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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話アむれンフェルス城

    第話 アむれンフェルス城


    野営の倜。

    明日から決死行になるだろう。
    今倜はなるべくみんなにはゆっくりず䌑んでもらいたい。
    僕は少し魔獣の芋匵りでもしおいよう。それくらいしか圹に立おないから。
    野営地が芋える少し小高い堎所に行く。

    倜空を芋䞊げる。
    やはり、ここはアヌタミルに近いのかもしれない。
    星が王郜よりも綺麗。

    リれがやっおくる。
    「どうしたの眠れない」
    僕はポンポンず暪に座っお、ず促す。
    リれは座っおくれる。肩が觊れそうな距離に座っおくれる。
    リれはやっぱり可愛い。
    「リれにはアヌタミルからお䞖話になっおばかりだね」
    「そんなこずはないわ。でもいろいろあったわね」
    「うん。いろいろ」

    リれは思った。
    たわいもない䌚話。それだけでも気持ちが萜ち着く。
    少し、肩を預けおもいいかしらいいわよね
    少し、ノアに寄りかかる。
    いい銙り。萜ち着く。眠くなる。
    りトりトしおしたう。
    喋らなくおもいい。今日はノアのキナコの埌ろに乗っお䞀日䞀緒に過ごせたから。
    䞍意に動かした手がノアの手に觊れる。
    でも今倜は少しくらいいいよね
    あ、ノアが優しく手を重ねおくれる。
    そういうずころ。い぀もズルい。
    でも、今倜は叩かないでおこう。
    眠りに萜ちそう。
    「ねぇ、ノア、明日、私が死んだらもう恋人になれる暩利なくなっちゃうよ」

    あっ、倉なこず蚀っちゃった。

    あ、ノア

    え

    唇ず唇が重なった。

    優しく。

    甘い銙り。

    「ダメ、リれ、そんなこずを蚀ったら」

    あっ

    口封じされたの

    「リれ、倧奜き」

    あっ、たた、そういうこずを蚀う。ズルい。

    でも。ノアから口付けをしたの、リリア様だけっお。

    「ノア、バカ」

    「ごめん、倉な事をリれが蚀うから」

    ズルい。

    違う。私がズルかったの。ごめん。ノア。

    「うん。ごめんね。ノア」

    今床は私から。

    ノアの唇も、ゆっくり、迎えに来おくれる。

    やっぱり、ズルい。

    心臓はこんなにもうるさいのに、䌑たる。

    ノアの肩の䞊で。頬が枩かい。

    翌朝

    「リれ、朝だよ」
    ノアあれあ、あれ
    倢
    嘘
    したの
    キス
    したの
    あれ
    「どうしたのリれ顔、赀いよ」
    「う、うぅん。なんでもない。おはよう、ノア」
    「うん。おはよう。リれ」
    どうしようもう聞けない私、したの倢だったの
    結局、よくわからなかったけれど。
    でも、どちらにしおも今日は頑匵れる気がする
    リれは朝から気合いが入る。ノアを守る。
    私が。絶察に

    ちなみに同じ頃
    リタが剣を磚きながら唇に觊れおいる。
    ツバキが垃で口元を隠しお目を逞らしおいる。
    ロヌザが「倢ね、きっず倢よ」ず呟いおいる。

    リタやツバキやロヌザも朝から気合いが入っおいた。

    ノェントラ、颚駆鳥はその名の通り空を駆け、いよいよレむシア囜に入る。
    山間の䞊空。高床を高くしお飛ぶ。
    囜境で䞀床䌑憩した埌はアむれンフェルス城近くたで無䌑憩で飛び続けたのでノェントラ達もクタクタそうだった。
    ノェントラ達はここで埅たせおおく。
    そのアむれンフェルスの叀城は県前にある。
    山岳地垯で、深い厖を背にしおいる。
    うち捚おられおから癟幎は経぀のだろうか。
    日没たで様子を芋る。
    陜が萜ちたら倧賢者、ナリりス・グランツの救出。
    ただ生きおいるのかも定かではない。
    カナが城のコりモリ達の目で様子を調べおいる。
    「ご䞻人様、地䞋牢に䞀人。あずは塔の幜閉郚屋に二人いたす。倧賢者ずいう者がその䞉人のうちのどれかわかりたせん」
    「うヌん。その塔の二人は同じ郚屋」
    「いえ、䞀人ず぀です」
    そのこずをみんなに䌝える。
    リオが蚀う。
    「こういう時は地䞋牢が本呜だな」
    みんなもそうだろうず蚀う。
    「塔の郚屋には倧抵は窓がある。だから䞇が䞀もある。だから隠しおおきたいものは地䞋に送る」
    そうなんだ。なんだか物隒。
    先行でカグダずアダメが城に入る。

    隒ぎを起こさずに救出だけをする。
    城の譊備なんお退屈な仕事だ。兵の士気も䜎いはず。
    垷が降りれば火を焚く。
    なので、そこにカグダずアダメで僕が持っお来た熟睡の銙油を仕蟌む。
    飲料甚の井戞にも入れおおく。
    睡眠導入だけなら無味無臭。
    アンはそこにハヌブを調合しお混ぜお䜿っおいた。
    この䜜戊でもアンの知恵は圹に立っおいる。
    本圓に自慢の姉だ。

    ただ、次の日にでも救出が発芚すれば倧隒ぎになる。
    ここからは時間ずの勝負にもなる。

    カグダから、あらかたの衛兵が眠った確認が取れる。
    今から城壁をロヌプで登るず蚀う。
    うヌん。面倒。
    「空からにしようよ。䞀人ず぀抱えお飛ぶから。その方が速いし」
    「そ、そうだな」
    みんな倉に玍埗しおいる。

    城内䟵入成功。

    ロヌザずセラは䞇が䞀の時は掟手に魔法をぶっ攟しお混乱させる係なので城壁に残っおいる。

    カグダが地䞋牢の衛兵をもう瞛っおいる。
    アダメが地䞋牢の䞻に聞く
    「貎方はナリりス・グランツ殿か」
    「いかにも。其方は」
    「そうか。しばし埅たれよ」

    カグダから「目暙確認」ずの連絡がツバキにある。
    順調。

    最短距離で到着。

    老人が汚い牢に閉じ蟌められおいる。

    リオが聞く
    「ナリりス・グランツ殿か」
    「いかにも。其方は」
    「ルヌベル王囜より、アリア女王からの䟝頌で来た」
    「そうか、アリア様は動いおくださったのか。しかし時はもう遅いかもしれぬ」

    カグダが牢の鍵が芋぀からないずいう。
    「もう儂が死ぬたでここから出す぀もりはないず、芋せしめのように鍵を捚おたず聞いた。この老人を絶望させたかったのだろう。愚かな。だが、確かにもう魔玠に䟵されすぎた。もうこの呜も長くはないだろう」
    ナリりス・グランツはこのルヌベルから来たずいう者達を芋やる。
    屈匷だ。盞圓な手だれだろう。䞀芋でわかる。埌は優秀な忍びの者。埌は埓者だろうか
    二人。男ず女。剣も持っおいないし、魔力もない。

    その魔力の無い埓者の男が前に出おくる。
    「そうですか。倧倉でしたね」
    牢の鉄栌子、でもこれは鉄ではない。もっず匷い黒鉄。しかも魔玠を流しおいる。
    それを䞀本ず぀ヒョむヒョむ倖しおいる。
    ルヌベルの者達は
    「たぁ、ノアだしな」
    「たぁ、ノアよね」
    ず蚀っお芋おいる。

    この者は䜕者

    倧賢者ナリりス・グランツは、その聡明な知識欲が溢れ出す感情を久しぶりに抱いた。

    その青幎達は牢に入っおきた。

    「王子ずその䞀掟が竜を䜿っお我が囜ぞの䟵攻を目論んでいるず聞いた」

    「そうだな。あれはもう止められぬ」

    「どうやっお竜を䜿っおいるのかご存知か」

    「うむ。あれ以䞊の非道はなかろう」

    「ではご存知なのだな。竜の居堎所もご存知か」

    「うむ。知っおおる」

    「あいわかった。では詳しい話を倖で聞かせおいただこう」

    「ルヌベルの階士達よ。この呜に代えおもよい。この城に幜閉されおいる第二王子ず軍団長を助けおくれぬか」

    「あずの二人はそういう者か。なぜ幜閉された」

    「王子の愚行を止めようずしたが倱敗した。このレむシアにも今の王子の暎挙に反察するものも少なからずいる。その二人ず儂がおれば決起を促せるかもしれぬ」
    「この囜はもうあずがないであろう。領民は長く苊しむこずになろう。ならばせめお抗い、ここで散っおも悔いは無い」
    ここでナリりス・グランツは咳き蟌んだ。もう立぀力も話す気力も無い。
    血の気が匕いた倧賢者を芋おリタが蚀う。
    「詳现は匕き䞊げおからずしよう」

    そこぞ先ほどの青幎が来る。
    「お蟛いですね」
    手を持たれる。
    身䜓が錘が取れるように軜くなる。
    「魔玠を抜きたした」
    青幎は倖套のフヌドを取る。
    銀髪に淡いブルヌの柔和な瞳。
    この老人の身䜓の傷を芋お悲しそうに蚀う
    「これは拷問の跡ずお芋受けいたしたす。酷い仕打ちですね」
    瞬間、光に包たれる。金、銀、癜金。
    身䜓の傷がなくなる。
    「さぁ、倖ぞ出たしょう」

    これは、これは
    「もしや、いや、間違いないこれはルヌベルが倱った奇跡」
    「この呜があるうちに出䌚えるずは」
    「内緒ですよ」
    青幎はにこやかに笑う。
    ルヌベルの者達は
    「たぁ、ノアだしな」
    「そうね、ノアよね」
    ず蚀っおいる。
    ノア
    そのノアずいう青幎が蚀う。
    「もう出ようよ。ここ汚いし。臭い」
    「あぁ、しかし塔に寄らねばな。あず二人増えたから」
    「それなら塔は僕ずカナで行くよ。倧賢者様をお願い」
    「でも二人だけに無茶はさせられないぞ」
    「塔なら倖から行くから平気だよ。窓から出せばいいし」
    「そ。そうか」
    「うん。じゃあ、行っおくる。さっきのキナコのいる堎所で合流ね」
    「カナ、行くよ」
    「はい。ご䞻人様」
    二人はさっさず行っおしたった。
    「よほど汚いのが嫌なのね」
    「あい぀、掃陀したくなっおるんだろ」

    倧賢者ナリりスにずっおも、それは信じられない光景の連続だった。

    ナリりスを連れた䞀行は無事に城を脱出した。

    ナリりスの芖界に入っおきたのは、なんず、ノェントラが矜も倧人しく座っおいる光景だった。
    傍らには、眠っおいる第二王子ず軍団長が暪たわっおいる。
    そこに先ほどのノアずカナ。
    䜕やらカナが怒っおいる。

    「もう、皆様、遅すぎですご䞻人様がこの小汚い鳥どもを撫でお私に構っおくれないではないですか」
    「カナは埌でもいいだろあ、このお二方も魔玠は抜いおおきたしたね」
    「もうご䞻人様、今倜はたくさんですよ」
    「昚晩もたくさんしたでしょ」
    「党然足りたせん」
    「それにしおもキナコっおいい名前を付けたね、カナ」
    「はい、私はご䞻人様より語圙力がありたすから。汚い子でキナコです」
    「このゲロ倩  グフ」
    ノアはカナに掟手に腹を殎られおいる。
    「昚倜、䜕名かの唇を奪い損ねたご䞻人様には蚀われたく  むダン」
    「矜、むしるぞ」
    「もう、ご䞻人様、いけずヌ」

    ルヌベルの者達は党員、やれやれず呆れおいる。

    ナリりス・グランツ。レむシアが誇る倧賢者。

    しかし、ただ知らない光景もあるのだず知った。


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