
【実録】親友が2700万円を詐欺られた話 ─ 香港美女との恋と投資詐欺
これは、ぼくの親友が実際に体験した「2700万円の詐欺被害」の話です。テレビやネットのニュースではよく耳にする詐欺事件ですが、まさかこんなにも身近で、しかも学生時代からの親友の身に起こるとは思っていませんでした。
この記事は、その一部始終を共有し、同じ被害を防ぐための注意喚起としてまとめたものです。
余談ですが、普段はこんなnote書いてます(小声)
出会いはX(旧Twitter)
親友はある日、X(旧Twitter)で香港在住の女性と知り合いました。彼女のプロフィール写真は、いかにもSNSのインフルエンサーといった構図で整った顔立ち、やり取りは日本語で自然です。共通の趣味や価値観などで意気投合し、毎日のようにメッセージを交換する仲になったそうです。
親友はシングルファザーで、小学生の娘がひとりいます。
外見はイケメンの部類に入り、学生時代からそこそこモテる人生を送ってきていました。
外国語は一切話せませんが、お近づきになった彼女とはお互いのメッセージを翻訳しながらスムーズにやり取りができていたようです。むしろ、外国人とのコミュニケーションそのものを楽しんでいる様子すらありました。
初めてのテレビ電話では、彼女のことをXのプロフィール写真よりもキレイな女性で驚いた、と、うれしそうに語っていました。きっと彼女も同じように驚いたのだろうな、とぼくは想像しました。
彼女は、彼が子持ちであることもまったく気にせず、「娘さんのことも大切にしたい」「私なら一緒に幸せな家庭を作れる」といった好意を強くアピールしてくるようになったそうです。
ほどなくして、彼の娘も交えてテレビ電話をするようになり、娘も彼女に懐いていきました。夏休みに会う約束を交わし、良好な関係を築いていったそうです。
実際のメッセージには、
「あなたと娘さんと3人で暮らす未来を想像すると、とても幸せな気持ちになる」
「私は家族を大切にする人が好き。あなたは理想の男性だよ」
など、結婚を視野に入れた文面が並んでおり、親友は、気が早いのですが、"再婚"の文字が頭をよぎるようになっていました。娘のためにも新しい母親ができることはいいことだと考えていました。
さらに、彼女の母親(シングルマザー)は大阪に住んでおり、日本には一年に2度ほど来ているという話も聞いたそうです。
距離的にも近く感じた彼は、ますます信頼を深めていきます。
豪華な日常などの写真のやり取り
彼女は自らの生活の様子を写真で頻繁に送ってきました。高層ビルのレストランでの食事、スイーツ、身に着けている高級ブランドのファッション雑貨──そのどれもが、一般的な暮らしではなかなか手の届かないものばかりでした。
親友との結婚願望の強い彼女は、自分の資産は10億円以上だと語り、経済的にも余裕があることをさりげなく、しかし強く印象付けてきたのです。
さらに、結婚生活をイメージするために信頼を決定づけたのが「香港IDカード(HKID)」でした。共有された画像を見ると、顔写真部分には本物のようなホログラムも確認でき、この身分証の存在が、彼の中でオンラインでしか会ったことのない彼女は「実在している人物」という確信をさらに強めてしまったのです。
今思えば、これらの写真は、偽装や、AIによる生成画像だった可能性があります。現実よりも「理想的な絵」のようでした。
また、テレビ電話で見せられていた映像も、実は加工されたもので、そのまま本人の映像ではなかったのかもしれません。