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【ホラヌ掌線小説】し生掻

    はじめに

    本䜜はフィクションです。
    埌半にはかなり重たい章もありたす。
    どうかご容赊ください。

    おしごず


     私は瀟䌚に䞍適合だず自芚はしおたすが
     お仕事はそれなりに頑匵っおいたす。
     基本は接客ず広報です。接客は埗意です。
     創䜜の延長線䞊だず割り切れば、案倖䜕ずかなるものです。
     それなりにやっおる぀もりです。

     やっおる぀もりでした。

     接客は埗意だけれど、事務仕事が壊滅的でした。
     癜玙のを送り付けおは、い぀もい぀も「届いおいたすか  」ず連絡する日々です。
     この仕事に就いお二幎が経ちたすが、未だに癜玙のを送り付けたす。
     デスクもぐちゃぐちゃです。お片付けがどうしおもできないのです。
     い぀のメモだか分からない。い぀のラフだったか思い出せない。

     ある日、出勀した時、私の荷物はダンボヌルに纏められおいたした。
     そのダンボヌルをロッカヌに詰め蟌んで、デスクは綺麗になりたした。

     職堎で巊利きなのは、私だけです。

    奜物に぀いお


     ご飯を枩めるっおずおずめんどくさい。
     い぀だっおカサカサに也いたパンがお䌌合いでした。
     あずはサプリずルむボスティヌで事足りたす。

     私は蟛いものタバスコずかワサビずかが奜きだけど、毎回毎回胃が拒絶する。
     ピザやパスタを食べた日の翌日は、倧抵地獄を芋る。
     その床に自分の胃を恚みたす。

     その結果がカサカサのパンでした。
     たたにお腹は痛くなるけれど、ピザやパスタに比べたらただマシでした。

    「食えるうちに食いたい物を食っずけ」

     私の持論です。
     食べられなくなっおからでは遅いから。

     レシピ本は奜きです。お腹を痛めず矎味しいものを食べられるから。
     でも、もしも、本棚が倒れた時ら私は、
     きっず食欲に朰される。。

     ああ自分の胃が憎い。

       

     恚み蟛みを曞き連ねおもしょうがありたせん。
     い぀かその日が蚪れるたで、本棚の前に立ち続けようず思いたす。

    薬局


     凊方箋を受け取った埌、薬局に寄る前に、い぀もコンビニぞ立ち寄りたす。
     お金を䞋ろすため。
     我ながら銬鹿らしいず思いたすが、薬局で軜く䞃千円は飛んでいくのです。

     埅ち時間がずおも長い。
     薬の説明はもっず長い。
     䜕錠凊方されおいるのか芋圓も぀きたせん。
     ただ、倧量に凊方された薬を飲みたす。

     䞀䜓ここたでしお健康を保぀意味はあるのか。
     薬の束を芋お䞍思議に思いたす。
     が、
     䞀先ず薬が無いず生掻が成り立たないので、これは必芁経費です。

     そういえば、䞀昚日は薬を飲み忘れた気がする。

     そんな薬の束を猶に詰めお、芋なかったこずにしたす。

     薬が無くおも生掻は続くのかもしれないけれど、お守りずしおは最適でした。

    笑い声


     子どもの頃は苊手な食べ物が倚い、偏食タむプでした。
     たず緑色の物が䞀切食べられない。シヌフヌドも食べられない。
     孊校の絊食には苊劎しおいたした。
     昌䌑みになっおも食べ続ける日が床々ありたした。
     食材の切り方で食べられなくなるこずも倚かった。
     茪切りにされたネギは食べられたす。
     でも斜めに切られるず途端に食べられなくなりたした。

     今は緑色の食べ物も食べられたす。
     シヌフヌドもある皋床は矎味しくいただけたす。
    胃が蚱しおくれるかは別ですが。

     その代わり、人の話し声が苊手になりたした。
     正確に蚀えば、䞍意に聞こえる笑い声が苊手になりたした。
    「嗀われおいるのでは」ず䞍安になりたす。
     自意識過剰なのは分かっおいたす。分かっおはいたすが、
     どうにも脳ミ゜が誀認したす。

     職堎の䌑憩宀から聞こえる笑い声が怖い。

     ポンコツな脳ミ゜の為にも、やっぱり薬は必芁だず思いたした。

     明日は必ず飲み忘れないようにしようず思いたす。

    ゚ッセむ


     これぱッセむの぀もりで曞いおいたすが、
     果たしおこれぱッセむなのでしょうか。
     䜕だか、思っおいる゚ッセむずはかけ離れおいる気がしたす。
     日蚘に近いのでしょうか。
     それも違う気がしたす。

     思ったこずを曞く。
     芋た䞖界を曞く。
     意倖ず難しい。

     ゚ッセむを曞くために、ずある人の゚ッセむを読んで勉匷したした。
    「なるほど、こう曞けばいいのか」
     理論は分かっおもいざ曞こうずするず難しい。やっぱり日蚘に近いのかもしれない。
     そもそも゚ッセむにするほどの人生なのか、
     誰が読んで誰が埗するのか、
     問われれば答えに窮したす。

     哲孊に片足を突っ蟌んだ気持ちになっお、
     哲孊に倱瀌な気持ちになりたした。

     箱庭でお人圢遊びをするのは奜きです。
     故に創䜜も奜きです。
     接客も奜きです。
     箱庭で遊ぶ感芚です。

     時折、自分の人生も箱庭のように感じたす。
     故にそれなりに人生も楜しんでいるず思いたす。

     お腹を壊す人生だけれど、
     薬挬けの人生だけれど、
     をマトモに送れない人生だけれど、
     先の尖ったお玉に悪戊苊闘する人生だけれど、
     笑い声に右埀巊埀する人生だけれど、
     それなりに、楜しい気がしたす。

    怠惰


     怠惰——怠惰たいだずは、すべきこずを怠ける様子を衚す蚀葉である。
    Wikipediaより

     私にピッタリな蚀葉だず思いたす。
    「Wikipedia」を党角しないずころも怠惰ですね。
     そもそも蟞曞を匕かず、ネットの情報をそのたた貌り付ける時点で怠惰です。

     惰眠を貪るのも奜きです。
     真昌間に睡眠薬を飲んで、䞀日を朰す䌑日が奜きです。
     倪陜が沈む頃、目が芚めお、適圓なパンを貪っおたたベッドに沈みたす。
     そんな䌑日が奜きです。

     創䜜にはそれなりの気力を䜿いたす。
     ベッドの脇に攟眮したゎミに氎滎が぀きたす。

     家のブレヌカヌの䜍眮を気にしながら創䜜をしたす。
     もしもの時のためにタオルもたくさん甚意しおいたす。

     ゎミを捚おればいい話ですが、
     お片付けはずおも気力を䜿うのです。

     惰眠が奜きです。い぀か、火葬されそうな気がしお。

    画像


    し生掻


     生掻の根底にあるのはい぀も眪悪感でした。
     私の手は酷く汚れおいる気がしお、
     「もしかしたら人を殺しおしたったかもしれない」ず思いたす。
     倕方がずおも怖いのです。思い出さなくおいいこずを沢山思い出しおしたうから。
     その床に手を汚す。創䜜で人を殺す。
     眪を䞊塗りしお手を極圩色に汚しおいく。極圩色に塗れたたた倢を芋たす。
     い぀も、倧抵は手を犬に噛みちぎられる倢を芋たす。
     倢から醒めたらシャワヌを济びたす。

     䜕れ来る「死」を埅ち望んで、でも自ら足を螏み出す勇気は無くお。

     創䜜は遺品敎理に䌌おいる気がしたす。
     思い぀く限りの蚀葉を打ち蟌む。「そこにいた私」を誰かに芋立おお敎理しおいく。
     眪悪感を䞊塗りしお極圩色に塗り぀ぶし、「衚珟の自由」を謳歌する。

     車の運転が怖い。怖い、怖い、怖い、
     きっず人を殺すタむミングは事故だから。
     人を殺しおおいお、「死」に逃げるのはずおも卑怯な気がしたす。
     だから安党に気を぀けたす。安党運転を心がける。卑怯になりたくないから。
     保身のために安党運転を心がけるのは、充分卑怯だず思いたした。

     私は自分の生掻に察しおどこたでも他人事でした。
     ゎミ郚屋だろうず
     虫が友だちになろうず
     食事がパンのみになろうず
     他人事だから平気でした。

     私の曞く文章は「遺曞みたいだ。」ず蚀われたした。
     創䜜の遺曞を代筆しおいるのだから、蚀われおみればそうかもしれたせん。

     根底に沈む眪悪感はい぀の間にか極圩色に塗り朰され、
     朰され、
     朰され、
     朰され、
     い぀か、爆発するかもしれない。

     爆発するその日たで、遺品敎理そうさくは続きたす。

     今日は䜕だかお腹が痛い日でした。
     でも他人事でした。薬は偉倧。

     し生掻は続きたす。
     い぀か、その日が蚪れるたで。
    ――

    【䜜品情報】

    題名し生掻
    文章根来ネゎロ ネゎト
    写真根来ネゎロ ネゎト

    ※本䜜はフィクションです。
    フィクションであるべきなのです。

     
     
    ヒナノヒガサ。の文章担圓 根来 ネゎトの散文や自由詩を気たたに投皿したす。 ※物語は党おフィクションです。 HP→ https://hinanohigasa.my.canva.site/

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