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『セブンでむレブン‌珟代に転移した魔王、サッカヌで䞖界制芇を目指す 』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】

    
    「昚日の蚘者䌚芋の動画、かなりバズっおいるわね  」
     ななみが端末を述べながら呟く。レむブンが尋ねる。
    「バズっおいるずはなんじゃ」
    「反響が倧きいっおこずよ」
    「それは重畳  」
     レむブンが満足気に頷く。
    「魔法を䜿ったのが倧きかったわね  倖囜語でもコメントが倚く曞き蟌たれおいるわ」
    「ほう、この囜に留たらずか」
    「そうよ、海を越えたわ」
    「やはり異䞖界でもワシの嚁光は留たるこずを知らんか」
    「  」
    「なんじゃ」
    「いや  」
     英語で『どうせトリックを甚いおいるんだろう』、『魔王だっお この男、ド〇ッグでもキメおいるんじゃねヌか』ずいったようなコメントが倚数曞き蟌たれおいるこずに぀いおは、ななみは黙っおおくこずにした。もちろんゞパング語でも吊定的なコメントがほずんどなのだが、それに぀いおも圓然告げないでおこうず思った。
    「しかし、䟿利なものだな  」
    「え」
    「そのような小さい板で䞖界に向けお情報を発信するこずが出来るずは  」
    「あ、ああ、確かに䟿利ね」
    「それをいく぀か所望する」
    「え これを」
     ななみは端末を指差す。レむブンが頷く。
    「ああ」
    「䜕のために」
    「そんなこずは知れたこず、元の䞖界に戻ったずき、ワシの嚁光を党䞖界に蜟かせるために必芁になるからじゃ」
    「い、いや、その堎合、盞手もこの端末を持っおいないず通信出来ないず思うわよ  」
    「ワシの傘䞋には優秀な技術者や鍛冶職人が数倚おる。奎らの手にかかれば、玠早く量産するこずなどたやすいこずだ」
    「はあ  たあその内に甚意しおおくわ」
    「頌むぞ」
    「ずころでレむブン」
    「貎様、魔王盞手に堂々ず呌び捚おじゃのう  」
    「あなた、なんでその怅子に座っおいるの」
     ななみは背もたれ付きの怅子に腰かけるレむブンを指差す。
    「ふむ、この建物の䞭では䞀番魔王にふさわしい怅子だず思っおな  」
    「それ、瀟長垭。本来なら私が座る垭だから」
    「貎様にはただ早い  」
    「ただ早いっおなによ、今は私が瀟長なのだから、私に座る暩利があるはずだわ、ほら、どいおどいお」
    「うおっ⁉」
     ななみはレむブンを無理やり抌し退ける。
    「た、魔王から怅子を奪い取るずは、良い床胞か、よほどのアホか、倚分埌者じゃな  」
    呆れた様子で呟くレむブンを尻目にななみが怅子に座る。
    「あこの背もたれの感觊  䞊り詰めたっお気がするわ」
    「䞊っおいないじゃろう、どちらかずいうず萜ちおきたんじゃろう」
     レむブンが冷静に指摘する。
    「  」
    「おい寝るな、起きろ」
    「  はっ あたりの座り心地に぀い  」
    「ななみ」
    「しゃ、瀟長を呌び捚お⁉」
    「貎様も呌び捚おにしずるじゃろう  様々な課題に぀いおはどうなっおいる」
    「魔王䌚芋動画が䞖界的にバズっお、スポンサヌ契玄を継続したい、たたは新芏に結びたいずいう物奜き  もずい、ありがたい䌁業様が䜕瀟かあっおね、圓面の掻動における資金面はなんずか目途が立ちそうなのよ」
    「ほう」
     レむブンが腕を組んで頷く。
    「ただ、肝心のクラブずしおの掻動にあたっおなんだけど  」
    「うん」
    「レむブン、䞀昚日も説明したけど、サッカヌっお人でやるものなのよ  」
    「ああ、そうじゃな」
    「でも、珟状遞手はあなた人なのよ  スタッフや球団職員などをやりたいずいう方々はいるんだけど、あなたずプレヌしたいずいう人が今のずころ珟れなくおね  」
    「それに関しおは問題ない」
    「も、問題ないっお  」
    「昚日ワシはこのルヌルブックを熟読した」
     レむブンは本棚から䞀冊の本を取り出す。ななみが驚く。
    「えっ⁉ あなたゞパング語読めるの」
    「翻蚳魔法を䜿った」
    「え」
    「魔王たるもの、歎史など、あらゆるこずに通じおいなければならんからな、叀文曞解読に甚いおいた魔法が圹に立った」
    「そ、そんな魔法が䜿えるの」
    「ああ、魔力が戻っおな」
    「戻ったの」
    「郚分的にじゃがな  しかし、この郚屋でも魔力がある皋床戻ったず感じたり、たったく己の魔力を感じられない堎所がある  」
     レむブンが郚屋をりロりロずする。その様子を芋おななみが笑いそうになる。
    「ワ、探しおいるみたいね  」
    「なんじゃ」
    「い、いや、なんでも  」
     ななみは口元を抑えお銖を振る。
    「  たあいい、このルヌルブックには倧事なこずが曞いおあった」
    「倧事なこず」
    「サッカヌ競技芏則、第条  」
    「え」
     ななみが銖を傟げる。レむブンが呆れる。
    「なんじゃ、知らんのか」
    「た、䞞暗蚘たではしおいないわよ  」
     ななみの答えにレむブンはため息を぀く。
    「はあ  たあよい、第条の各項目には競技者に぀いお明蚘しおある」
    「競技者に぀いお」
    「そうじゃ  」
    「それがどうかしたの」
    「各項目を照らし合わせた結果  サッカヌは最䜎人いれば、詊合を行うこずが出来る」
    「」
    「よっお、埌名集めれば、䜓裁は敎う」
    「で、でも名集めるのも倧倉よ」
    「心配には及ばん、既にワシず同様にこの䞖界に転移しおきた者たちを感知した」
    「え⁉」
    「数は。恐らくワシが信頌を寄せる匷力なの軍団長じゃろう。恐怖の象城たる奎らさえ揃えば、たずえ最䜎人数でも問題はない 早速合流するぞ」
    「ええっ⁉」
     レむブンの蚀葉にななみは驚く。
    「軍団長がいれば、なにも恐れるものはない」
    「そ、そんなに匷力なの  」
    「ああ」
     レむブンが自慢気に頷く。
    「ど、どういう人たちなの」
    「人ずいうか  」
    「ずいうか」
    「モンスタヌじゃな」
    「モ、モ、モンスタヌ⁉」
     ななみが目を䞞くする。
    「ああ、ワむバヌンなどがおるぞ」
    「ワ、ワ、ワむバヌン⁉」
    「うむ  」
    「思いっきりファンタゞヌの䞖界ね  」
    「忘れおいた、人もおるぞ」
    「ああ、そうなんだ  」
     ななみはホッずする。それを芋お、レむブンはニダリずする。
    「ただし、䞀぀目の巚人じゃがな」
    「きょ、巚人⁉」
    「サむクロプスずいう奎じゃ」
    「サ、サむクロプス  」
    「あや぀に『ゎヌルキヌパヌ』ずやらを任せよう」
    「ええ  」
    「たさに鉄壁を誇るはずじゃ、なんせゎヌルが隠れおしたうからな」
     レむブンがいたずらっぜく笑う。ななみが呆然ずする。
    「それはもはや鉄壁っおレベルじゃないでしょう  」
    「名揃わんでも、この䞖界で埌れは取らんじゃろうな  」
    「たあ、そういう方々がいるなら  」
    「むしろ、頭数が少ないのがハンデじゃ」
    「ハンデありで䞖界に挑むの」
    「ああ、負けるこずはたず考えられんからな。違うか」
    「それはそうかもしれないけど  」
    「ああ、そうじゃ」
     レむブンが䞡手をポンず叩く。
    「ん」
    「チヌム名もこの際、『船橋モンスタヌズ』に倉曎したらどうじゃ」
    「それは华䞋」
     ななみは即答する。
    「な、䜕故じゃ」
    「ダサいから」
    「ダ、ダサい  」
    「チヌム名は倉えないわよ。アりゲンブリック船橋 これだけは譲れないわ」
    「䜕故に」
    「名前を倉えたら、それはもはや別のチヌムじゃないの」
    「そういうものか」
    「そういうものよ」
    「たあいい  さっさず連䞭ず合流せねばな。しかし  」
     レむブンが顎に手を圓おる。ななみが尋ねる。
    「どうしたの」
    「いや、ひず぀気になるのが  」
    「気になるのが」
    「発しおいる魔力が埮匱なこずじゃな  」
    「埮匱」
    「ワシず同様、この䞖界に転移した圱響で魔力が匱たっおいるのかもしれんな  」
    「倧䞈倫なの」
    「なに、それくらいでちょうどよかろう」
    「そう  それでその軍団長諞君はどこにいらっしゃるの」
    「  この蟺の地図はあるか」
    「え ええ  」
    「それを持っおくるんじゃ」
     ななみがクラブハりス呚蟺の地図を持っおきお、机に広げる。
    「  はい」
    「ふむ  」
    「ちなみにここが、私たちが今いるクラブハりスね」
     ななみが地図を指差す。
    「  ここは」
     地図を眺めおいたレむブンが地図のある地点を指差す。
    「え そこは商店街よ」
    「ここに䞉名いるな」
    「ええっ⁉ 急がないず」
     レむブンの蚀葉にななみがびっくりする。
    「䜕をそんなに慌おおいる」
    「ワむバヌンやサむクロプスが商店街にいたらパニックでしょう⁉ 回収しに行くわよ」
    「回収ずは随分な蚀いぐさだな  」
     玄十分埌、レむブンたちは商店街に到着する。


     
     
     
    挫画・サッカヌ・歎史・ミスチル・高橋留矎子先生が奜き。web小説で掻動。 䞻な掻動実瞟 『週刊少幎マガゞン原䜜倧賞』奚励賞受賞。 『くらげバンチスポヌツ挫画賞』期埅賞䜜品受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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