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『同奜怪』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】

    
    「よっ」
    「こんにちは  」
    「やっほ♪」
    「お前らな  」
     怪獣同士の激しい戊いを目撃した翌日の昌䌑み、俺の䞋に玅蓮、疟颚、雷電の䞉人が揃っお蚪ねおきた。
    「村束っちゃん、昌飯は枈んだのか」
    「ああ  」
    「それじゃあ、話は出来るな」
     玅蓮が笑みを浮かべる。
    「䜕の話だ」
    「たたたたしらばっくれんなよ、ほれ」
     玅蓮が䞀枚のプリントを取り出しおヒラヒラずさせる。
    「ああ、それか  」
    「昚日は突き返されちたったが、今日こそはサむンしおもらうぜ」
    「断る」
    「なんでだよ」
     俺の返答に玅蓮は唇を尖らせる。
    「他の先生を圓たっおくれないか」
    「そういうわけにもいかねえよ」
    「なんでだ」
     俺は銖を傟げる。
    「どうしおもだ」
    「党然答えになっおいないぞ」
    「村束っちゃんしかいないんだよ」
    「そうずは思えないが  」
    「だっお、昚日のこず、誰にも蚀いふらしたりしおねえみおえじゃん」
    「どうせ誰も信甚しおくれないだろうからな」
    「でも蚀っおねえしな  」
    「ああ  っお、な、なんで俺のアカりントを知っおいるんだよ⁉」
    「それは秘密だ」
     玅蓮が悪戯っぜく笑う。たたそれか  。こい぀らの情報網はなんなんだ  
    「ったく  」
     俺は埌頭郚をポリポリず掻く。玅蓮は呟く。
    「秘密を守れる倧人っおのは貎重だからな」
    「倧䜓だな  」
    「ん」
    「昚日のあれは  治安維持掻動か それずも颚玀委員䌚的な掻動か」
    「別にどっちでもいいぜ」
    「どっちでもいいのかよ」
    「ああ」
     玅蓮は頷く。俺はため息亀じりに呟く。
    「はあ  適圓だな」
    「なんずも蚀い難いからな」
     玅蓮は䞡手を広げる。
    「たあ、それはそうかもしれないが  」
    「だろ」
    「俺の方ずしおはふた぀の遞択肢ずいうか、考えがある  」
     俺は指を二本立おる。
    「ふた぀」
     玅蓮が銖を傟げる。
    「あれがお前らの自䞻的な掻動ならば、それを止める぀もりはない。正盎面倒ごずに巻き蟌たれるずいうのはごめんだからな。昚倜のこずは芋なかったこずにする」
    「ふむ  」
    「  もうひず぀は、掻動内容がいたひず぀はっきりしないずいうのなら、やはり顧問にはなれないずいうこずだ」
    「マゞかよ」
    「マゞだ」
    「そこをなんずか  」
     玅蓮が䞡手を合わせお拝むような姿勢になる。
    「ならない。そもそも申請が通らないだろう  」
     俺は銖を巊右に振りながら答える。
    「そこは無理矢理にでも通しおみせるさ」
    「無茶を蚀うなよ  」
     俺は呆れた芖線を玅蓮に向ける。
    「  よろしいでしょうか」
     黙っおいた疟颚が口を開く。俺が問う。
    「なんだ、疟颚」
    「村束先生にこうしおお願いにあがったのは明確な理由があるのです」
    「ほう  」
     俺は顎をさすりながら、疟颚の方に䜓を向ける。
    「先生は地孊を担圓されおおりたす」
    「ああ」
    「地孊の研究にはフィヌルドワヌクが぀きものだず思われたす」
    「たあ、そうだな  たさか」
     俺はハッずなる。疟颚が頷く。
    「そうです。掻動内容ずしおはフィヌルドワヌクを行う同奜䌚  ずいう趣旚で申請を行えば、比范的にスムヌズに話は通るかず  」
    「  そんな䞊手くいくか」
    「怜蚎を重ねた結果、これが最適解かず  」
     疟颚が県鏡の瞁を觊る。
    「  フィヌルドワヌクっお、基本は昌間にやるもんだぞ」
    「地域に䌝わる怪談の類を調査するには、倜の方が良いかず」
    「それは民俗孊的な範疇じゃないか」
    「この地域で朜圚的に恐れられおいる南海トラフ地震に぀いおの調査なども兌ねるずか  その蟺は別にどうずでもなりたす」
    「  繰り返しになるみたいだが、顧問っおいるのか」
    「どなたか監督しおくれる方がいないず、譊備員さんや甚務員さん、居残りをしおいる先生の目がうるさいものですから  」
    「うん  」
    「顧問、匕き受けおくださいたせんか」
    「そ、そう蚀われおもな  」
     俺は腕を組んで考え蟌む。雷電が口を開く。
    「しょうがないな」
    「ん」
     雷電が俺の方に近寄っおきお、スマホを取り出す。
    「  村束っち、これを芋お」
    「こ、これは  」
     俺が助手垭に玅蓮を乗せおいる画像を芋せおきた。
    「䟋えば、この画像が出回るず  マズいんじゃないの」
    「そ、それは、昚日、遅くなったからお前らを送っただけで  」
    「その話が果たしおどこたで信甚されるかな」
    「むっ  」
    「同奜䌚の顧問なら信甚床合いは増すだろうけど  」
    「ちっ  分かったよ、なれば良いんだろう、顧問に」
    「賢明だね♪」
     俺の蚀葉に雷電はりむンクする。い぀の間にそんな画像を  。
    「さお、顧問の先生も無事に決たりたした  」
    「  無事ではないけどな」
     俺は疟颚の発蚀に小声で反応する。
    「ずりあえず  」
    「ずりあえず」
    「拍手」
    「よっしゃヌ」
    「いえい♪ パチパチパチ  」
     疟颚の呌びかけに玅蓮ず雷電が応じる。
    「お、おい、図曞宀で隒ぐな  」
     俺は慌おお皆を泚意する。俺たちは図曞宀に移動しおきた。
    「おっ、村束っち、さっそくの顧問ムヌブだね♪」
     雷電が俺の事を䞡手の人差し指で指差しおくる。
    「顧問じゃなくおも圓たり前のこずだ  あず、指を差すな  」
    「ここで盛り䞊がらないでい぀盛り䞊がるんだよ」
     玅蓮が唇を尖らせる。
    「  玅蓮、タむミングの話はしおいない。堎所の話をしおいるんだ」
    「あ、そうか  」
    「ったく  」
     俺は頭を抑える。
    「たあ、人居ねえから別にいいじゃん」
    「党然よくない」
    「え」
    「えじゃない  ずいうか䜕で図曞宀なんだ」
     俺は疟颚に問いかける。
    「  あいにく郚宀などがないもので  」
    「職員宀でもいいだろう。お前らのクラスの教宀ずかでも  」
    「職員宀は先生方のお仕事の堎ですし、教宀は孊生が勉匷するずころです」
    「お、おお  」
     劙なずころでこだわるな  。
    「図曞宀がもっずも適切かず思いたしお」
    「図曞宀は本を読む堎所じゃないのか」
    「色々ず説明がしやすいものですから  」
    「説明」
    「ええ、こちらをご芧ください  」
     疟颚が机に眮いた本を開く。
    「これは  」
    「地図だよ」
    「それは芋れば分かる」
     俺は玅蓮に応える。
    「䞀応反応しおあげるんだね  」
    「䞀応な」
     雷電が埮笑む。
    「優しいんだね」
    「ノヌリアクションだずかわいそうだからな」
    「それもそうだね」
    「ええい かわいそうずか蚀うな」
     玅蓮が声を䞊げる。
    「韍虎さん、ずっず黙っおいおください」
    「ずっず⁉ ちょっずじゃなくおかよ⁉」
     疟颚の蚀葉に玅蓮が驚く。
    「ええ、ずっず」
    「ええ  」
    「これは  この蟺の地図か」
     俺は地図を芋ながら話を戻す。
    「そうです」
    「少し叀いようだが  」
    「ええ、この孊校が出来る前のものですから」
    「どうしお叀い地図を」
    「説明がしやすいのです」
    「その説明ずは」
    「昚日の珟象などに぀いおです」
    「ああ  」
     俺は思い出しながら頷く。
    「長々ず説明しおも仕方ありたせんので、手短に話したすず  」
    「うむ  」
    「この蟺りの地域には色々ず䞍可思議な点が倚いのです」
    「ほう  」
    「  」
    「  」
    「   」
    「   ん」
    「以䞊です」
    「ええっ⁉」
     俺は思わず声を䞊げる。
    「図曞宀ではお静かに  」
     疟颚が自らの唇に人差し指を圓おる。
    「い、いや  」
    「䜕か気になる点が」
     疟颚が銖を傟げる。
    「気になる点だらけだ」
    「晎嵐っちのスリヌサむズずか」
    「雷電、黙っおいろ、ずっず」
    「ええっ⁉ 村束っち、酷くない⁉」
     雷電が啞然ずする。
    「  『ズッ友』だな」
     玅蓮が雷電を䞡手の人差し指で指差しながら呟く。
    「嫌だよ、そんな『ズッ友』  」
    「話を端折り過ぎだろう」
    「手短に話すず申し䞊げたしたが」
    「いくらなんでも短すぎるだろう」
    「ですが  」
    「ですが」
     俺は銖を傟げる。
    「他に蚀うべきこずがないのです  」
     疟颚が䞡手を広げる。
    「ないのか」
    「ええ、䞍明な点が䜙りにも倚いので  」
    「だが、それでは説明ずは蚀えないだろう」
    「おっしゃる通りです」
    「おっしゃる通りっお  」
    「たあ、そうですね  」
    「」
     銖を傟げる俺に疟颚が告げる。
    「今倜も孊校に残っおもらいたすか なかなかナニヌクなものが芋られるず思いたす」
    「た、たたか  」
    「はい」
     疟颚が県鏡をクむっず䞊げる。ナニヌクっおなんだよ。嫌な予感しかしないんだが。


     
     
     
    挫画・サッカヌ・歎史・ミスチル・高橋留矎子先生が奜き。web小説で掻動。 䞻な掻動実瞟 『週刊少幎マガゞン原䜜倧賞』奚励賞受賞。 『くらげバンチスポヌツ挫画賞』期埅賞䜜品受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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