
🟦テスラ、AIスーパーコンピューター「Dojo」開発チームを解散 外部依存へ大転換
テスラが自社開発していたAIスーパーコンピューター「Dojo」の開発を停止し、チームを解散するという決断は、同社のAI戦略と半導体調達の方向性を大きく変える動きです。
🟦 テスラ、AIスーパーコンピューター「Dojo」開発チームを解散
テスラは2021年から開発を続けてきたAIスーパーコンピューター「Dojo」のプロジェクトを中止し、担当チームを解散しました。リーダーのピーター・バノン氏は退社し、メンバーの一部はスタートアップ企業DensityAIに移籍。残りは社内の他部門に再配属されています。
Dojoは自動運転やロボティクス、データセンター向けのAI処理を目的とした自社設計スーパーコンピューター
2025年に「AI6」チップがSamsung工場で量産予定だったが、今後は開発継続が不透明に
テスラはコンピューティングをNVIDIA・AMDに、チップ製造をSamsungに委託する方針へ転換
🟦 苦境と外部依存強化の背景
この決定の背景には、テスラの直近の業績悪化と、自社開発インフラのコスト負担があります。2025年第2四半期決算では売上が前年同期比12%減、純利益は16%減と大幅減益。高性能AIチップやスーパーコンピューター開発は莫大な投資を伴い、短期的な収益改善が難しいため、NVIDIAやAMDといった既存の強力な外部ベンダーへの依存を高める選択をしたとみられます。業界全体ではAI需要が高まる中、垂直統合型の開発を維持するには規模と資本が必要で、Teslaは「集中と選択」の戦略を取った形です。
🟦 まとめ
テスラはDojo開発を停止し、AI計算基盤を外部依存へシフトさせるという大きな方向転換を行いました。
テスラがDojoを手放す判断は、一見すると撤退にも見えますが、背後にはxAIなど他のリソースを活用した全体最適化の狙いがあるのかもしれませんね。