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Photo bysakuramochi925

【癜斑diary②】光線療法回目はコタツの䞭の焌き魚

    この倏から、毎週䞀回「光線療法」を受けに皮膚科に通っおいる。

    私が通っおいるクリニックでは「光線療法」ず呌んでいるけど、芁は玫倖線を照射する治療方法なので「玫倖線療法」ずも蚀われおいる。

    私は『尋垞性癜斑じんじょうせいはくはん』ずいう病気にかかっおいお、皮膚の深郚にある「メラノサむト」(メラニン色玠を䜜り出す现胞)が、ぜ぀ぜ぀ず消倱しおしたい、それがどんどん広がっおいき、今はカラダの䞀郚分が色抜けしお癜くなっおいる。

    そこで、この癜抜けした郚分に特殊な玫倖線を圓おお、メラノサむト现胞を再生しよう ずいうのが、この光線療法(玫倖線療法)である。

    普段は、凊方されたビタミンD入りの軟膏を、朝ず晩、せっせず患郚に塗り、日䞭は倪陜の光を济び過ぎないよう気を付け、週に䞀回、光線療法を受けにクリニックぞ行く。
    ずたぁ、こんな新たなルヌティンが、私の日垞に組み蟌たれおしたった蚳だ。
    もうホントに忙しい。


    ◇

    さお、光線療法の日。

    クリニックの受付で、蚺察刞を出しながら「光線、お願いしたす」ず䞀蚀䌝える。するず、他の蚺察の患者さんずは別に、凊眮宀にダむレクトに呌ばれる ずいうシステム。

    受付を枈たせお数分で、早速「Emikoさん」ず呌ばれた。

    他の患者さんが、䞀斉に「えっこの人、埅合宀に来たばかりなのに、もう呌ばれるの」ずいう驚きの目で私を芋぀める。

    「いやヌ、ごめんなさいね。実は私、光線なんですよ」
    ず、心の䞭で぀ぶやきなら、ちょっずすみたせんねぇ ずいうポヌズを取り぀぀、皆さんの前を通っお、そそくさず凊眮宀の方ぞ向かった。

    ドアを開けおスルリず䞭に入るず、カルテを手にした看護垫さんが、立っお埅っおいた。

    「どうぞ、こちらにお入りください」
    ず、光線療法の機材やベッドがギュヌギュヌに眮かれた小狭いスペヌスぞ、私を誘導する。

    ベッドにちょこんず腰を䞋ろすず、奥から先生がやっおきた。
    「どう前回初めお光線をやっおみお、その埌、肌は赀くならなかった」ず聞かれ、私は「はい、倧䞈倫でした。今はこんな感じです」ず答えながら患郚を芋せた。

    先生は、癜斑の郚分をあちこちチェックしお「うん、倧䞈倫そうだね」ず蚀い、そばにいた看護垫さんに「それじゃあ、前を分、背䞭を分、脇は 片偎分〇〇秒 」ず现かい指瀺を䌝えおいく。私にはずおも聞き取れないくらいの早口小声なのに、看護垫さんはハむハむず頷いおいる。おぉ、これぞたさに阿吜の呌吞だ
    䞀通り指瀺を䌝えるず、先生はスッず蚺察宀ぞ戻っおいった。


    看護垫さんは聞いたばかりの指瀺を取りこがさないよう、忙しそうにカリカリずカルテに曞き蟌むず、
    「それでは始めたしょうか」
    ず私に蚀った。それに合わせお、私も服を脱いで準備を始める。

    ◇

    ここのクリニックの光線療法の機材は、電気コタツのヒヌタヌ郚分がひずたわり巚倧化しお厚みも増したような感じのものだった。広範囲に光線が圓たるようになっおいる。

    もちろん暪ぞ光線が挏れないよう、ヒヌタヌ郚分の呚囲にはぐるりず黒い幕がかけられおいお、芋た目も確かに「コタツ」みたいである。
    患郚以倖は、黒い幕のお陰で光は圓たらないようになっおいる。でも䞀応、甚心のため、治療䞭は目をしっかり閉じおおくよう固く泚意された。

    私はベッドに䞊がり、あおむけになった。

    ◇

    さお、いよいよ治療がスタヌト。

    たずはカラダの前郚分(お腹偎)に分。
    スむッチが入るず、光線が照射されおいるずころがほんわかず枩かくなった。痛くも痒くもなく、気持ちのいい枩かさだ。

    次は、埌ろ郚分(背䞭偎)に分。
    う぀䌏せになり、光を圓おおもらう。
    この時、ふず、魚の干物がグリルでこんがり焌かれおいるシヌンが目に浮かんだ。
    なんだか今の私、干物みたいだわ。
    いい色目でふっくら焌きあがったアゞの干物のように、私の肌の色もたた戻っおくれるずいいなぁ 。
    耐色に焌けた矎味しそうなアゞを思い出しながら、色抜けした癜斑の箇所が、他の健康な肌色ず同じ色に埩掻するこずを、心の䞭で静かに祈る。

    ◇

    最埌は䞡脇。片偎ず぀分ず少々。

    さっき圓おたばかりの箇所に、再び光を圓おないよう、すでに照射枈のずころには黒い垃がかぶせられる。

    现かいずころたで気を付けおくださる看護垫さんに感謝しながら、片偎ず぀圓おおもらう。

    こうしお、この日の治療は無事に終了。ここたでが光線療法のクルヌだ。

    服を着お、凊眮宀を出た。
    この埌、䌚蚈を枈たせる。

    こんな感しで、毎週通わなくおはいけない。ガンバロりず思った。

    ◇◇


    そしお今日。

    今週の治療のため、たたクリニックに行く。
    ずころが、今日はCORONA拡倧のため、緊急性のある患者さん以倖、治療はお䌑みずのこずだった。

    玄関前で次々ず来院する患者さんに状況説明しおいた看護垫さんに聞いたずころ、珟圚、CORONAの圱響でスタッフが䞍足しおしたい、おんおこ舞いなんだずか。ひぇヌ。

    「本圓にすみたせん。今は『今埌どうなるのか』も党くわからない状態で 。ずりあえずお盆䌑みが終わる頃に、䞀床『やっおいるかどうか』を電話で問い合わせおもらえたすか」ず平謝りの看護垫さん。

    実は、珟圚、私が䜏んでいる垂では、CORONAがものすごい勢いで増え続けおいお、ちょっず心配な状態なのだ。しかも、垂䞭感染がゞワゞワ広がっおいる最䞭なのに、お盆の垰省者や芳光客もどんどん増えおいお、ちょっずカオスず化しおいる。

    発熱倖来ずは関係ない科でも、こうしおCORONAの圱響を受けるんだもの。今回の波はかなり広く深く蔓延しおいるず蚀えよう。

    こんな時だもん、了解、了解。
    「わかりたした。来週、電話しおみたすね」ず答えた。
    そしお、看護垫さんに「倧倉ですね。ご苊劎様です」ず劎いの気持ちを䌝えお、駐車堎ぞず戻った。

    やる気満々できたから、なんだか肩透かしにあったような気分だけど、たっ、こんな日もあるさ。

    次週は受けられるずいいなぁ ず思い぀぀、家路に぀いたのだった。


    ③ぞ぀づく


     
     
     
    文章を曞いおいたす高山垂民ラむタヌ倧日本垂2021カタリベ note受賞歎「私が応揎する䌚瀟」2019幎 審査員特別賞・「やさしさにふれお」2020幎 Panasonic賞 ▶https://emikoshimohata258.my.canva.site/

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