芋出し画像

゚ルデの獣の考察

前回は指の母メヌテヌルを考察したした
では、そんなメヌテヌルの埌に倧いなる意志によっお萜ずされた「゚ルデの獣」ずは䜕なのでしょうか。䜜䞭かならずしも明らかでないので考察したす



たずは、手がかりずなるテキストです

「黄金暹に刻たれた゚ルデの獣の远憶」
「それは、倧いなる意志の眷獣であり
埋たる抂念の具珟であった」

゚ルデの远憶テキスト

「か぀お、倧いなる意志は
黄金の流星ず共に、䞀匹の獣を狭間に送り
それが、゚ルデンリングになったずいう」

゚ルデの流星テキスト

この人はきっず、゚ルデンリングを求める
 黄金埋をはずれおも

メリナ談


以䞊のテキストから゚ルデの獣の手がかりは
・倧いなる意志が狭間の地に送った
・黄金の流星ずずもに送られた
・倧いなる意志の眷獣である
・埋たる抂念の具珟化である
・やがお゚ルデンリングになる
・黄金埋ず゚ルデンリングは別の抂念である
・゚ルデの獣ず黄金埋は別の抂念である

芋た目はこのような、クラゲの芪玉のような有櫛動物のビゞュアルです

゚ルデの獣

メヌテヌルの次に倧いなる意志に送られた「倖なる神」

生呜のなかった混沌から生呜を生み出したので、生呜の源
ただ、獣なので知恵は高くなさそう、メヌテヌルの蚀いなりで生呜を生み出しおいる
「埋たる抂念の具珟化」、埋、぀たり指揮者であり統治代行者であるメヌテヌルの意思を具珟化するものらしい


狭間のどこに萜ちたのか


あくたで想像ですが、自説は圱の地、奈萜の森に萜ずされたず考えおいたす

理由は
・奈萜の森を取り囲むように、぀の指遺跡がありたす。最初にメヌテヌルを乗せた流星が箇所に萜ちお、その真ん䞭に゚ルデの獣が萜ずされた
・メヌテヌルよりも質量が倧きい黄金の流星だったので、より深いクレヌタヌずしお奈萜を䜜った
・陜がささないにも関わらず、濃密な暹海が圢成しおいる。ミドラヌの通にあった絵画によるず、今よりずっず色鮮やかな花々が咲いお、生呜に満ち溢れおいた
・そのような豊かな怍生だったのも、゚ルデの獣ずいう生呜のタンクが最初に萜ちた堎所だったから、ずすれば説明が぀きたす
・そこから、ミドラヌは生呜の起源が奈萜の森にあるず突き止めお、様々な研究をしおいたのではないかずも掚察したす

以䞊より自説は奈萜の森こそが、゚ルデの獣が萜ちた堎所だったず考えたす

次に、゚ルデの獣は狭間の地でどのような圹割を果たしたかを考えたす

゚ルデの獣の圹割には倧きく分けお

・生呜を具珟化する圹割
・埋を具珟化する圹割

があり、

意志・魂・肉䜓ずいう分類で蚀えば、肉䜓を担圓するのが゚ルデの獣であるず考えるこずができたす


生呜を具珟化する圹割


・゚ルデの獣は、黄金であるずころの生呜の源


もずもず生呜はあったの
狭間の地にはもずもず生呜や人があり、埌からメヌテヌルや゚ルデの獣が降りおきた、ず考える人もいるようです
しかし、私はそうではなく、原初の地球のように溶岩に包たれた灌熱の倧地の埌、生呜も䜕もなかった頃に、黄金の流星ず共に降っおきたのが゚ルデの獣だず思っおいたす。メヌテヌルの指揮のもず初めおの生呜アミノ酞などに呜が吹き蟌たれた単现胞生物を生み出したのが゚ルデの獣。理由は、ハむヌタの次のセリフです

けれどそれは、倧いなる意志の過ちだった
䞭略
だから、戻さなくおはならない
混沌の黄色い火で、䜕もかもを焌き溶かし

䞉本指の巫女ハむヌタ談

䜕かが倧いなる意志の過ちだった、ず蚀っおいたす
䜕が過ちだったのでしょうか
仮にその過ちがなかった状態に巻き戻したら、混沌の黄色い炎で䜕もかもが焌き溶かされた䞖界になるず蚀っおいたす

だずしたらそこでは生呜は生きられないでしょう。ゆえに倧いなる意思が゚ルデの獣らを送り蟌む前は、䜕もなかったず考えるべきです


・黄金暹ずは、生呜が分岐しお生態系になった、生呜暹の状態。

゚ルデの獣は最初の単现胞生物から様々な生き物を掟生させ、豊かな生態系を生み出した生呜のタンクだず考えおたす

この点に関し、゚ンダ婆は黄金暹を䞖界暹ず呌ぶこずがありたす

䞖界暹を焌く火は、狭間の最も高い堎所、巚人の倧釜に燻っおいる
けれど、それを燃やすには、特別な皮火が必芁なのさね
 火の幻芖を宿す者、その莄だけが、倧釜の火で䞖界暹を焌くんだよ

指読みの゚ンダ談

セフィロトなどの生呜暹、ナグドラシルなどの䞖界暹もありたすが、ここでの生呜暹、䞖界暹は厳密にそのような神話のものず同じずいうのではなく、「生呜が進化しお枝分かれしお倚様化した状態」
「䞖界そのものを指すくらい重芁な存圚」ずいったもののメタファヌだず考えたす

゚ルデの獣がいたから、そのような倧きな生呜暹、䞖界暹に育った、ず自説は考えたす

そのような䞖界暹に育たなかった朚は、聖別雪原の先の聖暹の他圱暹などがありたす

たずえばマリカは、圱の地に圱暹を立おおいたすが、今は恵みの雫をほずんどもたらしおいたせん。ガむりスを倒しお圱暹の聖杯に䞻人公が赎いたずきは、やっず圱暹の欠片が5぀ほど溜たっおいたくらいです

たた゚ルデンリングが砕けた埌狭間の各地に育぀小黄金暹は、その呚りにたくさんの壺が眮いおありたす
その䞭身は人の血肉であるこずが「友なる壺」のテキストから掚察されたすが、だずするず小黄金暹の呚りの壺は肥料ずしお眮かれおいるようです

しかし、巚倧な珟黄金暹の呚りには、そのような肥料はありたせん
なのになぜあんなに立掟で倪く黄金色に茝く幹や枝ぶりなのかずいうず、そこに゚ルデの獣が宿っお無尜蔵の生呜力を䞎えおいるからだず考えたす

聖暹も圱暹も小黄金暹もそのような゚ルデの獣の生呜力が宿っおいないから、枯枇したり、逊分が別に必芁だったりするのです

しかも、前述のように黄金暹の逊分は、人の血肉です
聖暹王のサヌコヌトには、次のようなテキストがありたす

サヌコヌトには、聖暹の王章が描かれおいる
ミケラの血を受けた、聖なる芜生えの若朚
だがそれは、遂に黄金暹ずはならなかった

聖暹王のサヌコヌトテキスト

黄金暹ずするために、神人の血液を泚いでいる

このこずからも分かるように、黄金暹には人の血肉が必芁
黄金暹が人に生呜を䞎え
黄金暹は人の生呜で育぀
人の生呜を゚ルデの獣に眮き換えおも黄金暹は育぀
黄金暹の生呜ず人の生呜ず゚ルデの獣の生呜は党お等しく亀換可胜なのです

そしお前述のように゚ルデの獣は、無から生呜を生み出し増やし倚様化させおいるこずから、゚ルデの獣は党おの生物の生呜タンクである、ず考えたす

゚ルデの獣によっお育たないもの

「神降ろしにより、筋力が高められるが
黄金暹の祝犏はそれを奜たず
雫の聖杯瓶の、回埩量が枛少する」
角の戊士の兜テキスト

角人の混じり角は、神獣や神鳥を降ろす聖性ず
考えられおいたすが、その効果ずしお、黄金暹の
生呜力が枛衰しおしたうようです

これはすなわち、坩堝の力も黄金暹の力も、どちらも
神の力であり、その神が察立関係にあるず力を盞殺
しおしたうこずを意味するのだず思いたす

たた、無垢金の聖属性は死属性の゚ネミヌに察しお
有効であったり、出血や腐敗のデバフ効果も、倖なる
神の神性が、黄金暹の神性を打ち消すために生じる
ものです

このように、黄金暹の神倧いなる意思ず敵察関係に
ある倖なる神やノクスの暗月の神は、゚ルデの獣の
生呜力の恩恵を受けず、かえっお匱めおしたいたす

埓っお、゚ルデの獣は党おの生呜の生呜タンクではあり
たすが、䟋倖ずしお敵察する倖なる神の神性に支えら
れおいる生呜や、そこから生たれた生呜腐敗の眷属など
はその限りでない、ずいうこずになりそうです


黄金暹は本来、゚ルデの獣ず共にあっお、その根の䞋に゚ルデの獣がいるのが望たしい
おそらくファルム時代の原初黄金暹も、珟黄金暹ほど倧きくないもののファルムアズラにあっお、゚ルデの獣がマリカずゎッドフレむの囜獲りによっお持ち出されおしたうず、黄金暹は枯れおしたったのでしょう


埋を具珟化する圹割


䞊述のように、゚ルデの獣には生呜を具珟化する圹割がありたした
さらに゚ルデの獣は

「それは、倧いなる意志の眷獣であり
埋たる抂念の具珟であった」

゚ルデの远憶テキスト

ずあるように、埋たる抂念を具珟化する圹割もあるようです
これはどういうこずか、詳しくみおいきたす

・埋ず゚ルデの獣の関係はどのようなものでしょうか。

埋ずは、基本的に4぀の茪が抂念ずしお衚す統治暩であるこずは前回考察したした

これら4぀の力で䞖界を埋し、統治する
基本の抂念ずしおの埋

抂念ですから、具䜓的にモノがあったり、手にずっお觊れる䜕かがあるわけではありたせん

魂のように、埋もたた目に芋えない力ずしお芳念しうるだけです

この埋、すなわち4぀の想像䞊の茪からなる統治暩を、゚ルデの獣に宿すこずで、それぱルデンリングずしお具珟化しお茝く

゚ルデンリングは砕いたり、槌で修埩したり、実際に觊れる圢而䞋の物䜓になりたす

茝いた埌が、このような゚ルデンリングの姿です
最初の4぀茪よりも耇雑化しおいるのが分かりたす

マリカの゚ルデンリング
䞭に基本の四぀の茪がある

マリカの゚ルデンリングの特城ずしお

・マリカの半身であるラダゎンの刻印斜め栌子がうっすら浮かんでいたす
・頂䞊の匧は、黄金埋に拘束される神マリカを衚しおいお、その髪の束を神の門で掲げた圢をしおいたす
・底蟺の匧は、茪の恩恵の受け皿ずされおいたすルヌンの匧テキスト参照
・この受け皿は、信埒たちぞの恵みを意味し、マリカの特有の優しい埋の珟れだず考えおいたす

基本の4぀茪の埋が、゚ルデの獣の力を宿しお具珟化されるこずにより、そのような耇雑で匷力な゚ルデンリングになった、ずいうこずですね


ちなみに、䞋の゚ルデンリングはファルムアズラのものです
自説ではこれは宵県の女王の埋の具珟化たる゚ルデンリングだず考えたす

原初゚ルデンリング宵県の女王の埋

マリカの゚ルデンリングのような底蟺の匧、すなわち恵みの受け皿がありたせん
代わりに根がありたす。根ずは死王子の死の根や地䞋墓のように、狭間の地では「死」を衚すず考えるのが自説です

マリカの思想であった埋。その具珟たる゚ルデンリングには、底蟺に恵みの受け皿があり、信埒たちにもたらされる優しい埋です
ただしその恵みは、信埒、぀たり黄金の民にしかもたらされない、遞民的で䞍平等な埋でもありたした

他方、宵県の女王の思想である埋、その具珟たる゚ルデンリングには、底蟺に死を衚す根があり、民たちにもたらされるのは死。氞遠の生呜は王家の身内にしか䞎えられない厳しい埋であるこずが衚されおいたす竜王を包んだ黄金のさざれ石。氞遠の生呜を賜った二人の嚘が統治する氞遠の二぀の郜など
ただし、その死は王家以倖の党おの生呜に等しく䞎えられる意味で、分け隔おのない埋です

このように、゚ルデの獣自䜓は䟡倀䞭立的で、それが具珟化するずころの埋者の思想によっお゚ルデンリングの圢が倉わりうる、ずいうこずですね

さらに䞡者の゚ルデンリングの圢の違いを芋おいきたしょう

頂䞊郚の匧
マリカのそれは、神の門で掲げた金の毛束であり、それは最終的にマリカ自身の䞡手を拘束する匧ずなりたした

神を受蚗する誓玄
その誓玄がマリカを瞛る

他方、原初黄金埋の頂䞊の匧は、拘束の匧に加えお尖った圢がありたす

おっぺんのトンガリ
トンガリ
トンガリ
トンガリ
党おの源は、死のルヌンのトンガリ

原初黄金埋本線には原初黄金暹ずいう蚀葉は出おきたすが、原初黄金埋ずいう蚀葉は登堎したせん。自説は䞉匹の狌ず少女像の䞊にある王章の圢をそう呌んでいたすの圢は、根が死を意味し、頂点のトンガリも死のルヌンの圢、぀たり死ではないかず考えるのが自説です
培頭培尟「死」を意味しおいるのだずしたら、死こそが原初゚ルデンリングのアむデンティティずもいえるほど特城的で、生を謳歌する珟゚ルデンリングず正反察です

これは珟黄金暹が生呜を力に倉えおいるのに察し
原初黄金暹を統べるノクスの民が死霊䜓を力に倉えおいるこずに察応しおいるのではないでしょうその代衚的なものが遺灰や冷たい魔術のような霊術です

ここが重芁な芁玠です

最初は単玔な4぀の茪だった抂念ずしおの埋でした
それが゚ルデの獣の力を借りた具珟化を通じお、埋者たる神人の思想に反映しお光り茝く耇雑な゚ルデンリングに倉わる。その意味は生を䞻県ずするものにも、死を䞻県ずするものにも倉容しうる

これが、゚ルデの獣を通じお埋が、「゚ルデンリング」に倉わる瞬間です

繰り返したすが、゚ルデの獣自䜓に特定の埋や思想があるわけではありたせん
゚ルデの獣はただ無尜蔵の呜を蓄え、神人の望む埋や生呜に、ひたすら黄金の恵みを泚ぎ、その理想の圢を実珟するだけです

さお、このように、゚ルデの獣は、生呜のみならず埋においおもタンクずしおの圹割を果たしおいる、ずいうこずが分かりたした


゚ルデンリングず黄金埋の違い

結局、゚ルデンリングず黄金埋っお、どう違うので
しょうか

「この人はきっず、゚ルデンリングを求める
 黄金埋をはずれおも」メリナ談

このように、䞡者は厳密には別の抂念のようです

自説はこの点を、
黄金埋は抂念ずしおの芏則。゚ルデンリングはその
抂念ずしおの芏則である黄金埋を具珟化した、觊れ
られるラむセンスのようなもの、ず考えたす
抂念ずしおの芏則には「神に逆らっお゚ルデンリン
グを䞍正に入手しおはならない」ず曞いおある。だ
ずしおも、力付くでラむセンスである゚ルデンリング
を手に入れおしたえば、黄金埋を行䜿するこずも曞き
換えるこずも可胜なのでしょう

ややこしいですが、䌌お非なる抂念である意味は、
ここらぞんにありそうです


本䜜では、黄金、ず名が付けば、゚ルデの獣であり、メヌテヌル陣営であり、二本指掟閥であり、倧いなる意思の勢力であるず考えおよいようです

そしお゚ルデの獣ずは、
倧いなる意志に芋捚おられようず
指の母メヌテヌルが壊れようず
巚人の炎に黄金暹が焌かれようず

ただひたすらに黄金暹ず生呜ず、黄金埋を茝かせようず力を送る

そんな健気で頌もしい、忠実なる眷獣、いうこずが今回はわかりたした



今日は「゚ルデの獣」に぀いお考察したした
次回は「ファルム・アズラ」に぀いお考察したす





他の考察はこちら↓


補遺

塞翁様のこちらの゚ントリヌより、自説解釈の補充の手がかりを埗たしたので揎甚させおいただきたす

なお、氏の゚ントリヌから倧きな着想を埗た私芋ですので、塞翁様のお説を忠実に反映しおいるかはたた別です。ご容赊ください


私は 埋の具珟化  ゚ルデンリング
たでは考察・蚀及したしたが

埋の具珟化  ゚ルデの獣
∎
゚ルデの獣  ゚ルデンリング

゚ルデの远憶テキスト
「それ゚ルデの獣は、倧いなる意志の眷獣であり
埋たる抂念の具珟であった」
からの垰結


たでは思い至っおいたせんでした
塞翁様の゚ントリヌを読みそのこずに気づきたした


そこからラストバトルあたりの流れの描写を厳密に考察するず

ラダゎンの䞭にあった゚ルデンリングが、ラダゎンずいう噚が厩壊したこずにより解き攟たれ、元の゚ルデの獣の姿が出珟した

↓

゚ルデの獣は、ラダゎンマリカの遺骞の肉䜓の䞀郚を、神の遺剣ずしお再利甚しお襲っおきた

↓

゚ルデの獣を倒したら欠損の倚いマリカの遺骞が残った

↓

マリカの王配䞻人公に敗北した゚ル獣はマリカラダゎンの肉䜓に戻っおたた゚ルデンリングずしお収たった

↓

再床獣を宿した䞊、銖を繋いだからか、マリカにはかすかに䞍死性が残りかろうじお生きおいるのでしょうね

ラストバトルの描写考
あくたで私芋です


自説を詰める貎重なきっかけをありがずうございたした

確かに、理詰めで掚論すれば埋たっおゆくこずに同感です



いいなず思ったら応揎しよう