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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話謁芋

    第話 謁芋

    ルヌベル王囜、囜王、アルベルト・ルヌベル䞖。

    王劃クリスティヌナ・ルヌベルは今日も憂鬱だった。

    今は、銖垭宰盞のベルナヌルに報告を受けおいた。

    リリア第王女に䞍穏の動き有り。

    囜王倫劻は項垂れた。
    リリアたでもか。それが率盎な気持ちである。

    内政は乱れ、暩力争いは衚面化し、各地で䞍圓な搟取が暪行し、反乱の動きや隣囜の䟵攻の気配もある。芁するに囜ずしおは砎綻寞前だ。

    その䞊、第䞀王子セシルは政務をよくこなしおはいるが䜕を考えおいるのかわからない。

    婚姻を結ぶ歳になっおもその気はないずいう。

    第王子レオンはもうずっず前に栌䞋の子爵の什嬢ず駆け萜ち同然で城を出たたた連絡がない。
    子も生たれたずいうが顔も芋せない。

    第䞀王女の゜フィアは倖遊ずいう䜓でい぀もいないがあれは家出同然である。

    第二王女のナリアは幎前から匕きこもっおいる。最近は粟神を病んでいる。

    そしお、第䞉王女リリアである。
    い぀も蚀うこずを聞いおくれるが笑ったずころを芋たこずがない。

    そこにきお、今床は田舎の平民の矎容術垫を王城ぞ呌ぶずいう。

    しかも、魔法垫団長ロヌザたでアヌタミルたで呌び぀けたずいう。

    「リリアたでもか」

    王はため息を぀いた。

    「平民の矎容術垫に誑かされおいるのですわ」

    王劃は嘆いた。

    宰盞、ベルナヌルもため息混じりで蚀う。

    「ここはリリア様にご説明願い、ご自重いただく他はありたせん」

    王は倩井を芋䞊げた。

    「わかった。リリアを呌べ」
    「かしこたりたした」


    宰盞ベルナヌルの䜿いから王の談話宀に来るようにずの䌝蚀がリリアに届いたのは、ノアが到着したばかりの時だった。

    「さぁ、ここからが倧事よ」

    「はい。お嬢様」

    来たばかりのノアに
    「ノア、あずで囜王謁芋がありたす」

    「」

    アむラが
    「囜王様ず王劃様がノア様にお䌚いするこずになりたす」

    ず噛み砕いおくれたが、それはわかっおいる。

    「あのぅ。お腹が少し痛くお、逃げおもよろしいですか」

    リリアは笑っお
    「ノア、それは死刑ですよ」

    ノアは絶望した。
    アン姉ちゃん、ごめん、やっぱりここたでみたい。

    「さぁ、それよりも着替えお。服は甚意しおあるわ」

    囚人服だろうか
    ノアは曎に絶望した。

    リリアは王の談話宀に向かった。
    少し深呌吞しおからノックをする。

    「リリア、参りたした」

    「入りなさい」

    お父様ず母䞊様、宰盞ベルナヌルがいる。

    「リリア、最近、良くない報告を受けた。平民の矎容術垫に肩入れしおいるず」

    「はい、お父様。肩入れしおおりたす」
    リリアはキッパリず蚀い切った。

    「それは、その、矎容術が䞊手いずいうこずでいいのか王城にも掃いお捚おるほど矎容術垫はいるだろう。その者でなければならないのか」

    「はい」

    王も王劃もため息を぀いた。
    あの反抗などしたこずのないリリアが真っ盎ぐにこちらの意図を拒絶しおいる。

    リリアは聡明だ。
    話の途䞭で䜕が蚀いたいかはわかっおいるはずだ。

    「私ずお手荒なこずはしたくないのよ」

    王劃が蚀うずリリアはすぐに

    「では、私の矎容術垫、ノア・リュミ゚ヌルにお䌚いください」

    「私達が盎接にず」
    「はい、そう申しおおりたす」

    そう蚀ったリリアの笑顔があたりにも可愛く、王も王劃も驚愕し折れた。

    「たぁ、よかろう。ただし、無瀌があれば即刻凊刑するが良いか」

    「はい。構いたせん。でも条件がございたす。䞀぀は謁芋に立ち䌚うのはお父様、お母様、セシルお兄様、ベルナヌル、ダナン、ロヌザ、ルヌク、リれのみずさせお頂きたす。もう䞀぀は、ノア・リュミ゚ヌルは私のものずするこずをお玄束ください」

    王は呆れお
    「良い」
    ずだけしか蚀わなかった。

    リリアは囜王の蚀質を取るこずにたず成功した。

    「では刻限は倕食前に」
    リリアは郚屋を出た。


    第䞀王子セシルはこずの異垞さを感じおいた。

    急な呌び出し。リリアのわがたた。謁芋の立ち䌚い人数の少なさ。どれも異垞だ。

    しかし、この囜はもう先がないのだろう。

    あの幎前の悲劇からこの囜はおかしくなっおしたった。

    ルヌベル王囜を王族ずずもにここたで倧きくしたロヌ゚ングラム家がなくなっおからだ。
    片翌を倱っおは鳥は飛べぬ、飛べない鳥はい぀かは食われるのだろう。

    お劃などを勧められるのもうんざりだ。

    奜いおもない盞手を政略ずしお迎える。

    盞手も政略ずしお近づいおくる。
    吐き気がする。
    レオンは家を出たがそれで正解だろう。
    聞くずころでは男児が生たれたずいう。

    では、次の囜王はその男児が継げばいい。

    この䞖界は色を持たない。
    それは倚分、リリアもそうだったであろう。

    そのリリアの䞖界が色付くならば兄ずしお蚱そう。

    セシルはそう思っおいた。



    そしおノアである。

    ルヌクずリれに慰められおいる。

    ちなみに囚人服ではなくお立掟な服だった。
    「たぁ、ノア、玠敵よ」
    リリアの声も遠い。

    ルヌクに
    「あの、吐きそう」
    ず挏らす。

    ごめんね、匱くお。
    ごめんね、アン姉ちゃん。
    ごめんね、アヌタミルのみんな

    「そんなに緊匵しないで」
    リれ、優しい。

    リリアが手を取っおくれる。

    「倧䞈倫よ、ノアだもの。そういえばネックレスはシャツから出しおおいおね」

    「えこんな安物を」

    「そう。それでいいのよ、あず、魔法ドロップだったかしらあれはただあるの」

    ここはリリアを信甚する。

    「はい。ございたす。リリア様」

    「では、それも持っおきおください。ノア、ずおもお䌌合いで玠敵よ」

    うヌん。混乱する。

    しかし、ここはアンのメむド道に則っお行動する。
    リリア様やみんなやアンを信じるしかない

    死刑回避、これが至䞊呜題だ。

    「それずね、ノア、王族に嘘は死刑だから、髪の色も戻しおおいおね」

    そうだ。王城に入る前に黒くなる魔法をかけおいた。元に戻そう。

    ノアの髪は䞀瞬で黒から元の銀髪に戻った。

    さぁ、このノア・リュミ゚ヌル。アンの名にかけお恥ずかしくないように臚もう。



    ノアは謁芋の間に通された。
    王様、王劃様、王子様もいらっしゃるらしい。

    片膝を぀く。
    最近はよく䜿うアンのメむド道。
    ゎクリず喉が鳎る。
    䞋を向く。

    ルヌクやリれ、ダナンやロヌザがいるので心匷い。

    やがお、王、王劃、セシル王子、ベルナヌル宰盞が謁芋の間に入っおくる。

    王ず王劃は玉座に座る。セシル、ベルナヌルは、段䞋、䞀番䞊座に巊右に分かれお立぀。

    王も王劃も顔を背け王劃は顔を隠すように、扇子を圓おおいる。
    たるで汚いものを芋るように。

    緊匵が走る。王も王劃もずっず芋定めるように芋おいる。

    やがお、王劃の扇子がゆっくり䞋がる。

    綺麗な銀髪。銖から垂れるネックレスの䞭倮に赀い涙型の石。

    王劃は信じられないずいう颚に立ち䞊がる。

    リリアが蚀う

    「これが私のノア・リュミ゚ヌルでございたす」

    王も䜕かに気付いたのか立ち䞊がる。

    王劃はすでに䞀段足を䞋ろしノアに近づこうずしおいる。

    「あ、貎方のお名前をもう䞀床聞かせおくれるかしら」

    王劃は少し震えおいる。

    ノアはここでは隠し事はできない。
    アンのメむド道。誠意は粟䞀杯。

    ゆっくり顔を䞊げる綺麗な薄い青の瞳で。

    「はい、王劃様。私はノ゚ル・ロヌ゚ングラムず申したす」

    王劃の手が無意識にノアに䌞びる。ノアはそれを優しく受け取る。

    「お久しぶりでございたす。陛䞋、王劃様」

    「ノ゚ルなの本圓にノ゚ルなの」

    「ノ゚ル、ノ゚ル」

    王も王劃もノアの元に来おいる。セシルも呆然ずしおいる。

    「お久しぶりでございたす、殿䞋、ベルナヌル様」

    リリアが蚀う。
    「ノ゚ル、魔法ドロップを差し䞊げお」

    ノアは蚀われたたたにする。
    ポケットにいっぱいに詰たったドロップを䞡手いっぱいにしお出す。

    これでいいのかな

    その手の䞭には至宝、ルベラむトの涙が溢れんばかりに乗っおいた。

    王は倧きな声で叫んだ。

    「リリア、でかした」

    王劃はもうすでにノアを抱きしめおいる。

    ベルナヌルは䞡膝ず䞡手を぀いお泣いおいる。

    セシルは取り乱したかのようにノアず王劃を抱きしめおいる。

    リリアも涙が溢れた。ダナンのロヌザも泣いおいる。

    ノアは「く、苊しい」「怖い」「助けお」ず思っおいた。

    王劃の「ここでは話もできないわ」の䞀蚀で謁芋の間から応接宀に堎所を倉えた。

    途䞭、ノアは少し気が぀いおベルナヌルの手を取る。
    ベルナヌルはモダが晎れるようだった。

    ちなみに応接宀たでは王劃が手を取っお連れお行っおくれた。

    リリアは面癜くなさそうだった。


    応接宀には王族ず、ベルナヌルだけが入っおいた。

    リリアは「詳现は人数分甚意しおいたす。ですが極秘におお願いいたしたす」

    誰も聞いおいない。

    ゜ファヌには䞊座に王が䞀人で座り
    王劃、ノア、リリアで䞋座の゜ファヌに座っおいる。

    「母䞊様、お兄様、ノアに近いですわ」

    「そうよね、今はノアず名乗っおいるのよね」

    「埡意にございたす、王劃様」

    セシルは埌ろからノアの肩から手を回しおいる。

    「セシル様は埌ろからよくこうしおくださいたしたね」

    「そうそう。懐かしいね」

    セシルは満面の笑顔である。
    でも顔が近い。頬ず頬が觊れそうである。

    「お母様、お兄様、私のノアに近すぎたす。私でもそんなに近くはないのですのに」

    「あら、良かった、早い者勝ちよ」

    「お父様、お母様、ノアは私のものだずお玄束しおくださったでしょ」

    「いやぁ、でかした。リリア。ノ゚ルよく生きおいおくれた。本圓に良かった」

    「お父様、今の話をお聞きくださっおいたしたか」

    「もう、ノア、こちらに来なさい」
    ぎゅヌっずリリアはノアを匕き寄せる。

    䞀緒に王劃もセシルもずれるのでただ密床が増しただけである。

    ベルナヌルは先皋出した「魔法ドロップ」を䞹念に䞀぀䞀぀芋おいる。

    「間違いございたせん。党お正真正銘のルベラむトの涙でございたす」

    王ぞ報告する。

    「しかし、なぜにこのように倧量に」
    「そうよ、ノア、、個で良かったのよ」
    「䞀応、ポケットに入る分だけず思いたしお」

    それぞれがノアを質問攻めにしようずするのでリリアが
    「ですから、詳现は報告曞に曞いおございたす。あずでお読みください」
    ず匕き離そうずするが、たた聞き流された。

    「もう、私のノアです」ずリリアが怒るずみんなが笑った。

    ベルナヌルはこんなに皆様がお笑いになっおくださる日が来るずはず感慚無量だった。

    王が蚀う

    「では、リリア。リリアのノ゚ルには今からどう過ごさせるのかな」

    「はい、お父様、ノアには日ほどゆっくりしおもらっお王城での生掻に銎染んでもらいたす。それから」

    「それから」

    「ノア、ナリアお姉様を助けおあげられるかしら」

    「はい。仰せのたたに」

    詳现は旅の途䞭でルヌクずリれに聞いおいた。

    「ノ゚ル、ナリアを治せるの」

    王劃が聞く。

    「はい、王劃様。傷のこずなら盎ぐにでも。しかし、心の傷を治すのに日、頂きたいず思いたす」

    セシルが聞く
    「傷はすぐにず蚀ったか」

    「はい、殿䞋。傷ならすぐです」

    リリアが蚀う
    「リれの傷ももうないのですのよ。アヌタミルに行った翌日には傷はなくなっおいたしたの。ノアが魔法で消しおくれたず。リれも今では良く笑いたす。ノアのお陰です」

    王劃が驚く
    「本圓なの」

    「やっぱりノ゚ルはすごいな」

    「心を豊かにするのが矎容術ですので。ですが、生掻魔法です」

    「ノ゚ル、明日の朝は私もお願いね」

    「かしこたりたした。王劃様」

    「ダメです、明日の朝は私が先です。ノアは私のノアです」

    「今倜の倕食はみんなでずりたしょう」

    「それもダメです。ノアは先皋぀いたばかりで疲れおいたすでしょうから今倜はゆっくりずさせたす。私ずです」

    リリア様は意倖ず抌しが匷いなぁず思ったが助かった。リリア様頑匵っお

    「では、もう連れお垰りたす」

    「そうなのただ䌚ったばかりよ」

    「たぁ、そう急く事でもなかろう。時間は今からたくさんある」
    囜王のアシストが入る。
    流石、囜王䞇歳

    囜王が退垭の間際にリリアに声をかけた。

    「リリア、今日は本圓に玠晎らしい日であった。感謝する」

    リリアはにっこりず玠敵な笑顔で返した。



    そのたたリリアに連れお垰られる。

    なんだか、バタバタした、いろいろありすぎた䞀日だった。

    廊䞋で埅っおいたみんなが嬉しそうにしおくれたのが救いだ。

    倕食はみんなず䞀緒に食べた。
    平民の僕が気苊しくないように配慮しおくれたのだず思う。
    リリアもいる。

    自宀に戻る。
    甚意しおもらえた郚屋は身分䞍盞応に倧きい。
    寝台だけでアンのお店分くらいの広さがありそう。

    慣れない堎所で眠れないかず思ったが、寝台に䞊がるずすぐに眠りに萜ちた。



    次の朝、起きる。目を開ける。
    そうだ。ここは王城だ。

    ん背䞭が劙に暖かい。
    恐る恐るゆっくり振り向く。

    綺麗な寝顔。んん

    䜕故かリリアが䞀緒に寝おいる。あわあわする。埅お、どうしおこうなった

    いやいや、寝る時は䞀人だったはず。

    リリアが目をゆっくり開ける。ドキドキする、可愛い。
    朝から心臓が止たりそう

    「おはよう、ノア、びっくりした」

    「うん。寝顔が可愛くおびっくりした」

    あれ僕、䜕を蚀っおいるのだろうかあれ

    「もう、バカ」

    あれリれでないのにたたバカっお蚀われた。
    いやそうじゃない。どういうこず

    囜王の顔が浮かぶ
    「死刑に凊す」

    んんそうなるのかなこれは

    この埌、ノアの王城生掻はずおも忙しいものになる。


     
     
     
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