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『10 Years after 〜LAM闘病妻との出会い〜』第十九章 コロナとドナー


     2020年2月23日(日)


     浩美:

    『(うんち)見たことないデカさ!腸が出てきたのか?ってながくてバナナ(うんち)ビックリだわ(笑)

    何かさー海こえて ポッつんは寂しいわーあれないこれ足りないって言えない(嘆き)

    そのうち なれるしかない。

    看護師も覚えられないしね。

    昼から寝てたから夜寝れるかな?

    てっちゃんは、早く寝て仕事行く準備!』


     哲哉:

    『海越えてだけど、その気になれば5~6時間でそこまで行けるんだからね、本当に困ったらいつでも飛んで行くから、何でも言って。

    今朝は案外早起きしたし夜は寝れるんじゃないかな。

    晩ごはん、冷凍の牛丼今食べたし、あとはお風呂で温まって仕事の準備するよ。』


     浩美:

    『寝なさい。

    鉄腕!DASHみてるわ。

    オシッコ消灯前にして寝る。

    今もふとんの中』


     哲哉:

    『いや俺はまだ寝ないが…

    これからお風呂入れるしな。

    すきま風あるから暖かくして寝てね。』


     浩美:

    『アイーンどうかな?

    寝たらわからない(笑)』


     哲哉:

    『アイーンて何だ。』


     浩美:

    『アイーンだ』


     哲哉:

    『そう…』


     浩美:

    『志村様になったのだ!』

    『アイーン』


     哲哉:

    『アイーン』

    『(スタンプ)大丈夫ですかね…』


     2月28日(金)


     浩美:

    『あ!マスクと手洗い外うがいアルコール消毒してね』

    『コロナ対策』


     哲哉:

    『気を付けてるよ。

    北海道非常事態宣言だから!』


     浩美:

    『怖いね!』


     哲哉

    『滝川にも患者出たしね。

    会社に上陸もありえなくない』


     浩美:

    『マスク必須栄養あるもの食べて!

    人混み行けないしね。

    今日 洗濯頼んだ。

    明日からチャリこぎ頑張ります。

    ちなみにアマゾンらしい』


     哲哉:

    『ほんとに先生ポケットマネーで買ったの!?』


     浩美:

    『pTさんに聞いたら研究費ってのがあるんだけど、でもそれをとるのも使えるのもすごいって言ってたよ。』

    『H先生恐るべし』


     哲哉:

    『へー』

    『力あるんだね。』


     浩美:

    『LAMも40人は移植したらしい』


     哲哉:

    『もうベテランじゃん』

    『安心して任せれるね』

    『じゃあまた明日

    俺もゆっくり休む

    おやすみ(笑顔)』


     2月29日(土)


     浩美:

    『(うんち)流れなくて看護師よんだわ』


     哲哉:

    『ウケる(笑)』


     浩美:

    『うけない!』


     哲哉:

    『災難だったね』

    『まああの便器だとたまにあるだろね』


     浩美:

    『北海道ヤバイね!

    コロナ』


     哲哉:

    『結構マスクしてない人多いんだまた。』

    『みんなまだ危機感ない』


     浩美:

    『他人事なんだろうね。

    危ないから!会社でも消毒徹底しないと!』


     哲哉:

    『手洗いもマメにしてるし

    作業は手袋するから』

    『気を付けてる』


     浩美:

    『たのむよー私は自転車こぐから!家からでなあこと!ゲームしほうだい(笑)』


     哲哉:

    『家から出ないのは得意技』

    『自転車頑張れ』


     3月1日(日)

     

     浩美:

    『シャワー入れてくれた。

    コロナで外でないから食料品

    トイレットペーパーまで、どっかのおばちゃんマスクかいにいってケンカ?バカだよねー

    あ!家の換気、二時間に五分位窓開けて空気の入れ替えがいいって!外に逃げて綺麗な空気と入れ替わる。

    SARSだっけ?あのときに病院でエアコンの部屋に隔離された病院と窓開けて空気の入れ替えの病院 だんぜんいれかえの病院が感染なかったんだってよ』


     哲哉:

    『換気?

    そんな寒い事しないよ(笑)

    うちなんか俺一人しか出入りしないんだから外から持ち込まなければ感染も拡大もしないから(笑)』


     浩美:

    『だから!服とか飛沫ついてるかもでしょう。

    でも、空気の入れ替えした方がいいよーwww.

    仙台病院面会禁止コロナ対策で病院がわから面会求められた人以外 入院患者さんに面会できないって放送してる。』


     哲哉:

    『この前より面会厳しくなってるのか。

    じゃあ俺も手術の時までは行っても駄目なんだな。

    昼ごはんインスタントラーメンでも食べるか。』


     3月4日(水)


     哲哉:

    『会社で、コロナ対策!

    20日まで、仕事中は全員マスク着用義務が出た。

    でも、各部署で持ってるマスクは全部回収して、一人に3枚ずつ配ります。

    それで20日までもたせろ、あるいは自分で何とかしろと。

    買えてない人も多いだろうに、社員の事考えてるとは思えない。

    T島に聞いたら使い回すしかないって言ってたから分けてやる事にした。』


     浩美:

    『北海道は、マスク何枚かだけど、配られるときいたよ。』

    『ものがないからねぇ』


     哲哉:

    『中富良野とか、感染者の多い所に配るんだって。

    だからこのへんには配られない。

    むしろ国が大量に買い占めたから一般の流通は減るだろうねぇ。』


     3月10日(火)


     哲哉:

    『おはよー

    いやーマスク売ってないわ。

    本日入荷ありませんて入口にべったり貼ってあるし。

    まだひと月ぐらいはあるからそれまでに落ち着いてくれるといいんだけど。

    午後からは心療内科っす。』


     浩美:

    『さっき、臓器の電話きてたみたい どこかはわからない。

    ラパリムスやめて一ヶ月と考えてるみたいで、20.21.22とかタイミングいいんだけどって婦長さん話してた。

    ひるからは、新エコーとか検査。午前中にリハビリいって疲れた(しょんぼり)(汗)』


     3月13日(金)


     浩美:

    『今日は、検査 、リハビリ以外は、眠くて眠くて寝てた。

    二酸化炭素90代こえたらしい。こっちに来たけどコロナ問題が どうなるか!

    臓器を取りに行くのに感染のリスクやらなんちゃらみたいな悪い方にいかないでもらいたい。

    身動きできなくなったら皆おわりやん!やーね昨日臓器出てるらしいまだ、何回かの脳死検査?してる模様。

    ここには話し来てないみたいだが。また寝よう(笑)』 


     3月19日(木)


     哲哉:

    『おはよう

    今日で1ヶ月だね。

    1日ずつ頑張って行こう。

    行ってきます(笑顔)』


     3月22日(日)


     浩美:

    『私には合わない大きな臓器出たらしい!

    傷あるのか よくない肺みたい。あれは、皆断るだろうって言ってた。

    残念‼️

    今はねぇー頑張らない 疲れてきちゃて、出来ることユルユルやる。』


     哲哉:

    『うーん残念。

    出来る事を出来る範囲でやる。

    それで十分やね。』


     3月26日(木)


     浩美:

    『今日!!臓器でた!なんとAB型 教えてくれなくていいわ!今頃やってるぞ!だって。

    先生が 苦しいだろう?

    あまりに苦しいから パイパッぷだと思うんだけど一番最低の圧で昼一時間位やったらどうかと。。。最低だから気胸には まずならないと思うというが、どんなものかしらないが 機械と呼吸あわせるなんて、それも無理に入れる二酸化炭素には良いのかもしれないけど、パニックおこしそうな苦しさ嫌なんだ。

    二酸化炭素はけて、少しモヤモヤ良くなるかもとかいってるが、モヤモヤだけじゃなく肺がパンパンで体のやり場ないのじゃ(笑)上手くいかないね。

    志村けん!人工心肺つけてるとか 東京の(LAM)の直ちゃんが(line)くれた。

    家に帰ったら手洗い しつこく うがい、お風呂にはいる。

    帰ったら服本当は すぐ着替えたらいいが(太陽)防いでね』


     哲哉:

    『今日は残業して今帰ってきた。

    AB出たかー

    なかなかすんなりは行ってくれないね。

    バイパップなー、ナルコーシス心配されてるんだろうけど怖いよね。

    呼吸合わせる感じが亀子と同じような感じなら行けるのかも知れないけど。

    そこは浩美の思う通りに任せるよ。

    志村けん確かヘビースモーカーじゃなかったっけ。

    人工心肺着けても元の肺が回復してくれなかったらいつまでも着けてる訳に行かないから心配だよね。

    手洗いマメにやってる。

    うがいたまに忘れる。

    晩ごはん何食べるか考えるのめんどい!』


     3月30日(月)


     哲哉

    『お疲れ様

    志村さん逝っちゃったね。

    昼にニュース見て結構へこんだ。

    厳しいだろうとは思ってたけど奇跡を起こして欲しかった。

    ついこの前志村どうぶつ園で変なおじさんとかやってたのにね。

    当たり前みたいにいた人が亡くなって行くのってしんどいよね。

    今日は残業して生協行ったっけ生協寿司半額だったから買って食べたよ。』


     浩美:

    『志村けんの人工心肺の時点でわかってた。

    移植するわけでもなく、薬なく、年齢も。。。でも早すぎてビックリ。

    人間ってこんな物なんだな!って思うしかない。

    今 夜食べたものが圧迫して 苦しくて(涙)

    テレビ面白くない!

    美味しいもの!は食べるべきだよ(笑顔)』


     4月4日(土)


     浩美:

    『部屋の換気も必要らしいよ‼️

    きちんとしてねー

    コロナ影響あるね!ドナー出にくいとか 手術に対しても色々あるようで、必ず出るからガンバろうだって!

    わかってるわい!!今ギリギリの中で日々暮らしてるのにって先生悪くないのにムカ(怒り)ってなる(笑)私上位である先生は一番だからとなげー

    でもコロナ!臓器運ぶ人も危ないもんね!どうなることやら』


     哲哉:

    『こんな所にコロナの影響か。

    やりきれない気持ちになるな。

    1日1日を重ねて行くしかないが。』


     4月6日(月)


     浩美:

    『コロナ前は、週一ドナー出てたんだけど、コロナ騒動から出てないみたい(しょんぼり)

    今は体調整えて風邪ひいたりしないで いつ来ても手術できるように、コロナでコロナじゃない人達も殺されちゃうね。

    ナルコでした。』


     哲哉:

    『先週だっけ?

    ABの人出てから出てないって事だよね。

    出てないけど出ないって訳じゃないよね?

    ここまで来たのにいつまでもおあずけされたらもたないしね。

    本当にいつ来てもいいように構えて待つよ。』

     


     コロナの影響でドナーが激減しているらしかった。外出自粛で突発的な事故で脳死になる人がかなり減ったとか。亡くなる人が少ないこと自体は良い傾向で間違いない。

     しかし待つ立場としてはつらく、もどかしい日々が続く。


     4月8日(水)


     浩美:

    『お誕生日おめでとう(プレゼント)なんちゃい?(笑)』


     哲哉:

    『49ちゃいだね。

    まあいつも通り働いてくるよ。

    行ってきます(笑顔)

    個室でゆっくり休んでね。』


     4月11日(土)


     浩美:

    『今日はナルコーシスでヤバイ頭痛くて夜と朝方と薬飲んで、朝ごはんたべてから眠くて気持ち悪いくて、吐き気止めと痛み止のんで、はい!ナルコーシスの症状、寝はじめて声かけられても、知らないし私がハッキリしない意識がもうろうね。心配して看護師何回も来て今、会話やっと出来てあー良かったといってました。

    具合悪くてボーッとして駄目かと思ったわ。

    こりゃこりゃもっともっと大変だわ。

    テレビでもみるのさがそう(笑)』


     哲哉:

    『だいぶ来てるねー

    大変だが頑張って乗り越えようね。』


     浩美:

    『もう、腕ごと震えて具合悪い時、手も動かせない(涙)頭の痛さ尋常じゃない‼️

    また、寝るわ』


     4月19日(日)


     浩美:

    『今、名前知らない先生きてたわ。

    カーテンの向こうでナース達が器具の使い方みたいなの話しててとこに医者 浩美さんなんちゃらと言ったのは聞こえた。

    変わりありませんか?昨日より少しいいのかな?昨日は1日寝てました。

    夜は、寝れましたか?流石ナルコです、3時くらいまでぐっすり。

    H先生とあってないからわからない。。けど 医療崩壊は、本当だしあの端々の言い方 移植は 難しいかも です。

    ドナーが出てきてない。と もしでて 取りに行く私達も モゴモゴ!!ここで入院してるんですから、最善をつくしてこれからの治療方針でお話ししないとみたいな 感じだった!

    コロナで亡くなっててわからなくてドナーになったら大変だし!』

    『嫌な雲行きかなーなんて思えました』


     哲哉:

    『これからの治療方針ねえ…

    治療も何も移植受けられるまでの間は…ねえ。

    ドナー出てくれる事祈るばかりだね。』


     4月25日(土)


     哲哉:

    『例えばあと何ヵ月も手術が無いならラパリムス再開して待つべきだと思うんだよね。

    でも飲んじゃうと明日ドナーが出たら移植出来ない。

    難しい所だと思うなー。』


     浩美:

    『先生は、1日も早く治療したい!!移植したい!んだもん。ドナーさんが出ないし』

    『頭がへんだからさー意識障害きてると思うよ。目変だし

    うまくいかないけど、うまくいくいくときもあるさ願おう(キラキラ)』


     4月26日(日)

     浩美:

    『きょうはしライン』

    『おしまい』

    『てがふるえて』

    『に』


     哲哉:

    『うん』


     浩美:

    『ら』


     哲哉:

    『無理に打たなくていいよ』

    『毎日しんどいよね

    せめて夜はぐっすり寝て欲しい

    LINE打つのしんどかったら放置でいいからね。

    早くドナー出るといいね。

    おやすみ』


     4月28日(火)


     浩美:

    『ヤバイ!さっきご飯食べた。名前呼んでご飯置いていったのに、私はコンコンと寝てて看護師二人いた。

    そこにで目を覚ました!どこからわかるかとか、質問攻め。

    すごい汗だくだから着替えさせてもらった。』 


     哲哉:

    『シャワー上がった

    大変だったね。

    意識不明の一歩手前って感じだったのかな?

    だいぶ警戒されてるね。

    LINE打ててる限りはまだこっちの世界に居てくれてるようだ。

    厳しい毎日だがじっと待つのみ!』


     仙台に来たときはすぐにでも移植を受けられるかのような空気感だったが、なんとタイミングの悪いことか……

     そしてラパリムスを止めればやはりLAMは進行し……浩美の限界は近い。

     そんな中、忘れられない一報が入ることとなる。



     
     
    ダーりじん ぶれんど と読みます 北海道在住50代男 LAM(リンパ脈管筋腫症)という肺の難病を患った女性との出会いから別れまでを綴った自伝エッセイを投稿して行きます。 本業の傍ら彩咲ちゃんねるというYouTuberさんの編集のお手伝いもしているため、更新はゆっくりになります。

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