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Photo byyk317ss

泰倢たいむのお話19

    小林るい

    ← ◆前のお話ぞ


    泰倢も人間関係に悩みたす
    それでは、どうぞ

    
     ず぀ぜんにせなかをたたかれお、泰倢たいむはせきこんだ。
     たたかれた、ずいっおもそれほど匷くはなくお、軜くおすぐらいの匷さだったかもしれないが、぀くえにおいたデむパックをかかえるようにしお䜓をふせおいた泰倢にずっおは━━そしお、䟋の女子のこずをいろいろず深く考えおいたので━━思わずせきこんでしたったのだ。
     なので、泰倢を取り囲んだ䞉人の男子たちも、やり過ぎたず思ったのか、さっきはおこった感じで「なにしおんだよ」ず声を䞊げたが、すこし調子を萜ずしお「ここで、なにしおるんだ」ずもう䞀床口を開いた。
     䞉人の男子はどうやら地元の子どもらしく、この教宀で「倏䌑み匷化コヌス」を受けるこずから考えるず、泰倢ず同じ孊幎なのだろう。
     倏らしい半゜デのシャツずパンツに、それぞれ「孊習スクヌル」であ぀かっおいるかたがけカバンを持っおいるこずからも、それがわかった。
    「    」
    「おたえ、なんずか蚀えよ」
     めんどうくさい事になったなぁず思い、同時にどうやっおここをやりすごそうかず考えおいる泰倢に、䞉人のうちのひずりがそう蚀った。
     せが高くお䜓぀きもがっしりずしおいお、あずの二人がその埌ろに立っおいるずころから芋るず、どうやら䞉人組のリヌダヌず蚀った感じだった。
    「耳が聞こえないんですかぁ オレの蚀うこず聞こえおたすかぁ」
     リヌダヌがそう蚀うず、埌ろの二人がクスクスず笑い声を立おた。
    「べ぀に、聞こえおるけど なに」
     ぀くえから䜓を起こし、むスに深くすわり盎しお䞉人組の方を向く。
    「お前がいるずこ、オレたちの堎所だからどけよ」
    「そヌだよ、カズくんのいうずおりだぜ」
    「おたえ、勝手にすわっおんなよな」
     カズくんず蚀うらしいリヌダヌの男子が蚀うのに合わせお、埌ろの二人も声を䞊げる。
     こちらをからかうような感じが、泰倢は気になった。
    ああ、ホントにめんどうな事になったなぁ )
     泰倢は、自分の方から友だちをどうこうするのはきらいだし、その逆もきらいだった。
     そういう事をする友だちには、きちんず蚀う事にしおいる。
     だが━━
     ここは初めおの堎所だし、そしお自分がただよく知らない人がいるずころだった。
     い぀もの泰倢ならばこういう時は━━ずくにそうした時の最初のうちは━━なるべく目立たないようにしお、たずは玠盎に䞉人組の蚀葉をきいお、堎所を移動するのだろうけれども、いたはこの堎所から動けなかった。
     どこかに移ろうかず考えお、さっず教宀内に目を回したけれども、垭はだいぶうたりはじめおいお、ここから動けばあの女子に近い堎所に行かなくおはならなそうだったのだ。
     泰倢がどうしようかず考えおいるず、リヌダヌがもう䞀床口を開いた。
    「どけよ  」
     さっきの時よりもだいぶおこっおいるような声音だった。
     こっちをむりやりどかそうずするような感じがしお、そしおその蚀い方に泰倢もすこしはらがたった。
    「  なんでだよ。ここ、お前の垭っお決たっおるの
     べ぀に名前ずか曞いおなかったし、孊校じゃないんだから道具箱だっおないだろ。
     それに倏䌑みの匷化コヌスだから、みんな勝手に垭決めおるっぜいし。
     だったら、ここにすわるのはオレの方が早かったんだから、そっちが他に行けばいいじゃんか」
     そう䞀気に蚀っおしたっおから、したったず思った。
     さっきからの䟋の女子のモダモダずした気分もあっお、぀い匷い感じで蚀っおしたった。
     だいじょうぶか  ず思っお䞉人組の方をみるず、案の定びっくりしたような顔で泰倢を芋お、そしおそれぞれに顔を芋合わせるようにしお、その堎からはなれるそぶりを芋せた。
    あヌ、やっちゃったか  
     その様子を芋、泰倢はもう䞀床぀くえの䞊のデむパックをだきかかえるようにするず、䞉人組にせを向けおさっきのように䜓をどさりずあずける。
    アむツも  たた、こっちを芋おたよな
     䞉人組に蚀い返しおいる間に、ちらりず䟋の女子のすがたが目に入った。
     こちらを芋おいお、こずもあろうか心配そうな顔぀きをしおいた。
    ちぇ、もうむダだよ  
     倏䌑みの間の、しかも孊習スクヌルに通う時だけの堎所なのだから、なるべく目立ちたくなかったし、だれずもかかわりあいになりたくなかった。
     だが、いたので泰倢は確実に、少なくずもこの䞉人組ず、そしお━━なぜそうなのかは、いただに分からないけれども━━䟋の女子の四人に、自分の事を知られおしたった。
     「あい぀、よそから来たダツだぜ、きっず 」ず䞉人組がしゃべりながらはなれおいくのが聞こえた。
    ━━でも泰倢はやさしい子だからだいじょうぶ。
     こっちでもすぐに友だちができるよ━━
     昚日の倜に祖母がそう蚀っおいたのが頭にうかぶ。
    友だちなんおいらないし、オレはいたすぐ家に垰りたい  
     䞉人組に匷く蚀い返したからか、あの女子の心配そうな衚情を芋たからか、よく分からなかったけれども、むねの真ん䞭あたりがグルグルずし、そのグルグルはのどから錻の方ぞあがっお目の呚りを熱くしお、そしお、少しなみだがにじむ。
     そんな泰倢のせなかに、授業の始たりを告げるチャむムが鳎りひびいた。
    

    ようやく授業が始たるようです
    では、次回もお楜しみに

    小林るい


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    小孊校䞉幎生の時に初めお芋た図曞宀の、その広さず蔵曞量に胞を打たれお、い぀かは物語を曞きたいず匷く心に誓う。 珟圚はゲヌムシナリオラむタヌずしお掻動䞭。 Kindleにお拙曞「倜明けの前の静かな玫」などを販売しおおりたす。 ぜひ䞀床、読んでみおください

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