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Photo byalexandre_141

六畳半ポツリ(2/3)

    予報通りの雨が降ってきた。

    長時間続きそうな安定感のある雨だ。

    「さあて、降ってきた。
    これでも来るのは物好きだけだよな。」

    「流石にもう来ないでしょ」

    ドームや体育館ならどんな天気でも遊べるが、
    ここは屋外なのだ。
    走る、濡れた地面で滑る、そして怪我をするという流れがお決まりの雨模様であれば、家の中でくつろいでいた方がーーーーー。

    「きたきたきた」

    なんと男の子3人組が傘も刺さずに歩いてきた。

    「何か持ってるな、あれで遊ぶ気だな。ほら危ないよ。持ってきても遊べないよ今日はさ」
    佐藤さんがひそひそと私につぶやいた。

    私のいる事務所は受付場所なので、
    利用客は、こちらで手続きを済ませる必要がある。
    「ウォーキング、ではないよな」
    彼らの1人がバスケットボールを持っていた。
    ”遊び”にきたということで間違いなかろう。

    「受付お願いします」

    「こんちには、どこ使います?」

    「バスケやります、ボールは持ってきたので大丈夫です」
    まじか、を呑み込んで
    「かしこまりました、では行ってらっしゃい」

    そして彼らは、バスケットコートに向かった。

    「お気をつけてね」

    「佐藤さん、怖い言い方しないでください」
    「教えてあげたのさ、だって危ねぇもん」
    念の為、私たちは彼らを見守ることにした。

    事務所の部屋続きに用具倉庫があり、
    その窓から彼らの様子が観える。
    バシャ、ベシャ、バシャバシャ。
    雨などお構いなしに走る彼らと、水が跳ねる音がする。ドリブルするたびに飛沫をあげるバスケットボールは、貸し出し用のボールなら私たちが拭いてから片付ける決まりになっている。

    「私物でよかった」

    心の声が漏れた。

                      続く↓↓↓↓

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    岩手県在住。 noteで自由なエッセイを書きます、 洞窟(どうくつ)と申します。 普段から考えごとが多く、余計に悩みがちです。 せっかくなので、皆さんにもお裾分けします🌍 私の独り言、聞いてやってください。

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