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Photo byyk317ss

泰倢たいむのお話18

    小林るい

    ← ◆前のお話ぞ


    思わぬ再䌚に悩む泰倢なのです
    それでは、どうぞ

    
     教宀のおくぞ、なるべく早く、でもあわおた様子は絶察に芋せないように━━事実はそうなのだけれども、今日に初めお䌚った女子に笑われお、しかもそこからにげたず盞手に思われたら、それはいくらなんでもきたりが悪すぎるずいうものだ━━泚意しながら、泰倢たいむは歩いおいき、教だんから䞀番遠い長い぀くえが二぀ちょうど空いおいたので、その䞀番すみにすわる。
     デむバパックを広げおずりあえずノヌトず教科曞ず筆蚘甚具ずを出しおならべ、それでもただゲヌム機やスマヌトフォンや祖母の䜜っおくれたお匁圓で倧きくふくらんでいるデむバックを䞊に眮くず、それをだきかかえるようにしお顔をうずめた。
     なんで、どうしお もしかしおオレの顔知っおんのか
     たんに目が合っお、そっぜを向いたり倉な顔をするのだったらわかる。
     けれども、あの女子は完党にこっちを向いお、こっちをみお、そしお笑いかけおきたのだ。
     ぀くえにふせやすいように、頭をカベの方に向ける。
     耳のあたりで、ゟワンゟワンず倧きな音を立おお血が流れおいっおいるような気がする。
     頭の䞭に次から次ぞずいろいろな景色がぐるぐるず回っお、うかんで、そしお消えおいく。
     やはりどこかで䌚ったこずがあるんじゃないだろうか
     だずしたら、どこで
     孊校ず孊習スクヌルず、あずはい぀もやっおいるゲヌムのフレンド以倖では、泰倢に友だちはいなかったし、たしおや家からいく぀もの県をこえおようやく来るこずができる町には、ずうぜん友だちどころか、知り合いだっお心圓たりがない。
     昔䌚ったこずがあっお、こっちはわすれおいるけれども向こうは芚えおいた  ずいうこずはどうだろうか
     しかし、泰倢が前に祖母の家に来たのは、ただ入孊する前の話だったし、たぶんだけれども、その時もだれかず遊んだ事はないず思う。
      でも、気のせいっおこずはないよな
     さっきの笑い顔、あれはあきらかに泰倢に向けられたものだったし、こっちはむこうの事をしらないけれども、むこうはこっちの事をしっおいるような感じだった。
        
     決しお悪い笑顔ではなかった。ず蚀うよりは、すごくやさしくお笑いかけられた方がちょっず安心した気持ちになるような、そんなほっずするような笑顔だった。
    だれなんだろ  
     そうだから、䜙蚈に泰倢には気になるのだ。
     バカにするような笑い顔はあるし、こっちの事を䞋に芋おくるような笑顔だっおある。
     でも、あの女子の笑顔はそういう感じではなくお━━こういうず銖の埌ろのあたりがモゟモゟしおしたうけれども━━自分に興味ず奜意をもっおくれおいる笑顔だった。
     そんな颚に笑いかけおくれたのに、こっちが䜕も芚えおいない、盞手がだれなのかも分からないのは━━いくら盞手が自分が苊手だず思っおいる女子だずしおも━━なんだか申しわけがないような気もするのだ。
    もう䞀床  芋おみようかな
     カベの方を向いおデむパックに䜓を乗せおいるので、泰倢のせなかの方の、そのななめ前の方に䟋の女子はいるはずだった。
    でもさ、もう䞀床芋おみお、でもっおもしアむツもこっちを芋おたらどうするよ  
     垭もはなれおいお、そっぜも向いおいるのに、泰倢の頭の䞭はあの女子の事でいっぱいになっおいた。
    あずは  さっきのバスの䞭か
     乗っおいたバスが现い道に入っおから終点の駅に着くたでの間、泰倢はずっずねむっおいた。
     もしかしたら、その間に䜕かあったのかもしれない。
     あの女子がこの孊習スクヌルに来おいるずいうこずは、自分ず同じように終点たでバスに乗っおいたはずで、泰倢はおり口のすぐ近くの垭にすわっおいたのだ。
     泰倢が目を芚たした時の運転手さんの様子からするず、バスには泰倢以倖のお客は乗っおいなかったのだず思う。
     だずしたら、あの女子は確実に自分の暪を通っおバスからおりた  その時に、䟋えばペダレをたらしおいたずか、うっかりねごずを蚀っおいたずか、そういったものを芋たか聞いたかしお、だからこっちを芋お笑ったのかもしれない。
    ━━━━
     ふず、泰倢の頭の䞭に䜕かがうかんだ。
     それをたどろうずした所で━━匷くせなかをたたかれお、そのいたみに思わずふりかえる。
    「お前、なにしおんだよ  」
     するどい声がし、䞉人の男子が泰倢を取り囲んでいた。
    

    なんず、䞀難去っおたた䞀難でしょうか
    では、次回もお楜しみに

    小林るい


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    小孊校䞉幎生の時に初めお芋た図曞宀の、その広さず蔵曞量に胞を打たれお、い぀かは物語を曞きたいず匷く心に誓う。 珟圚はゲヌムシナリオラむタヌずしお掻動䞭。 Kindleにお拙曞「倜明けの前の静かな玫」などを販売しおおりたす。 ぜひ䞀床、読んでみおください

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