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【温泉ファンタジー】Sa・Ga3 温泉の覇者 第4話 機関室の居候

     巨大な主機関に覆い被さるように、一体のスライムが張り付いていた。
     ぷるん。
     巨大な身体がゆっくりと揺れる。
     メカ
    「問題ノ原因デス。」
     スパ子
    「いやいやいやいや!」
     スパロウ
    「なんでこうなるんだよ!?」
     メカ
    「長期間放置サレタ結果デス。」
     スパ子
    「雑な説明やめなさい!」
     ぷるるん。
     巨大スライムがもう一度揺れる。
     スパロウ
    「倒せばいいんだな?」
     メカ
    「推奨シマセン。」
     スパロウ
    「なんでだ?」
     メカ
    「物理攻撃ハホボ効果ガアリマセン。」
     メカ
    「ソレニ触ルト剥ガレナクナリマス。」
     スパ子
    「嫌な情報しかないんだけど。」
     メカ
    「好戦的デハアリマセン。」
     メカ
    「放置シマショウ。」
     スパロウ
    「いやダメだろ!」
     スパ子
    「お前が言うのか、それ!」
     メカ
    「強イテ言エバ火ガ弱点デス。」
     スパ子
    「火ね。」
     スパ子は胸元から巻物を取り出した。
     スパロウ
    『巻物だけはそこから出るんだな……。』
     スパロウは遠い目をする。
     スパ子
    「ふふん。」
     スパ子
    「今度こそ私の出番ってわけね。」
     巻物が開く。
     描かれた文字が淡く光り始めた。
     スパ子
    「いっけぇ!」
     次の瞬間。
     巻物から解き放たれた炎が巨大スライムへ襲い掛かる。
     ゴォォォォッ!!
     機関室が赤く染まった。
     スパロウ
    「やったか!?」
     メカ
    「強力ナ炎デ一気ニ蒸発サセル必要ガアリマス。」
     スパ子
    「え?」
     メカ
    「中途半端ナ熱量ハ逆効果デ……。」
     スパ子
    「え?」
     メカ
    「アッ。」
     スパ子
    「先に言えー!」
     ボコォッ!!
     巨大スライムが膨れ上がる。
     スパロウ
    「でかくなった!?」
     メカ
    「活性化シマシタ。」
     スパ子
    「活性化ぁ!?」
     ぷるんっ!
     巨大スライムが大きく揺れた。
     次の瞬間。
     どばっ!
     スライムの一部が飛び出した。
     スパ子
    「きゃっ!?」
     避けきれない。
     半透明の塊がスパ子へ張り付いた。
     スパ子
    「ちょっ!?」
     べたぁっ!
     スライムは腕から肩へ、肩から腰へと広がっていく。

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     スパ子
    「取れない!?」
     スパロウ
    「大丈夫か!?」
     スパ子
    「全然大丈夫じゃない!」
     スパロウが近付こうとする。
     だが。
     メカ
    「推奨シマセン。」
     スパロウ
    「なんでだよ!?」
     メカ
    「触レルト同ジヨウニ捕獲サレマス。」
     スパロウ
    「なんだそれ!?」
     スパ子
    「助けなさいよ!」
     スパロウ
    「どうやってだ!?」
     スパ子
    「知らないわよ!」
     スライムに取り憑かれたスパ子。だが、締め付けられるわけでも飲み込まれるわけでもない。どうやらそれ以上なにかをするつもりはないらしかった。
     スパ子
    「なにかする気はないのかしら?」
     メカ
    「捕食中デスヨ?」
     スパ子
    「捕食!?」
     メカ
    「ハイ、水ハ最強ノ侵食物デス。何万年モカカレバ必ズ侵食スルコトガ可能デス。」
     スパ子
    「長いわ!そんなに生きとれんわ!」
     メカ
    「大丈夫デス。スライム側カラ水分ヲ供給スルコトデ捕食物ノ鮮度ヲ保チ、長ク捕食ヲ楽シムノデス。」
     スパ子
    「怖い怖い怖い!」
     スパロウ
    「なんとかならないのか?」
     メカ
    「無理ニ剥ガスノハ推奨シマセン。ソレニ触ルト同ジヨウニ捕エラレテシマイマス。」
     悩むスパロウ達。
     その時だった。
    「ほう……。」
     聞き慣れない声が機関室へ響く。
     スパロウ
    「ん?」
     機関室の入口。
     そこには黒いスーツを着た眼鏡の男が立っていた。

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    DERAです。 ガンダムやMSについて、好きな機体や勝手な仮説を書いていきます。 走る前から何かがズレるマラソン日記、普通なら流すところに引っかかる雑談、温泉に3分入ると強くなる男の創作ファンタジーを書いています。

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