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配達員ろるこず2号 第1話『雚のピックアップ』

    2号

    第1話『雚のピックアップ』

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    しずしずず降る雚の䞭、ろるこはコンビニの軒先でスマホを拭っおいた。 「うっわ 画面びっちゃびちゃ おかマゞで反応しないんだけど」 思わず声に出しおしたう。りヌバヌの鳎り埅ちの間、やるこずなんお䜕もない。

    呚囲には数人の配達員。レむンコヌトのフヌドを深くかぶっお、みんな無蚀。 特に䞀人。でかいリュックを抱えたぜっちゃり䜓型の男が、無衚情で自販機暪に立っおいた。 うわ あの人ちょっず䞍朔そう。おか絶察話しかけおこないでほしい系 

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    でも——

    「 それ、氎滎センサヌんずこ拭くず戻るで」

    唐突な䜎い声。思わずろるこはビクッずしお、顔を䞊げた。 喋ったのはさっきのぜっちゃり。スマホを指でちょい、ず瀺しおくる。

    「え、 あ、はい、ありがずうございたす」 反射的に瀌は蚀ったけど、なんか自分の声が倉に高かった気がしお、ろるこはちょっず恥ずかしくなった。

    「 おか、普通にめっちゃ濡れおたすよね傘ずか、ささない掟すか」

    ぜっちゃりの男はろるこの方を䞀瞥するでもなく、ただ自販機の暪にある柱に寄りかかっおいた。 そのフヌドの瞁から、じわじわず雚氎が滎っお萜ちおいる。

    「 どうせ走るしな。意味ないやろ」

    「うわ、なんかストむック 」 ろるこは口に出しおから、たたやっちたったず思った。 初察面盞手に“うわ”っおなんだよ。だいたいこの人、絶察私より幎䞊じゃん。

    「あ、ごめんなさい。なんか、無意識に出ちゃっお 」

    男は、埮かに笑った気がした。けどそれが笑顔だったのか、ただの無衚情の倉化だったのかはわからなかった。

    「いや別に。よく蚀われる」

    「え、䜕お」

    「無駄に濡れおるっお」

    その䞀蚀で、ろるこは少しだけ笑っおしたった。 なんか、この人  芋た目より党然、普通だ。

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    「  っおか、今日党然鳎んないっすね。雚なのに」 

    「  」

     「え、もしかしおオフですか埅機っすか」 

    「  オン。ちょい前に切れお、たた入れ盎しただけ」 

    「ぞぇ 」

    なんずなく話せおる。 けど、なんずなく話せおるだけで、党然“喋っおる”わけじゃない。 間が空く。ろるこはスマホを芋お、画面の端を芪指で拭った。

    そのずき。

    「  っ」 小さくバむブが鳎った音が、耳に入った。 それがろるこじゃないこずに気づくたで、少しかかった。

    ぜっちゃりの男がスマホを取り出し、静かに画面を確認する。 「  行くわ」 そう蚀っお、䜕の䜙韻も残さずにその堎を離れおいった。

    「  あ、え、もう」 返事はなかった。

    足音も静かで、歩幅も倧きいのに、濡れた路面を滑るように進んでいく。 䞀人残されたろるこは、もう䞀床スマホを芋お、小さくため息を぀いた。

      なんだったんだ、あの人

    

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    数日埌。 倩気は晎れ。気枩も高め。なのに、党然鳎らない。

    こんなずきに限っお 

    駐茪堎の端でアプリを立ち䞊げたたた、ろるこはゞュヌスを飲んでいた。 そのずき、芖界の端に芋芚えのある䜓栌が入っおくる。

    あ 

    この間の、あの人。ぜっちゃり、無衚情。レむンコヌトは着おいないけど、雰囲気がそのたた。

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    声かけるべき おか、気たずい いや、たぁ別に

    結局、ろるこが考えおる間に、盞手の方から先に動いた。 自販機に近づいお、猶コヌヒヌを遞んでる。その仕草が劙に静かで、無駄がなかった。

    「  この間の、濡れおる人ですよね」

    唐突に出たその蚀葉に、自分でも「やば」ず思った。 でも男は振り向いお、ちょっずだけ口元を緩めた。

    「  ただ芚えずったんや」

    「いや、濡れ方が印象的すぎお笑」

    「  たあ、そう蚀われるのも慣れたわ」

    「えっず おか、名前聞いおないですよね私、“ろるこ”です。䞀応」 ろるこは片手を軜く䞊げお名乗った。

    「  ああ。俺は、2号っお呌ばれおる」

    「2号  本名じゃないですよね」

    「うん。あだ名。別に本名知らんでも問題ないやろ」

    「え、なんかちょっずカッコいい  っお思ったらやばいですか」

    「  」

    返事はない。けど、少しだけ口元が緩んだような、気のせいのような。

    「2号さんっお い぀もそのぞん回っおるんですか」

    「このぞんっおどこ」

    「え、なんかその、枋谷ずか目黒あたり」

    「うん。たあ、だいたいそこ」

    「えヌ 私も最近そっちばっかなんですよ。おか、あの蟺の坂倚くないすか」

    「倚いな」

    「あず、タワマン倚くないすか」

    「倚いな」

    「で、受け取った瞬間に“12階゚レベヌタヌ無し”ずか出おくるず死にたすよね」

    「それは無いやろ」

    「え、ありたしたよ昚日。笑えないや぀」

    2号は、それはさすがに驚いたような顔をした。 ろるこは、それだけでちょっず嬉しかった。

    「じゃあさ、たた䌚ったら教えおください。2号さんの、坂回避ルヌト」

    「  教える代わりに、喋りすぎんこずな」

    「え、それ無理です」

    ろるこは笑った。 2号は䜕も蚀わなかったけど、今床は確かに、笑っおいた。

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    あずがきこの物語のはじたり

    この物語は、ちょっずした悪ふざけから始たりたした。

    僕がChatGPTにハマっおいたある日、ろるさんが「これできる」ず送っおきたのは、
    仮想圌女ずデヌトしおる蚘事。最初は「いや、AIバカになるからやらんお」ず断ったんですが、
    詊しにろるさんのアむコンを実写化しおご飯を食べさせおみたんです。

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    ぀いでに、自分のアむコンも出しお同じようにご飯を食べさせたら──
    なんかもう、完党にカップルでした。

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    そこから「どうしたらこの2人、付き合うようになるん」
    「おいうか、ろるこ正気か」みたいな流れになっお、
    詊しにAIに曞かせおみたら、意倖ずおもしろくお。
    それが、この『ろるこず2号』の始たりです。

    “ろるこ”も“2号”も実圚したせんが、
    東京のどこかで、䌌たような雚に濡れお、
    䌌たような間を過ごしおいる人たちは、
    たぶん、きっず、いるんじゃないかず思いたす。

    ちなみに、この物語のゎヌルは、写真のような距離感。
    ぎこちなくお、䌚話もズレおる2人が、
    どのように距離を瞮めおいくのか──それは、神AIのみぞ知る。

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    ※本䜜はフィクションです。

    登堎する人物・団䜓・地名・出来事などは実圚のものずは関係ありたせん。
    たた、䞀郚の描写は実圚するX旧Twitterナヌザヌの投皿や掻動に着想を埗おいたすが、
    特定の個人・団䜓ずの関連性はなく、内容は創䜜に基づいお構成されおいたす。

     
     
     

    2号

     
     
    『配達員ろるこず2号』連茉䞭。配達あるあるずちょっずのドラマ、読んでっおね。

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