが、人も車もほとんどなく街はまだ静けさの中。土曜日というのもあるが、散歩するには好都合だなと思いつつ、時間がないのでまっすぐ駅に向かう。

まだお目覚めでない様子

札幌から新千歳空港行きの特別快速に乗車。まあ、空港へは行かないし、何なら数時間後にはまた札幌に戻ってくるんですけどね。

この時はまだ721系が主力だった

空港の一つ手前の南千歳で降り、追分行きの普通列車を待つ。空港行きは人も多かったけど、こちらはガラガラ。

長いホームにたった1両で入線

一駅間を15分かけて追分に到着。次に乗る列車まで1時間ほどあるので駅周辺を散策してみる。

かつてはSLの機関区があり、石炭を積んだ貨物列車が行き交う鉄道の町として栄えたそうで、少し離れた道の駅に当時の車両を展示しているそう(暑い中歩くのはしんどいので行かなかったけど)。駅構内を渡る歩道橋はやたらと長いが、その下は半分以上が広大な空き地で、おそらく何本も線路が敷かれていたのだろう。

歩道橋から見る追分駅構内

道内乗りつぶし達成

駅へと戻り、室蘭本線の岩見沢行きに乗車。ここから岩見沢までの区間に乗ることで、道内のJR線全線乗車達成となるのだ。さあ、目標達成まであと少し!

さっきと同じ4つ目がやってきた

この区間は本線とは名ばかりで、特急列車は無く日に数本の普通列車が走るだけ。石炭を運ぶ貨物列車は無くなり、旅客流動は札幌に向くから仕方ないか。車窓には北海道らしい田園風景が広がるが、窓の汚れが残念。昨日から列車乗る度に気になっていたけど、これはちょっとねえ…。

やっぱりピントを合わせづらい

追分から約50分で終点の岩見沢に到着。これにて北海道のJR線完乗達成!初めて北海道に来てから20年以上、ようやく目標を果たせた。

北海道のJR線全線完乗達成!
美術館のような外観の駅舎

ご当地入場券の購入やスタンプ押印など観光の定番行動を済ませ、札幌行きの普通列車に乗車。

今更気づいたけど、普通列車の自動放送でも大橋敏夫さんのアナウンスが流れるのね。特急列車ではすっかりなじみの声だけど、これ聞くと北海道に来たって感じがするし、穏やかで落ち着いた口調が結構好きなんですよ。

札幌へ戻る

札幌の路面電車

道内の鉄道はJR線は全部乗ったので、残るは札幌市営地下鉄と市電のみ。今日は夕方に小樽からのフェリーに乗るので半日ほど時間があるが、両方周るのは厳しそう。地下鉄はまたの機会として、最近路線延伸して環状運転となった市電に乗ってみる。

最北の路面電車

すすきのや狸小路といった繁華街から南西部を周回する路面電車。沿線の観光地と言ったら藻岩山くらいで、ほぼ生活路線といった感じだが日中でも立ち客多数の混み具合。

しかし、気になったのはその遅さで、停留所以外でも信号待ちでたびたび止められるのはもどかしい。札幌は碁盤目状に道路が整備されているのだが、その交点の数だけ信号交差点も多くなる。環状運転によって利用客が増えたのは喜ばしいのだけれど…。

新型車両の導入に停留所のリニューアルと快適性は向上

フェリーで北海道を後に

大通公園など街中ももう少し歩きたいところだが、今日も30℃越えの暑さに意外と人も多いので早々に列車に舞い戻る。小樽行きの快速に乗り、小樽築港で下車。

港と名のつく駅だが、フェリー乗り場までは遠い

駅前の商業施設で休憩及び食料の買い出しなどして時間をつぶし、フェリーターミナル行きのバスに乗る。

連絡バスでフェリーターミナルへ

ターミナルに到着すると、ちょうど新潟行きの乗船が始まったところだった。フェリーでの移動はやはり車両積み込みがメインらしく、徒歩乗船はざっと見てもバス1台に十分収まる程度。そしてこの時期の北海道だけあってバイクがかなり多い印象。

小樽からは新潟と舞鶴へ毎日運航

本日乗船する新潟行きは新日本海フェリーのあざれあ。総トン数14,173トン、全長197.5m、旅客定員600人の巨大な船体で日本海を突き進んでいく。

フェリーあざれあ

充実した船内

フェリーに乗るのは久しぶりだし、北海道からの長距離航路は初めて。船内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、3層吹き抜けのエントランスホール。客室以外のパブリックスペースも充実していて、レストランや売店はもちろん、スポーツジムやドッグランに露天風呂・サウナ付きの大浴場まである。

シティホテルのような雰囲気のエントランスホール

客室もバリエーションがあり、今回予約したのは下から3番目のクラスにあたるツーリストS。テレビとテーブルのある個室タイプのベッドルームで、例えるならサンライズのシングルより一回り広く、天井にも余裕がある感じ(分かりますかね?)。窓は無いけど寝るだけなら問題なさそう。一番下のクラスでも昔の寝台車のようなカーテン付きベッドで、大広間に雑魚寝というのはもはや過去の情景となったようだ。

ツーリストSの室内

定刻の17時に出航。新潟まで16時間半の船旅の始まりだ。北海道にいたのは正味2日で、観光らしいことはほとんどしてないけど、こういう旅のスタイルもあるということをご理解くださいな。

デッキから出航を見届け、徐々に離れていく街の景色をしばし眺める。日差しは強いけど海風が心地よい。

小樽の街が遠ざかる

デッキを離れて船内を探索する。老若男女問わず船内は大賑わいで、大浴場は早くも混雑している様子。レストランはまだ余裕があるけど、高くつくから予め持参する人が多いみたい(かく言う自分もその一人)。売店で乗船記念のお土産などを買っていったん自室へ落ち着く。

お土産いろいろ(チケットホルダー、マグネット、ボールペン、記念スタンプ)

沖へ出ると多少揺れは感じるものの、大したほどではない。日本海というと荒々しい波のイメージがあるが、それは主に冬の話で、この時期は概ね波も穏やか。雲が広がってきたがこの先も天候は良く、安定した航海が期待できそう。

積丹半島神威岬の沖を航行中

夕食用に買った弁当を平らげ、再びデッキへ出ると日没間近。最後は雲に隠れてしまったけど、つい見惚れてしまう。次第に明るさが失せていき、後は空と海の境目もつかない漆黒の世界。携帯の電波も届かないので、手持無沙汰となり、少しは落ち着いた大浴場で汗を流し就寝態勢を整える。

長かった旅もこれが最後の夜。かすかな揺れに身を任せ眠りにつく。

日本海のかなたに沈む太陽

7日目に続く

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