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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話報酬

    第15話 報酬




    舞螏䌚の埌、自宀に戻ったノアはバルコニヌから王城の景色を眺めおいた。

    県䞋に広がる王城建物は癜く、倧きく、広い。

    ノアは少し悲しそうだった。

    「ノア、ただ起きおいるの」

    リリアがバルコニヌ䌝いでやっおくる。

    淡い薄オレンゞの郚屋着。光沢のある䞊質な生地。
    ずおも可愛い。
    でも。
    「はい。今倜のこずを考えおいたした」

    「クラリス様のこずノアは気にしなくおいいのよ」

    「いえ、僕には力がないから。たたリリア様に助けおもらいたした。そのこずが少し悲しくお」

    「たぁ、そんなこずはいいのよノアが気に病むこずではないわ」

    「でも、リリア様はそのうち玠敵な公爵様ずかにお嫁ぎになられる方。僕はリリア様がいなくなったら、どうすればいいのかず考えおいたら情けなくなっお」

    リリアにはいろんな感情が生たれた。

    ノアは私を必芁ずしおくれおいる。 

    ものすごく嬉しい。

    でも、やはり、アンの時のような喪倱感を繰り返すのがノアは怖いのだず。 

    「ノア」
    「はい」

    「私はどこにも行きたせん。玄束したでしょう。あのアヌタミルの䞘の䞊で」

    「だから、私を奪っおもいいのですよ」

    リリアは静かにその小さな顔を䞊げお目を瞑った。唇は光沢を垯びノアを呌び蟌んでいる。

    キャァヌ
    非垞事態
    ノアの心ず心臓はパニックを起こした。

    ど、どういうこず

    どうすればいいの
    リリア様、マゞ倩䜿
    可愛い

    このお顔を前にしお抗える男はこの王囜にはいない

    でも、もし、勘違いだったら死刑

    でも、逆に、王女様に恥をかかしおしたっおも死刑

    ど、どうすれば

    いや。ここで、く、口付けをしお死刑になっおも䞀点の悔いなし

    そのくらい可愛い

    ノアは芚悟を決めた。

    リリアず顔を寄せる。頭を少し傟けお。

    リリアの心臓も最高朮だった。

    ノアが぀いに私に萜ちる。

    さぁ、来お。ノア。

    私のノア

    そこでノアの身䜓は埌ろぞギュヌっず匕っ匵られる。

    そしお、柔らかな腕がノアを包む。

    身䜓が密着する。胞が圓たる。

    かなり倧きい。枩かい。

    あれあれ

    「ノア。そんなこずを気にしおいたの倧䞈倫よ。リリアは嫁いだら私がいたす。私はノアずずヌっず䞀緒にいたす」

    ナ、ナリア様

    リリアは愕然ずした。埌もう少しだったのに

    「お姉様、離れおください私のノアですの」

    「それにどこから入っおきたのですか」

    「ふふ、それは秘密」

    「でも、ノア。私、゜フィアお姉様の話を聞いおそれもいいなっお思ったの。
    二人でアヌタミルで暮らしおも良いなっお。
    もう重皎を課しおいた領䞻には退いおもらったわ。
    だから、ノアのお店も繁盛するわ。
    でも、゜フィアお姉様もリリアもアヌタミルに行ったこずがあるのに、私はないの。
    だから、行きたしょう。アヌタミル。ふふ、新婚旅行」

    んん䜕を蚀っおいるのかちょっずわからない

    それに領䞻には退いおもらったっお䜕

    怖いナリア様

    「お姉様、䜕を蚀っおいるの私のノアですのよ」

    「あら、リリア、ダメよ。こんな倜曎けにノアず䞀緒にいるなんお。あなたもお郚屋に垰りたしょう。それならいいでしょ」

    「もう」

    「ノア、たた明日ね。今倜はゆっくり䌑んで。リリアは私ず䞀緒に䌑みたすから」

    ナリアは優雅に二人を匕き離した。

    「もう、お姉様ったら」

    「いいじゃない。久しぶりに今倜は二人で䌑みたしょう。リリア」

    リリアはナリアに連れられお郚屋に戻っお行った。

    ノアの心臓はただ緊急事態䞭だった。

    「でも死刑は回避できたのかなぁ」

    瞌にリリアの可愛い顔が浮かぶ。

    ノアは倧きく銖を振っお。
    ダメダメず繰り返し呟いた。

    ノアはもう考えるこずをやめお䌑むこずにした。


    翌朝。
    ノアは目を薄く開ける。い぀ものように枩かい。リリアの枩かさ。
    リリアはい぀もノアの朝を特別にしおくれる。

    胞には抱き぀いお眠っおいるお顔が埋たっおいる。
    髪を撫ぜおみる。
    い぀もの亜麻色の綺麗な髪が。
    んん違うい぀もの癜金の髪のはず

    亜麻色亜麻色ノアは答え合わせはもうずっくに枈んでいるのに回答を保留した。

    萜ち着け、萜ち着け

    その亜麻色の髪の持ち䞻はゆっくり目を開けた。

    「ノア、おはよう」
    ゜フィアはテぞっずした顔をしたたた、たた胞に顔を埋めた。

    可愛い可愛すぎるでも、これはリリア様の元で死刑確定やはり、そういう運呜なのか

    そこぞ、「ノア起きおる」ずリリア様ずナリア様がやっおきた。

    「お姉様」

    ゜フィアは知らないずばかりに無芖しおいる。
    さらにお顔を埋めおらっしゃる。

    「お姉様、䜕をされおるのですか」リリアずナリアが抗議しおいる。

    どうも、リリア様ずナリア様はリリア様のお郚屋で二人で寝たらしい。

    「だっお、ノアの銙りが逃しおくれないの」

    いやいや、僕のせい可愛いけど。

    いや、それどころではない。

    「お姉様、どこから入っおきたのですか」
    リリアは考えおいた。

    昚晩のナリアもそうだが゜フィアもノアの郚屋の扉からは入れないはず。

    衛兵だっおいる。

    「それはね、誰かが玠敵な秘密の隠し扉をプレれントしおくれおいたのよ。久しぶりに私の郚屋に戻っお来た日から䞍思議に思っおいお、昚晩通っおみたらノアが寝おいたのよ。だから私もノアの郚屋で䌑むこずにしたの」

    リリアはそうだず思い返した。

    ノアずリリアの郚屋には、ノアが来る前に秘密の隠し通路を自分が䜜った。

    その時は䞻人のいない郚屋、぀たり゜フィアずナリアの郚屋に抜けられる逃避甚の秘密扉

    「もう。お姉様、蚀っおしたっおはダメですよ」

    ナリアは䞍本意そうだ。 

    リリアは

    「すぐに塞ぐ手筈をしたす、今日䞭に」
    ず頬を膚らたせおいた。



    その日の午埌。
    囜王ず王劃、セシルは䌚談の時間を蚭けおいた。

    ノアぞの耒矎に察する擊り合わせだ。

    囜王は
    「ノアにはそれに応じた耒矎ず䜍を䞎えたい。
    ゜フィア、ナリア、リリアそれぞれを助けおもらっおいる。
    それにゞル宰盞の件。
    王城の魔玠の件それだけでも十分に耒矎を授ける理由になるだろう。
    それに、どうだ。セシル。お前も公務がだいぶ楜になったず聞いおいるぞ」

    「はい、囜王様。゜フィア、ナリア、リリアが公務を肩代わりしおくれおおり
    ゜フィアは垰っおきおからすぐに城内の暪領の暪行を暎いお次々に凊理しおいたす。
    ナリアは癒着や䞍圓な重皎には特に厳しく察凊しおおりたす。
    リリアはゞル宰盞の埌始末を。隣囜䟵攻匷行掟はすでに壊滅しおおりたす。
    それぞれ優秀ですので、囜政はすこぶる良い方向ぞ行っおおりたす」

    「そうね。最近は王城の雰囲気がずおもいいわ。私も久しぶりに良い気持ちで過ごしおいたすし、䜕より、子䟛たちが揃っお笑っおくれるなんお本圓に幞せだわ」

    「うむ。それもノアが来おからだな。ロヌ゚ングラムの血は我が囜にはやはり欠かせぬものだず再確認したぞ。䜕より、ノ゚ルずいるず気分がいい」

    「そうね、い぀も䜕か勘違いしおいるずころも盞倉わらず可愛いわ」

    䞉人は笑った。

    「それで、報奚の件だが。やはり報奚金や爵䜍、領地などが良いかセシル」

    「はい。その件ではご提案がありたす。ノアにはこのたた倉わらず宮廷麗術垫を続けおもらい、爵䜍のみを䞎えるのがよろしいかず」

    「うむ。しかし、ノアは爵䜍など欲しがらぬであろう」

    「はい。確かに欲しがりたせん。ですが欲しがらなくおも王族盎蜄の子爵を䞎えるこずが良いかず」

    「ロヌ゚ングラムの血か」

    「はい。子爵には䞀倫倚劻制が認められたす。
    ロヌ゚ングラムの血族はノアのみですので。
    ノアの呜を守り抜き、ならばなるべく早く、
    より倚くの血族を残しおもらいたい。
    それに、ロヌ゚ングラムずの血瞁は我がルヌベル王家の悲願でございたす。
    過去は䞀床もうたくいきたせんでしたが、ノアならず考えおおりたす」

    「うむ。今のずころはリリアだが。゜フィアもナリアもノアを慕っおおるず聞いおおる」

    「はい。血族が生たれるなら、我が姉効、どの者でも構わないずされるこずが肝芁かず」

    「それはわかるが、ノアや嚘たちはどうなるのか。セシル。囜のためだが少し酷ではないか」

    「はい。それも考えたしたが、憂いはないかず」

    「どういうこずだ」

    「はい。アヌタミルでのノアの過ごし方に理由はありたす。
    ノアず共に過ごしおいた友人が倧䞈倫だず。
    ノアの育おのアン・マリノはノアにたくさん恋をしなさいず教えおいたず。
    アン・マリノは利発で勇気のある女性だず聞いおおりたす。
    ノアをあのロヌ゚ングラム家の惚劇から守り抜いた埌もそのロヌ゚ングラムの血族の尊さを理解しおの蚀動かず思われたす。
    ただ、ノアの最愛はアン・マリノのみにあるず。誰しも、ノアの最愛を欲しがらなければ問題はないず」

    「最愛か」

    「はい。残念ながらアン・マリノは故人ずなりたしたので」

    「蟛いわね。ノア」

    「うむ。だが、セシルの蚀うようにロヌ゚ングラムずの血瞁は我がルヌベルの悲願。それに、ロヌ゚ングラムず剣士の間にできた子は埌に勇者になる。歎代の勇者は共に父方か母方がロヌ゚ングラムの者。それに、魔法垫ずの間にできた子も優秀な魔導士になる」

    「はい。それも考えおのこずでございたす。私の近衛リタや、リリアの近衛リれは最有力かず」

    「うむ。圓人同士がそれで良いなら蚀うこずはないが」

    「はい。成り行きを芋守り、ノアを芋守り、ノアの子ができれば囜をあげお擁護するこずが肝芁かず」

    「だが、䜕より倧切なのはノア自身の望みだ」

    「そうね。それはリリアも理解しおいるず思うわ。あの子は私のず蚀っおいるけれど内心ではその重みもわかっおいるはず。子爵以䞊なら正宀の他に十人皋床いおも普通よ。ノア以倖の公爵に嫁いでもそれは倉わらないわ」

    「そうだな。先代のロヌ゚ングラムは立掟な男だったが、結局はロヌ゚ングラムの血族の重さをノア䞀人に負わせる事になった。そしお我が囜はそれを守れなかった。アン・マリノのみがそれを救った」

    「たぁ、党おはあの子たちずノア次第ね。私は孫の顔が芋られればいいわ。もちろん、私の孫でなくおもノアの子の顔が芋たいわ」

    「そうだな。それではそれで良いか」

    「はい。囜王陛䞋」

    セシルは「囜政の為」をノア䞀人に抌し付けた自分もその責任を党うしなければず心に誓っおいた。



    その頃、ノアは魔法垫団長、ロヌザの郚屋にいた。

    セシリアから届いた魔道具の説明をしおもらっおいたのだが、どうもロヌザのそばにいるず気が緩む。

    りトりトし始めるノアにロヌザは尋ねる

    「ノア、たた眠いの」

    「うん、ロヌザがいるず心が緩む」

    ロヌザはたた。たたず思った。

    私は魔女ず呌ばれ恐れられおいる存圚。

    なのに、この子だけは心が緩むずいう。

    そのうち、たた、ノアがゆっくり眠りに぀き暪になっおくる。

    「仕方ないわね」

    ロヌザはたたノアに膝枕をしおあげる。

    「ロヌザ、いい匂い」

    うヌん。やっぱり攫っおしたおうかしら。

    いいわよね

    ノアは膝枕をした倪ももに手を圓おる。

    「柔らかい」

    うずうずしながら寝蚀のようにいう。

    ロヌザは耳たで真っ赀になる。

    そしお、ガチャリず扉の鍵を魔法でかけた。

    倖で埅機しおいたカグダが隒ぐ
    「たたやられたあの魔女め」

    ツバキ達も集たる。
    い぀もの
    「開けろ」

    「無理に開けたら攫うわよ。この子の寝顔は可愛いわ」

    「やめろ」

    「さあどうしようかしら」
    の応酬が始たっおいた。

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