
なまちゃんとの出会い③ 〜この子じゃないとダメ〜
気がつけば、季節がいくつか過ぎていた。
それでも息子は、相変わらず、
なまちゃんと一緒だった。
娘もそれを当たり前のように見守っていた。
クタクタになったなまちゃん。
雑な扱いをする息子から逃げようとするような…
そんな動きが定番になった。

「たすけてぇ〜」
「息子くんといると、やぶれちゃうよ〜」
なまちゃんから助けを求められて、
戸惑いながら、なまちゃんを受け取った娘。

なまちゃんが「ありがとぉ♡」と一言。
その瞬間⸻
空気が、少し変わった気がした。

娘はなまちゃんを抱っこして思った。
「……なに?この子」

なまちゃんをギュッとしてみたら、
クタクタで、柔らかくて。
不思議と心が落ち着いた。

それから、娘はよく
なまちゃんを借りるようになった。
「なまちゃん、ギューさせて〜」
「うん!娘ちゃんがいい〜♡」
息子も普通に応じていた。
そんな日々が続くうちに、
娘も、なまちゃんを欲しがるようになった。
たくさん探し回って、
インターネットで同じぬいぐるみを買った。
でも⸻

後から来た子は…
顔、形、触り心地が、少しずつ、違っていた。
「……なんか違う」
娘は戸惑っていた。

なまちゃんをもう一度ギュッとしてみた。
「やっぱり…なまちゃんがいい」

娘まで、なまちゃんに惹かれてしまったようだ。
でも、母にもその気持ちが分かるくらい、
なまちゃんは、いつの間にか
みんなの心の中心にいた。
🍀なまちゃんとの出会い③をここまで読んでいただき、
本当に嬉しく思います。ありがとうございます☺️
次が連載の最終話になります。
こんなに家族にとって大切な存在になった「なまちゃん」。
今は娘の子です。どんな経緯があったのか⸻
楽しみに待ってもらえたら嬉しいです✨
🧸なまちゃんとの出会い①と②は、こちらから読めます👇
次回は、母「思い出し泣き」しながら書きます✨笑
また読みにきてくださいね!
お待ちしてます🫶