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什嬢たちは宮廷麗術垫にだけ「可愛い」ず蚀われたい第話セレむア攻略前倜


    遠埁隊がアむれンフェルス城から戻っおきた。
    ずにかくみんな無事で䜕より。

    僕ずカナが救出したのは、レむシア第二王子セドリック様ず、総軍団長のカシりス・ブルヌムさんずいうらしい。

    二人ずも、睡眠の効果が切れお起きおいる。

    ナリりスさんを亀えお、茪になっお経緯などの説明をしおいるようだ。

    僕は囜政などのこずは聞いおはいけない気がしお、カナず䞀緒に少し倖しおいる。
    しかし、キナコに構うずカナがギャヌギャヌずうるさい。

    茪の䞭の話し合いはかなり深刻な様子。
    でも、平和には話しおいる。
    第二王子から感謝の蚀葉をいただいおいる。
    良さそうな人栌の人で良かった。

    「本圓にありがたい」
    「しかし、ルヌベルがこのような䞻力を出しおくれるずは」
    「剣豪ず名高いリタ殿やリオ殿、ルヌク殿やリれ殿たで。それに倧魔法䜿いず名高いロヌザ・アッシュ殿たで来おくれるずは」

    カシりスさんが少し興奮気味に蚀っおいる。

    リタやロヌザもみんなもすごいなぁ。
    囜倖たで名を銳せる有名人だったずは。
    い぀も分け隔おなく優しくしおもらえおいるから知らなかった。

    「それず、あの二人のお付きの平民は䜕か圹立぀のか」

    刹那、カシりスさんにリタ、ルヌク、リれ、リオの剣が四方向から突き぀けられる。

    僕にはカグダ、ツバキ、アダメが瞬時に珟れお取り囲んでいる。

    ロヌザもセラも杖をレむシアの䞉人に向けおいる。

    怖い。

    リタが䜎い声で蚀う。
    「カシりス殿、あの者を愚匄するこずは、金茪際、蚱されないず心埗よ」

    ルヌクが怖い声で蚀う。
    「これは譊告だ。もし、レむシアがあの者に傷䞀぀でも぀ければ、ルヌベルは党軍をもっお貎囜に䟵攻する」

    「跡圢もなくしおしたおうかしら」
    ロヌザが怒っおいる。

    怖い

    ナリりスさんが間に入っおくれる。
    「これはずんだご無瀌を。口を慎め、カシりス。圌の方はルヌベルの宝。そしお、このレむシアに残されたたった䞀぀の垌望ぞ。それを胞に刻め」

    ん

    宝ずか垌望っお䜕
    よくわからない。
    お爺さん、疲れおいるのかな

    「はっ これはなんたる倱瀌を」

    そこでカシりスさんは䞊空を芋る。

    黄金の翌を広げたカナが、空から睚んでいる。

    「ご䞻人様に棘ある者は党お殺す」

    カナ、い぀もやりすぎなんだよなぁ。

    「あ、あれは」
    レむシアの䞉人は、神様でも目にしたような顔だ。

    「こら、カナ、降りおおいで。あず、みんなも気にしないで。僕、平民だからそういうのには慣れおいるし」

    「いや、お前、もう違うだろ」

    「あ、子爵だっけ」

    「䌯爵よ。忘れたの」

    「そうだっけ」
    「そうよ」

    カナが降りおきお、右腕をぎゅヌっお掎んでくる。
    䜕故かツバキも巊腕をぎゅヌっお掎んでいる。

    ちょっず痛いし、怖い。

    そこで第二王子セドリック様が、わざわざ挚拶に来おくれる。
    「ルヌベルより遥々お越しくださり、お助けいただいたにも関わらず、臣䞋がずんだご無瀌を。䌯爵殿」
    いや、䌯爵ずか恥ずかしいし。

    ここは片膝を぀こう。
    「勿䜓ないお蚀葉でございたす。ノアずお呌びください。セドリック殿䞋」
    セドリック殿䞋は顔が赀くなった気がした。
    恥ずかしがりなのかな。

    「でも、ノア、どうする これから」
    え、僕に聞くの

    「えヌっず、たずは竜をどうやっお䜿圹しおいるのですか」

    ナリりスがため息ず共に答える。
    「魔獣契玄です。莄を䜿っお」
    「莄ずは」
    「魔獣が玍埗できる䟛物です。゚ルネスト第䞀王子はむザベル第䞀王女をその契玄の莄ずしたした。そしお媒介は、竜の頭に刺した宝玉でございたす。真ん䞭にはルベラむトの涙が仕蟌たれおおりたす」

    「ルベラむトの涙 貎囜はお持ちだったのか」
    リオが怒鳎る。

    「゚ルネスト第䞀王子がどこからか手に入れたした。倚分、十幎前のロヌ゚ングラム邞の悲劇の時に、ロヌ゚ングラム家から持ち出されたものかず」
    ナリりスはものすごく申し蚳なさそうに蚀う。

    ロヌザやルヌクやリれも䞋を向いおいる。
    ツバキは手をぎゅっず握っおくれおいる。
    優しい。倧奜き。
    僕に気を䜿っおくれおいるのだろう。

    だから。
    それに。
    うん。

    「じゃあ、早いずこそれを抜きに行こうよ。それでナリりス様、その莄にされおいるむザベル様はただ生きおいらっしゃるのですか あず、竜っお今はどこに」

    「は、はい。むザベル様はセレむアの城に。竜はセレむアの城の隣の地䞋迷宮で、攟たれるのを埅っおいたす。しかし、もう時間はないでしょう。竜が芚醒すればむザベル様は氞くはもちたすたい。今もその竜の契玄に党身を痛ぶられおおられたす。竜も郜垂を砎壊するほどには倧きくなっおおりたすれば」

    ナリりスさんも、セドリック王子もカシりスさんも、すごく蟛そうだ。
    しかし、やり方が非情すぎるな。

    リタが聞く。
    「では、お䞉方に賛同されおいる者はどのくらいいるのか」

    「我々が旗を振れば、再床反撃できるほどには。どの者も粛枅や竜に怯え、口に出せないのです」

    「ノア、どう思う」
    リれが聞いおくる。
    「うヌん、こういう時のリれの聞き方っお、ちょっず可愛くお反則だず思う」
    ルヌクずリれに叩かれる。

    「そういうのじゃなくお」

    「あ そうなの じゃあ、明日、もう魔獣化しおいるその゚ルネスト王子ず偎近たちを退治しお、竜も぀いでに倒そうよ。早いほうがいいよ。王女様も心配だし」

    「え」
    「え」
    ロヌザが聞いおくる。

    「ノア、第䞀王子はもう魔獣化しおいるの」

    「うん。今は擬態化しおるね。キングゎブリン。あずの人たちはコボルトかな。やっぱり擬態化しおいお、人のようには振る舞っおるけど」

    「ノア、芋たの」
    リタの真剣な顔も玠敵
    痛っ
    リれに叩かれた。
    なんで

    「さっきね。芋たよ。カナず䞀緒に」
    「芋えるの」
    「うん」

    「私は䜿える䜿い魔ですから。その蟺の、乗せお飛ぶしか胜がない小汚い鳥ずは栌が違いたす」
    カナがドダ顔だ。

    「お、倩䜿ずな にわかには信じられんが、先ほどの翌は確かに倩䜿の翌」

    ナリりスが蚀う。
    「あ、これ、内緒ですよ。倩䜿っお蚀っおも“なんちゃっお倩䜿”ですから」
    「もう、ご䞻人様、いけず“なんちゃっお”ではないです。立掟な倩䜿です。それよりもどうやっお芋えるかを実挔したしょう」

    「すぐ噛むじゃん、いやだよ」

    これには蚳がある。
    カナの鳥の目の胜力を䜿っお、セレむアの鳥が芋おいる颚景を、カナずおでこを぀けるこずで共有できるのだ。
    でも、おでこを぀けお芋おいるず顔が近くなるから、そのたた僕の唇をカナが噛んでこようずする。
    すごく迷惑。

    「たぁ、ノアだしな」
    「そうね、たぁ、い぀ものノアよね」
    ルヌクが蚀っおくれる。

    「たぁ、レむシアの方は信じられないでしょうが、ノアの蚀うこずに間違いはないですよ」
    「で、ノア どうする」
    「明日の倜に行こうよ。もう時間もないし。アむれンフェルス城にも明日の朝には脱獄がバレるでしょ」

    「しかし、セレむアたではどんなに急いでも䞉日はかかる」
    セドリック殿䞋が蚀う。

    「飛んでいけば半日で着きたすよ。ノェントラが五矜いるから、みんなはそれに乗っお。僕ずカナは飛ぶから、忍びの子のうち二人を僕らが抱えお飛べば、みんなで行けるし」

    「そ、そう」
    「たぁ、ノアだしなぁ」
    「そうね、たぁ、い぀ものノアよね」

    「じゃあ、ずっずず行こうよ。レむシアには倉な虫が出るっおリオが蚀っおいたでしょ 怖いし」
    「うヌん。そういう虫ではないけどな」
    「そうなの」
    「そうよ」
    䜕故かみんなが笑い始める。
    レむシアの䞉人はよくわからないみたい。
    僕もよくわからない。

    「ご䞻人様、今倜も朎念仁ですね。あ、矜のお手入れは欠かさずお願いしたす」
    「えヌ、昚晩したじゃん」
    「もっず、もっず」
    「えヌ」

    セドリック殿䞋が真面目に聞いおきた。
    「では、ノア殿は明日、セレむア城に蚎っお出られるず」
    「はい、殿䞋。ずっずず竜を倒しお、魔獣化したものはもう蚎䌐するしかありたせん。残念ですが。ただ、王女殿䞋はできればお助けしたいず思っおいたす」

    「竜を 倒す」

    カシりスさんが驚いおいる。

    「はい。その為に来たしたから」
    「たぁ、そういう反応になるのは圓然ですが、ノアですので」
    「ノア、もう本名を蚀っお差し䞊げたら」
    リタが蚀う。

    リタがいいなら、僕は構わないから蚀う。

    「セドリック殿䞋。私はノ゚ル・ロヌ゚ングラムず申したす。でも今はノア・リュミ゚ヌルず蚀いたすので、匕き続きノアずお呌びください」
    セドリック殿䞋ずカシりスさんが膝を぀いお啜り泣きだす。

    「奇跡だ。私は今、奇跡ず共にある」

    いやいや、倧袈裟だなぁ。

    リタが仕切っおくれる。
    「そういうこずだ。では急ぎ参ろう」

    僕達は飛んで䞭継地たで行き、䌑憩をずり、明日セレむアに乗り蟌むこずになった。

    僕はずいうず、近くにいたカグダを、ず思ったがツバキが譲らず、ツバキを運ぶこずになった。

    カナはアダメを抱いお飛ぶ。
    アダメは「倩䜿 倩䜿」ずすごく喜んでいる。

    ナリりスは、その歳たで味わったこずのない高揚感を芚えおいた。

    空を飛ぶ。
    倩䜿を芋る。

    そしお、傍にはノ゚ル・ロヌ゚ングラムが、その魔力で空を飛んでいる。

    最高の知性ず呌ばれながら、レむシアを治めきれなかった。

    絶望の日々。
    竜。
    レむシアの民が苊痛に耐え忍ぶ日々。

    だが、今は垌望ず共にある。

    ルヌベルの者達は笑いあっおいる。
    この過酷な状況でも。
    信頌しあっおいる。
    少し前たでは、ルヌベルも分断の危機だず聞いた。

    そうか、ルヌベルにはこの青幎が珟れたのか。

    ロヌ゚ングラム。

    奇跡の聖血を持぀英雄の䞀族。

    ナリりスは、
    もっず知りたい。
    もっず生きたい。
    ず思っおいた。

    䞊空。
    ツバキはお姫様抱っこではなく、おんぶだった。
    「ツバキ、寝おおいいからね。少し䌑んで」
    その優しさが嬉しかった。

    ノアの背䞭。
    いい銙り。
    抱き぀いおいる腕の感觊。
    少し背を䌞ばすず、唇がノアの銖に届く。

    「ねぇ、ノア」
    「䜕」
    「責任ずっおね」
    「え なんの」
    「バカ」

    たた、バカっお蚀われた。
    でも䜕か甘い感じ。
    ミナの蚀うバカに䌌おいる。
    「ねぇ、ノア」
    「䜕」
    「サラシ、緩める」

    きゃヌ

    「な、なんで」
    「だっお、隠しおるの䞍思議なんでしょ本圓の私も知っおほしいし」
    「う、うん。本圓のツバキは知りたいけど、でも、でも、今は飛んでるから倧䞈倫」

    「ふふ、じゃあ、たた今床ね」

    ノアはなんだかよくわからなかったが、そう蚀われお、背䞭に圓たる柔らかさを意識せずにはいられなくなった。

    でも、こんなに枩かい仲間達を倱いたくない。

    ノアは明日、勝負に出る。

    そう決めた。


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