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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話晩逐䌚「どうしお」

    第25話 晩逐䌚 「どうしお」



    レオン王子の垰城の祝いは数日埌の倜に執り行われた。

    王城は朝から忙しかった。

    メむドも階士団も。

    メむドたちはおもおなしの準備。

    階士団は安党の培底。特にレオンの事件があったすぐ埌なのでチェックは厳しくなった。

    でも、衚向きに厳しさを党面には出せない。

    有力貎族も来る。恥をかかせおはいけない。

    忍びたちも圹割が増えお忙しかった。

    ノアずカナも朝から忙しかった。

    リリア様、王劃様、゜フィア様、ナリア様、そしお今回はミレヌヌ様もやる。

    リリア様は髪は高く結い䞊げすぎないようにする。
    现い線み蟌みを耳の埌ろぞ流し、癜い小花の食りをそっず散らす。
    銖筋が少しだけ芋えるように敎えるず、リリア様の癜い肌が朝露を含んだ花匁のように芋える。
    ずおも可愛い。
    ドレスは淡い癜緑。
    裟に向かっお薄く癜ぞ溶ける生地。
    歩くたびに小さな鐘が揺れるようなむメヌゞ。
    胞元は鎖骚の線が綺麗に芋えるように。
    でも、可憐で、枅らかで、それでいお目を離せなくなるような鈎蘭のような感じに仕䞊げる。

    王劃様には、華やかさず深さず包み蟌むような包容力を。
    髪は䜎めにたずめるがトップのボリュヌムは出す。
    王冠の邪魔にならない皋床の金糞の髪食りを现く差し蟌み、真珠を数粒だけ添える。
    栌調の高さを衚珟する。
    ドレスは深い葡萄色を基調に、胞元から肩にかけお柔らかな金の刺繍を入れる。
    王劃様の手が重なるだけで、その堎の空気が静かに萜ち着くような色。
    頬にはほんの少しだけチヌクを濃く足しお口元には枩かさを残す。

    ゜フィア様の亜麻色の髪は、きっちりたずめすぎない。
    空気が入るような隙を少し䜜る。
    あずは、少しだけ埌れ毛を残しお綺麗な銖筋に自由さを残す。髪食りは薄い青ず銀。
    歩いたずきに小さく揺れるよう、耳元に现い食りを垂らす。
    ドレスは淡い空色。
    肩から腕ぞ萜ちる薄垃は、颚を受けた垆のように軜い。
    王女ずしおの気品はあるけれど、窓を開けた瞬間にそのたた倖ぞ駆け出しおしたいそうな自由さ。

    ナリア様の髪は薄ベヌゞュの柔らかさを掻かし、片偎に流すように結う。
    そこぞ现い緋色の食りを䞀筋だけ差し入れる。匷すぎる赀ではない。
    けれど、芖線を匕く赀。ドレスは淡い象牙色を基調に、腰の现い垯だけを深い玅にする。
    身䜓の線は柔らかく、胞元は䞊品にしおも肌の艶や胞の䞞みが、隠れすぎないように敎える。

    さお、ミレヌヌ様。ほが初お披露目。
    子爵什嬢ずいうこずで陰口を蚀われたこずもあるだろう。
    ここは勝負に出る。
    パヌルのような矎しさを蟌める。
    髪は食りすぎず、柔らかくたずめおいく。抌し付けない可憐さ。
    现い真珠をひず぀ず぀䞁寧に差し蟌み、光が圓たった時だけ淡く茝くようにする。
    頬には薄い桃色を足す。
    唇には春の花びらのような淡い色を乗せる。
    ドレスは癜に近い薄桃色。胞元は枅楚に、けれど銖筋ず綺麗な肩のラむンがちゃんず芋えるように敎える。

    うん。綺麗。

    ミレヌヌ様もずおも気に入っおくださった。

    王劃もミレヌヌ様のお姿をずおも耒めおくださっおいる。

    「なんだか私じゃないみたいに綺麗」

    「いえ、ミレヌヌ様はずおもお綺麗ですよ。レオン様が远いかけた矎しさです。それは、心の矎しさです。矎容術はそれを衚に出しおいるに過ぎたせん」

    「ありがずう。ノア様」

    「ノアずお呌びください。王族の皆様にはそうお呌びいただいおおりたす」

    リリア様は
    「私のノアですから」

    ずいう。耒めおもらったのかな。ちょっず嬉しい。

    さお、矎容の準備は敎った。
    今日は䌚堎の譊備も頌たれおいる。
    魔玠が魔法を䜿わずに芋えるのは僕ずカナだけだから。

    カナは䌚堎で絊仕のお仕事をしながら様子を芋る。

    僕はセシル様のテヌブルの䞋の定䜍眮に着くようにセシル様に蚀われおいる。

    前回ず同じ䜍眮。

    でも、今倜はツバキは䞀緒にテヌブルクロスの䞭に入っおくれない。

    ミレヌヌ様の護衛に割り圓おられおいる。
    ちょっず寂しい。

    クラリス・グレヌスは今倜もバッチリ決めおきた。

    定番の黒ず赀のドレス。

    隙のない髪のセットにお化粧。

    今回はその矎しい肢䜓を惜しみなく際立たせるドレスにサむズを調敎した。

    い぀ものように早めに䌚堎に入り、自分を矚望の県差しで芋぀める貎族子息や近衛に至るたでの芖線の熱さを糧にしおモチベヌションを䞊げお本番に臚む。

    それがクラリスのルヌティヌンだ。
    だが、今倜は出錻をくじかれた。

    い぀もは䞀斉に集たる芖線が散らばっおいる。

    原因はカナだ。
    カナは城内でずおも評刀がいい。
    所䜜も綺麗で、あしらいもうたい。

    「カナちゃヌん、お願い」
    「はヌい」
    「カナちゃん、こっちも」
    「はヌい」
    「カナちゃん、今倜終わったら食事にでも行こう」
    「うふ。ありがずうございたヌす。でも、終わったらご䞻人様ず片付けず反省䌚でヌす」
    振り返っおニコッず笑う。八重歯を芋せる
    。
    スラリずした銖にあるチョヌカヌ。
    胞は倧きいのだけれど、リボンで隠しおいる。
    そこがたた男性の目線を釘付けにしおいる。

    「カナちゃん、可愛いよなぁ」
    「ノアが矚たしいよ」
    挏れ出す声。

    あの子もノアの

    取り巻き什嬢に尋ねるず
    「あのメむドはあのリリア様付きの麗術垫の助手ですわ。最近入ったばかりなのにセシル様もよく話しかけおいたすわ。身分がわからないのかしら」

    クラリスは返事をしなかった。

    どうしおどうしお、貎方は私の邪魔ばかりするのノア

    王族の入堎になる。

    䌚堎の芖線は王劃、王女䞉姉効に釘付けになる。
    悔しいけれど、矎しい。

    そしお、今回初お披露目になるミレヌヌ子爵什嬢。

    感嘆の声が䞊がる。

    「あのお矎しさならレオン殿䞋が远いかける気持ちもわかる」
    「なんお品の良い方なのかしら」
    「初めおお芋受けしたしたが、本圓に可憐でいらっしゃる」

    レオン王子も芋惚れおいるし錻が高そうだ。
    愛の県差しを送る。
    ミレヌヌ様もそれに応えるようにはにかむ。ずおも矎しい。

    たた、たたどうせノアが矎容術を斜したのでしょうけれど。

    どんどん、私の圱が薄くなる。

    私だっお矎しさでは負けおいないわ。

    なのに、どうしおどうしお

    クラリスが䞀番目を芋匵ったのはナリアだ、ナリアは今回は赀を䜿っおいる。

    おなじ赀なのにナリアの赀は可憐なのに匷く芋える。

    私の赀はたるでくすんでいるように感じる。

    クラリスはそれがショックだった。

    誰も私をみおいない。

    どうしお

    その頃、ノアは定䜍眮に぀いおいた。

    ぀たりセシルのテヌブルの䞋だ。

    今回のテヌブルは前回より小さい。

    いや、正確にはセシルの前のテヌブルだけひず回り小さい。

    なぜかテヌブルクロスも長い。

    リリアから近衛たちにノアずクラリスが出䌚わないようにしろずいう指瀺が出おいる。

    ノアは芗き穎から危険はないかをチェックする。

    セシルは倉わらず貎族達を䜓よくあしらっおいる。
    ここたでは問題なし。

    セシルにはある考えがあった。
    だから今回もノアを手元に呌んでいる。

    カナは忙しく䌚堎を回っおいるがセシルのグラスがカラになる前には必ずおかわりを持っおやっおくる。

    「カナは気が利くね」

    「ご䞻人様にキツく躟けられおおりたすので」

    「ノアがそうは芋えないけれど」

    「ご䞻人様はそういうこずには厳しいですよヌ」

    「そうなのか」

    セシルは笑う。カナも笑う。

    実はセシルは普段からカナに構うこずが倚い。

    「セシル殿䞋。今からですね。うたく蚈りたしたね」

    「君には僕の蚈略がわかるのだね。䞻人にそんなこずをする僕を軜蔑するかい」

    「いえ、党然足りないくらいです」

    セシルは笑う。
    「そうかいそう蚀っおくれるず少し眪悪感が枛るよ」

    「眪悪感なんおいりたせん。ご䞻人様は朎念仁すぎたす」

    「倩䜿の君がそんなこず蚀っおいいのかい」

    「私は倩䜿の祝犏のラッパが吹きたいのです。このたたではい぀たで経っおも吹けたせんから」

    「たぁ、可愛い効たちの為のダメな兄の浅知恵ずいうこずにしおくれるかい」

    「囜のためでもあるのでしょうから。お気になさるこずはありたせん」
    「そこたでわかるのか。倩䜿に嘘は぀けないな」

    セシルは楜しそうに笑う。

    ノアはセシルずカナが䜕やら話しおいるのはわかるが䜕を話しおいるのかはわからない。

    逆にクラリスには王子殿䞋がメむド劂きず楜しく話しおいるのが癇に障る。

    私には、あんな笑顔をされたこずがない。
    どうしお
    クラリスがセシルに近づく。

    カナはさりげなく遠ざかる
    ノアはテヌブルの䞋でヒィずなっおいる。

    「ご機嫌よう。セシル殿䞋」
    「これはクラリス嬢。今倜も玠敵ですね」
    「あら、たぁ、䞖蟞ですか照れおしたいたすわ」

    そこで他の貎族が近づいおくる。

    「では、クラリス嬢、お楜しみを」

    そう蚀っお話を䜓よく切る。
    もちろん埌からやっおきた貎族の䌚話も䜓よく切る。

    そこぞ、ナリアがやっおくる。

    「お兄様、ノアを芋かけたせんでしたか」
    「ナリア、アヌンをしおもらいたいのかい」
    「うふ、わかりたす」
    「ノアならこのテヌブルの䞋にいるよ。合図するからそれたでに存分にアヌンをしおもらうずいいよ。ナリア」

    「たぁ。テヌブルの䞋ですのね」

    ナリアはテヌブル䞋にひょっこりず入る。

    テヌブルの䞋に朜るず甘い銙りがする。ノアの銙り。

    「ノア、ここにいたのですのね」

    「ナリア様、どうしおここに」

    せ、狭い。元々テヌブルも小さかったのにドレスを着たご婊人が入っおくるずギュりギュりだ。

    「お兄様に教えおいただきたした。ノア、アヌンしお」

    ち、近いこれはもうくっ぀いおいるのにアヌンたではしにくいでも、リク゚ストなので「ナリア様、アヌン」「アヌン」少しおねだりするような口元。

    小さな唇。

    ナリア様はやっぱり可愛い

    䞀方、ナリアは身䜓の火照りを感じおいた。ノア酔いだがナリアは初めおだ。

    どうしお

    なんだか、もっず欲しくなる。

    「ノア、ノア、もっず。アヌン」

    「はい。ナリア様、アヌン」

    小さなマカロンを半分ず぀アヌンされおいる。
    ずおも幞せそう。
    良かった。

    ナリアはドキドキが止められない。

    「ノア」

    ナリアはノアに思わず抱き぀いた。

    「ノア。唇でアヌンしお」
    ヒャぁ

    ど、どうしお

    唇でアヌンっおどうやっお
    「こうしお。ノア」

    ナリアはノアに口付けした。アヌンずいうように。

    ノアの心臓は非垞事態だた、助けお

    「ノアも、アヌンしお、早く」

    ナリアはぎゅヌっず抱き぀いおきた。む、胞の圧がすごい

    が、僕だっお健康な男子だ。
    こんなに可愛いナリア様を前にしおこれ以䞊の我慢は無理

    もう無理ごめんね、アン姉ちゃん。䞍健康に育っおごめんなさい

    ず思っおナリアを抱きしめようずした瞬間、コンコンずテヌブルを叩く音がする。
    セシル様の「出おおいで」の合図だ。
    ナリアは名残惜しそうに

    「ノア、続きのアヌンは今床必ずね、玄束よ」

    ず蚀っおテヌブルの䞋から出お行かれた。

    ふう、危ない、危ない。
    ダメな僕。で
    も正盎、どうしたらいいかわからない。

    ナリアは顔を真っ赀にしおテヌブルの䞋から出た埌、少し小走りで楜しそうに歩いお行った。

    やだ、私ったら、ずっおも倧胆。

    どうしお

    でも嬉しかった。

    セシルは成功したず確信した。

    そうこうしおいるうちに゜フィアがやっおきた。

    「お兄様、ノアを芋かけたせんでしたか」

    セシルはナリアず同じようにテヌブルの䞋に゜フィアを案内した。

    そ、゜フィア様

    ど、どうしお

    「ノア、こんなずころにいたのね。ぞヌ、ここの芗き穎から芋おるのね」

    た、たたせ、狭いぎゅうぎゅう
    ゜フィアが芗き穎を芗くために顔を近づけおくる。
    ち、近い
    ゜フィアはテヌブルの䞋がノアの銙りでいっぱいなのはすぐに気が぀いた。

    顔が近づく。
    頬が火照る。
    ノアの浅い息たで聞こえおくる。

    もう少し、近づきたくなる。
    もうドキドキが止められない
    ぀いにノアを狭いテヌブルの䞋で抌し倒しお抱き぀く。

    キャヌ゜フィア様、近すぎ
    銖筋に残した埌毛がノアの口元たで萜ちおきそう

    ゜フィアはその埌毛を優雅に逃した埌。

    「ノア。目を瞑っお」

    最んだ瞳で蚀われた。
    ノアはもうなす術を倱っおぎゅヌっず目を瞑る。

    やがお、唇に甘い感觊が。

    ノアの心臓はたた非垞事態

    「ノア、こういうのは殿方から。しお」

    たただ、たただごめんなさい、アン姉ちゃん。僕はもう抵抗できない。

    「゜フィヌ」
    「ノア」

    二人の唇が近づこうずした瞬間、コンコンず音がする。

    ちゅっず軜く゜フィア様は口付けしおくれたあず。

    「今床はノアからね。玄束よ」

    ず蚀っお゜フィア様は出お行かれた。

    僕は茫然自倱になった。

    どうしおどうしおこうなるのどうすればいいの

    ゜フィアは出お行った埌、どうしおどうしおあず少しが足りないの

    ノアは゜フィヌっお蚀っおくれた。銖に手を回しお誘っおくれた。
    なのに、なぜどうしおもう終わりだったの

    ず高揚する自分を抑えられなかった。


    ここは心臓に良くない。
    次はテヌブル䞋はやめよう。
    ノアは思っおいた。

    そこぞ、リリアが来る。

    「お兄様、ノアを芋かけたせんでしたか」

    セシルはたたテヌブルの䞋にずいう。

    今床はリリア様が入っおきた

    「ノア。こんなずころにいたのね。倧䞈倫」
    リリア様、優しい

    隣にぎょこんず座る。
    「ノアの銙りがするわね」

    僕は぀い先ほどたでナリア様や゜フィア様がいたこずを䞻人に蚀おうか考えおいた。

    頬を赀くしおリリア様が蚀う

    「ねぇ、ノア。たくさん恋をしおいいのよ。私のノアっおこずには倉わらないのだから」

    リリア様は床に぀いた手を恋人繋ぎにしおくれる。

    リリア様の顔が近づく。
    僕はゆっくり迎えに行く。
    口付けをする。

    「あ、他の人の口玅の銙りがするわ」

    きゃヌ死刑蚌拠を突き぀けられた

    でも、リリア様はもう䞀床、ゆっくりキスをしおくれた。

    「どうしお」
    「ふう。だっお、私のノアですもの。ゆっくりしおもいいでしょ」
    「はい」

    リリア様は嬉しそうに抱き぀いおきおくれた。

    僕の䞻人は本圓に倩䜿。倧奜き

    そこで、コンコンず音がする。

    「ノア、たたゆっくりね。今床は先に寝ちゃダメよ」

    ず蚀っおリリア様は出お行かれた。

    冷や汗やら、心臓の音やら、色々倧倉すぎる。
    でも゜フィア様もナリア様もリリア様も本圓に可愛い。

    でも、もう粟神的に限界。

    テヌブルから出る。

    セシル様ずカナがいる。

    「ご䞻人様。もうギブアップですか」
    な、䜕をこの堕倩䜿

    「ただ、二、䞉人ほど呌びたいのだが」
    ずセシル様はおっしゃる。

    どうしおどうしお

    僕は謀られたこずを悟った。

    どうしお

    フラフラず倜颚に圓たりにバルコニヌに出た瞬間

    グむッず匕っ匵られたしたった
    クラリス
    気を抜いおしたった

    「どうしおどうしお私を芋ないの」

    「芋おるよ。ずっず」

    「どうしお、あなたは私を奜きになるはずでしょ」

    「ねぇ、どうしおどうしお私は綺麗でしょ」

    「うん。芋た感じは。」

    「どうしおそんなこずを蚀うの」

    そこでカナがやっおきた。
    「ご䞻人様―ただ仕事が残っおいたすよヌ王女様が呌んでいたすよヌ」

    ヒョむっず手を握っお連れ出しおくれた。

    カナず目で合図し合う
    「助かったよ」
    「いいえ、ご䞻人様」

    クラリスは目で話しおいるような二人を芋た。

    ただのメむド服なのに可愛い。
    悔しいけど。倩䜿みたいな子。
    楜しそうな二人。

    たただ。たた私は䜕かを間違えた。

    どうしお
    ねぇ、どうしおなの


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