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『異䞖界スカりトマンお望みのパヌティヌメンバヌ芋぀けたす』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】


「しかし、驚きたした  」
 酒堎で向かい合っお座るリュヌトに察し、むオナが話しかける。
「  䜕がだ」
「ベルガ先生をスカりトしたこずですよ」
「䜕を驚くこずがある」
「だっお、あのむケりロナ魔法孊院ですよ 誰だっお普通は孊生をスカりトするず思うじゃないですか」
「  普通っおなんだ」
「え」
「えじゃない、こっちが聞いおいる」
「ええっず  垞識ずいうか  」
「垞識か」
「は、はい  」
「  君らの蚀う垞識ずやらを俺に無理やり圓おはめないでくれないか」
「あ、し、倱瀌したした  」
 むオナが頭を䞋げる。
「分かればいいさ  」
「぀たりリュヌトさんは非垞識だずいうこずですね」
 リュヌトは䜓勢を厩す。
「  なんでそうなる」
「え い、いや、垞識に圓おはたらないずいうこずは、それすなわち非垞識だずいうこずになるのではないでしょうか」
「  君はどうしおなかなか倱瀌な奎だな  」
「ええっ そ、そんな぀もりは  」
 むオナが慌おる。
「自芚が無いずいうのなら、なおさら性質が悪い  」
「な、䜕かマズかったでしょうか」
「  俺は自らのこずを極めお垞識的だず思っおいるよ」
「ええ  」
「䜆し、それは俺のレベルにおいおの話だ」
「レベル」
 むオナが銖を傟げる。
「ああ、そうだ」
「  ぀たり、どういうこずでしょうか」
 むオナが尋ねる。
「぀たりだ」
「はい」
「君ら劂きの䜎いレベルでの垞識の物差しで枬らないでくれずいうこずだ」
「ご、劂きっお⁉」
「事実だろう  誰もベルガ先生に泚目しおいなかったのだからな、あの高名な魔法孊院で䞀幎も務めおいたずいうのに  」
「むう  」
「たあ、匷いおいうなら圌女を孊院に呌んだ奎は倚少の目利きではあるか  それが誰なのかは知らないがね」
「はあ  」
「それでも、俺が圌女をスカりトするずなっおも阻止しようずしないあたり、圌女の倀打ちを真に理解はしおいなかったようだな」
「そういえば  」
「ん」
「䞀応の根回しは枈んだずおっしゃっおいたしたが  」
「ああ、蚀ったね」
 リュヌトは酒を䞀口飲む。
「根回しずはなんですか」
「新幎床が始たるずいうこの時期に教員が䞀人欠けるのは倧倉なこずだろう」
「え、ええ  」
「たあ、その蟺はどうかご勘匁䞋さいずちょっずした挚拶回りをね  」
「お偉いさん  孊院䞊局郚を回ったんですか」
「そうだ。知らん仲ではないからね」
「す、すごいですね  」
「そうかい 別に倧したこずではないよ」
「いやいや、倧したこずありたすよ。むケりロナ孊院の䞊局郚の方々なんお、䟋えば私なんかじゃたずお目にかかれたせんよ」
「俺もなんだかんだずこの業界に長いこずいるからな  」
 リュヌトが遠い目をする。
「長いからどうにかなるものでもないでしょう、そういう繋がりを持぀のは  」
「それはそうだな」
「䞀䜓どうやっお」
「それは色々ず蟛酞を舐めおきたよ  」
「色々ず」
「ああ」
「どういったこずですか」
「それは秘密です」
 リュヌトが巊手の人差し指を口に圓おる。
「えヌ」
 むオナが唇を尖らせる。
「苊劎しお䜜ったコネクションだ。簡単に教えるわけがないだろう。それに  」
「それに」
「俺ず同じこずをしお䞊手くいくなら誰も苊劎はしない」
「そ、それは確かに  」
「だろ」
「で、では、そういうコネクションで話はずんずん拍子にたずたったんですね」
「  」
 リュヌトが黙る。
「あら」
「  そういうこずにしおおこうか」
「え、違うんですか」
「君も䞀杯くらい飲んだらどうだ」
「話を逞らさないでください」
「逞らしおないよ、終わらせようずしおいる」
「もっずひどい」
「ひどいこずはないだろう」
「  もしかしお」
「なんだ」
「お金を枡したんじゃ  」
「  なに、ほんのお食事代だ」
「マ、マズくないですか⁉」
「バレたら倚少はマズいだろうね  向こうの立堎が」
「良いんですか」
「蚌拠がなければどうにもならんさ  」
「  い぀もそういうこずを」
「ケヌスバむケヌスだ。しかし、極めお有効な手段ではある。今回のような優秀な人材を逃したくないずきにはね」
「  ベルガ先生はそこたで優秀でしょうか」
「教鞭を取っお、教壇に立぀ずいうこずは遞ばれし者しか出来ないずは思わないかい」
「それはたあ、確かに  」
「さお、今床はどこに行こうかね  」
 ナッツを぀たみながらリュヌトが笑みを浮かべる。数日埌  。
「リュヌトさん」
 ある街を歩くリュヌトを呌び止める声がある。リュヌトが振り返っおみるず、そこにはむオナが立っおいた。
「はあ  」
 リュヌトが思いっきりため息を぀く。
「ろ、露骚なため息぀かないで䞋さい」
「そりゃあ぀きたくもなるだろう  」
「䜕故ですか」
「こちらが䜕故だよ」
「え」
 むオナが銖を傟げる。
「アシスタント期間は終了だろう」
「勝手に決めないで䞋さいよ、今珟圚、リュヌトさんが請け負っおいる䟝頌が終わるたではお偎で勉匷させおもらいたすよ」
「それこそ勝手に決めるなよ  」
 リュヌトが頭を掻く。
「倧䜓ですね」
「ん」
「私の連絡先は教えおおいたじゃないですか」
「ああ、玙をもらったっけ」
「たさか  捚おたんじゃないでしょうね」
 むオナが目を现める。
「いや、ちゃんずあるよ」
 リュヌトがポケットからクシャクシャになった玙を取り出す。
「ク、クシャクシャ  」
「捚おおないだろ」
「  芋おないですね」
「たあね」
「はあ」
 むオナが肩を萜ずす。
「自分だっお露骚なため息぀いおいるじゃないか」
「そりゃあそうですよ  䜕故ですか」
「なにがだい」
「なんで連絡しおくれないのかっおこずですよ」
「ああ  」
 リュヌトが顎をさする。
「これでは困りたすよ」
「䜕が困るずいうんだい」
 リュヌトが銖を傟げる。
「アシスタントなのに珟堎にいなかったら、アシスタントの仕様がないじゃないですか⁉」
「それは君、アレだよ、アレ」
「アレ」
 むオナが銖を捻る。
「俺にはアシスタントは必芁がないずいうこずだ」
「なっ  」
「簡単なこずだろう」
「銬車を呌んだりずか、色々させたくせに」
「それは雑甚ずいうものだ」
「ざ、雑甚  」
「子䟛でも出来るこずしか頌んでいない  違うかい」
「う、ううむ  そ、そう蚀われるず  」
 むオナが腕を組む。
「話は終わりだ」
 リュヌトが前を向いお歩き出す。
「た、埅っお䞋さい」
「埅たない」
「玄束を違えるお぀もりですか⁉」
 リュヌトに䞊びかけたむオナが問う。
「ちっ、芚えおいたか  」
 リュヌトが舌打ちする。
「忘れるはずがないでしょう」
「しかしだね  」
 再び立ち止たったリュヌトが頭を抑える。
「なにか」
「君をアシスタントにしお俺になにかメリットがあるかい」
「メ、メリット  」
「そう、埗するこずだ」
「い、いきなりそう蚀われおも  」
 むオナが再び腕を組んで考え蟌む。
「どうだい」
「  アレです、アレ」
「アレずは」
「アレず蚀ったらアレじゃないですか」
「無いんだな、分かった」
 リュヌトが歩き出す。
「あ、ちょ、ちょっず埅っお䞋さい」
「埅たないよ」
「ご迷惑などはおかけしたせん ぀たり」
「぀たり」
「デメリットはありたせん」
「  」
「   」
「それで玍埗するわけがないだろう」
「で、ですよね」
 むオナが苊笑する。
「こんなしょがくれたおっさんに付きたずっおいないで、気の合う友達ず遊びにでも行った方が良いんじゃないか」
「リュ、リュヌトさんはしょがくれおなんかいたせん 玠敵なナむスミドルです」
「ふむ、その蟺の芋る目はあるんだな  」
 リュヌトが立ち止たっお、むオナをじっず芋぀める。
「は、はい  」
「うん、もう君は立掟にやっおいける。教えるこずは䜕もない」
「え  」
「それじゃあ、倱瀌」
「ちょ、ちょっず⁉ 誀魔化さないで䞋さいよ」
「ふう  」
 リュヌトはため息を぀きながら額をポリポリず掻く。
「同行を認めお䞋さい」
「そういえば  」
「え」
「なんで俺がこの街に来るず分かったんだ」
「い、いや、魔法䜿いを確保したずなれば、お次はあの圹割かなず  」
 むオナが建物の壁に匵っおあるポスタヌを指差す。リュヌトが頷く。
「  ふむ、それなりに考えおはいるようだな  」
「あ、あの  」
「同行を蚱そう、銬車を呌んできおくれ」
「は、はい」
 むオナがその堎から走り出す。ポスタヌには『剣術倧䌚』ず曞いおある。


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