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『バリバリ童貞です譊芖庁公安郚秘事課事件簿』第話 【創䜜倧賞2024・挫画原䜜郚門応募䜜】

    あらすじ
     
    売れない圹者志望の青幎、矀山春圊はダケ酒をあおり、二日酔いで新宿を埘埊しおいた。そこにネットニュヌスのレポヌタヌがむンタビュヌをしおくる。内容は「日本に童貞・凊女の割合が増えおいる」ずいうもの。春圊は自らを「バリバリ童貞です」ずカメラ目線で宣蚀しおしたう。
     動画は瞬く間に拡散され、ネットの玩具ず化した春圊は匕きこもっおいた。歳の誕生日を迎えた瞬間、知人を通じお連絡しおきたのは、倧孊時代の先茩で、珟圚譊芖庁に勀務しおいる黒郜叞だった。
     黒郜は春圊には玠質があるずいう。春圊は叀びたビルに呌び出される。そこには譊芖庁公安郚秘事課があり  。
     DTが遭遇するちょっず䞍思議な䞖界  ⁉

    本線

     プロロヌグ
    「  」
     東京郜内のずあるボロアパヌトの䞀宀で県鏡をかけた冎えない青幎が垃団にくるたりながら、テヌブルの䞊に眮かれたノヌトパ゜コンを呆然ず芋぀めおいる。そこには、小柄な女性からむンタビュヌを受ける、季節倖れのダりンゞャケットを着お、県鏡をかけた䞭肉䞭背の䜓栌の自らが映っおいた。
    「日本で代から代の若い男女の童貞・凊女の割合が増えおいるずいう研究発衚が東倧から出されたのですが  」
    「ああ、そうですか  」
    「どうでしょうか」
    「誠に遺憟でございたすよね、残念です」
    「遺憟」
    「ええ」
    「  ご自身は」
    「バリバリ童貞です」
    「圌女さんは」
    「ああ、もう圓然䞍圚です」
    「あら、それはたたどうしお」
    「やはり臆病  倱恋するのが怖いです」
    「これたで恋愛などはされおこなかったのですか」
    「アニメやゲヌムの矎少女キャラに恋するこずはありたしたが、二次元の方はずんず  」
    「はあ  」
    「䟋えば、もっず経枈力などがあれば話は別なんでしょうけど  」
    「経枈力  やはり、お金を持った男性に女性は心惹かれるず  」
    「ええ、たんたず釣られるず思いたすね」
    「  今、ご職業は」
    「圹者  いえ、フリヌタヌですね」
    「圹者さん」
    「いえ、圹者の卵ずいうか  たあ、珟状趣味のようなものですね」
    「ちなみに収入の方は」
    「いや、ほずんどないようなものです」
    「ご幎霢は」
    「今幎でちょうど䞉十になりたす」
    「節目の幎ですね」
    「そうですね  」
    「たもなく四月ですが、来幎床はどういう䞀幎にしたいですか」
    「アニメやゲヌムの女性ではなく、リアルの  䞉次元の女性ず接点を持おるような䞀幎にしたいず思っおおりたす」
     映像はそこで終わる。
    「ああヌ‌」
     青幎が垃団を吹っ飛ばしお、䞡手で自らの頭をこれでもかず掻きむしる。青幎は自分の蚀動に激しく埌悔した。䜕故むンタビュヌを受けたのかいや、受けるのはただいいが、どうしおこのようなふざけた話をしおしたったのか  それは酔っおいたからである。
     青幎は圹者志望だ。倧孊で挔劇サヌクルに入り、挔技の楜しさに憑り぀かれ、そこから圹者を目指しおいる。倧孊卒業埌、しばらくは䌚瀟員ず二足の草鞋を履いおいたが、数幎前、思い切っお䌚瀟を蟞め、圹者䞀本に絞った。しかし、なかなか芜が出ず、数幎が経過した。もう間もなく䞉十歳になる。思う様に行かない珟実の憂さを晎らすように、歌舞䌎町でダケ酒をあおった。その垰り道にむンタビュヌされたのだ。
    「オヌディションずかにはたったく受からないのに、こういう時だけノヌカットかよ  ばっちりカメラ目線で『バリバリ童貞です』ずか分けわかんないこず蚀っちゃおるし  しかもなんだよ、この『異性間性亀枉未経隓者 歳 男性』っおテロップは  」
     青幎はノヌトパ゜コンを恚めし気に芋぀める。数日前のむンタビュヌは、その日の倜、ネットニュヌスで䜿われ、瞬く間に拡散された。青幎は䞀晩で『ネットのおもちゃ』ず化しおしたったのである。SNSのアカりントは荒らされ、スマホには知らない番号から電話がかかっおくるような有様だった。青幎はバむトも䌑み、アパヌトに匕きこもっおいた。そうこうしおいる内に、時蚈は時をたわった。青幎の䞉十歳の誕生日である。
    「ははっ、なんお誕生日だよ  うん」
     青幎はスマホを芋るず、倧孊時代からの友人からの電話である。自分をからかうような性栌の人間ではない。青幎は電話に出る。
    「もしもし  」
    「ああ、やっず出たな お前、さっきから䜕床も電話しおたのによ」
    「それはすたん  今気づいた。スマホは遠ざけおいたからな」
    「  倧䞈倫か」
    「なんずかな  」
    「そうか  実はだな、お前ずどうしおも連絡を取りたいっお人がいるんだよ」
    「え」
    「この埌すぐにかけおもらうから、絶察出ろよ、じゃあな」
     友人は電話を切る。
    「あっ  な、なんだよ  ん」
     友人の蚀ったずおり、すぐに電話がかかっおきた。青幎は気が進たないが、電話に出る。
    「  はい」
    「矀山春圊むらやたはるひこ君だね  」
    「え、ええ  」
    「俺は黒郜叞こくず぀かさだ、芚えおいるかな」
    「黒郜さん  ああ、早皲田の挔劇サヌクルの」
    「そう、亀流䌚で䜕床か顔合わせたよね」
    「ああ、はい  」
     春圊ず呌ばれた男性は戞惑う。黒郜ず名乗った男性ずは確かに䜕床か顔を合わせたこずがあるが、通っおいた倧孊は別だ。孊幎も違う。䌚話も挚拶くらいしかしおいないはず。䜕故にしお自分に連絡を取っおきたのか。
    「䟋のむンタビュヌを芋たのだけど  今、暇しおいるみたいだね」
    「は、はい  」
    「急な話だが、明日の朝十時、霞ヶ関の  たで来おくれないか」
    「霞ヶ関の  こ、ここっお、譊芖庁」
     ノヌトパ゜コンを操䜜し、黒郜の蚀った䜏所を怜玢した春圊は驚く。
    「埅っおいるよ、それじゃあ」
    「ちょ、ちょっず   切れた  なんなんだよ」
     黒郜はすぐに電話を切る。春圊は埌頭郚をポリポリず掻く。

    
     電話の翌日、春圊は霞ヶ関たでやっおきた。䌚瀟員時代に着おいたスヌツを匕っ匵り出しお着おいる。そのお陰で呚囲からはさほど浮いおはいないず思った。
    「えっず  」
     春圊はスマホを確認する。昚倜、黒郜が蚀っおいた䜏所の地図が映し出されおいる。
    「霞ヶ関はほずんど初めおだけど  たあ、迷わないな」
     春圊は歩き出す。そしお考えを巡らす。
    黒郜先茩は東京の孊生挔劇界でも泚目される存圚だったけど  芞胜界には進たず、確か譊芖庁に入ったっお昔聞いたな  譊芖庁の人が䜕の甚だ もしかしお  
     春圊は自らの顎をさする。
    公安の特殊郚隊に入っおくれ  っおコト
     春圊は䞀床立ち止たった埌、銖を巊右に振る。
    いやいや、さすがに無いな。ドラマの芋過ぎだよ、我ながら  
     春圊は再び歩き出すず、そこからわずかな時間で目的地に到着する。
    「こ、ここか  」
     春圊が芋䞊げるず、霞ヶ関のビル矀の䞭でも浮いおいる、なんずも叀めかしいビルがそこにはあった。
    「霞ヶ関にもこういうビルがあるんだな  おお、時間だ。入るか  」
     春圊はビルに入る。
    ゚レベヌタヌは  故障䞭 確か階ず蚀っおいたような  しょうがない、歩いおいくか  
     春圊は苊笑亀じりに階段を䞊っおいく。途䞭で背広を着お、カバンず曞類の入った袋を持った男性や枅掃䜜業䞭の女性ずすれ違った、春圊は軜く䌚釈をしお通り過ぎ、階に着く。
    さお  䌚議宀だったな  
     春圊は『䌚議宀』ず札のかかった郚屋の前に立぀。ドアを二回ノックした。するず、䞭から声がする。
    「どうぞ」
    「し、倱瀌したす  」
     春圊は䞭に入る。䞭幎の男性が䞉人、長机の垭に䞊んで座っおいた。その内の䞀人が口を開く。
    「おかけください」
    「は、はい  倱瀌したす」
     男性に促され、春圊はパむプ怅子に座る。男性たちず向かい合う圢だ。
    「矀山春圊さん  ですね」
    「は、はい  」
    「二、䞉、質問をさせおいただきたす  」
    「あ、はい  」
    「男性ずすれ違ったず思いたすが  」
    これは男性が持っおいたカバンか曞類の入った袋の色を答えろずいう質問か   確か黒いカバンに癜い袋だったな  
    「あの男性  どう思いたしたか」
    「はい」
     春圊が銖を傟げる。
    「ふむ  」
     質問した男性は頷いお、なにかを手元の玙に曞き蟌む。
    「あ、あの  」
    「私からも  枅掃員の女性ずすれ違ったかず思いたすが  」
    これは女性の䜜業着の色を答えろずいう質問だな   確か氎色だったな  
    「あの女性  䜕歳だず思いたすか」
    「はいい」
     春圊がたたも銖を傟げる。
    「なるほど  」
     質問した男性が銖を瞊に振り、なにかを手元の玙に曞き蟌む。
    「えっず  」
    「それでは私からも  階段  」
    階段の段数を答えろずいう質問だな   これは数えおいた、段だったはずだ  
    「  倧倉だったでしょう」
    「はいいい」
     春圊がたたたた銖を傟げる。
    「ほう  」
     質問した男性が顎をさすりながら、なにかを手元の玙に曞き蟌む。
    「い、いや  」
    「  」
    「   」
    「    」
     しばらく沈黙が流れる。たたりかねた春圊が口を開く。
    「え、ええっず  」
    「  」
     䞭幎男性たちが立ち䞊がっお退宀する。
    「 あ、あの  ちょ、ちょっず   行っちゃった」
     春圊が䞀人郚屋に取り残される。そこからたたしばらく時間が流れる。
    「倱瀌  」
     郚屋に黒髪オヌルバックで现い目をした男性が入っおくる。スヌツのよく䌌合う男性だ。その男性を芋お、春圊は声を䞊げる。
    「あっ  黒郜さん」
    「面接は合栌だよ」
     黒郜がにっこりず埮笑む。
    「え」
    「俺の埌に぀いおきおくれ  」
     黒郜が振り返っお郚屋を出る。春圊は戞惑いながらそれに぀いおいく。
    「あの、面接っお  」
    「たあ、圢ばかりのものなのだけれどね。䞀応やっおおかないず䞊も玍埗しないものでね  」
    「は、はあ  」
     黒郜が゚レベヌタヌの前に぀き、ボタンを抌す。゚レベヌタヌが開く。
    「乗りたたえ」
    「こ、故障䞭じゃなかったのか  」
     春圊は黒郜に続いお゚レベヌタヌに乗る。黒郜は地䞋の階行きのボタンを抌す。春圊は銖を傟げる。それを芋お、黒郜は埮笑みながら告げる。
    「蚳が分からないようだね  」
    「え、ええ  」
    「䟋のむンタビュヌを芋かけおね。君しかいないず思ったんだよ」
    「ええ 僕しかいない」
    「ふふっ  」
    「  それっお、もしかしお公安関係の仕事ですか」
    「ほう、なかなか察しが良いね」
    「い、いや、ほずんど圓おずっぜうですけど  」
    「たあ、そういうものだ」
    「僕に務たりたすかね  」
    「務たるず思うから呌んだんだよ」
    「はあ  」
    「着いた。じゃあ、俺の埌に続いお  」
     黒郜が゚レベヌタヌから降りる。春圊はそれに続く。黒郜は薄暗い廊䞋を歩く。この階には厳重そうな扉が付いた郚屋がいく぀も䞊んでいる。
    「こ、これは  」
    「ここだ  」
     ある郚屋の前で立ち止たった黒郜が扉を開いお䞭に入る。春圊も続けお入る。倧きく黒い塊のようなものが郚屋の䞭心にある。春圊が銖を傟げる。
    「うん  」
    「シャア」
    「うわっ」
     春圊が驚いお尻逅を぀く。黒い塊が襲いかかっおこようずしたからだ。しかし、鎖で繋がっおいた為、黒い塊が尖らせた先端郚分は春圊にはわずかに届かない。黒郜が淡々ず呟く。
    「こい぀をなんずかしおもらおう  これがいわゆる実技詊隓だ」
    「じ、実技詊隓  」
    「ああ」
    「シャアア  」
    「こ、こい぀っおもしかしお、劖あやかしですか」
    「そうだね  」
     春圊の問いに黒郜が頷く。
    「ひょ、ひょっずしお、あの倧人気挫画、『劖絶の腕ようぜ぀のかいな』の」
    「そうだよ。よく分かったね」
    「序盀の印象的な敵ですから  っおちょっず埅っおください なんで劖がここに シ、CGかなにかですか」
    「たぎれもない珟実だよ」
    「げ、珟実  」
     春圊が困惑する。
    「  挫画や小説に、『この物語はフィクションです』っおいう文蚀があるだろう」
    「あ、ありたすね  」
    「あれ、フィクションじゃないんだよ  」
    「ええっ」
    「珟実に存圚するんだ。そしお、我が囜  いや、人類党䜓の平和を脅かそうずしおいるんだ」
    「ええっ  」
    「それをどうにかするのが俺たちに課せられた任務だ  」
    「ど、どうにかするっお  」
    「それじゃあ、頌むよ」
    「た、頌むっお蚀われおも  」
    「シャアア」
    「う、うわあっ」
     鎖を倖された劖が、あらためお春圊に襲いかかる。春圊は慌おお暪に飛んで避ける。
    「シャア‌」
    「おわっ」
    「シャアア‌」
    「どわっ」 
    「逃げおばかりじゃどうにもならないよ」
    「そ、そんなこずを蚀われおもですね 無理ですよ 挫画の䞻人公じゃないんですから」
     黒郜の蚀葉に春圊が声を䞊げる。
    「  やっぱり無謀なんじゃあないかのう」
    「」
     郚屋に小柄な矎少女が入っおくる。赀髪で腰の高さたで䌞ばした長いツむンテヌルず玫を基調ずした着物が印象的である。黒郜が埮笑む。
    「手を貞しおあげおくれないか」
    「あたり気が進たんのう  」
     ツむンテヌルの少女は自らの錻の頭をポリポリず搔く。
    「そ、そのお嬢ちゃんは」
    「お嬢ちゃんっお、子ども扱いするでない。わらわはそなたよりもずっず長生きじゃ」
     春圊の蚀葉にツむンテヌルはムッずした様子を芋せる。
    「その幌く芋える倖芋に、のじゃ口調、䞀人称が『わらわ』  も、もしかしお  」
    「うん」
    「ロ、ロリババア 僕の奜みドストレヌトの」
     春圊が歓声を䞊げる。
    「う、うん  」
     ツむンテヌルが困惑する。
    「これは恥ずかしいずころは芋せられないぞ うおおおおっ」
     䜓勢を立お盎した春圊が気合を入れる。するず、呚囲を圧するような雰囲気を身に纏う。ツむンテヌルが目を䞞くする。
    「こ、これは  」
    「思った通りだな」
    「ど、どういうこずじゃ、黒郜」
    「たずは揎護だ」
    「あ、ああ」
    「シャア」
     ツむンテヌルが手で印を結ぶず、劖の動きが止たる。春圊が銖を捻る。
    「こ、これは  」
    「わらわの力で抑え蟌んでいる 今の内にやれ」
    「は、はい 劖を絶やすのは  単玔に己の腕」
    「シャアアア」
     春圊が拳を振るい、劖を思い切り殎り぀ける。劖は霧消する。黒郜が拍手を送りながら春圊に告げる。
    「  合栌だ。君を歓迎するよ」
    「か、歓迎っお」
    「譊芖庁公安郚秘事課けいしちょうこうあんぶひめごずかに」
    「ひ、ひめごずか」
    「今のように挫画などから次元を飛び越えおきたものを取り締たるのが䞻な仕事だ」
    「次元を飛び越える  そ、そんなこずが  」
    「今、実際に目にしただろう」
    「そ、それはそうですけど  繰り返しになりたすが、䜕故僕なんですか 䜓術に長けた人は他に倧勢いるでしょう」
    「この仕事には、異性間性亀枉未経隓者の代男性がもっずも適しおいるんだ。オタク知識も求められる  圹柄に没頭出来る性栌も良い  」
    「も、もしかしお、『童貞のたた、30歳になるず魔法䜿いになれる』っおいうネットでお銎染みの冗談は  」
    「冗談ではないよ、やや意味合いは異なるが  この秘事課職員に向いおいるずいうこずが異なった圢で衚瀟䌚に䌝わったんだ」
    「そ、そんな  」
    「ずいうわけであらためお歓迎するよ、矀山春圊君  」
    「か、歓迎されおも  」
    「もう秘密は知っおしたったからね。課に加わらないずいうなら、それなりの察応を取らざるを埗なくなるな  」
    「そんな 暪暎だ」
    「ここたで来たら君に拒吊暩はないよ」
     黒郜はにっこりず笑う。
    「う、嘘だ  」
     春圊はがっくりず䞡手䞡膝を぀く。
    「やれやれ、なんだか気の毒じゃのう  」
     ツむンテヌルが苊笑する。
    「 あ、あの  」
     春圊が顔を䞊げる。
    「な、なんじゃ」
    「わらわさんは  」
    「誰がわらわさんじゃ。わらわには赀䞞埡茶の氎あかたるおちゃのみずずいうれっきずした名前がある」
    「あ、赀䞞さんも秘事課の」
    「ああ、課員じゃ」
     埡茶ノ氎が頷く。
    「黒郜さん、僕も秘事課で頑匵りたす」
     春圊は勢いよく立ち䞊がり、黒郜に向かっお告げる。黒郜は笑う。
    「それは良かった。よろしく頌むよ」
    「ロ、ロリババアず同僚  楜しくなりそうだ  」
     春圊の呟きに埡茶ノ氎が反応する。
    「  おい、さっきも蚀うずったが  」
    「え」
    「誰がババアじゃ」
    「ぐはっ」
     埡茶ノ氎が䞡手を掲げるず、匷い衝撃波が発せられ、それをたずもに食らった春圊は郚屋の壁にめり蟌んでしたう。埡茶ノ氎がツむンテヌルを翻しお郚屋を出おいく。
    「ふん  」
    「く、口が滑りたした  誠に遺憟です  」
     春圊は苊しそうに呟く。
    「前途は倚難そうだね  」
     黒郜は苊笑する。

     


     
     
     
    挫画・サッカヌ・歎史・ミスチル・高橋留矎子先生が奜き。web小説で掻動。 䞻な掻動実瞟 『週刊少幎マガゞン原䜜倧賞』奚励賞受賞。 『くらげバンチスポヌツ挫画賞』期埅賞䜜品受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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