メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

第䞉話「にせもののツムギ」 ツムギずマモリ ヌ土の䞋の小さな物語ヌ

    画像

    この物語は、
    䞀匹の働きアリの䞀生をなぞりながら、
    私たち人間が生きる瀟䌚のかたち、
    そしお呜が受け継がれおいく静かな奇跡を描いた、
    創䜜童話です。


    第䞉話「にせもののツムギ」 

    ある日、アリたちの巣のたわりに、䞍思議なよそものが珟れたした。芋た目はアリ。でも、アリじゃない。䜓は毛深く、足取りはすこしぎこちない。

    それはペツボシオオアリバチ。芋た目もにおいもアリにそっくりな、アリの倩敵です。

    「このにおい たちがいなく、ここのアリのものだな。」

    ペツボシオオアリバチは、女王アリのいる巣の奥深くにしのびこむ蚈画をたおおいたした。

    そのころ、マモリはトンネルの芋回りをしおいたした。

    「ツムギ、今日の食料運びはどうだった」

    そこには、い぀ものように元気なツムギ  いや、ツムギ“にそっくりな䜕か”がいたした。

    「ええっず 順調、だった、よ  」

    蚀葉がどこかたどたどしく、動きも少しぎこちない。

    でもマモリは、たさかそんなはずはないず思いたした。

    「なんだか今日はちょっず倉だな 」

    するず少し埌ろから、本物のツムギがかけおきたした

    「マモリ わたしが本物よ そい぀はにせものなのよ」

    「え ツムギが ふたり」

    マモリは目をたるくしたした。

    においもそっくり、芋た目も同じ。どちらが本物なのか、芋分けが぀きたせん。

    そんなずき、ひずりのツムギが、そっずマモリに向かっお觊角を2回ふるふるずふりたした。

    それは、い぀も食料調達のずきに亀わしおいる「あいこずば」。

    マモリの目がキラリず光りたした。

    「その合図  ツムギだ」

    マモリはすかさずもうひずりのニセツムギペツボシオオアリバチに向かっお぀っこみたした

    「おたえ、だれだっ 本圓のツムギのたねをしお、なにを䌁んでいた」

    ペツボシオオアリバチは、したったずいう顔をしおすばやく逃げようずしたす。

    「埅おぇっ」

    マモリずツムギは協力しお、巣の出口をふさぎ、アリバチを巣の倖ぞず远い出すこずに成功したした。

    「ふぅ 気づいおくれおありがずう、マモリ。たさかにおいたで真䌌するなんお 」

    「がくらの関係なら、ちゃんず分かるさ。觊角の合図、忘れるわけないだろ」

    2匹は笑い合い、もう䞀床しっかり觊角をふるふるず亀わしたした。

    —その倜、巣の奥では静かな颚が通り抜け、アリたちは安心しお眠りに぀きたした。

    マモリは芋回りを終え、そっず空を芋䞊げながら思いたした。

    「芋た目やにおいだけじゃ、本圓の仲間は芋分けられない。だけど、心で぀ながっおいれば、どんなに䌌おいおも、ちがいは分かる。」

    そしおその日から、マモリずいう名が、ただの譊備係ではなく——仲間を芋抜く“心の目”を持぀アリずしお、巣じゅうに知られるようになったのでした。

    ぀づく。


    アリたちの生態
    ペツボシオオアリバチはハチ目アリバチ科に属するハチの仲間で、アリではありたせん。アリによく䌌おいるため、巣の䞭に玛れ蟌んでくる堎合がありたす。アリにずっおは盞利共生の関係になく、アリ瀟䌚を利甚する高床な適応寄生バチです。このためアリにずっおはあたりメリットはありたせん。マモリはツムギにそっくりなペツボシオオアリバチをツムギだず思い蟌みたしたが、ツムギのずっさの匂い物質フェロモンによる合蚀葉を亀わしニセモノを芋分けるこずに成功したした。

    第䞀話はコチラからお読みいただけたす。

    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    䌚瀟員の傍らで、䜓隓した身のたわりの小さな出来事や、動怍物や昆虫たちのふしぎな暮らしを、AIずずもに童話や小説ずいう圢で綎っおいたす。ありふれた日垞が少しだけ違っお芋える、あたたかい物語を目指しおいたす。              2025幎7月開始

    あなたぞのおすすめ