
【未経験&初心者向け】50分レッスンの基本の流れ│教案づくりの6つのステップ
「えっ、まだあと10分もある……どうしよう」
「あ、もう時間だ! 練習が全然終わってないのに……」
日本語学校での20名に対してのレッスンと、オンラインでのプライベートレッスン。
どちらも同じ時間であっても進み具合がまったく異なり、最初の頃の私は上手に時間配分ができていませんでした。
プライベートレッスンは、先生と学習者さんの1対1。だからこそ、目の前の学習者さんの反応によって進み具合が変わってきます。
たくさん話してくれる人もいれば、寡黙な方もいます。同じ文型を教えるにしても、学習者さんが異なれば、時間が余る時もあれば、全然足りない時もあります。
今回は、今までの経験と失敗を元に、50分のプライベートレッスンを想定した時間配分をお伝えさせていただきます。
この記事は、サイト『日本語教師のたまご』にある記事を要約した内容となります。
レッスンの基本の流れ
まずは、基本的な時間配分の目安をご紹介します。
この6つのステップを教案のベースにしてみてください。
※時間配分はあくまでも目安です。
使用するテキスト・学習者さんのレベルや性格などによって異なります。
① ウォーミングアップ(5分) いきなり勉強を始めず、「元気ですか?」「昨日は何をしましたか?」といった雑談や前回の復習で、頭を日本語モードに切り替えます。
② 導入(5分) 今日勉強する文法を、イラストや写真を使って「どんな場面で使うか」視覚的に見せる時間です。「この言葉、言いたい!」と思ってもらうようにします。
③ 学習事項の提示(5分) 「どんな時に(意味)」「どんな形で(作り方)」使うのか、ルールをクリアに伝えます。ダラダラ説明せず、すっきりと要点を提示します。
④ 練習(20分) フラッシュカードでの変形練習から、文作りなど、学習者さんにたくさん口を動かしてもらいます。
⑤ 応用(10分) 実際の場面を想定したロールプレイや、自分のことについて話す自由会話(タスク)を行い、「自分の言葉で伝わった!」という成功体験を感じてもらうようにします。
⑥ まとめ(5分) 今日習った文型を再確認し、頭の中を整理します。導入で使ったスライドをもう一度見せるだけでも十分効果的です。
パニックにならないための3つの事
上記の時間配分は、あくまでも想定にすぎません。
実際にレッスンをすると、大幅にずれてしまうこともあります。
そうなってしまった時も、パニックにならずにレッスンを進めていかなければいけませんよね。
そのために、事前に行っておくと良い3つのことを紹介します。
1. 時間を書いておく
最初の頃は、各プロセスの横に「10:05〜」「10:10〜」のように、実際のレッスン時間を予測してメモしておくことをおすすめします。
「20分練習する」とだけ考えていると、授業中に時計を見た時に「あれ?今って進みすぎてる?遅れてる?」とパニックになりやすいです。
「練習 ~10:30」などと具体的な時間を書いておくと分かりやすいです。
2. 時間配分は目安
先に紹介した50分の配分は、あくまでも私のこれまでの経験上「こんな感じで進めるとやりやすいな」という一例にすぎません。
ですから、実際のレッスンで時間が前後しても、まったく問題ありません。
学習者さんはロボットではないので、文法の理解度も違えば、話すスピードも違います。
「練習」のステップで躓いてしまい、応用まで辿り着けずに練習の途中で50分が終わってしまう……なんてこともありました。
「今日は応用まで行けなかったな。でも、その分しっかり練習ができたからOK!」と、目の前の学習者さんの歩幅に合わせることの方が、よっぽど大切です。
3. 絶対に焦らない
予定していた教案通りにレッスンが進まないと、頭が真っ白になって焦ってしまうかもしれません。
しかし、先生が時計ばかり見て焦っている空気は、オンラインであっても画面越しに学習者さんにも伝わってしまいます。
日本語レッスンで一番大切なのは、スケジュールを守ることではなく、「学習者さんが安心して、楽しく日本語を話せる環境を作ること」です。
時間が足りなくなったら「続きは次回やりましょう!」と言えばいいし、時間が余ったら「じゃあ、今日覚えた言葉を使って、もう一回おしゃべりしましょう!」と雑談に戻ればいいんです。
時間が余った時のために
時間が余ってしまった時のために、1つか2つ程度、会話練習やゲームなど余分に考えておくのも、一つの方法です。
もちろん、時間が余るような教案は作らないようにしますが、それでも、とてもスムーズにレッスンが進むこともあります。
そうなった時に、その日の文型を使ったプラスの練習があれば、先生も安心ですし、学習者さんにもプラスになります。
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学習者さんのためのレッスン
ここまで、基本的なレッスンの流れを見てきましたが、導入の内容は、学習者さんによって異なります。
「同じ文法だから、会社員と学生は同じ導入でいいの?」
「ゴール設定(目標設定)って必要なの?」
「学習者さんのためのレッスンてどういう事?」 など
「日本語を教えるための『土台(基礎)』」を固めてから日本語教師としてデビューしませんか。
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