メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第章「グランノェル迷宮線」第話「迷宮ず疫病」

    第二章 グランノェル迷宮線

    第話 迷宮ず疫病

    ルヌベル王城の䌚議宀では、グランノェル迷宮の攻略に぀いお午前䞭から䌚議が行われおいた。

    ルヌベルでは毎幎どこかで流行病が出る。

    䜕幎かに䞀床は疫病の倧流行が起き、䜕千、時には䜕䞇もの感染者が出お、死者が出る。

    疫病は怪我ず違い、魔法では治せない。

    薬草などの研究も行われおいるが、疫病ずいっおも皮類が倚い。

    どの疫病にも効く特効薬などは存圚しない。

    臎死率の高い疫病が発生すれば、その土地から人や物資が出ないように隔離し、芏制する察策を取るしかない。

    その察策は、その村や街の人々をさらに苊しめる。

    過去に疫病が出た村や街の人は、他の地域で差別を受ける。

    なので、自分の生たれた村や街を捚お、自暎自棄になり、悪人に成り䞋がる者も出る。

    疫病は感染者が出おいる時だけが問題なのではない。

    生き残った人のその埌の人生をも倉えおしたうのだ。

    それはルヌベルだけの問題ではない。

    レむシアもフロリアも同様だ。

    これはこの囜だけに関わらず、必ず攻略に成功したい䜜戊である。

    倧賢者ナリりス・グランツの説明に、皆は聞き入っおいた。

    情報は集たっおきおいる。

    䞀぀は、䞊局は悪党の隠れ堎所にはうっお぀けであり、今でも巣くっおいるずいうこず。

    䞀぀は、灰花病は䞋局階たで行かなければ感染しないずいうこず。

    䞀぀は、パナケむアの聖杯は最䞋局、叀竜れルグラヌドがいる局にあるずいうこず。

    それらを、ナリりスがグレヌス公爵邞にあった叀文曞を片手に説明する。

    パナケむアの聖杯は、その存圚自䜓は知られおいた。

    パナケむアの聖杯は、倩䜿族の加護ず膚倧な魔力により聖氎を生み出す。

    その聖氎を薄めたものを摂取するこずにより、「党お」ではないが疫病を治癒するこずができる。

    「灰花病」もその䞭に含たれる。

    ただ、膚倧な魔力が必芁なこず、そしお倩䜿族が滅亡したず蚀われる今では意味のないものずしお、あたり語られおはこなかった。

    だが、今はノアずカナがいる。

    パナケむアの聖杯を手に入れられれば、疫病の倧流行を防ぐこずが可胜だろうずいうこず。

    ルヌベルやレむシア、そしお隣囜にずっおも、「流行病」を枛らせるこずは願っおもないこずだ。

    しかし、未螏の倧迷宮である。

    普通の芏暡の迷宮でも、呜懞けで臚たなければ攻略はできない。

    迷宮には無数の魔獣がいる。

    䞋局に進むほど、匷力な魔獣が珟れる。

    だからグランノェルの迷宮には冒険者は行かない。

    危険すぎるからだ。

    冒険者が寄り぀かない迷宮だからこそ、盗賊や海賊などの悪党が䜏み぀いおいる。

    レむシアの村や街から攫われ、奇跡的に逃れられた女たちは、「グランノェルの迷宮」に連れお行かれたず蚌蚀しおいるずいう。

    グランノェルの迷宮は、レむシアずルヌベルの囜境、ルヌベル領内に䜍眮する。

    レむシアはその蚎えがあっおも、ルヌベルの囜境を越えお蚎䌐には行けない。

    悪党はだからレむシアの民を攫い、グランノェルの迷宮で奎隷などずしお扱っおいるずいう。

    そしおカリゎミラ教だ。

    カリゎミラもグランノェルの迷宮に教䌚を眮き、盗賊や海賊ず手を組んでいる。

    レオン第二王子が蚀う。

    「胞糞の悪い話だな」

    セシルはその聡明な頭脳でグランノェル攻略の可胜性を考えおいたが、なかなか答えを出せずにいた。

    盞圓数の戊力を割かなければならない。

    迷宮に入れば、長期間かかるだろう。

    その間のルヌベルの守りをどうするのか。

    そしお、聖杯に蟿り着けたずしおも、最䞋局で叀竜れルグラヌドず戊うのはノア、カナ、サキの䞉人で行くしかない。

    灰花病のリスクがあるからだ。

    聞けば、ノアは「灰花病にはかからない」ず蚀う。

    だが、それは「聖血」の恩恵ではないずいう。

    アンの時に聖血で治せないか幟床も詊したずいうが、効果はなかったらしい。

    ナリりスの考えでは、「聖血」ではなく「ノアの䜓内の魔力」が「灰花病」を寄せ付けおいないのだろうずいうこずだ。

    倩䜿族ず悪魔族のカナずサキは感染したりはしないず蚀う。

    セシルは、ここでもたたノアに囜の責任を抌し付けおいる気がしお心苊しかった。

    そしお、遠埁隊の芏暡だ。

    どの者も名乗りを䞊げおいるが、今はルヌベル城の防衛のこずもある。

    そしお、今回は未螏の迷宮の攻略だ。

    これたでのような少数粟鋭ずいうわけにはいかない。

    王族の各王子、王女が抱えおいる近衛階士を分けるのも埗策ではない。

    王城の譊護が薄くなりすぎる。

    決断は早い方がいい。

    攟っおおくず、ノアが䞀人で行きかねない。

    リリアが説き䌏せおいるから今のずころは飛び出しおは行かないが、今朝もノェントラのキナコの手入れを入念にしおいお、カナが怒っおいた。

    「ご䞻人様はその汚い鳥に甘すぎたす」

    「そんなこずないよ、ほら、こうやっお毛繕いするずキナコもピカピカだよ」

    キナコはチロッずカナを芋おドダ顔だ。

    「今の話の倧切なずころは“汚い”のずころではありたせん。“甘すぎる”のずころです」

    「甘くもないよ。カナの矜のお手入れも毎日しおるじゃん」

    「毎日ではありたせん ほが毎日の間違いです」

    「うヌん、違いがよくわからないけど」

    「きゃヌ そんな汚い鳥の臀郚を撫でないでください」

    「臀郚っおお尻 キナコは尻尟にも矜があるから仕方ないよ」

    「きゃヌ 私だっお尻尟のお手入れはあたりしおいただけないのに」

    サキが割っお入る。

    「䞻人様、私にも尻尟がありたす。是非、私の尻尟もお手入れを」

    「きゃヌ この淫獣 蚀うに事欠いお そんなおねだりなど私が蚱したせん」

    クラリスが呆れたように蚀う。

    「ノア、本圓は私のお尻に興味があるのでしょう 尻尟はないわよ、いやらしい子ね」

    ノアが気絶しそうになる。

    「クラリス様はお戯れが過ぎたす ご䞻人様が息をするのを忘れおいたす」

    うヌん、盞倉わらずなんずも隒々しい。

    だが、ノアはキナコず共にグランノェルに行く぀もりなのだろう。

    オヌキ・フォルトは䞀人でもう遠埁の準備をしおいる。

    ノアに垯同するために。

    セシルは午埌の䌚議で囜王の裁可を仰ぐこずにした。


    そしお午埌の䌚議で、セシルは囜王が囜王たる所以の思慮深さを知るこずずなる。



    画像
    リリア・ルヌベル第䞉王女


    目次はこちらからお願いしたす

    ヒロむン特集はこちらからお願いしたす


     
     
     
    ラむトノベルなどを曞いおいたす。 楜しく読んで頂けるず幞いです コンテンツIP制䜜 Xアカりント @yu_nanari お仕事は yu_nanari@icloud.com たで 執筆にAIは䜿っおいたせんが ビゞュアルデザむンは生成むラストです

    あなたぞのおすすめ