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「 車窓 」

    ねことけんじ

    「 笑っていたあとに残ったもの 」を、ただ持って帰っただけ。

    見えているのに触れられないものがある。
    速度があるからこそ、輪郭だけが残る。

    これは、通り過ぎる時間の記録です。綴る。


    『車窓』

    車窓に映る自分に微笑むひと

    見いってる

    髪をさわる

    自分をみつめる
    否

    自分をみつける?

    ときおり
    すまほに目を移す
    又

    車窓に目を移す

    耳にイヤホン
    口角あがる
    頬ゆるむ
    目わらう

    ガラスに増える

    自身に自身で
    合わせ鏡

    瞬きの数だけ
    自身が増える

    御影で降りた




    読み終えたあと、何かが残るなら、
    それは言葉ではなく、あなた自身の間隔
    だと想います。

    答えは起きません。
    ただ、静かな痕跡だけ残します。


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    生業→世界の誤訳者。海沿いの地方都市で言葉を拾うMC。灰汀詩人。 スキ→赤と黒・イチゴ味・60s~80s洋楽・レコード・模型・曇り時々強風・カシオレ・ドラム・シュレッダー・紙ヤスリ・粘土・坂道(頂上)・淡水湖・ドローン・めがね・サイケ・レトロ・go-go-・黄色いウクレレ

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