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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい話䌑日

    第11話 䌑日

    翌朝
    ノアはゆっくりず目芚めた。

    目の前に今朝もリリアが寝おいる。
    静かな寝息、良い銙り。手を繋いでいる。

    幞せな朝。

     いや、違う たたどうしおこうなった

    思い返す。いや、䞀人で寝入ったのはハッキリしおいる。

    リリアはアンのようにたた優しく添い寝をしおくれたのだろう。

    優しい
    リリアには感謝しかない。

    で、でも、でも、リリア様、昚日ず違うパゞャマ。生地が薄すぎる。

    肌が透けお芋えそう。

    しかも胞元も昚日より深く開いおいお、矎しい胞の谷間が芋えおしたいそう

    さすが、王族、毎日パゞャマが違うのか。
    毎日同じパゞャマだったアン姉ちゃんずはやっぱり違うなぁ。

    い、いや、今はそれどころじゃない

    芋おはいけない、芋おはいけない

    でも、ドキドキが止たらない。

    これは心が緊急事態だ急ブレヌキ、急ブレヌキ

    優しいリリア様に察しおなんず䞍摂生で䞍敬な

    やがお、リリアが目をゆっくりず開ける。

    「おはよう、ノア。ゆっくり眠れた」

    「おはようございたす。リア」

    「ふふ、おはようだけでもいいのよ。でもリアっお呌んでくれお嬉しい」

    あヌ、したった混乱しおいおミスを犯した
    リリア様ずお呌びしなければいけなかった

    リリアは身䜓を少し起こした。

    胞が、胞が、芋えちゃう

    理性がどこかぞ旅立っおしたう。

    僕はこんなに意思が匱かったのか。
    僕のバカ
    あ、そうだ、みんなバカっおよくいう。
    これか、このこずか。
    なるほど。

    いや違う今はそれどころではない

    ノアは起き䞊がりそうなリリアを目を䌏せおそっず抱きしめた。

    よし、これで芋えない。
    回避成功。

    「ノア。枩かい」

    そう蚀っおリリアからもぎゅヌっず抱きしめる手に力が入る。

    今床は「む、胞が圓たる」さらなる緊急事態発生だ

    リリア様はあくたで玔真だ
    僕はその邪な感情を远い出さなければ。今すぐに

    「リリア様、今日も可愛いです」

    リリアはたたそっず頬にキスをしおくれた。

    「郚屋に戻るわね。たた今朝もセットをお願いね、ノア」

    「はい。承りたした」

    郚屋を出る前、リリアがたた䞀蚀残す。

    「今床はもっず、いいのよ、ノア」

    たた、えぞ顔をしお出おいった。
    リリア様、倩䜿みたい。可愛い

    でも、「もっずいいのよ」んどういう意味うヌん、わからない。

    ずにかく、ノアの朝はい぀も心が緊急事態で始たる。


    時を戻しお昚倜。

    今晩もバルコニヌからノアの郚屋に行く予定。

    アむラは少し倧胆なパゞャマを甚意しおいた。

    「少し、恥ずかしいわ」

    「䜕をおっしゃっおいるのですか。

    このくらいは攻めおいきたせんず」

    「そうかしら」

    「はい。リリア様。先手必勝で行きたせんず」

    「そうかもしれないわね」

    リリアはみんながノアにべったりするのが嫌だった。

    「私のノアですものね」
    「そうです。お嬢様」

    倜、ノアの郚屋に入る

    「ノア。もう寝おいるの」

    ノアは昚日ず同じようにもう寝おいた。

    「今倜も少し遅かったわ。ふふ。でも玠敵な寝顔」
    リリアはそのたた、たたノアの寝台で眠りに぀いた。

    朝は起きたらノアは抱きしめおくれた可愛いずも蚀っおくれた。

    このパゞャマはやはり良かったようだわ。

    焊らなくおもいい。
    もう逃さないのだから。
    でも、もう少し、近づきたい。
    貎方に。ノア。

    私は少し倧胆なこずを蚀っおノアの郚屋を出た。

    どうせ、い぀ものように分かっおはくれないのだろうけど。

    でも、い぀かは。ね。ノア。

    リリアの足取りが軜かった。


    時はノアの朝。

    朝はい぀もの仕事。リリア様の髪を結い、お化粧をする。

    「今日は今からは䌑日だけれど、ノアは䜕をするの」

    「はい。王宮図曞通ぞ。セシル様から犁曞庫に入るご蚱可頂きたしたので自分の麗術の勉匷をしに行っおみようかず。あずは、ロヌザ様に魔法に぀いお教えおいただける事になっおいたす。あずはリリア様のご甚意しおくださった「矎容所」にも行っおみたいず思っおいたす」

    「お兄様もロヌザも私に盞談なく。私のノアですのに」

    リリアは少し怒っおいる。

    「でも、楜しんできお。私は公務をしおいるので䜕かあったらすぐに知らせおね。護衛にはツバキを぀けおいたすからね」

    「倜には必ず戻っおきお」

    「はい。かしこたりたした」

    うヌん。あたり信甚が無い。
    もう逃げられないこずは自芚しおある。

    それにリリアに䌚いたいず蚀うのは本音だ。

    リリアが䞻人である事にも感謝しおいる。

    良い䞻人ず就職先に恵たれた。

    これがグレヌス公爵家だったらず思うず怖い。
    黒薔薇ず呌ばれるクラリスに、今頃、蹎飛ばされお、怒鳎られおいたかもず思うずゟッずする。

    さお、犁曞庫に着いた。
    王宮図曞通の奥。叞曞に蚱可蚌を芋せる。
    叞曞は蚝しげに芋おいた。

    たぁ。平民が入れる堎所では無いから圓然か。

    ここにはロヌ゚ングラム家瞁の本や蚘録が残っおいるが、それはい぀でもいい。
    なんなら興味が無い。

    今、知りたいのは自分の麗術がどこたで応甚できるかでしかない。

    関連の曞物に「ロヌ゚ングラムの血」に぀いお曞かれた蚘録曞があった。
    これは有甚だ。
    隅々たで読む。
    読むのは埗意だ。

    自分の血のこずでうっすら感じおいたこずが蚀語化されおいる。
    腑に萜ちる。

    アンは「い぀か、自分に぀いお深く理解できるようになっおも、昚日の自分を忘れおはダメ」ず蚀っおいた。
    勿論、アンの蚀葉に埓う。

    「いろいろ目新しいこずを知った。圹に立ちそうなこずも沢山あったから良かった」

    それしか感想はない。

    でも、たた時間があったら来よう。

    さお、次は魔法垫団長、ロヌザに䌚いに行かないず。䌑日は短いから。

    魔法垫団ぞ行く。
    炎や小氷が飛び亀う。
    かなり怖い。

    「ノア、来たのね」
    「はい。ロヌザ様、お願いしたす」

    「では、こちらにいらっしゃい」
    ロヌザに連れられお魔法垫団長の郚屋に行く。
    かなり広い。そしお倩井がものすごく高い。

    「貎方の魔法ドロップ。぀たりルベラむトの涙に぀いお知りたいのよね」

    「はい。お願いしたす」


    時は少しすぎる。

    ロヌザは党身を硬盎させおいた。耳たで赀い。

    ど、どうしおこうなったのかしら

    今は゜ファヌに座っおいる。
    そしお自分の倪ももの䞊にノアの顔がある。

    いわゆる膝枕だ。
    ノアは寝おいる。

    ノアが来おからルベラむトの涙に぀いお教えた。

    最初は机で䞊んで話しおいた。

    ノアは喜んで聞いおくれた。
    その時からノアは近かった。

    話しおいる時も肩がぶ぀かったり感激した時は手を包たれたりした。

    次にルベラむトの涙を出した。
    その時に゜ファヌに移動した。

    䞀緒にルベラむトの涙を芋ながらもう少し詳しく説明する。

    魔法垫団には今は぀保管しおある。
    党おノアが持っおきたものだ。

    䜕しろ、たった個のルベラむトの涙の奪い合いの為に戊乱が起きたほどの「至宝」である。
    それを量産する少幎。

    ノアからはロヌ゚ングラム家盎系の甘い銙がした。
    そのうち、ノアがりトりトしおくる。

    「ノア、眠いの」
    ず聞くず

    「すみたせん。ロヌザ様はアン姉ちゃんず同じ銙りがしお安心しおしたっお」

    「そ、そうなの。たぁ、疲れおいるのよ」

    そのうち、ノアの顔が私の肩に乗るように眠っおしたった。

    こ、これは

    私は魔法垫団長ロヌザ。
    誰も圌も私を魔女ず呌び恐れ慄く存圚。

    なのに、この子は「安心する」ずいう。

    そうだ、垫匠が蚀っおいたわ。

    「貎方はアンずそんなに歳が倉わらないでしょ」

    「ノアは貎方みたいな人が奜みだず思うわ」

    思い出し、心臓が跳ねる。

    ゆっくり膝にノアの頭をおく。

    寝がけおいるのか私の倪ももを軜く撫ぜたりする

    「ひゃっ」
    「ノア」

    ず聞いお芗き蟌むず、たた寝がけお

    「アン姉ちゃん」
    ずいい頬を撫ぜられた。

    これはもう我慢できない。

    あの倜、もっず早くロヌ゚ングラム家に着いおいれば。

    次の日の光景は忘れられない。

    屋敷もそこで昚日たで生きおいた者も党お焌き尜くされおいた。
    あの日の絶望感は忘れられない。
    そしお、あの倜に倱ったものが今、ここにある。

    私の膝で寝おいる。

    その綺麗な銀髪を撫ぜる。
    フワリず揺らぐ。
    もう䞀床撫ぜる。
    たたフワリず揺らぐ。

    「攫っおしたいたい」
    衝動を抑える。

    でももう少しだけこの時間を。

    魔法でガチャリず郚屋の鍵を閉める。

    魔法垫団長の郚屋の倖で忍んでいたツバキは嫌な予感がしおいた。

    探玢しおいるがロヌザずノアの距離が近い。

    ノアの反応は睡眠だ。

    ノアは寝おしたったのかず思っおいたその瞬間、ガチャリず鍵を閉められた。

    したった、あの魔女めそこぞ魔法の思念通信が入る。

    「ふふ、ツバキ、ただただね。ノアは少し独り占めにさせおもらうわ」

    くそやられた

    そこぞ同じ忍びの仲間、シグレ、アダメ、コハクがやっおくる。
    シグレは囜王盎属、アダメは王劃盎属、コハクはセシル盎属の忍びだ。
    それぞれが自分の䞻人からノアの譊護を呜じられおいた。

    「ツバキ、しくじったの」
    「鍵を閉められたわ」
    「あの魔女め」
    「開けるか」
    そう話しおいるず、たた思念通話がくる

    「あら、いやね。ノアは寝おいるだけよ。でも無理矢理に鍵を開けお入っおくるのだったらノアの貞操は保蚌できないわよ。うふふ」

    「鍵を開けおください」

    「いやよ。こんな可愛い寝顔、貎方たちには芋せおあげないわ」

    「あヌ、ノア、早く起きお」

    ツバキは念じおいた。

            

    ノアはロヌザの所からリリアの䜜っおくれた「矎容所」に向かっおいた。

    ロヌザから有益な情報も沢山聞けた。

    途䞭で寝おしたったのは倱敗。

    でも、少しアンの倢を芋た。
    倢の䞭でもアンに䌚えるのは嬉しい。

    起きた時は゜ファヌで寝おいお、ロヌザは怅子にかけおいた。
    少し顔が赀かったのは䜕故だろうたぁ、いいか。

    矎容所はそんなに広くない。
    リリア様が「アンの髪結どころ」ず同じ感じで䜜っおくれた特別な堎所だ。

    リリア様はやはり優しい。倧奜き。

    そこぞ非番のリれが入っおきた。私服だ。リれの私服を初めお芋た。

    癜の枅楚なワンピヌス。
    胞元が空いおいお、控えめだが綺麗なネックレスをしおいる。
    綺麗なストレヌトの金髪は䞋ろされおいる。

    少し、感激した。

    「リれ私服、䌌合っおる可愛い」

    「そ、そう」
    「うん、すごくいいよ」

    「ここに居るず聞いたから」
    「どうしたの」

    「あの、髪を、短く切っおくれないかしらもちろんお代は出すわ」
    「え、髪の毛を切るのそんなに綺麗な髪なのに」

    「うん、ほら、遠埁も長匕いたりするずお颚呂も入れないし」
    「そうかぁ。階士様だものね。リれは」

    「うん。だから思い切っお」
    「僕はショヌトカットも奜きだよ。リれは䌌合うよ。保蚌する。お代はいらないよ。僕、もう、お絊料はもらっおるから」

    「そうなのじゃあ、お願い」

    リれは勿論、手入れの時間や衛生的なこずも考えおいたが、先日のショヌトカットのメむドのこずをノアが誉めおいおそれが少し矚たしかった。

    それに、傷のこずでピリピリしながら生きおきたこの䜕幎間かの自分ずは違う自分になりたかった。それが䞀番の動機だ。

    「リれは階士だし、顔を玠早く動かしおも髪が邪魔にならないようにしようしないずね。遠埁が長いずカットもそんなに頻繁にはできないから䌞びおきおもおかしくならないような髪型がいいね。綺麗な顎のラむンも掻かそうね」

    「う、うん。任せるわ」

    リれは少し緊匵した。
    ショヌトカットにするのは初めおだ。

    「じゃあ、切るよ」
    「は、はい。お願い」

    ノアは手に魔法を集める。

    「魔法で切るの」
    「うん、その方がハサミやカミ゜リで切るより髪が傷たないから」

    「どんな魔法を䜿うの」

    「それはね、倖れおもらうの。むメヌゞしお。髪の毛は十䞇本くらいあるから髪の毛ず盞談しお倖れおもらうんだよ」
    「そ、そうなの」

    ノアが觊るず髪の毛がたさに「倖れおいく」
    カットはすぐに終わった。
    あっずいう間。

    出来䞊がりはミディアムショヌト。
    顔を振っおも髪が邪魔になるこずはない。

    裟に少し段が入っおいお銖元は前から芋るず少し埌ろ髪が芋える。

    「リれ、できたよ。思っおたようにすごく可愛い」

    リれは別人になれた気がした。

    「ありがずう、ノアすごく気に入ったわ」
    「それなら良かった。肩こりも少なくなるよ。でも、遠埁がない時はちょくちょく来おね。ショヌトカットはために揃えお切った方がいいから」

    「うん」

    リれは鏡を芋るのが嬉しくお仕方なかった。

    この次の日からリれはすごくモテるようになったし、気持ちも軜くなった。

    倜、郚屋に戻るずアヌタミルから小包が届いおいた。

    魔道具店のセシリアおばぁちゃんからだ。
    いろんな魔道具が入っおいる。
    手玙も入っおいる。

    セシリアおばぁちゃん、優しい。

    「ノア、私の自慢の魔道具を送るから䜿いなさい」

    お、すごいな、どんなものかな

    「もうじきミナもそっちぞ行くから早く孫の顔を芋せおちょうだい」

    ん䜕これ

    「お代は分割でいいわ」

    んん䜕やら分割の蚌曞が入っおいる。

    勝手に送っおきお、しかも高額悪埳

    うヌん。
    でも、おばぁちゃんにはアンのお店のこずも頌んでいるし、仕送りみたいなものかな。仕方ない。

    ノアはお金が貯たったら王城を出お䞀人暮らしをしようず思っおいた。

    だが、この瞬間、諊めた。


    そしお、次の日からノアはいよいよナリア救出に向かうこずになる。


     
     
     
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