玉座を注文した話
皆様、お疲れ様です。
伊藤です。
シルバーウィーク、もう直ぐ終わりですね。
しっかり休めました?
私は半分休みで、半分仕事でした。
お仕事だった方、本当にお疲れ様です⭐︎
さて。
そんなシルバーウィークの間に、
なんか……
魔王界隈が動き始めてますね。
1000年の眠りから目覚めた魔王様。
直属の軍隊も続々と集まり始め
復活したばかりで色々と大変そうなのですが、
うちのお店に玉座のお見積もり依頼をいただいております⭐︎
魔王様からも仕事を取ってくる!私偉い!
いや。
ホームセンターって玉座も取り扱うんですね。
私も初めて知りました。
とりあえず見積書を持って主任のところへ。

『主任!なんか魔王様から玉座の見積もり来てたんで、ハンコください』
「ほう。魔王か」
主任は見積書を眺める。
「ええ椅子じゃの」

『椅子って言ったら怒られますよ』
「そうなん?」
『たぶん』
そして、せっかくなので
もうひとつ報告しておくことにした。
『あと主任』
「なんじゃ」
『私、魔王軍に入隊したんすけど、副業で掛け持ちして良いっすか?』
「いいよ⭐︎」

『軽っ』
二つ返事でオッケーをもらった。
というわけで、
伊藤ポップ、魔王軍への入隊が決定しました⭐︎
まずは入軍表。

商人さんだよ!

「伊藤」
『はい』
「粗相のないようにな」
主任は腕を組んだ。
「お前はどこに出しても恥ずかしくないように鍛え上げたつもりじゃ。魔王様の力になってやれよ」
『はぁい』(パンチに仕事教えてもらった記憶、ほとんどないけどな)
「それにな」
主任は玉座の見積書をもう一度手に取った。
「伊藤。お前がお世話になるっちゅうことは、魔王様とワシらにも絆が生まれるっちゅう話じゃな」
『……主任』
なんだろう。
ちょっと良いこと言ってる。
主任は見積書を机に置いた。
「その玉座は魔王様の快気祝いじゃ」
(快気なの?封印って病気みたいなこと?)
「そのまま送ってやりなさい」
『マジで良いの?』
見積書を見る。
いやいやいや。
結構高いぞ、これ。
『高そうだけど?』
「構わん」
主任は腕を組んだまま頷いた。
「伊藤は娘みたいなもんじゃ」
『…………』
「嫁入り道具じゃな」
『いや、嫁入り道具ってなんか重くないっすか?』
魔王軍に入隊するだけなんだけど。
嫁ぐわけじゃないんだけど。
『……本当に良いんですね?』
「男に二言はない」
『注文しますよー』
「おう」
主任の気が変わらないうちに、
パソコンの発注画面を開く。
玉座。
数量、1。
納品先、魔王城(予定)。
よし。
カチッ。
注文完了。
…………。
あ。
ヤバっ。
着払いにしちゃった⭐︎
魔王様、申し訳ございません。。。
お見積りの依頼でしたが。。。
うちの主任が「椅子ないと魔王困るだろ?」
と言うので
まだ、城も建ってないってお話だったんですけど。。。
発注しちゃいました⭐︎
休み明けに玉座が届きます。
配送料5,000円だけ
ご負担をお願いします!

それでは魔王様。
これからよろしくお願いいたします⭐︎
あっ!後、シフトの希望なんですけどもうちょっと待ってもらってもいいですか?
来月、ディズニー行くんで6日は休みにしといてください⭐︎

