【プロンプト例つき】AIと個人ゲームを最後まで完成させる進め方|現役ゲームプログラマー
AIがあるのに、なぜか完成しない
AIに聞けば、コードはすぐに出てくる。エラーの原因も教えてくれる。これなら自分でもゲームが作れる。そう思って始めたのに、なかなか完成しない。
機能はどんどん増えていくのに、遊べる形にならない。AIが書いたコードを組み合わせたら、どこがどう動いているのかわからなくなった。直してもらうたびに、別の場所が壊れる。
こんな経験はありませんか。
私は今、ゲーム会社でプログラマーとして働いています。個人の制作や学習でも、仕事でも、主にClaudeを使っています。体感では業務の効率がほぼ10倍になり、ゲーム制作の初心者でも、AIの助けがあればある程度完成に近いところまで進められるようになったと感じています。
一方で、AIは間違えることも多い道具です。そして、私自身、学生時代の個人制作では、作りたいものを詰め込みすぎて、目指した内容を入れきれなかった経験があります。
この記事では、AIの速さを活かしながら、ゲームを最後まで完成させるための進め方を紹介します。
AIを使っても完成しない4つの原因
原因1:機能がすぐ増えて、スコープが膨らむ
AIに頼めば、新しい機能は短時間で形になります。その手軽さから、「これも入れよう」「あれも足そう」と作りたいものが膨らみやすくなります。でも、機能が増えるほど、全体をつなげて遊べる形にするのは難しくなります。
原因2:理解していないコードが積み重なる
AIのコードを確認せずに使い続けると、どこで何が動いているのか、自分でもわからなくなります。そうなると、問題が起きたときに自分で直せません。
原因3:AIの答えを確かめずに進む
AIは間違えることも多く、それらしく見える答えでも、そのまま正しいとは限りません。確かめずに次へ進むと、あとで原因を探すのが難しくなります。
原因4:判断までAIに任せてしまう
何を作るか、何を削るか、どの案が面白いか。こうした判断までAIに任せると、「誰が作っても同じようなゲーム」に近づいてしまいます。
この先で手に入るもの
・AIと遊びの核を煮詰める「列挙→選ぶ→再列挙」の進め方とプロンプト例
・機能の仕分けをAIに手伝ってもらうときの頼み方
・AIにコードを頼むときの伝え方と、自分で確認するチェックポイント
・デバッグでAIの答えを「仮説」として扱う方法
・調べものを複数のAIで見比べるコツ
ステップ1:遊びの核を、AIと一緒に煮詰める
最初に決めるのは、「このゲームで一番味わってほしいことは何か」という遊びの核です。ここでAIが役に立つのが、案を大量に出してもらうことです。
私は企画を考えるとき、次の繰り返しを使っています。
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