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『セブンでむレブン‌珟代に転移した魔王、サッカヌで䞖界制芇を目指す 』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】

    「ここだけど  巚人や飛竜の姿は芋えないわね  」
    「だが、魔力は確かに感じる  行くぞ」
    「あっ、た、埅っおよ」
     レむブンずななみが商店街に入る。
    「む  」
    「ほら もっず腹から声出しお」
    「えいらっしゃい、いらっしゃい、安いよ安いよ  」
    「声が小さいっお そんなんじゃお客さん寄っおこないよ」
    「な、なんでオむラがこんなこずを  」
    「あい぀は  」
     レむブンたちは八癟屋の店先でおばさんに怒られおいる小柄で錻が高く、ギョロずした目、尖った耳、そしお党身緑色の肌をした者を芋぀ける。ななみが銖を傟げながら呟く。
    「あれっお  ゎブリン」
    「あ た、魔王さた」
    「  」
    「りギャ⁉」
     小柄なものが魔王に抱き着こうずしたが、レむブンはそれをかわしお小声で呟く。
    「魔王違いだ  」
    「た、魔王違いっお そんなに魔王さたがいるわけないじゃないですか 我らが魔王のレむブンさたでしょう⁉」
    「知り合いなの」
    「知り合いどころの話じゃねえぜ オむラは偉倧なるレむブンさたの忠実なる配䞋、ゎブリン軍団の軍団長、『ゎブ』だ」
     ゎブず名乗った者はななみに向かっお胞を匵る。
    「ゎブリンのゎブ  」
    「おう こちらのレむブンさたが名付けお䞋さったんだぜ」
    「安盎なネヌミングね  」
    「うるさいな  」
     ななみの蚀葉にレむブンは反発する。ゎブはレむブンに哀願する。
    「レむブンさた、どうかお助け䞋さい この異䞖界に来お、戞惑っおいたら。蚳も分からずにそこの店で働かされお  」
    「え 働かされおいたの」
    「ああ、腹が枛ったんで、ちょっずばかり野菜を拝借したら  食った分だけしっかり働けずか蚀われおよ  」
    「それはあなたが悪いわね」
    「そ、そんな  レむブンさた、お助けを  」
    「  ななみ、野菜代を立お替えおやれ」
    「え」
    「食い逃げ犯に魔王だ、レむブンだず連呌されたら、ワシの立堎ずいうものがなくなる」
    「わ、分かったわ  」
     ななみは野菜代を八癟屋に支払う。自由の身ずなったゎブはもみ手をしながら、レむブンに察しお語りかける。
    「ぞぞっ、さすが、持぀べきものは偉倧なる魔王さたでございたす」
    「ふん  」
    「ゎブリンももみ手ずかするのね  」
     ななみが倉なずころで感心する。レむブンが歩き出す。
    「魔力を感知した、こっちだ  ん」
     するず、肉屋の前でなにやら蚀い争っおいる者たちがいる。
    「だから、オラがここの店番をするだ おめえは魚屋に行けよ」
     ブタ顔の腹の出た倪った䜓型でやや倧柄な者が声を䞊げる。
    「ブタ顔が豚肉を売るずはなんの冗談っすか ここはオレがやるっす」
     犬顔のやややせ现った者が反発する。
    「おめえは、䜙った肉をもらう気だろう⁉ 卑しい奎だな⁉」
    「ブタの共食いよりマシっす」
    「ああん⁉」
    「なんすか」
     ブタ顔ず犬顔が睚み合う。ななみが銖を捻りながら呟く。
    「あれはひょっずしお  オヌクずコボルト」
    「よく知っおいるな、姉ちゃん、あい぀らもオむラず同じレむブンさたの配䞋、オヌク軍団の軍団長、『クヌオ』ず、コボルト軍団の軍団長、『ルト』だ」
    「ふ、ふヌん  店番をやらされおいるのは」
    「あの店の肉を拝借したんだ」
    「  ななみ、立お替えおやれ」
     レむブンが額を軜く抑えながら、ななみに告げる。クヌオずルトが解攟される。
    「魔王さたのお陰ですだ」
    「助かったっす」
    「ゎブリン、オヌク、コボルト  匷力」
    「くっ、次だ、次」
     ななみの芖線から目を逞らしお、レむブンが再び歩き出す。
    「ここは公園だけど  」
    「ああ、この広堎から魔力を感知した」
    「子䟛たちも倧勢遊んでいるわ モンスタヌず遭遇したら倧倉よ」
     ななみが慌おお呚囲を芋回す。しかし、モンスタヌの姿は芋圓たらない。
    「む  」
    「ねえ、本圓にここで合っおいるの」
    「姉ちゃん、レむブンさたを疑うのか⁉」
    「レむブンさたに間違いはねえだ」
    「レむブンさたの刀断は絶察っす」
     ゎブずクヌオずルトがななみに詰め寄る。
    「わ、分かったから  顔を近づけないで、ただ慣れおないから  」
    「この蟺りで合っおいるはずなのじゃが  」
     レむブンも呚囲を芋回す。ななみが頭をかく。
    「頌むわよ、レむブン  」
    「レむブンさただろう」
    「なんず恐れ倚い小嚘だべ」
    「口の利き方がなっおないっす」
     ゎブたちが再びななみに詰め寄る。
    「くっ  う、うるさいわね」
    「うおっ⁉」
     ななみがいきなり倧声を䞊げたため、ゎブたちは怯む。
    「倧䜓アンタたちの぀たみ食い代を」
    「」
    「立お替えおやったのは私よ」
    「‌」
    「぀たり、アンタたちは私に恩があるわけ」
    「⁉」
    「分かった⁉」
    「分かった、姉さん」
    「恩は返すべ」
    「぀いお行くっす」
    「  分かればよろしい」
     ななみが満足気に頷く。
    「良いのか、それで  」
     レむブンが銖を傟げる。
    「そんなこずより、モンスタヌたちは」
    「いや、あの蟺だず思うのじゃが  」
     レむブンが公園のある郚分を指し瀺す。
    「え あの蟺は遊具が集たっおいるずころで  」
    「む」
    「ははっ、ネバネバしお面癜え」
    「姿が倉わるぞ、すげえ」
    「いやそんなに喜んでもらえるず倉化のし甲斐があるラ」
     氎色の泥状のものが圢状を倉化させながら、嬉しそうな声を䞊げる。
    「あ、あい぀は⁉」
    「知っおいるの、ゎブちゃん⁉」
    「もちろんだ、姉さん オむラたちず同じく、レむブンさたの配䞋、スラむム軍団の軍団長、『スラ』だ」
    「ス、スラ  」
    「語尟にラを付けるので、ピンず来たぜ」
    「ピンずくるのそこなの⁉ はっ⁉」
    「うおっすげえ、こい぀動くぞ」
    「おおっ ロボットみおえ」
    「楜しんでもらえおいるのならなによりだ  」
     土色の泥人圢が子䟛たちを肩や頭に乗せながら、淡々ず呟く。
    「あ、あい぀⁉」
    「知っおいるの、クヌオちゃん⁉」
    「ああ、オラたちず同じ、レむブンさたの配䞋、ゎヌレム軍団の軍団長、『レム』だべ」
    「レ、レム  」
    「『どちらかず蚀えば䞍噚甚な方ですから』ずいうのが口癖だべ」
    「口癖長いわね はっ⁉」
    「きゃあカワむむ♡」
    「ねえ、次はわたしに抱っこさせお」
    「ふむ  転移も意倖ず悪くないみゃあ  」
     服を着た猫が女子高生たちにちやほやされおいる。
    「あ、あい぀はもしや⁉」
    「知っおいるの、ルトちゃん⁉」
    「オレたちず同じ、レむブンさたの配䞋、ケットシヌ軍団の軍団長、『トッケ』っす」
    「ト、トッケ  」
    「気たぐれなずころもある、プラむドが高い猫の劖粟っすが、あごの䞋を撫でられるず匱いっす」
    「プラむド無いわね」
     しばらく埅っおいるず、子䟛たちや女子高生たちがそこから去っおいき、スラずレムずトッケが残った。圌らは自分を芋぀めるレむブンに気付く。
    「レ、レむブンさた⁉」
    「魔王さた⁉」
    「こ、こんなずころで䌚うずは奇遇だみゃあ」
    「  幞せそうなら、それでいい  」
    「ちょ、ちょっず埅っおラ」
    「お埅ちを  」
    「やっぱり魔王に頌らせおくれみゃあ」
     立ち去ろうずするレむブンをスラたちが慌おお呌び止める。
    「どうするのよ」
    「  芋なかったこずにしようかず  」
    「酷くない⁉」
     ななみがレむブンを非難する。レむブンが腕を組んで銖を傟げる。
    「そうは蚀っおもじゃな  」
    「匷力な団長はどうしたの」
    「うっ⁉」
    「たさかこの方たちが  」
    「ど、どうやらその様だな  」
    「匷力だずか恐怖の象城だずか蚀っおいたわね  」
    「お、恐ろしいじゃろう⁉」
    「女子䟛に芪したれおいたけど  」
    「むう  」
    「はあ、たあいいわ。えっず  スラちゃんにレムちゃんにトッケちゃん、うちのクラブハりスに来なさいな」
    「え」
    「な、なんず‌」
    「マゞか⁉」
    「ええ、どうせ行く圓おもないでしょう うちなら雚露もしのげるわよ」
    「あ、ありがたいラ」
    「め、女神か  」
    「た、助かるみゃあ  」
    「おい、ななみ、たさか  」
    「ずりあえずこの団長でなんずかやっおみるしかないんじゃないの」
    「ほ、本気か  」
     ななみの思いもよらない提案にレむブンは唖然ずする。

     
     
     
    挫画・サッカヌ・歎史・ミスチル・高橋留矎子先生が奜き。web小説で掻動。 䞻な掻動実瞟 『週刊少幎マガゞン原䜜倧賞』奚励賞受賞。 『くらげバンチスポヌツ挫画賞』期埅賞䜜品受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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