まさか私が「癌?」大腸がん発見〜手術まで⑤手術前検査と手術当日
こんにちは、えみこです。
前回の続きです。
入院当日。
キャリーケースと大きな手提げ袋に着替えや荷物を詰め込んで病院へ。
入院受付を済ませて、送ってくれた主人を見送り病室のベットに1人になる私。
あぁ、本当に今日から入院するんだ。
なんかこれまでの生活から別世界に来たようでした。
毎日、朝起きて家事をして
家族を見送った後、静かな自宅でパソコンを開きお客さまとのセッション。
気分を変えたい時はカフェに行って仕事して
たまにオシャレな都会でランチ会を開いたり
娘が帰ってくるまでは1人時間を楽しむ…
そんな穏やかで、少し華やかさもある私にとっての充実していた生活が…
ほんの数日前までは当たり前だったのに、今ではもうすごく遠い日のように感じて
なんだか不思議な感覚でした。
だけど私自身も「今は自分の身体のことに向き合う時だ」と気持ちを切り替えて、外でのことは一旦気にせず過ごそう。
仕事関係で連絡しておく必要のある方、数名にだけ事情を話して、そっとスマホを閉じました。
手術前に入院してたのは6日間。
この期間で様々な検査が行われました。
・大腸カメラ検査(また大量の下剤を飲むことに…)
・CT検査
・胸部レントゲン
・心臓のエコー検査
・胃カメラ(これも人生初)
・歯科検査
・運動能力検査(リハビリステーション)
他にもあったかな?
(手術前のCT検査からの所見では、ステージⅠと言われて少し安心しました。ですが、これはあくまで画像での所見。病理検査後の結果は…退院した後にわかります。)
入院中と言っても特に症状が出ていなかった私は、普通に元気。笑
この時は、ただ元気な私が色々検査を受けてる状態だったので、かなりゆとりのある時間を過ごしていました。
家事もないし、子どもの世話もない
仕事も休んでいるし、検査のない時間は何もすることがない。笑
時間になればご飯も勝手に運んできてもらえる。
あれ?こんなに何もしなくていい生活って、初めてなんじゃない?
きっと「今は、ゆっくりする時だよ」と神様から言われてるような気がして、私も気持ちを緩めてのんびりと過ごすことにしました。
家から持って行った本や漫画を読んだり、イヤホン付けてドラマを見たり、暇すぎて無駄に院内を散歩したり。
そんな自由な時間を過ごす中でも、手術に向けて私も意識を向けていきます。
今は目の前の手術がうまく行くことだけを考えよう。
手術自体は、先生達を信じるだけ。
私に医療技術なんてないし自分にできることは何もない^^;
だから手術は先生を信じて安心して任せよう。
私ができることは、身体と気持ちを整えておくことだ。
体力をつけるために、ご飯をしっかり食べ
院内を階段で上り下りしたり、病室でストレッチやラジオ体操をしたり、夜はよく眠る。
基本的なことだけど「自分にやれることをやる」と行動ができると精神的にもすごく良かった気がします。
手術前日。
「手術前なので、また下剤を使いますね〜。」と看護師さんが薬を持ってきました。
…あの大腸カメラ検査で使った2リットルの下剤。先週も先々週も飲んだやつ。
仕方ないけど本当に苦手でした。
味は不味くはないんです、スポーツドリンクのような味。ただ大量の水分を取るのが私には辛くて。しかも下剤だからトイレにも何回も行く。そのトイレ往復生活も辛くて。笑
もう早く手術をして終わりたいなって思ってましたね。
手術当日。
朝から主人が来てくれました。私が思ったよりもケロッとした表情でいつも通りなので主人も変わらず普通に接してくれました。
そこへ看護師さんが来て「急ですみません。先生から浣腸剤の指示が出て。」ということで、これも人生初の経験に…これも結構きつかった。
ここまで来たら、とにかく早く手術室に行きたい!と思いました。
だって手術中は麻酔で意識がないから気づいたら全て終わってる。
お腹を下すこともないしトイレにも行かなくて良い。手術前の緊張よりも下剤から解放されることが嬉しくて(笑)手術室に向かっていた気がします。
※手術や麻酔の怖さは、そんなに感じなかったです。全身麻酔は初めてでしたが、過去に初期流産の手術で静脈麻酔の経験があって。今考えると麻酔の種類も手術の規模も全然違いますが…「眠ってる間に処置してもらい、起きたら終わってる。」くらいの感覚で今回も思ってました^^;
でも万が一、目を覚さない…ってことも可能性としてはあるので。一応、主人には「何かあった時は、ここに連絡をしてほしい」と仕事関係2人の連絡先を書いた紙を渡しておきました。
(使うことにならなくて良かった!)
生まれて初めての手術室。
看護師さんや麻酔科の先生など、何人もの方が準備をしていました。こんなにたくさんの人が私についてくれるなら大丈夫だな。
不安よりも安心を感じる中、麻酔で意識が遠のいていきました。
主治医の先生や執刀医の先生にも会うのかと思ったら会わず。麻酔後に来たのかな。
「〇〇さん、〇〇さーん!」名前を呼ばれて、私は目を覚ましました。
意識が戻ったのを確認された後、ベットで運ばれて術後の個室に移動。
そこで主人と会うことができました。
「お疲れさま、頑張ったね。」と声をかけてくれた主人。手術は上手くいったと聞いてホッとしました。
私はというと…
本当に寝てる間に全て終わってた!という感じ。
目が覚めると10個くらいの管やコードのついた器具が体に付いてて「あぁ、本当に手術したんだな(身体にとって大きなことをしたんだ)」と実感しました。
その日は1日、休息の日。
「今日はゆっくり休んでくださいね。」と言われて「はい。」と言ったけれど
管がついてて起き上がることができない。寝るにしても、昼間も寝たしそんなにたくさん眠れない。ベットから動けなくて肩や背中が痛いし、熱も出てきた…
傷口の痛みよりも、寝たきり状態で何もできないことがきつくて「早く明日にならないかな〜」なんて思いながら夜を過ごしました。
そして、術後1日目から少しずつ体を動かすことが始まります。
私の中で「生きてる」ことを実感し、そして「これからの生き方」を考える特別な時間が待っていました。
