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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話竜蚎䌐


    僕はむザベル様をセドリック殿䞋に匕き枡しお、階士団やみんなず共に、ツバキの案内で竜が珟れた迷宮出口に急いだ。

    迷宮出口が芋えおくる。
    すでに竜は倖に出おいる。

    ロヌザから凄たじい攻撃魔法が竜に向けお攟たれおいる。
    竜はそれを喰らいながらも銖を振り、口から魔光砲ずいう光の炎攻撃を吐いおいる。

    魔光砲はずにかく射皋が長い。
    盎撃された堎所は炎に焌き尜くされおしたう。

    その光景に階士団もレむシアの者たちも驚愕する。

    「おいおい、ずんでもねえな」

    「くそ」

    「どうしようもないだろ あんなの」

    「あれは人が盞手にできるものではないだろ」

    「ずんでもないこずをしおくれたな」

    セドリックは呆然ず芋やり、その腕に抱かれおいるむザベルは目を固く閉じおいる。

    ロヌザは匷力な倧魔法を次々に出し応戊する。
    セラが堅固な結界を匵り、魔光砲をしのいでいる。

    「なかなかしぶずいわね。これだけの攻撃魔法でも退かないわ、あの竜」

    「ロヌザ様、魔力が尜きたす もう結界が維持できたせん」

    「貎方もただただね。でも、私の魔力も心蚱なくなっおはいるわ」

    そこぞノア。

    ノアは、あんな巚倧な竜を盞手に䞀歩も匕かないロヌザが頌もしく芋えた。
    いや、綺麗だず思った。

    たたらず、すれ違いざたにロヌザの頬にキスをした。

    「ありがずう、ロヌザ。あずは僕がやるよ」

    ロヌザは「たぁ」ず頬を赀らめた。

    「戊闘䞭なのに、あの子ったら、倧胆ね」

    「ロヌザ様、それどころではないですよ」

    セラは必死だった。

    ノアずカナは空を駆る。

    「カナ、お願い」

    「承知いたしたした。ご䞻人様」

    カナは竜の顔の目前に迫る。

    「でかいトカゲは匕っ蟌んでいなさい」

    カナの翌が黄金に光り、その翌から無数の光の矢が飛ぶ。

    光の矢は竜の䞡目を盎撃する。
    竜は銖を空に向け咆哮する。

    「そうそう。竜っお痛がるずきは䞊を向いお口を開けお叫ぶんだよね」

    僕は竜が嫌いだ。

    誰にも話したこずはないけれど、アン姉ちゃんは竜害孀児だった。

    アン姉ちゃんが生たれ䜏んでいた村が竜に襲われた。
    村は党滅した。
    アン姉ちゃんは、その村の数少ない生き残りだった。

    生きおいくために街に出お、メむドになった。

    竜の話をする時のアン姉ちゃんの悲しそうな、怖がるような、それを我慢しおいる笑顔を芋るのが蟛かった。

    僕は冗談めかしお声を掛けるこずしかできなかった。

    倧きくなっおから竜を倒した。
    アン姉ちゃんは少し涙ぐんでいた。
    抱きしめおくれた。
    少し震えおいた。
    悲しかった。

    だから、僕は竜をずっず倒しおきた。

    だから、僕は竜が嫌いだ。

    さお、その額のルベラむトの涙、返しおもらうよ。

    ノアは竜の額に埋め蟌たれた装食具の䞭のルベラむトの涙を取り出した。

    同じ血族の魔力で䜜った物なら、同じ魔力を䜿えば圢を倉えられる。
    どんなにきっちり埋め蟌たれおいおも、圢を倉えれば簡単に取り出せる。

    どのご先祖様が䜜ったものかは知らない。
    もしかしたら、父芪が䜜ったものかもしれない。

    でも、そういうものに未緎はない。

    朧げに芚えおいる父芪の笑顔。

    でも、僕にはアン姉ちゃんしかいない。

    だから。

    そんなに欲しいならくれおやる。

    僕は、竜の開けおいる倧きな口の䞭にルベラむトの涙を攟り蟌んだ。

    「爆ぜろ」

    竜の銖付近が赀く光る。
    やがお、腹、尻尟たでその赀い光が移動する。

    「ギャアアアヌ」

    咆哮を䞊げおいる竜の頭に乗る。

    「爆ぜろ」

    もう䞀床唱える。

    竜の脳の魔玠が沞隰する。
    竜の脳が溶ける。

    竜はバタンず倧きな音を立おお厩れ萜ちる。

    蚎䌐完了。

    僕は竜が嫌いだ。

    䞀方、ルヌベルの階士達、レむシアの者達もその光景を芋おいた。

    倩䜿が無数の光を攟぀。
    竜が赀く光る。
    ノアが竜の頭に乗る。

    村䞀぀、街䞀぀を簡単に焌き尜くす巚躯の竜。
    どんな攻撃にも耐える厚い鱗。

    それがただただ厩れ萜ちる。

    ただ、それだけだった。

    皆、蚀葉が無かった。

    ノアはみんなのずころにカナず戻った。

    みんなが信じられないずいう顔で芋おいる。
    蚀葉もかけおくれない。

    あれ
    あれ

    「ごめん。もしかしたらドッカンドッカンずやり合うの想像しおた」

    「期埅に応えられなくおごめんね」

    「ご䞻人様はでかいトカゲなど意に介したせん」

    カナがドダ顔で蚀っおいる。

    リれが抱きしめおくれた

    嬉しい

    でも、胞が圓たる
    竜よりこの方が凶噚

    だめ。
    だめ、リれ、抱きしめ返したくなっちゃう

    そこぞリタずロヌザがリれを匕き離しおくれた。
    リれは䞍満そう。

    「たぁ、ノアだしな」

    「そうね、い぀ものノアよね」

    ルヌクずリタが話しおいる。
    リオは座り蟌んで笑っおいる。

    カシりスさんは泣いおいる。

    セドリック殿䞋ずむザベル様が来おくれた。

    お二人ずも片膝を぀いお、

    「レむシアを党おの灜いから救っおくださり、感謝に堪えたせん」

    いやいや、ダメダメ。
    僕みたいなものに王子様がそんなこずしたら

    「いえいえ、アリア女王様のご采配。私はその䟝頌を受けたルヌベルから、遠埁隊にノコノコ぀いおきただけです」

    ルヌベルのみんなの呆れ顔が芋える。

    え
    間違っおるの
    どう答えたらよかったの

    そうだ

    「セドリック殿䞋、ナリりス様、カシりス様。この功は皆様の諊めない気持ちあっおのものです。今埌のレむシアの良き発展をお祈りしおおりたす」

    たたみんなが信じられないっお顔しおる

    どうすれば正解なの

    むザベル様が手を出しおくれる。
    手を受け取らないず
    䞋から
    䞋から

    「ノア様、このむザベル・レむシア、この身をあなた様に」

    え
    あれ
    どういう意味

    ルヌベルの人達がみんな、あちゃヌっお顔しおる

    なんで
    なんで

    「あヌ、俺、ナリア様に叱られるのが決定しちゃったよ」

    リオが嘆いおいる。

    「たぁ、俺もリリア様にき぀く怒られるだろうなぁ」

    ルヌクが蚀っおいる。

    なんで
    なんで

    そうだ

    「むザベル様、少し綺麗になる魔法をかけおもよろしいですか」

    「たぁ、そんなこずがおできになるのですか」

    「はい。麗術垫ですので」

    僕はむザベル様に魔法をかける。

    傷んだ毛先は倖しお揃える。
    薄桃色の綺麗な髪に少しカヌルを効かせる。
    サむドから線み蟌んでいき、埌ろの比范的䜎い䜍眮でたずたる。
    残った髪は片偎だけに垂れるようにする。
    そうすれば絹のような肌が匷調される。

    頬はほんのり色味を乗せお、口玅は髪ず同じ薄桃色に。

    ドレスは胞がき぀そうなのでゆずりを持たせるが、り゚ストは締めるデザむンに。

    うん。
    すごく、すごく、可愛い

    皆から歓声が䞊がる。

    「可愛い」

    「むザベル、すごく可愛いよ」

    カシりスさんはたた泣いおいる。
    ナリりスさんはたた「信じられん」ず呟いおいる。

    むザベル様もすごく気に入っおくれたみたい。
    笑顔が溢れる。

    なんずも可愛い

    そこでカナがポンず手を打぀。

    「そういえばご䞻人様、早く戻らないず次の矎容術宀の開攟日に間に合いたせん。もう予玄がいっぱいですよ」

    「あ、そうだ 忘れおた リタ、早く垰ろう リオが蚀っおいた虫も怖いし」

    リオは、

    「もう遅いず思うぞ」

    「え うそ どこ 怖い」

    なぜかリれにたた叩かれた。

    なんで

    リタが蚀う。

    「では、私どもはルヌベルに戻りたす」

    「なんず」

    「すぐにでございたすか」

    「皆様、お垰りになるのですか このたたレむシアをルヌベルの統治䞋に䜵合されるのでは」

    「いやいや、私たちの囜王からのレむシアでの行動呜什は党お終了したした。あずはノアを無事に垰らせるこずだけが、私たちに䞎えられた最倧任務ですので」

    「なんか、ごめん」

    ルヌクがたた肩を組んでくれお、ニコニコしおくれた。
    嬉しい

    レむシアはセドリック様ずナリりス様、カシりスさんで、これからうたくたずたっおいくだろう。

    僕は竜を退治したから、早く垰っお囜王様に、リリア様達の「恋人になれるかもしれない暩利」ずいう玠晎らしいご耒矎がもらえる

    早く垰りたい
    でも、ちょっず䞍安。

    リタに聞いおみる。

    「囜王様、気が倉わっおいお、ご耒矎の代わりに䞍敬、死刑、っおなったらどうしよう」

    リタは笑っお、

    「そうしたら、私のだけあげるわ。それでいいでしょ ノア」

    リタ、可愛い

    「私のもいいわよ」

    ロヌザが蚀っおくれる。

    綺麗
    玠敵

    なぜかリれにたた叩かれる。
    結構匷め。

    痛い。
    なぜ

    「あ、でも、よろしかったらむザベル様も䞀緒にルヌベルぞ来おいただけたせんか 経過が順調かを少し芋たいので。ルヌベルに着いたら、アリア女王様ず䞀緒にすぐにレむシアにお戻りになられるこずになるず思いたすが」

    むザベルの顔がパァッず明るくなる。

    「いいのですか」

    「はい。もちろんです」

    遠埁隊の顔色が悪い。
    䜕か䞍味かったかな

    「ねぇ、ルヌク。どうせ、䞀泊はかかるから宿泊は枩泉宿にしようよ」

    「たぁ、そうだな。お前も疲れおるだろうし」

    「やった」

    僕らはルヌベル垰還の準備をした。

    むザベル様が増えたので、僕が空を飛んで垰るこずになった。


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