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AIが賢くなるほど、“人間力”が価値になる

    AI時代にこそ問われる「人間力」

    昨年は、「これからのAI時代は、AIを使いこなせる人=プロンプトエンジニアが求められる」という話題が多く語られていました。
    しかし、AIが急速に賢くなった今、その声は以前ほど聞かれなくなってきたように思います。
    一方で、最近のビジネス雑誌では、分析や提案はどんどんAIに任せるようになり、結果として“人間力”が重要になるという論調が出てきました。

    確かに、提案内容の良し悪しだけで契約が決まるなら、メールのやり取りだけで済むはずです。 しかし現実はそうではありません。

    最終的な決め手になるのは、
    「この企業のトップや担当者を信用できるかどうか」。
    この“人間力”は、AIがどれだけ進化しても、当分の間は人間にしか発揮できない力だと感じます。

    思い出した10年前の本 ― 論理と感情の切り替え

    ここまで考えたとき、ふと10年以上前に読んだ本を思い出しました。
    著者名は忘れてしまいましたが、電通か博報堂のCMプランナーの方だったと思います。
    その方は、プレゼンの準備に非常に時間をかけるそうです。 そして、戦略は大きく分けて、2つ。

    • 論理で攻める

    • 感情に訴える

    論理で攻めてダメなら感情へ。
    感情で攻めてダメなら論理へ。
    『状況に応じて切り替えることもある』のだと書かれていました。

    ある日、どう考えても論理で攻めるべき案件があり、その通りにプレゼンしたものの、クライアントのトップは納得しなかった。
    しかし、その企画はどうしても実現したかった。

    「どうしても、やりたい!」
    と熱意を込めて感情で訴えたところ、OKが出たそうです。

    このエピソードを思い出すと、やはり
    論理はAIがどんどん担うようになるこれからの時代、人間力こそが勝負になる という最近の議論と自然につながります。

    AIの答えを“熱意を持って語れるか”

    さらに一歩進めると、
    AIが出した答えを、熱意を持って語れるかどうか が問われる時代になるのではないでしょうか。

    そのためには、AI任せにせず、 大事なことは自分で徹底的に考える姿勢が欠かせません。
    主体はあくまで自分。 AIは助手である。
    この原則を外さないことが、これからのAI時代を生きる上での大事なポイントだと感じます。


     
     
    40年以上、商品企画、欧州駐在、経営コンサル、テーマパーク企画、教育機器開発、人材育成に従事。70歳で引退後、毎日を豊かにする知恵や仕事・人生のヒントを綴っています。

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