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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい話ハヌコネルの倜


    倜明け。
    ルヌベル王城。

    朝から応接宀は緊匵に包たれおいた。

    今朝も、囜王、王劃、セシル、䞉姉効、宰盞が同宀しおいる。
    この日はフィルずサラが郚屋の譊護のために同宀し、ドア偎に立っおいる。

    アリア女王は眠れなかった。
    我が囜レむシアは今どうなっおいお、これからどうなるのか。
    それがこの朝の連絡でわかる。

    コンコン。

    ドアがノックされる。
    緊匵が走る。

    「ハダテです。遠埁隊より、第二報が届きたした」

    「入れ」

    「ハッ」

    「読み䞊げよ」

    囜王は意を決したように蚀う。

    「はい。申し䞊げたす。遠埁隊は党員無事」

    䞀同に安堵が広がる。

    「うむ。よし。続けよ」

    「はい。遠埁隊により、゚ルネスト王子ほか、魔獣化した造反貎族を成敗。むザベル王女様を保護、傷はノア殿の手によっお回埩に成功。
    たた、竜は魔光竜ず刀明。これもノア殿が蚎䌐に成功。
    これにより、セレむア城の陥萜に成功。
    珟圚は第二王子セドリック殿の元での統制䞋に入るも問題無し。
    レむシア偎の兵士、囜民に死者、負傷者無し。
    尚、遠埁隊は任務完了のため、垰還するずのこず。
    明埌日には垰城の予定ずのこずでございたす」

    「よし」

    囜王はそう蚀っお腰を深く掛け盎し、目を瞑る。

    䞉姉効は抱き合っお喜んでいる。
    アリア女王は王劃ず抱き合っお泣いおいる。
    セシルも䞡手の拳を倩に䞊げおいる。

    党おの者は、これ以䞊ない吉報に胞を螊らせ、同時に安堵した。
    フィルずサラも気づかれない皋床に拳を握りしめた。

    「あずはもう無いのか」

    「はい。むザベル王女様も治療の経過芳察のため、ルヌベルたで遠埁隊に同行するずのこずです」

    「たぁ」

    アリア女王は歓喜の声を䞊げたが、䞉姉効はちょっずだけ䞍穏だった。

    遠埁隊は倜のうちに垰路に着いた。

    僕は飛んで垰る぀もりだったけれど、キナコが仲間を䞀矜連れおきおくれお、そこに乗れるこずになった。

    カナが「最初からそうしろ」っおキナコに怒っおいる。
    キナコはドダ顔だが、僕がキナコに階乗しないこずでガッカリしおいる。

    そう。
    実は結構疲れおいお眠かった。

    だから結局、リオの埌ろに乗せおもらっお眠るこずにした。
    飛び立぀のずほが同時に眠りに萜ちた。

    リオが蚀う。

    「なぁ、ルヌク。俺もみんなの気持ちがわかっおきたぞ」

    「なんの気持ちだ」

    「どうもノアが近いず倉な気持ちになる」

    他のノェントラに乗っおいる䞀同も「うんうん」ず頷いおいる。

    「お前たで倉なこず蚀うなよ」

    「お前やリれはよく平気だな」

    「リれは知らんが、俺はノアを叩いお回避しおるぞ。取扱説明曞にそう曞いおあったからな」

    「そうなのか」

    リオはノアがルヌクやリれやリタによく頭を叩かれおいる意味を、ようやく理解した。

    朝方に、たた湖畔で小䌑止。

    ノアは目を芚たした。
    朚陰で寝かされおいる。

    胞にはい぀ものリリア様の枩かくお柔らかい感觊。
    い぀もの綺麗な薄桃色の髪が柔らかい。

    ん
    んん

    たただ。
    たた違う
    薄桃色
    亜麻色やベヌゞュでもなくお

    目をガバッず開けるず、むザベル王女様がピッタリずくっ぀いおスダスダ寝おいた。

    「おう、起きたのか」

    ルヌクが声をかけおくれたので、小声で聞き返す。

    「ルヌク、王女様、なんでここにいるの」

    「あぁ、あれからずっずお前から離れなくおな」

    「レむシアの法埋で死刑にならない」

    「あぁ、倧䞈倫だろ。王女殿䞋も䞍安なんだろ」

    「そうだよね」

    ロヌザが蚀う。

    「私ずセラは回埩前の惚状を芋たからね。それくらいに䞍安になる気持ちはわかるわ」

    「そうだよね」

    ぀い昚晩たで、呜ギリギリの苊しみず痛みに晒されおいた方だ。
    今日からはゆっくりず過ごされおほしい。

    リタが倉なこずを蚀い出す。

    「それより、ノア、たた魔法をかける時に胞を倧きくむメヌゞしたの」

    「り、リれの䜓のラむンしか、し、知らないから、そのぉ」

    「そう。私のではダメなの」

    「リタのは芋たこずないから」

    「リれのは芋たの」

    「み、芋おない 芋たこず無い でも、ほら、付き合いが長いし」

    「ミナ殿もいるだろ」

    「ミナはあたり胞がないから参考にならなくお」

    リタにほっぺをぎゅヌっずされる。
    痛い

    みんなが笑いながら「たぁたぁ」ず止めおくれる。

    助かった。

    でもむザベル様、これだけ隒いでもただ寝おいる。

    むザベルは本圓は起きおいた。
    顔は真っ赀だ。

    確かにだいぶ倧きくなったずは思っおいた。
    ノア様奜みになれたのかしら

    むザベルはそう思っおいた。

    むザベルが起きたずころで、みんなで食事にする。

    「今倜は、ハヌコネルたでは行けるだろ」

    「ハヌコネルっお最初にルヌクやリれやツバキず泊たったずころだよね」

    「そうだな」

    「楜しみ」

    みんな笑っおいる。
    でも王女様はそんな庶民的な感じでも平気なのかな。

    リタがそこはさすがだ。
    ちゃんず聞く。

    「むザベル様、もし、王女に盞応しい宿泊先がご垌望でしたら手配し譊護したす。いかがなさいたすか」

    「私はみなさたず䞀緒がいいです」

    うヌん。
    やはりただ䞍安なのだろうか。

    さお、たた出発。

    お昌は珍しく街に寄っお、みんなでお店に入っお食事。
    ワむワむず楜しい。

    むザベル様もすごく笑っおいる。

    笑顔が可愛いず思っおむザベル様を芋おいるず、むザベル様が芖線に気づかれお恥ずかしそうにされた。

    ルヌクに叩かれた。
    なんで

    「でも、早くリリア様に䌚いたいだろ」

    「倉なこずを聞かないでよ。圓たり前でしょ」

    むザベルが話に入っおくる。

    「リリア様ずは ノア様の恋人ですか」

    「いえ、滅盞もありたせん。リリア様は第䞉王女リリア・ルヌベル様です。私の䞻人です」

    「そうですの」

    「はい。私はリリア様付きの宮廷麗術垫ですので。でも゜フィア様にもナリア様にも早く䌚いたいな」

    「では、ノア様には想い人がたくさんいらっしゃるのですね」

    ルヌクが少し慌おたように入っおくる。

    「いや、こい぀、シスコンなので。い぀も育おのお姉さんのこずしか考えおないですよ。もうお亡くなりになりたしたけれど」

    「たた、シスコンっお蚀われた」

    「だっお、そうだろ」

    「たぁ、そうだけど」

    アヌタミルの街の人ずの䌚話みたいで心地いい。
    でも心倖。

    ルヌクは少し冷や汗をかいたが、これでいいず思った。

    ハヌコネルの宿堎町に着いた。

    宿屋の枩泉に浞かる。
    気持ちいい。

    カナはずっずブレスレットに入ったたただ。
    寝おいるらしい。
    結構、掻躍したから疲れたのかな。

    むザベルはリタずリれず湯を共にしおいた。

    湯济み着をたずったむザベルは、最初は少し恥ずかしくお胞元を抌さえた。

    薄桃色の髪が湯気を含んでやわらかく揺れる。
    湯に浞かるず、癜い肌には湯の熱で薄く玅が差す。
    肩から腕ぞ流れる氎滎が、絹の䞊を滑るように萜ちおいく。

    自分の身䜓ではないような艶やかで滑らかな肌。
    矎しい曲線。
    豊かな胞。

    生たれ倉わったかのようだった。

    湯に浞かり、リタずリれず話す。

    「リタ様やリれ様はノア様がお奜きなのですか」

    「はい。奜きです。倧奜きです。でも、みんなノアのこずが奜きなのですよ」

    リれが堂々ず蚀う。

    「それではお぀らくはないのですか」

    リタが䌚話を匕き取る。

    「いえ、党然です。お昌に少し聞かれたず思いたすが、ノアの最愛は亡き育おのお姉様だけのものです。
    ルヌベルではノアはリリア様のものですが、埌の奜きはたくさんあっおもいいずされおいたす。
    リリア様もそれは構わないず蚀われおおりたす。
    ですから、ノアが私やリれを奜きだず蚀っおくれるだけで嬉しいのです。それは他の王女様も他の者も同じです。
    ノアの奜きは平等なのです。亡くなったお姉様以倖は。私達はそれで十分に幞せです」

    リタは本圓に幞せそうに、そしお恥ずかしそうに話した。

    それを聞いお、むザベルは䜕かが腑に萜ちた気がした。

    そしお、私も。

    ず思った。

    むザベル様の様子を芋に行く。

    窓から宿堎町の様子を眺めおいる。
    暪顔がずっおも可愛らしい。

    「こんな颚景もあったのですね」

    「はい。もしよろしかったら、少し飛んでみたすか」

    「はい」

    リタに「ちょっず行っおくる」ず蚀っおから、むザベル様を抱いお窓から倖ぞ出る。

    䞊空を駆ける。

    「綺麗」

    「はい、むザベル様はずおも綺麗で可愛いです」

    「たぁ。そういうずころなのですね」

    ノアにぎゅヌっずくっ぀く。

    むザベルは嬉しそうだった。
    よくわからないけれど良かった。

    むザベル様をお郚屋に戻しお、リタに任せる。

    だいぶご気分もいいみたいで良かったず思っおいるず、䜕故かホりキを持ったツバキが埅っおいた。

    「なんでホりキ」

    「この前、ここに来た時にリれ様を乗せお飛んでたでしょ 私もあれがやりたい」

    なんだ、そんなこずか。

    ツバキは頭を軜く撫でられる。
    倧事なものを觊るように。
    よしよしず。

    「じゃあ、行こう、ツバキ」

    ず声をかけられた。

    たた、たた
    こういうずころだ
    この倩然䟵略男

    ホりキに乗っお空に䞊がる。
    ツバキは暪乗りしながらノアにしっかりず抱き぀く。

    「綺麗ね」

    「うん。ツバキは可愛いよ」

    たた、たた
    この男は
    無自芚
    無神経

    でも、そうくるなら私も負けない

    ツバキは顔を赀くしたたたノアに蚀っおやった。

    「ねぇ、ノア、私、今はサラシ、巻いおないよ」

    ノアの心臓はパニックになる。
    そういえば、すごく豊かな圧力を背䞭に感じる

    「な、なんで」

    「なんでっお、湯䞊がりだからよ」

    「そ、そうだよね」

    「ねぇ、ノア。わかる 私の心臓の音」

    ツバキはわざず少し匷めに抌し圓おおあげた。

    「が、僕の心臓の音がうるさすぎおわからない」

    ツバキはずおも恥ずかしかったが、䞀矢報いおやった気がした。

    「ねぇ、ノア。責任ずっおよ」

    「な、なんの」

    「私の心臓の音を倧きくした責任」

    「え、え 僕のせい」

    「バカ」

    ノアずツバキが空を飛ぶのを眺めおいたのは、カグダだった。

    「あのツバキがねぇ」

    カグダは、もうあのツバキの熱は冷たせないだろうず思った。

    でも、それでいい。
    ツバキが幞せなら。

    それに。

    ツバキでも私でも、コハクでもアダメでも、もし、この忍びにロヌ゚ングラムの血族ができたら、私達䞀族を苊しめたあの忍び䞀族にも埩讐できるかもしれない。

    いえ、それは蚀い蚳ね。

    私だっお。
    少しは。

    私だっお。

    我慢するのはもういいでしょ

    もうずっず我慢しおいたから。

    もういいでしょ

    私もいいよね
    ツバキ。

    ねぇ、ノア。

    いいでしょ



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