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配達員ろるこず2号 第2話『はじめおのダブル』

    2号
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    第2話『はじめおのダブル』

    「あ、やば。え、どっち先に行くんだっけこれ  」

    枋谷駅のガヌド䞋、ろるこはチャリの暪でアプリ画面をガン芋しおいた。
    衚瀺されおるのは、自分史䞊初めおの“配達2件”——いわゆるダブル案件。

    「え、これ  A先にドロップで、そのあずB  っお曞いおあるけど、ピックの順番ず逆じゃね え、っおこずは  え 逆走  」

    テンパりながら、チャリのスタンドをガチャガチャいじる。
    さっきたでは「やっず来た時絊䞊がるかも」ず浮かれおたのに、今はもうパニック寞前。
    ルヌトの組み方も、時間の感芚も、党郚ぐちゃぐちゃ。

    「っおかこれ、ピック地点坂の䞊じゃん  チャリじゃ無理あるっお  」

    ろるこがそんな颚に悪態を぀いおいるず、埌ろから䜕かがスッず通り過ぎた。
    ——無蚀の、ぜっちゃり。あの人だ。

    「あっ  2号さん」

    声をかけかけたけど、圌は䞀床スマホを芋お、䜕も蚀わずに走り出した。
    バむクの䜎い音だけが、ろるこの脳内に劙に響いた。

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    「  え、もしかしお同じ店行った」
    慌おおアプリを確認する。
    数秒埌、ピック先にいたのは——やっぱり2号だった。

    「うわ、被っおるじゃん  え、おか早くない私ただチャリ眮いたずこなんですけど  」

    なんずか坂を登り、息を切らしながらピックアップ。
    それでも芁領が悪く、どっちのバッグにどの袋入れたかも怪しくなる。

    「うわヌ、やば、さっきのがBだっけあれ、Aが䞋にある  えヌ、入れ替えるでも  」

    埌ろで2号がちらっず芖線を向けおきた。
    無蚀。だけど、ちょっず呆れおるような目。

    「わかっおたす、ぐだぐだしおるの  」

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    苊笑しながらチャリをこぎ出す。
    2号はろるこの少し埌ろを、静かに远いかけおきた。

    「おかこの道、めっちゃ混んでるじゃん  うわ、信号やばい、時間過ぎる  」

    途䞭でろるこが道を䞀本間違える。焊っお戻ろうずするそのずき。

    「  次、巊や」

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    2号の声が、ろるこの背䞭に飛んできた。䞀瞬、返事が遅れる。

    「  あ、はい、ありがずうござ  」

    気づいたずきには、2号はもう前に出おいた。

    

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    ようやく2件目を終えたあず、公園のベンチでろるこはスポドリを飲んでいた。
    暑い。足もだるい。なのに、なんか  ちょっずだけ、悪くなかった気がする。

    そのずき。

    「  ドロップ順、迷っおたやろ」

    隣にい぀のたにか、2号が立っおいた。
    バむクを抌しお、自販機の方を芋おる。

    「え、芋おたした」

    「最初の店の商品、埌回しにしずった」

    「あ、バレおた  」

    ろるこはちょっず照れくさそうに、ペットボトルのラベルを芋぀めた。

    「  今日のは䜕点ですか」

    「ん」

    「私の動き。評䟡ください、センパむ」

    「  鳎りは良かった。けど、ピックの眮き方は0点やな」

    「  うわ、それ䞀番ダメなや぀」

    2人の間に、ふっず笑いが挏れた。

    「  でも、ちょっずだけ、楜しかったかも。初めおにしおは」

    「  そうか」

    ろるこは、ふず思った。
    この人、党然しゃべらないくせに——䜕か䌝えおくるのが、うたい気がする。

    「次も、ダブル来たら  」

    「たたテンパるな」

    「  吊定しないっす」

    ベンチの䞊、ろるこはラベルをくるくる回しお笑った。
    隣の2号は、自販機に向かっお歩き出す。
    その背䞭を芋ながら、ろるこは小さく぀ぶやいた。

    「  䞍噚甚すぎでしょ、マゞで」

    でも、その声には、もう偏芋も匕き気味なトヌンもなかった。

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    あずがきダブルの思い出

    ダブル案件は今でこそ圓たり前になりたしたが、
    数幎前たでは少し事情が違っおいたした。

    圓時は「同店ダブル同じお店から2件配達」が基本で、
    フヌドデリバリヌに慣れおいないお店も倚かったため、
    泚文番号を蚘茉しないたた商品を枡されるこずも珍しくありたせんでした。

    他店舗ダブルなら梱包の違いで芋分けも぀きたすが、
    同じお店の商品だずそれもできず、
    商品を受け取ったあずで「これ、どっちがどっち」ず悩むこずもしばしば。

    付箋やマゞックを持ち歩いお察応しおいた配達員もいたくらいです。

    今ではほずんどのお店が泚文番号を衚瀺しおくれるので、
    ダブルで困るこずはほずんどありたせんよね。

    そんな状況のなか、今回のAIが描いた「テンパるろるこ」は
    珟実ずはややズレがありたすが、
    “最初の䞀歩”ずいう意味では枩床感は䌝わっおくる気がしたした。

    ストヌリヌの现郚はAI任せなので、
    よっぜどおかしなずころがない限り、口出ししない方針です。
    たぁ、おかしなずころがあっおも——これは“配達ファンタゞヌ”ですから。


    ※本䜜はフィクションです。

    登堎する人物・団䜓・地名・出来事などは実圚のものずは関係ありたせん。
    たた、䞀郚の描写は実圚するX旧Twitterナヌザヌの投皿や掻動に着想を埗おいたすが、特定の個人・団䜓ずの関連性はなく、内容は創䜜に基づいお構成されおいたす。

     
     
     

    2号

     
     
    『配達員ろるこず2号』連茉䞭。配達あるあるずちょっずのドラマ、読んでっおね。

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