メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【温泉ファンタジー】Sa・Ga3 温泉の覇者 第5話 変態兄妹?

     機関室の入口。
     いつの間に現れたのか、一人の男が立っていた。
     黒いスーツ。
     眼鏡。
     細身の体格。
     年齢は太郎達とそう変わらないように見える。
     眼鏡の男は腕を組みながら、スパ子をじっと見ていた。
     眼鏡の男
    「失礼……お取り込み中でしたか。」
     スパ子
    「お取り込み中じゃない!」
     眼鏡の男
    「マニアックなプレイ中なのかと?」
     スパ子
    「んな訳あるか!」
     眼鏡の男は顎に手を当てる。
     まるで珍しい展示物でも見つけたかのような顔だった。
     眼鏡の男
    「プレイでなければ何故このような……。見られたいのであれば鑑賞しますよ?」
     スパ子
    「鑑賞してんじゃないわよ!」
     眼鏡の男
    「目の保養になります。」
     スパ子
    「ふざけんな!見るな!」
     スパロウ
    「いきなり何なんだ、お前?」
     眼鏡の男
    「失礼。遺跡調査を行っていたのですが、まさかこのようなプレイ現場に遭遇するとは思わず……。」
     スパ子
    「プレイじゃない!」
     スパロウ
    「遺跡調査しているなら、何とかできないか?」
     眼鏡の男
    「こういうプレイにはあまり詳しくなく……。」
     スパ子
    「そこじゃない!プレイから離れろ!」
     眼鏡の男
    「スライムの専門でもありませんよ……まあ、剥がすことなら出来ます。」
     スパロウ
    「剥がせるのか?」
     眼鏡の男
    「もう少し鑑賞してからでも良いのでは?」
     スパ子
    「良いわけあるかぁ!!」
     その直後。
     入口の向こうから別の声が聞こえた。
    「あー、いたいた。」
     軽い調子の女の声。
     続いて現れたのは派手な格好をしたギャルだった。
     ギャルは機関室の惨状を見るなり吹き出した。
     ギャル
    「あははっ!」
     スパ子
    「笑うな!」
     ギャル
    「ごめんごめん。でもウケる〜。」
     眼鏡の男は大きくため息をつく。
     眼鏡の男
    「静かにしないか。」
     ギャル
    「無理っしょ〜。」
     スパロウ
    「知り合いか?」
     眼鏡の男
    「一緒に調査している妹だ。」
     スパ子
    「誰でもいいから助けてぇ!」
     眼鏡の男
    「わかりました。触らずに引き剥がせばいいのですね?」
     スパロウ
    「できるのか?」
     眼鏡の男
    「私はエスパーですからね。念動力で引き剥がしましょう。」
     スパロウ
    「エスパー?」
     スパ子
    「いいから、やるなら早くして!」
     眼鏡の男
    「では……はぁぁぁ!」
     スライムがびくりと震える。
     スパ子
    「ん!」
     眼鏡の男
    「はぁぁぁ……はぁっ!」
     次の瞬間、スライムが動いた。
     動いたが、引き剥がれることなく形だけが変わる。
     当然、スパ子の体勢も変わった。
     より、きわどくなった。
     眼鏡の男
    「ふぅ、これで良し。」
     スパ子
    「良くねーよ!何してんだテメェ!」
     眼鏡の男
    「より鑑賞しやすいように……。」
     スパ子
    「鑑賞じゃねーよ!太郎も見るな!」
     スパロウ
    「み、見てねーよ?」
     眼鏡の男
    「まあまあ。でもこれでわかったはずです。私の力を。剥がそうと思えばいつでも剥がせます。」
     スパ子
    「ふざけろよ!?」
     ギャル
    「あー、ゴメンねぇ。おにぃは変態だから?」
     眼鏡の男
    「変態ではない!」
     ギャル
    「代わりにあーしがやるから許して?」
     スパロウ
    「お前も使えるのか、念動力?」
     眼鏡の男
    「だめだ、お前は雑すぎる!」
     スパ子
    「いいから早く助けてぇ!」
     眼鏡の男
    「やめろ、私の楽しみを・・・!」
     スパ子
    「本音が出てるんですけどぉ?!」
     ギャル
    「ほい!」
     ギャルが力を使った瞬間。
     するんっ。
     スライムが綺麗に剥がれた。
     上の水着も一緒に外れながら。
     スパ子
    「え?」
     ギャル
    「あれ?」
     眼鏡の男
    「よくやった!」
     スパロウ
    「!!」
     スパ子
    「〜〜〜〜〜!」
     自由になったスパ子は左手で胸を隠しながら、右手を振るった。
     しゅばばっ!
     トス、トス!
     スパロウと眼鏡の男の額に手裏剣が突き刺さる。
     スパ子
    「見るな!」
     ギャル
    「あっはは〜、ゴメンゴメン。」
     スパ子
    「あんた、悪いと思ってないでしょ?」

    画像

    第4話 機関室の居候   目次    第6話 エスパー兄妹

     
     
     
    DERAです。 ガンダムやMSについて、好きな機体や勝手な仮説を書いていきます。 走る前から何かがズレるマラソン日記、普通なら流すところに引っかかる雑談、温泉に3分入ると強くなる男の創作ファンタジーを書いています。

    あなたへのおすすめ